
基本データと取り上げた理由
株価:2548円(人々はずっとゆらゆら揺れている。)
基本データ
| コード | 企業名 | 市場/業種 | 時価総額(億) | 決算期 |
| 2590 | ダイドーグループホールディングス | 東証PR/食料品 | 844.33 | 予 2026.01 |
| 予想売上(億) | 予想営業利益(億)/利益率 | 長期平均営業利益率/年 | 予想ROE | 平均ROE/年 |
| 2434 | 18/0.74% | 3.2%/26年 | #VALUE! | 3.3%/24年 |
| CAGR(年複利/期間) | EPS成長率(年複利/期間) | BPS成長率(年複利/期間) | 実績ROA | 配当利回り(%) |
| 2.12%/25年 | - | 1.01%/24年 | 2.1% | 1.18% |
| 長期平均営業CF(億)/年 | 長期平均投資CF(億)/年 | 長期平均FCF(億)/年 | 見込み配当額(億) | 配当成長率(年複利/期間) |
| 102.6/23年 | -67.5/23年 | 35.1/23年 | 9.94 | 5.7%/25年 |
| 総資産(億) | 自己資本(億) | 自己資本比率(%) | 配当余力(年) | 配当性向 |
| 1852.47 | 919.15 | 49.6% | 29.8 | -31.65% |
| PER | PBR | PCFR(営業CF)/年 | PCFR(FCF)/年 | ネットキャッシュ比率(有利子負債除外) |
| - | 0.87 | 8.23倍/23年 | 24.09倍/23年 | 35.11% |
今日は分析。楽しい株主優待(https://www.kabuyutai.com/)の絞り込みで1月2月権利でおすすめで4以上(対象161銘柄)から気になったものをチョイスして分析比較します。ダイドーグループホールディングス。ダイドードリンコ。主にKABU+,銘柄スカウター,IRBank,株探からデータ取得今回データは2025年11月28日取得。
業績財務CF推移とそれに対する分析
業績
ざっくり業績推移をみてひと言「びあげ蓄財」
ダイドードリンコとしか。
だいたい自販機のイメージって思ったらそのとおり。

