大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(7685)BuySell_Technologies/東証GR/卸売/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

BuySell_Technologiesとその他

株価

5650円(人々は、荒波に揉まれながらも進んでいる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7685 3135 4385 3151
企業名 BuySell_Technologies マーケットエンタープライズ メルカリ バイタルケーエスケー・ホールディングス
市場/業種 東証GR/卸売 東証PR/小売 東証PR/情報通信 東証PR/卸売
時価総額(億) 823.6 72.83 5313.14 555.92
株価 5650 1368 3284 908
決算期 2023/12予 2023/06予 2023/06予 2024/03予
予想売上(億) 446.0 150.0 1700.0 5760.0
予想営業利益(億)/利益率 45.5/10.2% 3/2% 135/7.94% 47/0.82%
長期平均営業利益率/年 8.82%/6年 2.04%/10年 -3.82%/7年 0.45%/13年
売上成長率(年複利/期間) 30.8%/6年 22.7%/10年 45.6%/7年 0.6%/13年
EPS成長率(年複利/期間) 52.2%/6年 19%/10年 #NUM! #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 78.7%/5年 36.9%/9年 27.9%/6年 5.7%/12年
長期営業CF(億)/年 71.39/6年 6.58/10年 -56.52/7年 6.58/13年
長期投資CF(億)/年 -55.4/6年 -14.14/10年 -26.44/7年 -342.98/13年
長期平均FCF(億/年)/年 2.67/6年 -0.76/10年 -11.85/7年 16.56/13年
PER 29.36 43.59 63.75 9.04
PBR 10.13 7.67 12.21 0.48
ROE 34.5% 17.6% 19.2% 5.3%
平均ROE/年 48.98%/6年 29.85%/10年 -37.08%/7年 5.51%/13年
ROA 15.9% 4.7% 2.4% 1.7%
配当利回り(%) 0.44 0 - 4.3
配当性向 13.0% 0.0% #VALUE! 38.8%
総資産(億) 176.44 35.31 3398.62 2973.16
自己資本比率(%) 46.2 29.7 10.8 33.3
メモ あげあげあげ あげあげ 急成長が収益化 停滞蓄財

 今週は比較。2023/6/15に銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上営業利益で15%以上かつROIC15%以上のもの(対象84銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。成長性高いものをみてみようという意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年06月15日取得。BuySell_Technologies。いろいろ買取だけど中高年以上をターゲットが特色か。比較に高評価リユースのマーケットエンタープライズと個人でリユース処理するメルカリ様。ゲストにバイ仲間のバイタルケーエスケー

BuySell_Technologies(7685)

業績

先週末買取王国でしたが銘柄スカウターのリサイクルショップカテでトップPBRですね。バイセル。もっとも評価が高い上場リサイクルショップとはなりそうです。

比較のマーケットエンタープライズもそうですね。

(銘柄スカウターから)

特色はこのへんでしょうか。データ分析を用いてシニア層からの買取販売を最適化できると。

 

このへんでシニア富裕層をターゲットにしてるのが強い特色とはなりそうです。

訪問買取中心となるとアナログ感ありますが、データだとかなり主張入ってますね。

主要KPIをみるのもそうですが、営業レベルまでデータを落として改善に繋げてる感はあります。

という感じで、このへんをビジネスモデル上の優位性とみるかどうかでわかれそうですが評価的には優位性のある事業モデルだって評価をすでにされてるとはなりそうですね。

あとはM&Aやるよとはいってるし実際やってますね。

 

業績は売上をグリグリ伸ばしてます。複利売上成長率をとると30.8%/6年でやはり成長力で抜きん出てるとはなり、ここが評価のコアな部分と思われこの30%クラスの成長を維持できるか?がポイントになりそうだとは。

利益率とかはさほど高くないけど上げてきてるし、中期計画などをみるにまだ上げる気のようです。

 

この変高水準。平均ROE 48.98%/6年はむちゃくちゃ高い部類。

その他、やはり中期計画の数字が基準にできそうです。

 

これができると純利益を経常利益60%とすると、今の時価総額からはPER20ほどでこの成長速度で数字を出している企業がPER20はたぶんも少し上ではないかと。なにか悪いシナリオがぶつかると達成してもなお下かもしれないとは思ったりもしますが。

