大河の一滴

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(7942)JSP/東証PR/化学(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1599円(人々は、大きく作った結果をだいなしにしてしまったけど、その傷は瘉えつつある。)

基本データ
コード 企業名 市場 業種 時価総額(億)
7942 JSP 東証PR 化学 502.3
決算期 予想売上(億) 予想営業利益(億) 予想営業利益率 予想純利益(億)
2023/03予 1310.0 32.0 2.44% 27.0
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 長期平均営業利益率(平均/年) 長期平均ROE(平均/年)
2%/16年 0.9%/16年 4.3%/15年 5.5%/16年 6.6%/16年
PER PBR 予想ROE 実績ROA 配当利回り
17.65 0.5 2.89% 2.2% 3.13%
総資産(億) 自己資本比率 長期営業CF(億) 長期投資CF(億) 長期FCF(億)
1345.27 63.9% 1392/15年 -1112.2/15年 279.7/15年

 今日は分析。クオカード優待で検索して(https://www.kabuyutai.com/kobetu/kinken_quocard.html)をエクセルで拾って、KABU+データ突き合わせて配当優待利回り4%ありそうなものから気になったものをチョイスして分析します。最近オクトラ2を買ってやりたいので銘柄少ない分析にしたのと最近クオカードが減りがちなのでクオカード優待を拡大したいと思ったので。JSP。発泡プラスチック製品。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年02月24日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財」

セグメント。

 

ビーズ製品(自動車部品・家電製品緩衝材、発泡性ポリスチレン)

押出製品(産業用包装材、食品包材・容器、住宅用断熱材)

ですね。

プラスチック寄りのいろいろでいかにも化学って感じの製品類。

長期業績。目先は伸びてる感ありますが、一応長期に増収傾向。同時に目先の増収でも増収率2%/16年とかで、足踏みしてる期間の方が長そうで成長期待するようなもんでもなさそうな。ちなみに長期に赤字なさそうです。


BPSならだいたい右肩。こういうのは停滞蓄財と思えばいいのではないか。

BPS成長取るなら4.3%/15年でほどほどの蓄財のペース。それで近年ROEが下がる傾向ですね。これをどう考えるか。

もともと利益率がそんなに高くないところに原価率が高くなってる感じはありますかね。あとは販管費が過去よりは高め。原価率2%の販管費1%で見違えるところはあるのでだからどう考えるかですね。回復しないと低ROE化でBPSは伸びなくなりそうなところはありますね。

2022「付加価値の高い製品の販売増加や製品価格改定などから、売上高は前期を上回りました。営業利益は、原料価格高騰の影響などから前期を下回り」でビーズで「製品価格改定は進めているものの原料価格高騰の影響により減益」でやはり原材料価格で厳しそうなところは。同時に価格改定とかもしれるので、このへんをまた戻るとするのか厳しいのが続くと見るのか。

今期は増収はするも3Qで「製品価格改定などから、売上高は前年同期を上回りました。営業利益は、原材料価格の度重なる上昇に対する製品価格改定時期の遅れなどにより、前年同期を下回り」とかですね。目先は原材料価格上昇のスピードにやられてるところはありそうです。まあ黒字ですが。

 

財務

蓄財。前期末総資産1345億。有形固定603億。おおよそ伸びていて投資自体は必要です。流動685億で2015年からは横ばい感強め。

負債442億は2008年からおおよそ水準がかわりませんね。自己資本比率あたりは2017から一定ってのもありもうあまり負債などを返していく必要がないという判断もあるようには。

必要な投資をしたらもうあまり蓄積は増やさなく還元みたいな感にはなってそうです。有利子負債も返してる感ないし、現金も増えてる感じもなく。

 

CF


営業CFは安定。なのですが16年営業CF1400億ほどでFCF279.7/15年は、投資効率としては渋い印象。利益率やROEも高くないも相まって収益性が高いとか高い競争優位性があるとかはちょっとなさそうですね。まあPBR0.5にそれがあるとも考えにくいわけですが。同時に赤字は出さない程度の安定性ですね。

配当性向あがってます。現金も増えてないので、業績改善ないとちょっと還元強化は難しい気はしますね。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげてさげ

週足であげて調整かな
日足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、月足レベルだと2009年あたり500円前後から2017年の3980までの上昇があり、2018以降は下落で、おおよそ2013年以降の水準の1500円前後で行って来いだし調整してるくらい。

コロナ1191からは上昇とはなりそうで、2022年安値1345とかコロナ以降高値20247を基準にみていくのがよさそうですね。


ファンダ的には、プラスチックのそれも包装材方面でいろいろ。赤字こそなく増収傾向はあるけど、利益率自体は低めで特に目先は原材料価格上昇にアップアップで減益に低ROE化でなかなか厳し目・・まあ赤字ではないですが。

有形固定は大きめで投資も必要そうだし大きめ。長期のFCFは余裕ある方ではない。ただ財務は仕上がってる感あり、近年は維持で儲かった分は必要な投資や負債返済をして残りは還元して財務改善は進んでないところがあります。(有形固定が増えるのでBPSは増ですね)

総じて、安定的だけど収益性自体は抜けたものがなく凡庸な化学メーカー。

評価。

PBR0.5。低ROE低利益率もあり利益はぶれがちでPERでみてもしゃあないかなとでPBRのみ。まあ超低PBR帯といえる0.4台まであともう少しで、赤字も出さない安定的なメーカーとしてやはり低評価だなと。まあ低ROE化が進んでるのでこの辺に置かれるのもフェアっちゃあフェアですね。コロナ以降とか2011年以前とかはこれくらいの水準みたいです。逆に言えばコロナ以降はアベノミクス前程度の評価水準だは一つの事実となりそうです。どう考えるかですね。どこを基準と見るかと。まあ下がったROEがどこらへんに落ち着くかにもよりそうですが。

あとは優待クオカード。額面利回り5%前後ってところですね。BPSで4%でれば年9%PBR0.5は破格といえば破格。ただ低ROE化でBPS成長は黄色マークですが。だからやっぱり下がったROEが回復するかじゃないですかね。これ以上減益だと配当優待の改悪もちらつくと思います。その辺踏まえて。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=7942

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7942

IRBANK:https://irbank.net/7942

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転・・じゃないか。比較おやすみ中。オクトラたのしい。

一人クリアしました。さ来週からはたぶん比較復活。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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