大河の一滴

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基本と基本レベル

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2023年9月は思い知った月でした。

何を思い知ったかというと基本の奥深さと大事さ。
その話。

 

名証エキスポと同時に開催された名古屋カブベリーに行ったんです。

何しに行ったかといえば講演会。

まとめもあるのでこれなんかいいんじゃないですかね。リンクで他のものにも行けるし。

note.com

STFさんというおそらくファンダ系個人投資家でも最高峰の実績と実力をお持ちだろうという方の講演会。
残念ながらXでは鍵垢であまりメディア露出もされない方ですが、個人投資家同士の交流は盛んにされていて、その実績や逸話が流れてくるところで、格といってしまうのも気が引けますが、著名投資家さんでメディアでも取り上げられることも多いCISさん、井村さん、テスタさんなどにも引けを取らない方と感じるところで、これはぜひお話を聞いてみたいと参加した次第です。


とはいえ初めて見る方でもなく、ある投資勉強会でご一緒したこともありお顔くらいは知ってました。(先方は自分を認知されてなかった程度の交流ですが)

失礼ながら、自分は氏がわりとアウトサイダーを連想する風貌なところとか勢いに乗るモメンタム手法をとることかで集中寄りのハングリー精神にあふれる成り上がりの勝負師みたいな方だと想像してたんですがこれは大きく裏切られました。

 

かなり分散手法を取られるし、良書と評判のザイの初心者本を挙げられ基本が大事だと仰れる感じで、頭を使った効率的なエピソードとかあったり、株式投資もパチンコ上がりとかのギャンブラー体質というよりは、効率的に資格を集めた中で会計などの勉強もしたから株式投資も始めよっかみたいな感じで始められたみたいで。
始める際も実践の前に各種本を読んでから始められたと確か。
聞けば高学歴でもいらっしゃるみたいで、座学を軽視しない姿勢があるのではないかと思うところで。

 

端的な自分の感想はエリートです。
環境にも恵まれる中で勤勉で努力家で来られた結果、非常に高い地力をつけるに至った、正攻法で頂点まで上り詰めた地力優れるエリートだという感想を得ました。(かもめの感想。正しい実像であるかはわかんない。)

 

自分は講演中、とてもどでかい壁を感じておりました。

基本が大事だと言う。そのとおりだ。でもその基本の壁とやらはこんなにもどでかい。基本とは建物の基礎みたいなもの。この人はどれだけその基礎が堅いんだ…みたいな畏怖に近い感覚を得ておりました。

という話でしたとさ。
基本は大事だね。

 

基本が大事だという。

しかしわりと多くの人はその基本というのを見誤ってるのではないか?という疑念が湧いてきました。
これは自分も含んだ話です。きっと自分も基本というものを見誤っていた。

STFさんの手法は皆わかるといいます。
人によってはなんの銘柄を持っていつ買って売ってるかすらもかなりの精度で当てられるみたいです。
しかし皆同じ口で、真似はできないとも言ってるのをたくさん見ました。
みな理屈はわかっても実践できないわけです。
様々な人がその優位性とかエッジはなんなのか?とか考察してましたが、らしい答えに至ったもできる人もいない様に思えました。


自分も手法を真似しても意味がないと感じるところです。自分にはわからないので無理ですが、わかってできない程度の理解ができても真似しようとすることにも意味がないと考えるところです。
自分が思うにそれは、ひたすら高められた基本レベル、岩盤な基礎をもってして支えられているものの様に思えるところだからです。
その基礎がないと誰も真似できない。
基礎があるからこその必殺技というか、脆弱な基礎の上に100階のビルなんて建てられない。高いビルをなんで建てられないのかなんて悩むなら基礎を岩盤にする努力をしたほうがいい。

そしてその基礎があるなら別にその必殺技を真似なんてしなくていい。きっと自分にあった必殺技を閃いているはずです。


だから手法を真似する必要がないと思うんです。

 

個人的にはあれで参考にするべきことなんて

基礎を磨く努力をしろくらいです。

 

と、読み取ったところに、高い高い基礎の壁、基本のどでかい壁を感じて、誠に情けないことにどんだけ密度を高めたらこんなんできるんだ?という敗北感というか2023年9月は思い知った月でありましたとさ。

そういうわけで多くの人は基本というものを見誤ってると思うのです。

自分もたぶん見誤ってました。


なんというかレベルがあってレベル1~5が基本でレベル6以降は基本は終わり。あとは応用で冒険だ!みたいなイメージかもしれないと思うところだけど、実は基本というスキルがレベル200までありそのレベルが100に至るとこの手法を閃いている使いこなせますよみたいな概念。

 

その基本レベルが足りなければその手法は使いこなせない。

 

柔道の達人はずっと受け身の練習をし続けます。
あるいは達人になったあとの方が受け身の練習の数が増えてるかもしれません。
これに近いかもしれません。

そして柔道と同じ様に延々基本レベルを高め続けた先になんか魔法のような手法をひらめくのかもね。
あるいは他の人が畏怖もするくらいの高い基礎レベル、地力を身につけるなら、みんなが真似できねぇと舌を巻くすごいハイレベルな事をして、高い実績をあげられるようにもなるのかもね。
そういう感じです。

 

あなたは基本を高める努力をしていますか?

怖い質問です。
そしてこの基礎とか基本に終わりなどないのでしょう。
柔道の達人が受け身の練習をもう終わりだとか言ってやめないように。
呆れるほど儲けた投資家がさらに多くの投資もしない会社の開示資料を大量に読み漁るように。

 

基本を高める作業に終わりはない。

 

これは酷い話です。
永遠に終わることのない作業に永遠に取り組むことが大事だと仰るのだから。

自分は面倒くさがりであるので、そんなに色々かけられませんが、幸いその努力をしてないこともない。
例えばこのブログを書き続けることがそうですね。
限られた努力でも続けていけば。その基本を作る努力を怠らないのであるなら、何かの必殺技を閃くこともあるかもしれない。
どでかい壁を乗り越えられるなんて到底思えなく思い知りわからせられた気分ですが、隅っこでもいいから些細な必殺技でも閃いて自分なりの実績を残す努力はまだまだ続けていこうと思う次第です。


あなたの基本を高める努力はなんですか?

 

 

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