基本データと取り上げた理由
株価:5850円(人々は、停滞に焦ってフルスイングで大当たりするもバランスを崩している。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場 | 業種 | 時価総額(億) |
6361 | 荏原製作所 | 東証PR | 機械 | 5387.4 |
決算期 | 予想売上(億) | 予想営業利益(億) | 予想営業利益率 | 予想純利益(億) |
2023/12予 I | 7530.0 | 710.0 | 9.43% | 523.0 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 長期平均営業利益率(平均/年) | 長期平均ROE(平均/年) |
2%/17年 | 14.2%/17年 | 5.4%/16年 | 6.1%/17年 | 8.2%/17年 |
PER | PBR | 予想ROE | 実績ROA | 配当利回り |
10.3 | 1.5 | 14.56% | 6.52% | 3.33% |
総資産(億) | 自己資本比率 | 長期営業CF(億) | 長期投資CF(億) | 長期FCF(億) |
8280.49 | 43.5% | 4950/16年 | -2217.1/16年 | 2732.6/16年 |
今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニングで10年増収回数8回以上かつROIC10%以上のもの(対象305銘柄)を市場統計推移記録表に突っ込みきになったものをチョイスして分析します。収益性を維持しながら安定成長をしてるものを拾う意図。今週も引き続きオクトラ2をやる時間を確保したいのでたくさん調べなくていい分析。荏原製作所。ポンプその他のメーカー。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年03月03日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「近年好調」
産業機械メーカー、ポンプ・送風機・圧縮機の最大手。
CMP半導体製造装置は世界2位ってことでかなり半導体関連かな。
セグメント。
(銘柄スカウターから)
以下みたいな区分けになりそう。セグメント替えもやるようですね。
目先は業績加速感あります。目先は過去からも成長が見られ売上利益で愛好なところはあるのですが、以前は2003年あたりの売上も越えられなく停滞感があります。目先の好調をシクリカルでまた後退するとするか成長と見るかで評価が変わりそうです。
営業赤字自体は2004年以降純損失は2009年以降ありません。2009とか減損とか出してるので事業撤退とかしてるかもですね。過去だしここでは詰めません。とりあえず以降は利益は安定して近年はだから伸びてますね。
セグメント推移からは精密電子・・・つまり半導体は伸びてますが、風水力なども好調ですね。
(銘柄スカウターから)
2009年からはBPSはおおよ右肩。近年好調ですが期替え入る2017年は置いといてROEはそれほど高くなく、この期間はBPSが伸びてないのは留意。
シクリカルで業績後退となるとBPSも伸ばせなく現状維持でいっぱいいっぱい程度な収益性な可能性はあります。でも近年は好調だね。
一方で原価率を下げる形で営業利益率あげてきてますね。増収で原価率さがるのはメーカーあるあるですがこの期間はそう売上伸びてないので企業努力っぽくはあります。
と、言う感じでリーマン以降はわりと低ROEで現状維持で一杯感あったのが、原価率下げて目先は半導体などの活況もありかなり好調という感じには。花開いたとも。その中でこの活況が後退するのか後退してどの程度の収益性を維持できるのか?あたりを測る感じでしょうか。
2021は全体的に好調ですが環境プラントと精密電子の受注の伸びが大きいですね。
2022の目先も環境プラントはピークアウトも風水力、精密電子はまだ日てます。環境プラントはピークあるとはあるので、やはり後退はあるとみてたほうが。ただまだまだ好調ですね。
財務
IFRSきらい。
まあでも長期資産増。2010とか減損だしてリフレッシュしてから2022年でBPS成長取ると8.89%/12年でこれはかなり高いレベル。これは過去の低自己資本比率による財務レバレッジと目先好調で稼いだ分ですが。
前期末総資産8280億。有形固定は1657億で近年増えてる。
でのれんが433億とかですね。近年買収多め。
近年に拡大してる面が強いので、近年拡大戦略に変更してきた感はありますね。
それで目先の好業績もあるかもです。現状うまくいってるようには。
流動6806億これも2021、2022でそれまで停滞が増えてきてる感は。
となると、負債増えてそうですが自己資本比率も一定で、有利子負債も増えてる感じじゃなくと一定の財政規律。
財務的には加速感ありますが健全性は維持のような。
CF
営業CFは安定的でそして意外に大きなFCFマイナスがありません。買収しても投資してもFCFはおおよそプラス維持。
ただ現金維持でこれは財務で消化してますね。配当性向で区切った上でげ自社株買いを散発。
このへんは好ましいムーブしてそう。配当は配当利回り?2%とか維持言ってそうですね。すごく株高したらどうするんでしょ。
月足週足日足の値動き判断
月足であげて調整
週足であげて調整
日足であげかな
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、一応長期であげ。2011で安値1220から2022で6950まで。
ただ素直な上昇ではなく2013、2020、2021に上昇が集中してる感じであとはだいたい調整。その中で週足は2022からの調整という感じですね。日足では上昇も。調整を終えてもう上を目指すというシナリオか調整が続くかを測る感じでしょうか。いろいろと4615が基準になりそうです。これを見ながら6950越えて上昇継続といくかを測る感じですかね。
ファンダ的には、ポンプとか半導体製造機械とかわりとごつい機械のメーカー。シクリカルな疑いはもちろんあるけど、営業赤字はかなり昔までいかないとなくリーマン以降は安定でコロナ前は足踏み感あったのが目先は業績加速。この業績加速でROEとかも伸びておりこれを維持できるか?が焦点となりそう。ポンプや半導体で助けられているところがありシクリカルな感はあるけど、買収なども絡めつつ原価率を落としても来てて、単純に好環境で調子いいだけいずれ戻るだろうともしにくいところはあります。ですが受注などはとりあえずピークアウト感もでてきてるので、まあだからどれくらいで落ち着くかの見定めでしょうか。
財務は買収や積極投資をしてそうも悪くなってなく、営業CFが伸びた分投や還元増えましたって感じ。CF自体はFCFマイナスを殆ど作らずなにげに安定感あり、現金維持くらいで自社株買い散発と悪い感じじゃない。
評価。
PER10のPBR1.5。PER10って荏原製作所としてはかなり低い水準。過去2013年以降でこれより下はなにげにあまりなさそうな感じ。ということで好調なのに低PERだとは言えるんですが同時にPBR1.5は荏原として高い方。なので高評価と言える。これはROE伸ばしてるからではあるんだけど、調子落としそうでROE落ちるのではと警戒されつつも目先の業績の良さとPERでこのへんに収まってるという感じですかね?
なので、端的には減益などないとできるならいくのも。まだ伸びるってならわりといいかもしれない。目先まで受注とかはまだ伸びてはいますし、買収とか入って原価率も下がってと会社は良化してると言えます。まあなので結局はこのへん。今でてる調子がいっときのものかもっと永続するとか成長するかあたりの塩梅。評価としては下がるのでは?は織り込んでそうだけど、会社はまだ進んでるです。あとはお好みで。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6361
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6361
IRBANK:https://irbank.net/6361
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
通常運転。市況は軟調方向っぽいですが。
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記事補足してます。
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