まあでも総合で相当優秀な企業であることは疑いなく、そしてその優秀な数字は狙って作りに来た結果でてるものである疑いを強く感じますね。

決算資料とか中期計画に目を通してみましょう。

決算情報 | 株式会社BuySell Technologies(バイセルテクノロジーズ)

目先1Qは計画通りっぽい増収。も、結構な減益ですね。株価は減益は構わなかったようです。

 

財務

資産増。前期末総資産175億有形固定7億で増えてるけど、有形固定資産が要るタイプではなさそうですね。

流動104億、商品28億。伸びてます。まずこれは伸びないとだめでしょう。現金70億。結構現金ありますね。伸びてます。

無形固定資産大きめ57億のれん大きめです。37億。このへんはしくじると業績後退とともに大きな減損が飛んでくるやも知れません。

負債94億で有利子負債50億。ほかは未払いとかいろいろ。有利子負債比率とかが高く負債の質は良くはないけど、有利子負債<現金ではあるし問題というほどでも。

というかかりて買収でのれんがそのぶん乗るという感じでしょうか。

積極的な姿勢がみられそうですが、自己資本比率等は改善なので良化にはなりますね。質量ともに。

 

CF

 

営業CFがプラスで伸びている。まあ2020は弱いですが。

2020、2022に大きめの投資。

連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出

タイムレス(2020)とフォーナイン(2022)の買収が規模大きそうですが手元にお金あるしまだ買収飛んできそう。てかやると言ってるし。

「【速報】バイセルがダイヤコーポレーションを子会社化」 :: リサイクル通信

グループ買取店舗数が約9倍の192店舗へ拡大 総合リユースの「バイセル」、フォーナインの完全子会社化を決定 | 株式会社BuySell Technologies(バイセルテクノロジーズ)

 

マーケットエンタープライズ(3135)

業績

ネット系リユースとモバイル通信(モバイル通信事業はWiMAXサービス)。

セグメント。・・メディアが稼いでますね。メディアは「メディア事業は趣味・通信・買取の切り口で有用な情報を提供するオウンドメディアの運営」

(銘柄スカウターから)

主力のリユースもモバイルも利益率は低めなところがありますね。薄利になるけど反面ちょっとのコスト改善で利益が跳ねる可能性もあるので痛し痒し。

利益推移。

2022はネットリユースが薄利に出てるけどその前はメディアより上の利益率

ということでたぶんネットリユースが主力。細かい設定で28の買取専門サイトを運営。最近はより細かく専門サイトを作るのがトレンドですね。

 

全体としては普通に成長ですね。売上複利を取れば22.7%/10年と結構な成長率。バイセルよりは落ちそうですが。セグメントとしてはモバイルは2020から。

一方利益率でいって6%低いと赤字の薄利をどうみるか。

原価率が高くなる傾向。

(IRBankから)

BPSなどの推移。

 

(IRBankから)

BPS伸びるのか伸びてないのか微妙ですが、ROEでるときは高いという構造。

利益が安定的にでると景色が変わりそうなところがありますが現状は薄利で利益がでそうで出ないくらいでしょうか。まあ売上伸びれば希望もある・・・のかもしれませんね。

3Qは大きな増収ですね。

あとは開示が多い。(駄目っぽい投資先によくある傾向の一つとは思ってます)

 

財務

前期で総資産35億。有形固定3.6億流動25億で、売掛9億の現金9億はいいとして商品4.4億があまり増えてないかも。まあ売掛増えてるので流動は増えてますが。リユースよりはモバイル伸びてそうな推移かなとは。その他はのれんとか敷金保証金など。

負債22億。有利子負債12億くらい。その他は買掛未払いなどが多いのかな。

自己資本比率低いです。現金多めで自己資本比率ほどは問題はなさそうですが良くはないという印象。

そうなのですがリユースというのもあり商品あたりはもっと伸びて欲しい感は。・・今期3Qでは結構増えてそうですね。ですが借りて資産増やしてそうで財務悪化してますね。

 

