基本データと取り上げた理由
株価:2010円(人々は、背伸びをしてみるものの合わなく故郷に帰ってきてる。)
基本データ
コード | 企業名 | 市場 | 業種 | 時価総額(億) |
2294 | 柿安本店 | 東証PR | 食料品 | 250.2 |
決算期 | 予想売上(億) | 予想営業利益(億) | 予想営業利益率 | 予想純利益(億) |
2023/04予 変 | 431.0 | 35.0 | 8.12% | 21.0 |
売上成長率(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 長期平均営業利益率(平均/年) | 長期平均ROE(平均/年) |
1.1%/16年 | 8.7%/16年 | 3.1%/15年 | 5.5%/16年 | 8.7%/16年 |
PER | PBR | 予想ROE | 実績ROA | 配当利回り |
10.02 | 1.3 | 13.17% | 8.52% | 3.98% |
総資産(億) | 自己資本比率 | 長期営業CF(億) | 長期投資CF(億) | 長期FCF(億) |
200.02 | 79.2% | 330/15年 | -147.7/15年 | 181.9/15年 |
今日は分析。市場統計推移記録表で2018/2/25と2023/2/3比較で、2023年にROE伸びててかつ10%以上で、PBRは低くなっているもの該当179銘柄の中から気になったものをチョイスします。血のクリスマスより収益性をあげたのに評価を下げているものを拾う意図。柿安本店。食品いろいろ。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2023年02月06日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「停滞蓄財が増益」
なんとなく種のイメージがありましたが(柿の種の刷り込みだとおもう)セグメント。いろいろしてるけど中心は精肉。松坂牛とかも扱ってるようですね。
(銘柄スカウターから)
業績はよこばい。ですが2002年以降赤字もなく食品にしては利益率が高い気もします。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年営業利益率で業種食品でソートかけると129社中36位とかなので何方かと言えば高いほうですけど抜けた存在ではないですね。
ROE推移などわりと高そうだなとROICと実績ROEでもソートかけると、129社中ROICで3位に実績ROE21位で業種上位です。
ただBPS成長取ると期間赤字とかないですが3.1%/15年と高くもない水準。安定的だしROEも低くないけどROEほど長期に価値は伸ばせてないとはそうなりそうです。
一方EPSでみるとまだマシですが、利益も伸びてるのか?ってなかで期替えも絡みで増益もありですので目先の予想ROEは割り引いてみないといけなさそうです。
それで比較的好調だった2022「売上減少の煽りを受けましたが、「withコロナ」の中、人員配置の最適化や在庫管理等、徹底したコストコントロールを実施したことにより、利益は過去最高を達成」
その中で出退店してますが、退店多めですね。逆風と言えますしリストラ局面にあるもそうですね。
そんな感じの中今期は増収っぽいですがこれは決算期変更によるものです。
「決算期変更の経過期間となる第55期は、2022年3月1日から2023年4月30日までの14ヵ月の変則決算となります 。そのため、2022年4月14日に公表の12ヵ月決算をベースとした業績予想に、2023年3月1日から2023年4月30日までの2ヵ月間の業績予想を加味し、14ヵ月間の通期業績予想数値へ修正」
ほぼ2ヶ月分のブーストで事実上の停滞です。よって目先はリストラもしながら売上は少し後退も効率化は進み利益は落ちては居なく増益は進んでるくらいでしょうか。
3Qでも堅調くらいでしょうか。
総じて停滞蓄財の食料品がリストラも進めいくらか効率化・・くらいでしょうか。
財務
総資産は横ばい感も強い中、地味に負債を返すかたちで財務改善にBPS増。
前期末有形固定48億。61億から結構へっててこの辺は退店の影響っぽくそして、前期がいろいろ退店をした期だったになりそう。
現金増えて105億。有利子負債もなくなり、財務はかなり良いです。
CF
常に営業CF出して、投資もちょっとして常にFCF出てるくらいで目先は営業CFが跳ねる形で現金積みましたね。リストラが成功した影響ってところはありそうですが、今期3Qでは横ばいって感じのBSしてるので前期だけやも。
なところはありますが安定的にCFが出るやつで財務不安もなく堅実性はかなり高めで還元も強化してきて近年は自社株買いとかも。
ただ還元率はそこそこ高くこのへんでROEの割にはBPSが伸びてないの回答になるかも。還元多めにしてるですね。
月足週足日足の値動き判断
月足であげるもさがるのいってこい感ある
週足でよこよこが崩れ
日足でさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、2012年の1000円以下ぐらいから2018年に3540とあげてる感ありましたが、3540以後は下がって、2000円前後でまた3380まであげたりするもずっと2500前後でヨコヨコ調整してたのが目先崩れて2015年以降水準の2000前後まで落ちてきてる印象で、2017年以降のあげを行って来いした形。
いってこいで冴えないのですが、2015年以降の安値1790も射程で、長期安値を基準にもできるタイミングでしぶとく待てるなら案外悪くないかも知れません。まあ目先日足レベルでは超下落トレンドですが。
ファンダ的には、堅調な食品。過去にほとんど赤字なく。長期に地味にBPSを伸ばしているという感じ。目先はリストラ気味で規模は落とすも増益でこのへんをどうみるか。
いかにもな停滞蓄財。CFは安定的で財務も故によく有利子負債もも返しきった感もあり。その中で還元を強化してきてる感は。還元性向わりと高めでこのへんでROEのわりにはBPS成長が比較的低めが説明できそう。
あとは食品は繰り返す使う面があり一定のCFの安定性はみえてこのへんさすが食品感はあります。
傑出ってほどじゃないけど食品メーカーとしては上位の収益性はみせてなくもないくらいの停滞蓄財って感じでしょうか。目先のリストラ成功して収益性が一段上にあがるなら面白いかも。目先の業績は期替えも絡んでいるので注意。
評価。
PER10のPBR1.3ほど。PERは期替えの影響で低く出てそうです。株探でPER11.7で出てますがこれが期間調整するとそれくらいになりそう。PER12程度でも比較的柿安本店としては低めみたいと言うかPBRでここ5年位でわりと底辺評価で、株安もあり低評価っちゃあ低評価です。
一応過去最高クラスの利益を出してる企業でさらに増益も過去から低い評価に置かれてるは一つの事実。さらにわりと配当利回り高くて安定的な食品にしては4%ほどは高めな気はします。(JTは見えなかった)減配っぽくも前期は記念配当含んおり財務も良好なのでひとまず減配の可能性は低そうには思えますが・・
あとは、絶対的には言うほどBPS増もなくて配当合わせて7%ほどでPBR1.3とかはもっと低いものでよりリターンでてそうなものはありそうです。その辺どう見るかですね。もっと低いところに向かう水準訂正中である可能性をみるかみないか。まあ、食品安定的だしわりと再評価されるタイミングもあるきもしますがさてどうでしょう。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2294
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2294
IRBANK:https://irbank.net/2294
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくにないです。
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記事補足してます。
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