大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9791)ビケンテクノ/東証ST/サービス/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ビケンテクノとその他

株価

1110円(人々は、時々崩すが地味に積み重ね続けている。)

 

バブルチャート

三機サービスがひとりグロースで規模はみな大差なし。



各企業の数字と比較しての感想

コード 9791 6044 9780 1965
企業名 ビケンテクノ 三機サービス ハリマビステム テクノ菱和
市場/業種 東証ST/サービス 東証ST/サービス 東証ST/サービス 東証ST/建設
時価総額(億) 85.68 92.89 68.91 455.48
株価 1110 1411 3580 1990
決算期 2024/03予 2024/05予 2024/03予 2024/03予
予想売上(億) 365.0 179.0 264.0 730.0
予想営業利益(億)/利益率 23.5/6.44% 7.29/4.07% 9.1/3.45% 52.5/7.19%
長期平均営業利益率/年 4.24%/17年 4.5%/10年 2.28%/17年 4.14%/17年
売上成長率(年複利/期間) 1.4%/17年 12.6%/10年 4%/17年 0.9%/17年
EPS成長率(年複利/期間) 14.3%/17年 11.1%/10年 12.4%/17年 7.5%/17年
BPS成長率(年複利/期間) 3.5%/16年 26.4%/9年 5%/16年 4%/16年
長期営業CF(億)/年 213.73/17年 16.56/10年 57.13/17年 16.56/17年
長期投資CF(億)/年 -110.65/17年 -11.16/10年 -2.48/17年 -51.92/17年
長期平均FCF(億/年)/年 6.06/17年 0.54/10年 3.21/17年 7.53/17年
PER 4.93 19.29 9.51 10.78
PBR 0.43 2.27 0.79 0.93
ROE 8.7% 11.8% 8.3% 8.6%
平均ROE/年 5.36%/17年 18.93%/10年 6.47%/17年 5.09%/17年
ROA 4.3% 5.6% 5.4% 6.3%
配当利回り(%) 2.52 1.42 2.09 2.41
配当性向 12.4% 27.3% 19.9% 26.0%
総資産(億) 392.40 83.53 124.84 634.57
自己資本比率(%) 50.1 45.9 61.7 68.4
メモ 停滞蓄財 あげ いちおあげ 停滞蓄財

 今週は比較。市場統計推移記録表で2018/12/26と2024/3/14を比較し当時よりROEをあげているのにPERを下げているもの(該当836銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。血のクリスマスのTOPIX安値時より資本効率が高くなってるのに評価が低くなってるものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2024年03月15日取得。ビケンテクノ。ビルメンテナンス。ビルや施設の保守。比較に同業っぽい三機サービスとハリマビステム。ゲストにテクノ仲間のテクノ菱和。

ビケンテクノ(9791)

業績

ビルメンテナンス。

同業並べるとわりとだんご感ある。三機サービスだけ売上成長優位感あるかんじ。

あまり利益率に差がないというか人を雇って保守を行うで差ができにくいのでしょうと。

(IRBankから)

今日並べたのを原価率販管費と従業員を並べる。

 

利益率。

ビケンテクノ。

三機サービス。

ハリマビステム

ざっとみてちょっと三機が原価率低めのハリマビステムが逆に高めな雰囲気の違いはあるけど、傾向としては皆維持くらいで、薄利な印象はあるも安定的。

 

従業員。

ビケンテクノ。長期には一人当たりで維持で利益率あたりはぶれもあるけど、やっぱり人を採って成長感。

三機サービス。人を採るのもあり一人当たりも伸びてましたが近年はあまり伸びてないので今後はやはり人を採って感。

ハリマビステム。ここは規模が維持感あります。も、一人当たり利益を伸ばしている感は。

 

 

そこまでみてビケンテクノの業績。

毎年伸びる感はないけど長期にはなんとなく成長ですが成長率1.4%/17年とかなので事実上の停滞とみてた方が一方で1999年からみて赤字もなく。

BPS成長とかみると    3.5%/16年でこれはそんな高くないですが、EPSは14.3%/17年まで。これはROE上がる傾向もあるところはあるので、ROE9%弱とかまでなのでこれに近い水準になりそうな。平均ROEなら5.36%/17年。配当合わせてROEよりちょい上くらいになるかも。(低PBRなので配当が上振れするはずなので)

