大河の一滴

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投資家と経営者と巨財と勝ち馬探し

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投資で大きな成果を出す人が増えました

最近こんなニュースが流れました。

www.nikkei.com

 

日経マネーのアンケートで投資しない人とかも含めてでもなく、あくまで日経マネーのアンケートに答えた中での話で、やはり投資で利益を出した人とかがアンケートにより答えるなどバイアスもかかってるとは思いますが、投資をして日経マネーのアンケートに答える人なら20名に一人くらいは億の資産に至ってるはたぶん事実に近いでしょうし、投資で大きな成果を出す人が増えてるは間違いなくそうなのではないかと思います。

だいたい日本も海外も株式指標も上がってますし。

さらにはちょい前はインデックス投資で億り人?ムリムリ!って雰囲気もあったと思いますが、インデックス投資一本で億程度の資産を作ってFIREだなんて方もSNSでちらちら見るくらいになってる印象です。

 

自分はかつてこう言いました。

「ここを見てくれる人もいつかはわからないけど30年後とか50年後は二桁億くらい行く人は散発するかなあと思ってます。

億り人くらいは珍しくもなくなった今程度には。時間が経つほど今ではびっくりするような大きな金額もそう珍しくもなくなるでしょう。」

 

kamomenotoushi.hatenablog.com

 

当時の記事から3年半程度経ちわりとマジでこの記事をみたあとに億の単位に入った方もいらっしゃるのではないかと思う。

当時も珍しくもなかったかもしれませんが、今はさらに珍しくもなくなって自身振り返るとびっくりするかくらい増えた方もいると思うのです。どうでしょうか?

 

と、前置きみたいな話ですが、この億り人で溢れる株式市場みたいな話はいろいろな話にできそうですが、今回はその中で、たぶんそれでももっと上はいてそして、あわよくばもっと!みたいな人も引っかかるものもあるかもしれないと思う話。

 

さて、端的にはお金持ちが増えた個人投資家界隈ですが

 

ある雑誌で聞けば20人に1人程度、コアな勉強会にでれば億ってない人のほうが少なさそうだとか空恐ろしい話が聞こえてきたり、おそらくよりスタンダードでそしてボリュームのあるインデックス投資で積み立て億とかもちらちら(きっとこれからどんどん増えるでしょう)と、ほんとにかつて自分が予言?したようにびっくりするくらいのお金持ちがばんばん出てきてるようにも思えるのですが…

 

しかしそれでも今、2024年時点では10億は珍しく、三桁億ならレジェンド、4桁億はいるかなぁ?って感じで兆はいないのではないかと思うところ。

個人投資家では。

 

しかしその近くにそれ以上の成果をあげてる人たちが実はたくさんいます。

 

つまり経営者。

 

株探あたりで大株主とかを見れるわけです。

歴史や伝統もあり誰でも知ってる大企業よりそのへんの目についたよくわからない会社のほうがいいかもしれない。

それで上位の方にいる個人名称とか㈲ついている会社はおそらく経営者というか創業近辺の方々に近しき人たちとなりそうですが、その比率と時価総額かけてください。

 

やべぇくらいの億万長者がしこたまでてくると思います。

たとえば要興業を知ってる方はあんまりいないと思うのですけれども。

kabutan.jp

ここをみると2024年7月の時点で時価総額143億のものに筆頭株主が創業者で現会長で15%で21億です。資産21億。要興業で。

 

これも最近話題になったpostprime。

kabutan.jp

 

これで119時価総額でこれは上場時でダン高橋さんが100%っぽいですね。売り出したみたいなのでそのうち比率は下がりそうですが半分残ってれば50億。

と、ぽっとでの企業で100億も時価総額がつくなら半分程度以上は二桁億の経営者株主がいるのではないかと思う。

 

ステップあたりをみると創業会長で三桁億がでて来そうです。

kabutan.jp

 

それで3桁億なら個人投資家ならレジェンド。個人投資家業界なら知らぬのはモグリ位になると思う。二桁でも結構名が通るくらいの方である場合のほうが多いと思うがどうだろう?

もちろんステップは素晴らしい会社ですが、その創業者が誰?と聞いて投資界隈、あるのかわからないけど経営者界隈、そして一般知名度はどうだろうか?

ステップが属する塾業界なら名が通るかもしれませんが、図抜けた資産家としての名前であるか?というならきっとノーでしょう。

 

と、このようにざらなんです。

経営者だと。巨財に至る方が。

 

経営者には巨財に至る人がままいるわけです。

というか現代資本主義社会において、巨財に至るのは成長企業のオーナー経営者に偏ってるようにも見えます。
二桁億はざら三桁億もちらちら。4桁億は投資家は皆無と思われるけど経営者にはいる。経営者は兆すらいる。

 

投資家にはいないのに経営者にはいる。

 

どう考えても数自体は経営者より投資家が多いでしょう。

一つの会社に経営者と投資家がどれだけいると思ってるの?

