大河の一滴

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(1951)エクシオグループ/東証PR/建設(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:2155円(人々は高く登りすぎて苦しくなったので高度を下げて身体を慣らしてきてる。)

基本データ
コード 企業名 市場 業種 時価総額(億)
1951 エクシオグループ 東証PR 建設 2366.5
決算期 予想売上(億) 予想営業利益(億) 予想営業利益率 予想純利益(億)
2023/03予 6000.0 385.0 6.42% 256.0
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 長期平均営業利益率(平均/年) 長期平均ROE(平均/年)
4.4%/16年 5.4%/16年 8.3%/15年 6.2%/16年 10.2%/16年
PER PBR 予想ROE 実績ROA 配当利回り
9.2 0.8 8.48% 5.41% 4.73%
総資産(億) 自己資本比率 長期営業CF(億) 長期投資CF(億) 長期FCF(億)
5356.17 56.6% 2072/15年 -1320.3/15年 752/15年

 今日は分析。(https://twitter.com/kabu_care/status/1598059299095384065/photo/1)このツイートみてこの中から気になったものをチョイスして分析します。エクシオグループ。通信工事。元協和エクシオ。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2022年12月09日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「あげ」

NTT系の通信工事。いろんんなところに線を引いたり携帯基地局を設置したり。

セグメント・・・はここではいいか。会社でわけてるね。あまりセグメントが事業性をあらわしてない。

 

業績は2018年まで足踏みでそこからぐっと伸びてるね。

「2018年シーキューブ、西部電気工業、日本電通経営統合(トータルプロセス・トータルソリューション・全国施工体制を強化)。2019年建築2次元CAD開発のシーピーユーを子会社化。」が影響大きそうです。

ですが2020あたりは「受注高は 5,563億2千1百万円(前年同期比 131.1%)、完成工事高は 5,245億7千4百万円(前年同期比 123.8%)となり」統合した上で統合効果で成長か、環境が巡ったかは不明ですが伸びることは伸びてます。

でも本質的には停滞蓄財の部類であまり成長とか毎年の増益とか期待すると微妙かもしれません。実際今期は減益です。

あとは統合で規模はましたけどROEが下がった感はあるのでここの回復が期待できるかどうかでしょうか。(会社全体としては統合で増益)

蓄財実績としてはBPSで8.3%/15年でわりと優秀で配当勘案で年10%超えます。もっともROEが回復しないと鈍化になりそうですが。

そんな中で今期2Qで売上横ばいに減益。まあ2Q減益ですが通期は修正もなく、計画自体も正確な感じだし、短信内でも特に利益や経費面で触れてないしまあ堅調の範囲内ではないか。というか元々3月期に利益は偏るタイプで前半の進捗はさほど重要じゃない。

 

財務

資産増。

統合で2019はぐっと資産増。

前期末で総資産5356億で有形固定1259億。増えてますね。これ、工事して引いた線とか保有してる感じですかね。まあ規模が大きいので毎年事務所とか作ってるかもしれません。とりあえず土地建物機械が毎年増えてる感じ。ちょっとわかりませんでした。

流動は3266億。主なものは手形2176億未完成工事支出金460億現金548億。いずれも増えてる。まあ仕事が増えてるではあるのでそれをこなす道具(有形固定資産)も増えるは道理といえば道理。

負債2285億。有利子負債787億。手形700億あたりが大きめ。財務はさほど悪くなく自己資本比率も高めですが統合以後、自己資本比率は低下で有利子負債比率は増加してます。この辺をどうみるか。まあ急激に仕事増えたもありそうだし統合で仕事の質が低下もあるやもしれない。どうみるか。

CF

営業CFは安定的で、財務はだいたい出す方で投資をこなしながら現金積んでる。

順調だねえとしか。目先は財務が調達に回ってます。

増配傾向。配当性向増えてるけど、自社株買いも入れる余裕見せてるし、それも現金積みながらだし順調ですね。・・・ではあるけどだから目先は財務悪化で借り入れも加速で有利子負債比率増とかなのであるいは今後続けられなくなるときが来るかもは。

現状はしばらく大丈夫そうだけど。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげて下落ぎみ調整
週足でさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2018年まで上昇するも以降は軟調というか下落気味な調整という感じか。3410から1906とか2034とかに下がっても2016年以前の1000円前半台からは上で、一応長期上昇でその中で調整をこなしまた上昇に向かえるか?が一つの判断軸でしょうか。目先週足の調整を1906あるいは2034で留め上昇に転じ3065とか3410突破になりそうかを当面測る感じですかね。で、これはファンダにも突っ込むけどコロナ安値1906時のPBRは現在割ってるようですね。


ファンダ的には、通信工事。目先伸びてる感はあるけど、統合効果で成長もないわけじゃないけど、成長すると見ると期待過剰となりそうでやはり停滞蓄財と見ておくのが正解な気は。蓄財能力自体はなかなか。でも統合でROEが落ちてきており今後はどうか感もちらつく。財務も同様で絶対的にはまだいいほうだけど、悪化が進んでるのは一つの事実。CF自体はかなり安定的。

総合的には堅調なんだけど、統合で量は増えるも質的劣化してそうで、現状の還元維持・・・かな現在レベルの還元を維持すると財務が劣化となり歪も読み取れなくもないくらい。留意点にはなりそうです。

評価。

PER9のPBR0.8とか。上にも書いたがなにげにPBRでコロナ安値1906を割る水準。PERにしても2013年以降で低い水準であり目先がエクシオとしても低評価はそうなるとなりそう。ただ実際低ROE化したのでこのままこのくらいあるいはこれ以下の評価水準が定着するのは考えられるシナリオ。そのへんどうみなすかですかね。

現状赤字は考えにくく、過去にもないし、自己資本比率は落ちるはROE上がるでもあるので、また堅調な業績に支えられつつROE二桁に復帰も考えられはするので、BPS自体伸びてるし高配当利回りでもありそこにクオカードもあり(ただし1000株)で、まあ選択する意味はあるかもしれません。先に減配が来ないといいですね。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=1951

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=1951

IRBANK:https://irbank.net/1951

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

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