 

今期3Qで減収減益ですが横ばいに近いですかね。計画は増益だし。計画は過去が下振れがおおそうですが近年はわりと性格。まあでもPBR0.4台を踏まえれば下振れもまあ致命傷にはならないかなとは。

 

 

財務

蓄財。

資産も増えてるし、自己資本比率あたりも長期に改善。

(IRBankから)

中身見る必要を感じない。みない。

 

CF

 

営業CFは不安定なところはありますし、長期にFCF平均自体は6.06/17年でそんなキャッシュリッチでもないですが、現金くらいは積めて配当は維持くらいで目先は市場の雰囲気かさすがに増配くらい。配当性向低め。配当年2億なので増配余地も大きいですね。

 

三機サービス(6044)

業績

上でみたけど、ちょい原価率低くて、たぶんここがもうちょっと付加価値の高いサービスをしてそうなところでしょうか。

トータルメンテンナンス | サービス紹介 | 株式会社 三機サービス【ビル・店舗・施設のトータルメンテナンス】

他の二社比較でもうちょっと高度なことをしてそう。

 

それで2018年ぐらいまで高成長な感じもあったけど以降足踏みで利益率も落ちてきたのが目先再加速。

BPSROEも2018年まで高水準で以降足踏みの目先加速感。

減収の2019の決算資料。

期ズレとのことだけど以降成長鈍化が来てる感じですね。

それで横ばい感の強い推移が続いていましたが2023。

他社も伸びてるのでやはり環境の影響が強いのかも。

とはいえ、目先はかなり好調で上方もこなし。

「幅広い空調・給排水メンテナンス・工事に対応できる技術力、全国どこでも対応できるエリア拡大、また過去から地道に実績を積み上げたこと等により、今期は主に小売業の既存顧客にご評価頂き、受託エリアや管理店舗数拡大などの好影響がありました。また、工事進行基準の適用案件が想定以上に進捗し計上が前倒しとなったことや、
当社サービスエンジニアがメンテナンスだけではなく多種多様な空調工事にも対応できる多能工化のさらなる進化、加えてこれまで取り組んできた粗利改善・M&Aなど各種プロジェクトの効果によって生産性が上がり、利益が前回予想を大幅に上回る見通し」

このへんは環境が向かないとなかなか成果は出にくいけど、しっかり普段から施策を打つことで環境が向くなら大きい成果にもなるみたいなところはありそうでやはり優秀だなということで、目先2Qでわりと弾けた水準の増収増益が来てますね。

 

 

財務

目先資産加速。

(IRBankから)

これは一応見ると、前期で資産増は受取手形が18億→45億でだいたい資産増は手形のせい。負債も25億増のうち手形類10億とかのいろいろ増える感じで、これは事業が急加速したので財務膨れて自己資本比率悪化みたいなところはありそうです。

目先2Qは手形が現金化した感じですね。

これはやっぱり事業加速感ある推移。

 

CF

 

2023営業CF赤字。

これは売上債権や棚卸資産の影響強めかなとは。

還元業績並感あります。

(銘柄スカウターから)

ハリマビステム(9780)

業績

人はあまり取ってなさそうだけど売上は伸びてる感ありますね。

売上で4%/17年ほどなので早くはないですが、堅調。一方で利益率は上げる方向も薄利。

1999年から赤字なし。

BPSなども右肩。BPSで5%/16年とか。ROEあがってきてますふぁ目先は後退。とはいえ長期的には高水準の部類。

ですが目先で3Q増収増益ですね。純利益では減益ですが営業利益では増益で堅調な感じには。計画は上振れも下振れもですが近年は保守傾向。

 

 

財務

ここも堅調。中身見ない。

(IRBankから)

 

CF

 

営業CFは比較的安定。現金も積む方向ですね。

還元は近年加速で自社株買いも。

(銘柄スカウターから)

日足週足月足の値動き判断

月足でいちおあげ
週足であげ
日足でもみあいかさげ
確認。

評価・売買判断

ビケンテクノ(9791)

テクニカル的には、長期に地味上げ感。2020年前に急騰からコロナで暴落などもあり急騰後に弱い感もあるけど、それ以外はわりと地味に気づけばあげてる感のある推移をしてるところは。その中で週足レベルでは堅調な推移をして目先調整感。