そして経営者には経営権とか役員報酬はあれど、株を持つことにおいて投資家の持ち分はスポイルされることはなく、そこは経営者と同等。にも関わらず投資家より遥かに経営者のほうが巨財に至る人が多いわけです。

 

ざっとみますか?4桁億とか兆の世界。

今はまだ投資家には至れてなくほぼ経営者のみの世界となりそうですが・・

2024年7月の時価総額上位をざっとみて・・

キーエンス【6861】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

(株)ティ・ティ(創業家滝崎家の資産管理会社)+滝崎会長でおよそ18%:約3.3兆円。

ソフトバンクグループ(SBG)【9984】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

孫正義さん約29%:約5兆円

ファーストリテイリング(ファストリ)【9983】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

柳井家でおよそ26%:約3.6兆円

セブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ)【3382】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

伊藤興業(イトーヨーカドー創業者の資産管理会社(おそらく))8%:約4000億円

ブリヂストン【5108】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

創業一族の石橋家2.9%:1200億円

 

オービック【4684】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

野田家5.7%ほどで1200億円、筆頭のMNホールディングスを野田家の資産管理会社とすると:約4800億円

バンダイナムコホールディングス(バンナムHD)【7832】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

ナムコ創業者の娘さん2.46%:約500億

ニトリホールディングス(ニトリHD)【9843】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

筆頭のニトリ商事も含め似鳥家で約18%:約3300億

ZOZO【3092】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

前澤さん3.6%:約470億円

大塚商会【4768】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

大塚家っぽいので、約37%:約4500億

 

そろそろもういいかなって感じですが有名どころ。

楽天グループ【4755】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

クリムゾンを含め三木谷家で約24%:約4600億

サイバーエージェント(サイバー)【4751】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

藤田さん17.6%:約870億

ラクス【3923】の大株主と資本異動情報|株探(かぶたん)

中村さん33.9%:1200億。

 

等々・・・個人投資家のほうが経営者よりはるかに数が多いと思われるのに個人投資家なら皆無と思われる4桁億とかもぼろぼろいるわけです。

大きい会社に限らないというかむしろさほど大きくない会社を覗いたほうが二桁億三桁億がちらちらいるでしょう。

例えばというわけでもないけどちょろっとみて親族で三桁億はさすがにボロボロとはいませんが二桁億くらいなら、開いてみるとぼろぼろ出てきます。

 

なぜなのか?

 

個人投資家は株式を持てない創業時や上場前が有利ってことはあるかもしれない。

とはいえ…

自分はこれではないかと考えている。

 

売り買いすることがトラップだから。

 

投資家はいつでも株式を買ってそして売れます。

それは投資家の持つアドバンテージだと多くの人は考えてそうです。

そしてそれに対して経営者は株式を簡単には売れない。

売らないしほぼその会社と心中してる。資産的にはほぼ心中です。

しかしながら売り買いできることはアドバンテージでなくトラップだとするなら。

 

トラップであるから投資家は経営者より遥かに数が多いのに、資産において経営者に勝てるものがとんとでてこない。

経営者なら二桁億はざら、3桁億もちらちら、4桁億もいて、兆すら居るのにいつでも株式を売り買いできる有利をもらって数も多いのに投資家共はそこに至れない。

 

俺は賢いんだとここで売りだ買いだなどとしても結果として簡単には逃げられない経営者にいつしか負けいる。いや常にかもしれません。

賢そうなこと言って入ったり出たりすることは実は自滅行為である可能性。

それはアドバンテージだとおもってたものが実はトラップである可能性を示唆するものではないかと思うのです。

ならばこう言える。

 

巨財に至るには売り買いをしてはだめだ。

持ち続けなさい。

 

自分がメインで言いたいのはここです。

巨財を目指すなら持ち続けるべきではないか?です。

 

 

とはいえ、これは自分もなんとなくのイメージです。

もっというなら、上記の極めて高い結果までいった経営者は、勝ち馬に乗れたとなりそうで、勝ち馬に乗れない経営者つまり自分が経営した会社をさして大きくできなかった経営者もまたたくさんいて、経営者が大きな成果に至る可能性が高いかはきっとそうでもないでしょう。

途方もない巨財を築いた経営者の裏には途方もない数のそうでもない経営者もいるはずです。

そしてその経営者の経営する会社にかけたさらなる多くの投資家もいたはずです。

この話には条件がつき…

 

つまり勝ち馬に乗ることが大事なのであろうと思います。

 

しかし、勝ち馬に乗れた時、その会社が勝ち馬であった時、その馬と心中する事は、その会社売り買いするタイミングを図ることを凌駕する。

 

勝ち馬に心中する時投資家は巨財を築く。

勝馬を探ししがみつけ、しがみ続けろ。

 

なのではないだろうか?

という疑義を感じてる次第です。

勝ち馬に乗れるか?がまあたぶん博打なんですけど、そこは成長してるなら乗り続けるとか、(気持ちとしては)経営者のようにもう株なんて売れないとして株を買うとかでその博打に勝つ可能性を上げることはできるはずみたいな想いがあります。

 

 

その会社は勝ち馬ですか?

その会社は本当に勝ち馬ですか?

その会社が本当に勝ち馬であったのなら・・・

 


一時でもその馬を降りるべきですか?

 

 

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