大河の一滴

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(1775)富士古河E&C/東証ST/建設(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:3560円(人々の歩みは順調だ。)

基本データ
コード 企業名 市場 業種 時価総額(億)
1775 富士古河E&C 東証ST 建設 321.4
決算期 予想売上(億) 予想営業利益(億) 予想営業利益率 予想純利益(億)
2023/03予 830.0 66.5 8.01% 44.0
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 長期平均営業利益率(平均/年) 長期平均ROE(平均/年)
5.8%/16年 23.1%/16年 13.2%/15年 4.3%/16年 11%/16年
PER PBR 予想ROE 実績ROA 配当利回り
7.28 1.0 13.05% 7.73% 4.21%
総資産(億) 自己資本比率 長期営業CF(億) 長期投資CF(億) 長期FCF(億)
626.54 52.6% 246/15年 -45.8/15年 200/15年

 今日は分析。投資家バクさん(@firelife_blog)が作られたツール(現在更新停止中)で10年減配なしかつ平均増配率15%以上のもの(該当160銘柄)を市場統計推移記録表に突っ込んできになったものをチョイスして分析します。富士古河E&C。設備エンジニアリング。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年02月17日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

設備系建設ですね。電気とか空調工事。

セグメント。プラントとか建物の電気や通信の配線とかの工事と空調とか衛生給排水などの設備工事で電気工事よりですね。

このふたつは事業性も人が設計して配線配管工事を施工とかでにてそうで利益率とかも近そうですね。

(銘柄スカウターから)

長期業績。営業赤字自体は2003年以降ありません。2005、2,012あたりには純損失はありますね。シクリカルな影響はうけますが業績自体はこのての設備工事系は底堅い傾向はありそうでここもそんな感じ。

利益率があがってます。原価率を地味に下げてきてます。

労働集約なところはありそうなので(建機とかでどっかーんと工事したりするタイプでもないし)原価率の下がるのには限度はありそうですが地味に効率化は図る形で利益率をあげてきてるとはなりそう。

(IRBankから)

2015年位からわりと高いROE水準となりそうです。15%前後。近年は下がる傾向は見られるも13%はあり別に低い水準ではないです。BPS成長取る13.2%/15年と高めで、これは2013年以前の低調な期間も含むわけでめっぽう優秀なようには。


と、シクリカルな疑いはあるけど、なかなか底堅く優秀なようには見えますね。

そんな中で減収2020「公共設備投資は堅調に推移しましたが、民間設備投資に低調な動きが見られるとともに、労働力不足や熾烈な受注競争が続くなど、厳しい環境で推移」な中で「元請案件比率の増加や品質・工程管理の強化など採算の改善に向けた取組みの成果」で増益ですね。売上ほど受注も減ってないし、減ったのは大型案件が前期にあったっぽいので堅調感ありますね。

2021は空調が受注減とか電気で大型案件の終了などで受注売上は軟調ですね。2022は上記が復帰して受注も売上も回復。

と、みてると大型案件に左右されるシクリカル味があるので、売上にしろ受注にしろ前年比割ったから業績後退だ投げ!みたいなスタンスはそぐわないかも。停滞蓄財の部類とみてたほうが良さそうで、その中で利益率とか原価率とかROEとかで区切るのがいいような気はします。

目先3Qは増収も減益「資機材価格高騰の影響及び納期遅れによる工程延伸、働き方改革の推進やIT関連投資を中心とした経費の増加」どう考えるかですが、受注は好調のようですね。

あと中期計画出てる。やる気がない方の中期計画にみえる。あまり計画立てて数字つくるの向いてないのかもとかもわないまでもない。

2023までの内容で次の来たら内容変わりそうですが。

中期経営計画 | IR情報 | 富士古河E&C株式会社

財務

(IRBankから)

中身見る必要をあまり感じない。いちおう有形固定25億であまり増えてなくて固定資産に投資して仕事するタイプじゃないですね。

流動573億で手形流でと預け金で500億弱となりそうで、資産だいたい手形と預け金。負債は288億で手形180億契約負債20億で有利子負債あんまりなく、固定負債もあんまりなくで財務はいいとなりそう。

だいたい資産も負債も手形は建設っぽいですね。有利子負債もないので身軽で資産積んでるね。

 

CF

 

投資殆どいらなく営業CFもでるので現金積んでる。近年は好調で大いに積んだ感ある。増配老いつてないね。配当性向低め。

還元はやる気ある方じゃなさそうで、減配はずっとないけど減益とかくるとどうでしょうね感はある。まあ前期で現金は18年分の配当分ありそうなので減益来ても減配はしないのをお祈りしましょうねーってかんじだけど。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげ
週足であげ
日足でもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、月足週足レベルでは目先まで素直な上昇とはなりそう。コロナあたりに大きめなドローダウンはあるなかでの上昇なので全幅の信頼はおけないけどひとまずトレンド続きそうならついていくのは。

日足レベルではもんでる感。調整をこなして再び上を期待するところでしょうか。基準は週足日足での直近安値3,240がやはり扱いやすそうでここをみながら3885超えを期待する感じ。


ファンダ的には、堅調な設備工事屋。長期に成長だけどシクリカル味はあり、毎年の受注や売上はブレがあり、本質的には環境に左右されるとはみてたほうが。ただ左右されても赤字はあまり出さない底堅さはみられますし、目先も大きな意味で堅調に見えますね。BPS成長をみても低調なときを含んで13.2%/15年とか平均ROEも二桁維持で結構優秀なようには。長期に原価率落とす進歩性?もありそうです。

CFは投資も要らずに余裕感は、財務も返すべき有利子負債もなさそうで、手形が主な負債で見た目より財務も健全です。

シクリカルなところはあるけどいろいろ普通に優秀な感じはうけます。

評価。

PER7.3のPBR1ほど。状態から踏まえると評価低いなあとは感じます。シクリカル踏まえてPBRでみてもPBR1で配当+BPS成長で実績15%以上は破格にも思えますが、このへんのPERなりPBRはわりと定位置というかというか富士古川としてはこれでも高い方で評価されてる方。低いときはPBR0.5とかも刻んだりしてるのでどうみるか。というか建設が評価されないですね。

というわけで、あまり安いとか見ると延々PERあがらないむしろさがるとかが考えられますね。企業利益の蓄積や配当期待とかで選ぶタイプかなあとは。

あとまさかの大型自社株買いとか建設全体の見直しとか狙うなら好きにして。やろうと思えば現金は2Qで200億とかあるので時価総額300億ちょいなので多くの株式買えるね。多くは預け金だしその可能性はほぼない気はするけど。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=1775

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=1775

IRBANK:https://irbank.net/1775

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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