調整安値1020をみながら1245を超えの週足上昇継続を狙うのがいいのでないか。

 


ファンダ的には、ビル保守。地味だけど安定感ある。成長ないわけでもないけど足踏み感あるくらいで停滞。一方蓄財は長期で堅調で長期にはBPSあげてROEでもあげてる感あり目先水準は低ROEともしがたい水準。

財務は長期には蓄財。多分問題ない。CFは不安定感あるけど長期には現金積めてるし、還元も余裕。あまり還元やる気はなさそう。

評価。

PER5のPBR0.43ほど。いかにも地味で評価されない類とはなりそうで実際そうですが、BPS増くらいはしっかりできており。ROE水準9%ほどはBPS増7%配当2.5%とかで年9%程度以上出ても不思議じゃなくそうみると破格な低評価だしおそらくバリューではないかとは。

ただビケンテクノとしては延々このPBR0.3-05くらいでずっと推移くらいで評価されてバリューが解消されるとするとも見にくいですがそれでも長期に地味に株価あげてたりもするので地味に持ち続けられる人はこれはこれで。まさかの還元大強化とかもあるやもだし。

 

三機サービス(6044)

ビルとか店舗メンテだけどもっと範囲とか付加価値広そうな。それもあるのか今回では一枚上という印象でやっぱり優秀かなと言う感じですが環境をぶち壊して成長するまでは優秀ともしがたいのは2018年以降の足踏み。ですが、目先は他の同業と一緒に好調で環境が向いた感はあるが、そこでより多くを取れてる感があり目先はかなりの勢い。ここでやはり優秀さを示した印象。

財務なども好調が故の財務後退などもみれていかにも好調。難点は環境が悪くなると後退や足踏みなども考えられるのと還元なども業績並感あり、この辺をどうみるか・・とバリュエーションでしょうか。

評価。

PER20のPBR2.3ほど。メンテの会社としては突き抜けた高評価といえそうで普通にただの保守会社とかみられてないぞというのが一点。その中で三機サービスとしてはここ5年で上も下もあるPBRとはなりそうでこのへんでフェアーともみることもできて、環境に支えられる好調がまだ続くならまだ妙味も。というか2Qで増収+50%レベルなのでこれが2年ぐらい続けばPERあたり維持でもかなり上とも。

という感じで好調をみながら付き合うなら可能性はあるなとは。環境向かなくなるとかなりしんどそうですが。

 

ハリマビステム(9780)

地味な感じはビケンテクノと同類だとは思うけど、なにげに成長だしROEも高く財務良化に還元ももう少しやる気でなかなか内容がよい。

目先も減速感無しで堅調な感じ。

PER10のPBR0.8。ビケンテクノ比でPERPBR倍近くでしっかり評価で差がつけられてるなとは。ビケンテクノの上位互換感は(人はとってなく薄利なところはあるが)あるので、どうみるかですね。ハリマビステムのほうが劣化の懸念はあるけどROE等は上で長期リターンもこの調子なら上にでそうなところある一方でビケンテクノは低PBRで劣化してもあまりダメージにならなさそうな保険つきみたいなイメージでしょうか。あとは好みではないか。もっと強気だと三機。

 

 

テクノ菱和(1965)

空調系建設屋ですかね。メンテナンスもやるので、上らと近い部分もある。

業績は目先好調ですが、長期では横ばい感もある感じの中で株高をどうみるか。

利益率も歴史的に高い水準なので、このへんの業種はほんとに目先は歴史的好業績なものがおおく業界全体で好環境なところはありそうです。

そのなかで、この会社もPBR0.4-0.7くらいで推移してたのが目先目先はPBR0.9越えてくるかんじで、この好業績好環境が、可逆でまた過去の水準に戻るのか、不可逆である意味失われた◯◯年を覆すようなものであるのかみたいな分岐点ともいえるのかなとは。

ここの株価的には不可逆だ。もう帰らないという感じの推移というか、ここの株式をやり取りしているある投資家がそう言ってるわけではないと思うけど、ある投資家の意見はそのようなものに変わってきてると読み取ることもできるかもしれないわけですが。さて。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転。とくにないぞ。

 

 

 

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