大河の一滴

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(3105)日清紡ホールディングス/東証PR/電気機器(分)

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基本データと取り上げた理由

株価:977円(人々は、ずっと波乗りしてるけど進めてるようで全然進めてない。)

基本データ
コード 企業名 市場 業種 時価総額(億)
3105 日清紡ホールディングス 東証PR 電気機器 1652.3
決算期 予想売上(億) 予想営業利益(億) 予想営業利益率 予想純利益(億)
2022/12予 5100.0 160.0 3.14% 170.0
売上成長率(年複利/期間) EPS成長率(年複利/期間) BPS成長率(年複利/期間) 長期平均営業利益率(平均/年) 長期平均ROE(平均/年)
3.1%/16年 0.7%/16年 -0.6%/15年 2.3%/16年 4%/16年
PER PBR 予想ROE 実績ROA 配当利回り
9.47 0.6 6.02% 4.18% 3.48%
総資産(億) 自己資本比率 長期営業CF(億) 長期投資CF(億) 長期FCF(億)
6047.99 42.8% 4333/15年 -2735.6/15年 1597.4/15年

 今日は分析。(https://twitter.com/kabu_care/status/1598059299095384065/photo/1)このツイートみてこの中から気になったものをチョイスして分析します。日清紡ホールディングス。無線とかブレーキだけどちょっと何屋かわからない。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2022年12月12日取得。

業績財務CF推移とそれに対する分析

業績

ざっくり業績推移をみてひと言「停滞も蓄財できず」

セグメント。無線通信とかブレーキとかあるけどあまり関連性を想像しにくいセグメントが並ぶし、そも銘柄スカウター業種で紡績で業種は電気機器でブレーキも主力ですとかわりと意味がわからない。

まあこれは、明治創業のわりと古い会社で祖業は紡績ですがいろいろ参入したり撤退したりな歴史の末にこうなったと。

そのようにややこしい感じになってますが、まあ重要なのは全体としてどうなのか?だとおもうところで以下です。

長期に成長感あるか微妙なところで赤字もある薄利。

も、あるけど、純赤字こそ少ないけどROEはそう低くもないところはあるけど、長期にBPSも伸ばせてもなく目先はEPSは伸びてるけど長期にもどうかというところで、これは長期に企業価値(株式価値)を向上できてないとはみなせるところです。

まあでも目先は好調で一応、2021、2022年で利益水準は高めです。

一応原価率が下がってROEが上昇。

(IRBankから)原価率低い2021で、主なセグメントで増収で増益ですかね。

とはいえ2020がコロナで逆風はあるけど、赤字部門が多くそもそもの収益性が高くないなあとは。実際全体薄利です。

そんな中で3Qで下方で減益で雲行き怪しい。まあまだ利益の絶対水準では取れてる方で好調な方ではありますけど。

 

財務

上のグラフのとおりに長期に資産増は認められません。目先は高水準だけど増えたり減ったりですね。純資産も同様。

ただ総資産は2015年以降減る方向。前期末6047億。有形固定も1727億で減る方向。流動も増えてはないけどこれは維持くらいで3041億。

負債は2015年で3715億が2021年で3321億で減ってるね。有利子負債も一応圧縮。とはいえ自己資本比率は少し改善とは言えるけど絶対的には良い方でもないし財務改善自体は道半ば感はあります。

総じて総資産は抑えてのリストラ局面にあるとは見れます。収益性の悪いところは整理してる段階ですね。それが終わればROEも改善し足踏みしてたBPSも伸びだすは一つのい見立てで実際目先は伸びる様子もあり、リストラは終わったこれからはいけるは一つの視点ですがどうですかね。

 

CF

営業CFは出てますね。FCFも長期には出てそうです。このへんでは会社の存続性が怪しいってこことはないし、投資などもできるのでテコ入れもできるっちゃあできますね。
戦えないことはないって感じですがひとまず長期にあんまり高収益でもなく平均ROEは4%/16年とかで高くもなくBPS成長は-0.6%/15年とかで蓄財というよりは散財です。オーバー。

還元は一応安定的。減配もないようですね。

 

月足週足日足の値動き判断

月足であげて下げた感ある。
週足で下げたあとの上昇中
日足でもみ合いから下
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、日足で崩れた感。週足で上昇感ですが、月足レベルだと、1661まであげるけど、落ちてからの調整でトータル500-1600くらいのレンジでリーマン前からずっともみ合ってる印象。目先週足で上昇が見られるので815か934あたりを底にみてとかできますが、長期ではあまり上昇を形成してないとみたほうが良さそう。1100超えたくらいでイグジットとかそういう思考には流れていきそうなところはあります。まあ週足が月足に発展して1661を破る上昇になっていくやもしれませんが。


ファンダ的には、紡績祖業だけど紡績は赤字で過去の事業って感もあり、多角化が進んだ成れの果て感あって、何屋かわかんない。総合長期にEPSBPSも伸ばせてなく長期に価値が伸びてるともし難い。まあけど目先は好調な部類でこの好調が続けばBPSくらいは伸びそうですね。

財務は良くないけど総資産も減ってて筋肉質化ともいえてリストラが進んでよくなってるは見えなくもない。良くなってきて目先の増益高ROE化はそのせいでこれから反撃だはとれなくもないけど、どうでしょうね。CF自体は出てて戦えないことはないですし、配当はあまり減らさない感じなのでインカム狙いはあるいは。

評価。

PBR0.6切る程度。状態は良くはないけど評価も低いのでこんなもん感は。いちおうPBRでどちらかといえば低いくらいいのようではあり、ある程度はバリューともみなせます。わりと配当維持しそうな中で配当利回りそこそ以上ですし実はリストラ済んでこれから反撃ROEの水準があがりBPSも増えてくるなんてシナリオになるなら結果報われてるとかにはなるやもしれません。1000株で優待があるみたい。1000株ならもっといいのもある気もしたりはしますが。

 

リンク

KABU+:https://kabu.plus/

銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=3105

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3105

IRBANK:https://irbank.net/3105

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

日銀の動きで年末荒れですが自分でこれで今年の冴えない成績がダメ押しされた感ありますが、市場全体の動きは自分にはどうしようもないので地道にルックスルー利益とか配当をあげる戦術で明るくなるいつかのときに伸びしろが大きくなるように動こうと思ったりしますというか今年の前半くらいからそういう傾向を強くしてるんだけど。

投資は毎年勝たなくてもいいからね。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記:銘柄分析記事2022/12/19以後)

この記事の表とデータとグラフは以下のツールで作成しました。

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