大河の一滴

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(8387)四国銀行/東証PR/銀行(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:961円(人々は、長く殴られ続けた末に顔をあげて反撃のしぐさもみせてるような気もしなくもない。)

基本データ
コード 企業名 市場 業種 時価総額(億)
8387 四国銀行 東証PR 銀行 412.3
決算期 予想売上(億) 予想営業利益(億) 予想営業利益率 予想純利益(億)
2023/03予 505.0 74.0 14.65% 52.0
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 長期平均営業利益率(平均/年) 長期平均ROE(平均/年)
-0.9%/16年 -0.3%/16年 1.5%/15年 14.2%/16年 2.7%/16年
PER PBR 予想ROE 実績ROA 配当利回り
7.69 0.3 3.64% 0.23% 3.64%
総資産(億) 自己資本比率 長期営業CF(億) 長期投資CF(億) 長期FCF(億)
36326.96 4.2% 8687/15年 -2197.6/15年 6489.3/15年

 今日は分析。クオカード優待で検索して(https://www.kabuyutai.com/kobetu/kinken_quocard.html)をエクセルで拾って、KABU+データ突き合わせて配当優待利回り4%ありそうなものから気になったものをチョイスして分析します。最近オクトラ2を買ってやりたいので銘柄少ない分析にしたのと最近クオカードが減りがちなのでクオカード優待を拡大したいと思ったので。四国銀行。高知の銀行。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年02月24日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「いちお蓄財」

高知の銀行。銀行は財務諸表が特殊ですが、売上には経常収益を、営業利益には経常利益を代入して作成。

 

業績は以下ですが・・


株探のを並べてみましょうか。

(株探から)

長期に経常収益が落ちる傾向も近年は足踏み。経常利益率は出るときは20%超えますがだめなときは大きな赤字。

2009,2010はバグってそうですが、ROEも高い方ではなく5%程度ですが赤字のときは極端に低い数字。ROAは死んでます。

銀行は堅いみたいなイメージもあると思いますが、非常に高いレバレッジをかけている形態で、何かのはずみで大赤もでてきかねないやつで、それはここ25年ほどで二回あり、そこで資産あるいは会社も飛びかねない本質的に大きなリスクを内包するので、堅くならないといけないみたいな構造は感じます。

そういう感じですが、株探でとれる2002年のBPSは538.13でこれは2017年に株式5分割入ってるので5倍して、事実上悪環境とかで赤字もでたりとかありますが、長期にBPS成長実績は1.62%/20年とかになり、実際問題四国銀行は長期に配当を配るのにやっとで企業価値をほとんど増やせなかったは一つの事実ですね。

まあこれはだから2003、2009の赤字の影響はありそうでそこでEPSで-1200ほどあるんで、これがなかったと仮定し再計算し最新BPSを3700から4950にして再試算すると3.09%/20年とかなので、長期の四国銀行の実力は重篤な悪影響が顕在化しなければそのへんかもしれませんね。

 

と、ざっくりみましたが、

いちおう2009「金融市場混乱の影響による有価証券の減損処理額の増加や、 経済環境の急速な悪化 に伴う取引先の倒産等による与信費用の増加等」で経常収支からの赤字で、経済環境悪くなって業績に普通に直撃してる印象。厳しい環境では持ちにくいとなりそうですね。

2003は古すぎてわかんない。

それで、近年の業績はいかにも横ばいって感じです。今期は伸びてますが2017年程度でこれを成長とみていいのか。

ちなみに上の2009、2010のBPS跳ねは2012年あたりの有価証券報告書BPS推移見ても普通なので普通に銘柄スカウター側の誤りですね。

2Q前に修正「銀行単体において、 有価証券利息配当金や国債等債券売却 益及び株式売却益が当初予想を上回る見込みとなったことに加え、 与信関係費用が当初予想を下回る見込みとなった ことから経常収益及び経常利益を修正」