GPTまとめ。
・ざっくり概要:
自販機チャネルを主力とする清涼飲料メーカーを中核に、医薬品OEM、フルーツゼリーなどの食品、希少疾病用医薬品まで展開する「飲料+食品+薬品」複合ヘルスケア消費財グループ。国内はDyDo自販機網、海外はトルコ・ポーランドなどでの飲料事業、さらに大同薬品工業(ドリンク剤OEM)やたらみ(ゼリー)の収益も組み合わさっている。dydo-ghd.co.jp+1
・主なセグメント:dydo-ghd.co.jp+2dydo-ghd.co.jp+2
- 国内飲料事業:
DyDoドリンコによる自販機主体の清涼飲料販売が中心。缶コーヒーなど飲料に加え、サプリメント通販もこのセグメントに含まれるファブレス型ビジネス。
- 海外飲料事業:
トルコ・ポーランドなどでの飲料製造・販売。ポーランドでは新ライン稼働など、生産能力増強も進行中。Yahoo!ファイナンス+1
- 医薬品関連事業:
大同薬品工業による医薬品・医薬部外品・ドリンク剤などのOEM(受託製造)事業。製造免許や許認可プロセスが参入障壁。dydo-ghd.co.jp
- 食品事業:
たらみによるフルーツゼリーなどデザート食品。国内ゼリー市場で高いシェアを持つ。dydo-ghd.co.jp
- 希少疾病用医薬品事業:
オーファンドラッグ領域の医薬品開発・販売。規制・知見面の参入障壁が高いニッチ事業。dydo-ghd.co.jp+1
・類似企業:
- コカ・コーラボトラーズジャパンHD(2579)…国内飲料・自販機チャネル依存度が高い飲料メーカー
- サントリー食品インターナショナル(2587)…清涼飲料の国内・海外展開
- 大正製薬HD(4581)…ドリンク剤・ヘルスケア関連
※ただし「自販機飲料+OEM医薬+デザートゼリー+オーファンドラッグ」の組み合わせはかなりユニークなポートフォリオ。
● 競争優位性
・格付け:★2.5 / 5
・理由:
-
強み1:自販機網と「ファブレス+小売業発想」の国内飲料モデル
製造を協力工場に委託し、自社の経営資源を自販機=店舗の開拓・オペレーション・商品構成に集中させるモデル。台数・1台当たり売上の最大化を狙うことで、設備投資を抑えつつ販路側のコントロール力を持つ。dydo-ghd.co.jp -
強み2:医薬品OEM・ゼリー食品・希少疾病薬といったニッチ高参入障壁ビジネス
大同薬品工業は医薬品・医薬部外品の製造免許を持つドリンク剤OEMで、年間約3.5億本規模の生産実績を持ち、スイッチングコストの高さから顧客との長期取引関係が資産になっている。たらみのゼリー事業もブランド力と製品開発力で高収益を確保しており、オーファンドラッグ事業も規制・専門性面で参入障壁が高い。dydo-ghd.co.jp+1 -
強み3:海外飲料事業の成長
トルコ・ポーランドなどの海外飲料がここ数年の売上・利益成長を牽引しており、2025年度も海外飲料セグメントは増収増益ペースで、グループの成長ドライバーとして位置付けられている。dydo-ghd.co.jp+1
・注意点:
-
グループ全体の長期ROEは3%台(平均ROE3.3%/24年)と低く、BPS成長率も年1%程度にとどまる構造。2025年度は売上高2,434億円(2.6%増)ながら原材料高や国内飲料・食品の減益で営業利益18億円予想、親会社株主帰属当期純損失30億円予想と、資本効率の低さが顕在化している。IRBANK+2IRBANK+2
-
国内自販機市場は台数ベースで長期縮小トレンドにあり、節約志向の強まりもあって、量(市場構造)と価格(原材料高転嫁)の両面が逆風。
-
海外飲料はハイパーインフレ会計(IAS29)適用国を含み、為替・政治・インフレのボラティリティが高い。業績寄与が高まるほどマクロリスクの影響度も増す。dydo-ghd.co.jp+1
⇒構造的には「自販機チャネル+ニッチ高収益事業」の組み合わせで悪くないものの、現状の・今後10年の期待ROEは5%前後を見込むのが妥当と考えられ、二桁ROE水準の銘柄群と比べると一段評価を落として★2.5と判断。
● 大きなトピックと注意点
・トピック1:グループミッション2030と中期経営計画
2030年に向けた「グループミッション2030」で、
1)国内飲料事業の再成長(自販機台数・1台当たり売上の質的向上、スマート・オペレーション化)、
2)海外事業戦略の再構築(トルコ・ポーランドを中心とした設備投資とブランド育成)、
3)医薬品・食品・希少疾病用医薬品を柱とした非飲料事業の拡大、
を掲げている。構造的な収益源を国内自販機依存から多角化していくことが大きなテーマ。dydo-ghd.co.jp+2dydo-ghd.co.jp+2
・トピック2:2025年度通期赤字予想と今後の収益構造
2025年度(2026年1月期)は、売上高2434億円(前年から増収)に対し、営業利益18億円・当期純損失30億円の赤字予想。Q3累計の最終利益は4.6億円(前年同期比▲93.5%)まで落ち込み、原材料価格高騰・国内飲料および食品セグメントの減収減益が響いている。一方で海外飲料は増収増益で過去最高益ペースとの説明もあり、「国内構造問題+コスト高」と「海外成長」の綱引き状態。Yahoo!ファイナンス+2株探+2
・財務/業績の補足:
- 売上CAGR:2.12%/25年、長期平均営業利益率3.2%/26年。
- BPS成長率:1.01%/24年、平均ROE3.3%/24年、ROA2.1%。
- 営業CFは長期平均で年102.6億円、投資CF▲67.5億円、FCF約35.1億円と「細く長く回る」キャッシュフロー構造。
- 自己資本比率約49.6%、ネットキャッシュ比率35.1%と財務余力は厚く、配当は利回り1.18%・配当成長率5.7%/25年とじわ伸びだが、足元赤字で配当性向はマイナス表記。
(いずれもご提示HTMLの集計値+IRBank等の長期データより)IRBANK+2IRBANK+2