CF

営業CF赤字混じり。さすがに営業CFは長期に黒字ですが、FCFは-0.76/10年で平均マイナスですね。まあグロースなので資産増えるし投資は必要ではあるのではあるのでマイナスは仕方ない面もありますが。

無配。

メルカリ(4385)

業績

メルカリ様。

上場前後で赤字だ高いだ言われてた気はしますが、成長は続き赤字のフェーズも抜け出してきた感はあり。

高いほうは目先は上場時より株安で高いはそのとおりですね。上場より株高に出たときもあるので賛否ありそうですが。

 

コスト構造。

原価率はわりと低めで販管費でブーストする感じで赤字でした。それが販管費下げてきて黒字化ですね。

販管費率をどこまで落とせるか?ですけど40%まで落として原価率35%なら営業利益率25%になり、現計画売上1700億が営業利益率425億で60%で255億の純利益はおよそPER20レベルで成長と両立するか?とかもあるし皮算用なところは重々ありますが、もうわりとまともに見れる評価水準にもなりうるのも一面の事実かもしれないとは。

それで四半期レベルで伸びていて利益率も改善傾向にあります。

事業は成功に向かってきてるとは言えます。

(銘柄スカウターから)

赤字も多いのでBPSとか伸びてません。このへんの指標では測りにくいタイプですね。

目先3Qでも堅調な部類じゃないだろうか。

比較もありこれ以上は詳細にはみませんが、わりともう高すぎてどうしようもないとかとても検討するに足る対象じゃないとかするにはあまり適切じゃない状態にはなってきてるようには思えます。

 

財務

財務はクソ。利益剰余金マイナス。低い自己資本比率年々増える有利子負債とその比率。

・・・なんですけど、そういうのもまともな投資対象になりうるかもしれないことを示すケースにはなるかも。

流動3033億で大半流動。というより現金2114億で資産の多くは現金。大きなのは未収入金802億。

有形固定34億で比率としてはないに等しい。その他は差入保証金267億が大きいですかね。

と、現金、未収入金、差入保証金でだいたい説明できる資産。

負債3018億。預り金1390億有利子負債813億で合わせて≒現金程度でしょうか。

と、内実見ればそんなにひどいものでもないですね。預り金引かれる事態になると困るかも知れません。

 

CF

 

 

すっ飛ぶ現金。営業CFが長期 6.58/13年で一応プラス。累積ね。これは預け続けられる現金も入ってるので事実上のマイナスですが。預けられるお金使ってコストかけまくってシェアを取る一方借りて補填。でしょうか。それで目先は借りなくてもよくなるかもしれない・・・といいつつ目先まで借りてますが。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげはあげ
週足であげ
日足でさげかもみあい
確認。

評価・売買判断

BuySell_Technologies(7685)

テクニカル的には、基本上場からあげ。上場から高値2165、5170、7190の安値692、2163、4420でともに切り上げでこれは上昇。も、ドローダウンがきつく上昇も早いが下落もきついという典型的なグロースの値動きとはなりそうです。

振り回される覚悟があるあるいはグロースの前提が崩れ崩壊に巻き込まれるのもよしとするなら入るのも。

週足レベルでは4420の押し目をこなし再上昇ともみれるのでいろいろ4420でしょうか。ここで7190超えを狙うと。2163は・・流石に遠いですね。


ファンダ的には、シニアをターゲットに勢いのあるリユース。目先勢いよく成長してる感ありますが、勢いというよりは様々なデータ分析で適切な施策を打つことで数字を作ってる疑いがあります。そうでなくてもROEや成長率などで業界で抜けた存在で優秀さは疑いなく。その優秀さが勢いとか一時のものか意図して作られたものか?が判断をわけそうには。

業績は好調としかやはり中期計画の数字が基準にできそうです。

財務は買収などもあるのでいい方ではないですが、CFとかは普通にでてて黙ってればどんどん財務は良くなりそうな。現在はそうせずリスク取って成長狙ってるって話ですね。

評価。

PER30のPBR10。PERはともかくとしてPBR10は市場でも特に評価が高い部類とみるべきで極めて高い評価をされてるとなりそう。ROE低下などは許される水準ではなくまず優秀であり続けないといけない水準。とはいえPERなら100近くありますね。下はPER15ちかくまで、中期計画できればPER20くらいでバイセルとしては評価低め。優秀であり続ける前提ならやはり上もみれるのではないか。