それで3Qで大幅増収ですが、資産売却によるところも大きそうでこれを足踏みしていたのが成長転換とみるのはどうだろうか?というところですね。というか減益ですし。

やはり停滞足踏みは続行とみるのが妥当な気は。

 

財務

前期末総資産3.63兆。資産は伸びてないこともないですね。主たる資産は貸出金1.9兆。長期に地味伸び。有価証券0.9兆。現金0.6兆。で、だいたいになりますね。一方で有形固定は345億でずっとへってますね。土地も減ってるのでずっと店舗を閉めるとかしてそうで有形固定レベルではリストラしてそうです。

と、資産だいたい貸し出し、有価証券、現金で極端なBSですね。

負債は3.48兆。で預金3兆で極端ですね。で、有利子負債ないっぽい。銀行のBS見慣れてなくて見誤ってる可能性はあるけど、(銀行としては)財務良さそう。

とはいっても、預金>貸し出しで預けられたお金運用に困ってそうだし自己資本比率は普通に低く、実際に過去には環境悪化で普通に赤字落ちしてるので銀行としては財務いいからどうした?ってところはありますが。

 

CF

 

銀行のCFとか真面目に見る気起きないとうかみてもわかんない。

 

月足週足日足の値動き判断

月足でさげて反転感
週足であげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には月足で2017年1839からずっと下落でコロナ623に2021年に657をつけたのちは、反転感あり、1053まで回復・・・って状況ですが実は年足レベルだと1990年からずっと下落で来てます。6649から623でも657でもおおよそ30年ほどかけて10分の1ほど。この反転が年足レベルの反転になる可能性もあるし、年足の下落トレンドはまだ続くとみれるかもしれないし・・ってところでしょうか。

その中で月足では反転感出てきてますので、だからこれがもっと大きな上昇につながるか。色んな意味で623ですかね。もう遠いので重要さではそちらだと思うけど、実務面で日足の923、838あたりを基準に見ても。

ちなみに月足反転といっても年足レベルだと10殴られて1も殴り返せてないくらい。


ファンダ的には、四国の銀行。長期に衰退というか近年足踏み。その中で利益ぐらいは出せててBPSあたりも伸びてなくもない。ただ財務レバレッジをたっぷりかける銀行というものの性質だと思うけど悪環境では普通に赤字でためた資産も吹っ飛ばす。BPSでみておよそ長期実績で1.62%/20年と2回の赤字でだいたい蓄財もままならないし、それはないとみてもいいところ年3%ちょいの収益性。

目先は増収はあるけど、資産売った感もあり業績加速で長いトンネルから抜けて成長とかは見える感じには思えません。

基本的にな預けられた預金の運用にも困る低ROE超低ROAという印象で、業績加速もどうだろう?ってところですが、2009年からはいちおうずっと堅調でBPSくらいは伸びてるので、それを踏まえてどうみるかでしょうか。

評価。

PBR0.28。非常に低評価。PBR0.3以下は基本的に市場は何も期待してないくらいにみててもいいとおもうくらいの評価水準。まあ目先株高進んできてるけど、PBR0.2以下がPBR0.28になったという感じで、期待されてないの中での変動になりこれ以上はだんだん期待できるところもあるねくらいの水準につっこんでいきそれでも抜け出してくるとみれるほどのものがあるかということでしょうか。さてどうでしょう。

一方で悪環境なければBPS成長3%に200株で配当優待で4%ほどかなってみると年7%でPBR0.3切りは、低リスクとはみれなくも・・

まあ自分は年10%ほどをPBR0.7とかで見込む類のほうがいい気がする人なのでどうかですが。まあ分散の1枠なら突っ込むのも。あるいは、銀行復権とか、超低PBRの評価見直しとかエスパーできてる人とかいまされてそうだからされてそうな間だけって人なら選ぶかもね。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=8387

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=8387

IRBANK:https://irbank.net/8387

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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