近年伸びてるけど延々足踏みしてましたね。
営業赤字は2001年以降ないですが2023年で純損失、今期で経常損失純損失見込み。
底堅い方だけど薄利。このへんはくり返し買われるけど競争は激しい食料品あるある。
近年の増収に赤字がポイントでしょうか。
成長性:CAGR2.12%/25年営業利益率:3.2%/26年

長期に微妙にBPS増くらい。2003年起点でみてBPS成長2.18%/23年とか。まあ薄利低ROEな部類ですね。
EPS成長率-:BPS成長率1.01%/24年:平均ROE3.3%/24年:配当成長率:5.7%/25年
ROEで5%出ないことのほうが多めくらい。端的に微妙。2023年以降は原価率高めの推移。原材料費とか輸送コストがかかってそうですね。そのへんで利益率も下に振れてそう。

従業員。増員はあるも一人あたり後退してそうですね。

四半期。伸びてる感はある。四半期では赤字も多いのは注意。目先3Qで増収減益。通期でも増収減益。薄利低ROEの減益に振り回されるのもなんだと思うけど、結構大きめの減益(-62%)ですね。過去は上振れも下振れも。

(株探から)
決算資料。
純損失2023
営業利益低調ですね。純はだいたい税金のせい。

赤字見込みの最新3Q。国内がしんどそうですね。

財務
いちおう資産増。それで純資産が足踏みで自己資本比率後退みたいな。
(IRBankから)
有形固定推移。ふえてるね。一方でさほど儲かってもないと。

ほかみません。
CF

平均FCF 35.1/23年わりと長期足踏みなので参考になるかな。一応配当以上。
それでおおよそ現金は維持ですね。
還元:配当利回り1.18%:配当成長5.7%/25年:配当性向-31.65%
還元。ちょい増配はしてるね。配当政策で特に基準なさそうです。

(銘柄スカウターから)
優待もあります。自社製品。

月足週足日足の値動き判断
月足でずっともみあい
週足であげてさげ
日足でさげ
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、年足。どこ起点でみるかだけど2006年起点で見ると2025年でおおよそ同水準で長期もみ合いだなとは。

月足でみるとやっぱりレンジ。コロナ除けばおおよそ2200-3500ほどでその中でレンジの低い方にきてるはそうですね。レンジの下の2200とか2400あるいはコロナ安値1380を見ながら上に向かうのを測るとかはありえるかもしれませんね。
ファンダ的には、ダイドードリンコ。主に自販機経由で主に缶コーヒー。
長期に底堅いも成長感もなく薄利で低ROEでBPS成長あたりも微妙でこの辺は規模はあるも足踏みする食品という感じ。
目先増収来てるけど利益も伴ってるようにも見えず。どちらかといえば赤字も出て苦戦。投資もすすめてるがそれがPLに反映してるような感じもなく。CFくらいは出てる。底堅さはある。ただ配当余力とかの余裕ある感じでもなさそう。
評価。
PER-/PBR0.87ほど。
今期赤字見込みなのでPERなし。端的に低ROEの食品でBPS+インカムで年4%なさそうで、これは市場平均以下となりそうで、それをPBR0.9ほどで拾う妙味はいかほどか。
実際に2015年以降くらいで長期株価レンジで株価としてはそういう結果。
まあ優待がわかりやすいので釣られる人も多いかもというところで、ここならもっとマシな会社で配当もらってドリンク買えば?とはなりそう。
といいつつやすければ。PBR0.3程度なら・・って思うとコロナ安値くらいならありそう。
参考。
PCFR(営業CF)/年:8.23倍/23年:ネットキャッシュ比率(有利子負債除外):35.11%
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
特にないですよ。そろそろラストスパートだけど。
リンク
KABU+:https://kabu.plus/
銘柄スカウター:https://monex.ifis.co.jp/index.php?action=tp2&sa=report_zaimu&bcode=2590
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2590
IRBANK:https://irbank.net/2590
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