・・・優秀でなくなったら・・投資家として責任を取るしかないですね。それでなくてもボラが大きくいつでも大きなドローダウンはありそうで覚悟がいるやつには。そのリスクを取る意味のあるだけの優秀さがある疑いはあると思います。

 

 

マーケットエンタープライズ(3135)

ネット系リユースとモバイル通信(MVNO)。グロースであり伸びてはいるけど薄利なところがあり赤字も交じる。黒字でるとROEが高くなるところがあるので黒字安定で景色が変わるやもしれないし、増収すればその可能性も高くなるだろうとはいえるけど、現状目先まで薄利であまり利益が安定してない印象。成長局面の企業ではあるのでCF面にケチを付けるのもどうかとは思うけどちょっと弱そうで長期のFCFはマイナスだし財務悪い方で目先は劣悪にも片足突っ込んできてそうには。

利益率がもうちょっと改善するなら・・とは思いますがさて。

評価。

PER43のPBR7.7とか。利益が改善するという前提の評価帯にあるようには。現状この評価に見合った状態にあるようにはみえないかなと。

PBR8クラスだとやはり高成長&収益性を両立してほしいところで、となりにバイセルがありますよね?とは。なのでバイセルよりここがいいと言えないようなら厳しいかなとは。WiMAXが有望だって思うなら手を出してもいいかもね。

まあそいう感じですけど週足レベルでは上昇ですね。ここは例えばバイセルよりいいとできる点ですね。利益率が2%改善するでもいいと思います。多分利益が倍になる。例えば選ぶならそういう根拠が要るとは思います。

 

メルカリ(4385)

フリマサイト。シェアを利用して決済や金融方向にも。

これまで赤字でコストをかけシェアを取ってきたが、利益も出始めてきてる局面。どこまで販管費をさげられるか?はあるけど次第によっては非常な高収益となることとも絵空事でもない段階には入ってきてるようには。どこまでコスト下げられるか。それと成長を両立できるか。そのバランス次第では傑出した高収益高成長企業になる可能性もありそうな。

事業性とこれまでの販管費ブーストで財務は悲惨。CFは意外に大丈夫そうだけど借りてるから。トータルでは実はいうほど財務は劣悪じゃないかも。預り金引かれなければ問題というほどでもないかも。

評価。

PER65のPBR13ほど。まあ非常な高評価。評価が低いってことはない。同時にコスト次第でかなり利益動きそうな感じではあるので数年したら景色変わってるかもしれなくて、わりと評価不能。さじを投げたくなるところはある。

まあでも可能性はあるようには。あるいは大きな可能性。時価総額的に10倍はない気はしますが。

 

 

バイタルケーエスケー・ホールディングス(3151)

バイタルネット(東日本)とケーエスケー(近畿)を中核とする医薬品商社。

ということですが、売上横ばい感に薄利でいかにも停滞な卸という感じは。

2011とか2021とかは赤字も出てるので卸としての収益性もちょっと弱いかなと言う印象。

 

2018年以降くらいからBPSの伸びも微妙・・

 

・・・なんだけどIRbankみるとBPS伸びてるね。時折自社株買いしておりBPS伸びないは還元のせいなところはあります。

(IRBankから)

2023はイレギュラーっぽさもあるので外すと7.17%/12年とかでてるのでそんな悪いペースでも。まあ2018以降鈍化感あるのでやはり低ROEの停滞蓄財ですかね。

配当利回りたすとそれでもそんなに悪くないかも知れないけど。

目先決算で停滞という感じの結果ですが計画で利益が跳ねててこれはできるのかなあってところはありますが、以下みたいな最近流行りに乗ってきてるところはあるので、PBR0.5以下でできなければできなくてもそんなに被害なさそうなのも踏まえて拾うのもまあありかも知れません。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

久しぶりの比較。

諸般の事情で他のことしたかったとかやる気がなくなってたとかですが。

でも復活。その意味でも正常運転に戻ったとかにはなりそうです。

 

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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