大河の一滴

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(6291)日本エアーテック/東証PR/機械(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:1072円(人々は、伸びようとしてるけど持続力がなく長い休憩を必要としている。)

基本データ
コード 企業名 市場 業種 時価総額(億)
6291 日本エアーテック 東証PR 機械 112.3
決算期 予想売上(億) 予想営業利益(億) 予想営業利益率 予想純利益(億)
2023/12予 130.0 9.5 7.31% 8.0
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 長期平均営業利益率(平均/年) 長期平均ROE(平均/年)
1.9%/16年 4.3%/16年 3.1%/15年 4.6%/16年 4.2%/16年
PER PBR 予想ROE 実績ROA 配当利回り
13.8 0.8 5.72% 5.09% 5.6%
総資産(億) 自己資本比率 長期営業CF(億) 長期投資CF(億) 長期FCF(億)
199.76 69.6% 67/15年 -35/15年 31.8/15年

 今日は分析。投資家バクさん(@firelife_blog)が作られたツール(現在更新停止中)で10年減配なしかつ平均増配率15%以上のもの(該当160銘柄)を市場統計推移記録表に突っ込んできになったものをチョイスして分析します。日本エアーテック。空調と言うか除菌と言うか。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年02月22日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

クリーンエアシステム(空気清浄)専門メーカー、国内最大手。

空調というか、除菌的なイメージですかね。

細かいゴミも許さないところできれいな環境を構築するシステムみたいな。

 

業績はコロナで加速、医療分野でも需要がありそうだし、半導体分野も売れたのではないか。

2020「令和2 年度厚生労働省第二次補正予算による補助金交付により、病院、薬局、 福祉施設、ク リニック及びPCR検査施設等から急増した需要に対応すべく、主要3 工場他を機動的に活用し増産しました。同時に 新型コロナウイルス対策機器の開発を実施」と医療関連から需要急増みたいな感じですね。

2021「医薬品工場、研究施設の設備投資が堅調となっており、引き合い及び受注は活発に推移しております。一方、電子工業分野では、半導体及び電子部品関連の生産拡大により、クリーンブース等の製造環境整備及び製造装置用クリーン機器の需要が旺盛」で順調が続いてますね。

2022「感染症対策関連の製品販売減少により減収減益となったが、半導体・電⼦関連市場からの受注増加」でわりと順調だと思いますが減収減益ですね。

このへんは、増収でより増益、減収でより減益の製造業の傾向そのままの気は。

となると、目先コロナや半導体が一服で後退感の出てる今はどうなんだい?とは思ったりします。

・・まあですが、目先も計画もとりあえず2019年以前の水準よりマシなのでたぶん好調な範囲。

 

2020で加速で、ROE二桁乗せ。まあいいことですが、2019年以前はROEだいた5%ないという感じで低ROEですね。目先ROE加速してBPS増えてますが、目先の加速入れてBPS成長で3.1%/15年ってところで、2019年以前はそれ以下で、もともとは現状維持でいっぱいいっぱいの蓄財も怪しいくらいの収益性が目先のコロナからの特需で稼がせてもらったのがピークアウトしてきてますねって感じでしょうか。

というところでどの辺で落ち着きますか?ってところですがまだ1Qも出てない感じなのでどのへんで落ち着くんでしょうか。

財務

前期末総資産199億。有形固定43億は2020以降伸びてますね。増収で投資は必要そうですね。流動も伸びてます。147億で、現金63億に手形類60億くらいですかね。

負債60億で有利子負債は6億ほどで手形類が30億くらいで多そう。

自己資本比率も高いし、有利子負債少ないし財務はいいですね。というか現金>負債

 

CF

 

2019-2021は営業CF出てますね。なので増収は素直に嬉しい感じですがFCFも31.8/15年とでてはいるけど、2020-2022を除外すると8億くらい減りそうで、そうすると24/12年となり一年2億とかで目先配当5億からも、時価総額112億からも弱い気が。ということで2020年以降の好調を維持できるかはわりと死活問題というか、2019年以前の収益水準に戻るとやばそうとは思います。目先は戻ってないですよ。

 

月足週足日足の値動き判断

月足でいちおあげですかね。
週足であげてさげてもみあい
日足でおちて調整ですかね
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、コロナ前までなんとなくあがるも、2015年以後の水準でずっともんでる感じでコロナ以降は躍進で600円前後から1887円まで、以降はおちて950-1400くらい、2022以降は1000円前後で推移でもみあいですね。

1887からの下落は一服感ある中で目先は1268まで伸びるも年末に暴落っぽい推移で落ちてまた2022年以降の水準に戻ってきてる感。

結局として上に行く素振りをして調整水準に戻された感じで、また上昇をみるかってところ。色んな意味で1268をまた超えられるかですね。あとは2022年以降安値の947が節目となりそうでこの辺を見ながら。


ファンダ的には、特にゴミとか雑菌を許さいないところのクリーンシステム屋。

もともとは、収益性が微妙で長期にBPSも増やすこともままならない蓄財も怪しいくらいだったのがコロナ需要、半導体需要で業績加速で収益性向上。それが目先は需要がピークアウト感はありますが、以前よりはまだ好調です。

財務はいいけどCFが弱い。2019年以前の収益水準に戻ると増配もしてて配当とか維持できなさそうなところは。維持できるなら問題なさそうです。

よって、コロナ以後に加速した業績維持できるかどうかいろいろとそこなように思えます。だから目先はまだ好調の範囲で配当渡してBPS増もできそうです。今のままなら。

評価。

PER14のPBR0.8。いちおう実績として増配傾向強く配当利回りも高いですね。ただ上記のようにこの増配傾向が今後続くはどうでしょうねというか、目先もう配当性向があがってFCF<配当になってそうで、減益傾向も入りそうで続けられないのではないか?という懸念は避けられないのではないか。

一方PBRで0.8ほどは2020年以降で低い方。まあ減益とか減配はある程度織り込んでそうですね。2019年にはPBR0.5ほどでしたので、ひとまずの目安はここで、まだ減益もきてない大枠な好調な企業がそのへんを折り込みだしてるのでそれが来ないむしろ加速だなんて根拠があればよいかもしれません。

あ、あと2013年以前はPBR0.3台とかもあったりするようです。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=6291

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6291

IRBANK:https://irbank.net/6291

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とりたたてないですよ。

たぶん(さ)来週も分析にする。オクトラがたのしいので。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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