
基本データと取り上げた理由
株価:1425円(人々は、急に登って疲れたのでペースを落としてずっと経つ。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場 | 業種 | 時価総額(億) |
3763 | プロシップ | 東証PR | 情報通信 | 222.4 |
決算期 | 予想売上(億) | 予想営業利益(億) | 予想営業利益率 | 予想純利益(億) |
2023/03予 | 66.0 | 16.0 | 24.24% | 12.6 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 長期平均営業利益率(平均/年) | 長期平均ROE(平均/年) |
6.2%/16年 | 5.8%/16年 | 9.1%/15年 | 30.3%/16年 | 12.6%/16年 |
PER | PBR | 予想ROE | 実績ROA | 配当利回り |
15.66 | 2.9 | 18.45% | 12.51% | 3.16% |
総資産(億) | 自己資本比率 | 長期営業CF(億) | 長期投資CF(億) | 長期FCF(億) |
135.32 | 82.4% | 156/15年 | -57.8/15年 | 98/15年 |
今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニングで10年増収回数8回以上かつROIC10%以上のもの(対象305銘柄)を市場統計推移記録表に突っ込みきになったものをチョイスして分析します。収益性を維持しながら安定成長をしてるものを拾う意図。今週も引き続きオクトラ2をやる時間を確保したいのでたくさん調べなくていい分析。プロシップ。固定資産管理ソフト。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年03月07日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」
「ProPlusシリーズ」(固定資産・現物・リース資産・賃貸借契約管理、Smart化)の開発・販売と受託開発。
ごつい専門システムソフト。
AIに聞いてみた。
ニッチで専門性が高いところで高シェアをえているパッケージソフト屋ってところですね。
成長してて利益率高め。利益率平均 30.3%/16年と極めて高く一方で増収は6.2%/16年とさほどでもないくらい。
近年は伸びてるけど、2009-2017は足踏みしており売り切りと思われるソフトでもありグロースと言うよりは停滞蓄財に近い文脈で見てたほうがいい気はしたりします。
ROEは突き抜けてる感じではないけど、二桁維持はしておりBPS成長とると 9.1%/15年ほどでこれは別に悪い水準ではありません。ただROE落ちてる感が少々あるかないか。
総じて、安定的なソフトハウスって感じ。
そのなかで前期はかなり売れてますね。増収+25%。
「売上については、既存顧客による当社新製品へのバージョンアップ需要への対応、社会インフラ業界における大型案件の推進により増収〜利益については、将来の成長に向けた研究開発や社内DX推進等の投資を積極的に行ったものの、売上増と原価率の改善でカバーし増益」
パッケージの+39%はこれまでの成長率からも出来すぎであり続くと思わないほうがいいかな感は。受注残高も減少してるようです。
そんなかんじですが、計画は増収としてましたが今期は3Qで増収も減益で計画も下方に来て減収減益。「パッケージソリューション事業において、下期における受注獲得が当初予想よりも後ろ倒しになったことから、売上高は前回予想を下回る見込みとなりました。また、売上高の減少及びインフラ業界向けの案件推進等における売上原価の増加に伴う売上総利益の減少により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益についても前回予想を下回る見込み」
と、これをどうみるかですね。下方後の水準も過去からは伸びてるので、好調の部類だと思いますし、後ろ倒しを信じるなら来期にのってくるともみれますが。
財務
蓄財。ですが目先BPSが大きく減ってますね。
自社株買いのせい。
プロシップ(3763)、8月12日に330万株の自社株買い 提携解消 - |QUICK Money World -
200億円台の時価総額で53億ほどおよそ21%の買いなので資本提携解消に伴うものとはいえ結構なインパクト。
ということで目先3Qで、総資産135億が82億になっていてだいたい自社株買い分資産減ですね。
で、82億のうち流動65億現金46億の有価証券10億で、水物56億に手形15億で有形固定2億で資産だいたい水物。自社株買いしてもなおそんな感じ。
負債まとめて19億。有利子負債なし。
わりとふざけた部類での財務ド健全な企業ですね。
自社株買い前は資産135億に対し現金100億とかでした。
CF
営業CFド安定に投資は要らないからすっ飛んでいく現金。まあこれは今期で減らしましたが。
配当は配当性向で区切ってそうです。増益なので増配傾向ですが減配はあるので注意点。
自社株買いのインパクトすごい。
(銘柄スカウターから)
現配当水準はCFや現金残高からすると余裕。というかと余裕だったから現金がすっ飛んでいって今回の自社株買いの原資になってるわけですが。
だから減配しないぞとは言ってない。
月足週足日足の値動き判断
月足であげだけど調整感もつよめ
週足でよこよこじゃないすかね。
日足でもみあいかさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、長期にあげだけど特に2016から2018にかけて上昇が強い感じで、2018年以降は上昇もあるけど調整感が強い推移をしてるようには。週足レベルではいかにも方向性なし感も。
これから調整を終えて上に向かうとするかどうか。向かうとするなら週足よこよこ安値1303とか2018年以降安値コロナの960とかを見ながら1648とか1819を超える展開を測る感じですかね。
ファンダ的には、安定的な専門性の高いパッケージソフト。近年は好調なところはあるけど、元来高成長でもなく足踏み期間もながくグロースと言うよりは停滞蓄財の部類と見てたほうがよいかも。目先は前期大きく伸びた反動か足踏み入ってる感もあるし。
成功した専門ソフトよろしく極めて高利益率でそしてCFが恐ろしく安定的。黙ってるとみるみる現金がつまれていきます。その中で若干近年はROE低下な感じもあったけど、今期でNSDとの提携解消もあり自社株買い。かなり溜め込んだ現金を放出した形で資産の引き締めがはいったところは。成長はわからないけどROEは持ち直すのでは?
評価。
PER15.6のPBR2.9ほど。プロシップとしては2018年以降だと低めで2014年以降で平均的なPERくらい。良くも悪くも上も下もくらい。
目先はなんだかんだ好調で目先も自社株買いでROEあがってるなかで過去からのPERと同程度とは見れないこともないけど、まあいまは成長してもっと低PERもゴロゴロなのでこのへんどうみるか。もっと上のPERでもって見方もわかりますし。
というところですが、減配はありえるのではありますが長期優待合わせて4.5%とかあるので極めて好財務好CFの高利益率銘柄として単元くらいあってもよかんべ感はありますね。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3763
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3763
IRBANK:https://irbank.net/3763
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないかなあ。
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記事補足してます。
この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。