大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(2993)長栄/東証ST/不動産/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

長栄とその他

株価

2055円(人々は、スタートから順調な足取りで進んでいる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 2993 3248 8914 5946
企業名 長栄 アールエイジ エリアリンク 長府製作所
市場/業種 東証ST/不動産 東証ST/不動産 東証ST/不動産 東証PR/金属製品
時価総額(億) 91.93 25.13 303.08 817.76
株価 2055 790 2342 2354
決算期 2023/03予 2023/10予 2023/12予 2023/12予
予想売上(億) 91.5 32.2 218.0 535.0
予想営業利益(億)/利益率 23.3/25.47% 4.68/14.53% 40.5/18.58% 33/6.17%
長期平均営業利益率/年 23.73%/3年 12.66%/16年 11.66%/16年 6.57%/16年
売上成長率(年複利/期間) 3.4%/3年 -1.4%/16年 -2%/16年 -0.3%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 11.5%/3年 0.1%/16年 4.2%/16年 5.1%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 25.2%/2年 9.8%/15年 2.8%/15年 1.4%/15年
長期営業CF(億)/年 82.16/3年 46.84/16年 323.78/16年 46.84/16年
長期投資CF(億)/年 -63.18/3年 -97.6/16年 -208.42/16年 -459.63/16年
長期平均FCF(億/年)/年 6.33/3年 -3.17/16年 7.21/16年 16.09/16年
PER 6.68 9.66 11.42 20.25
PBR 0.98 0.64 1.29 0.63
ROE 14.7% 6.6% 11.3% 3.1%
平均ROE/年 19.19%/3年 12.6%/16年 5.97%/16年 2.63%/16年
ROA 2.5% 2.0% 5.7% 2.9%
配当利回り(%) 4.87 3.92 2.65 1.7
配当性向 32.5% 37.9% 30.2% 34.4%
総資産(億) 535.71 131.54 456.43 1381.40
自己資本比率(%) 16.4 29.7 50.5 93.1
メモ いちおあげ 停滞蓄財 停滞蓄財 停滞蓄財も微妙

 今週は比較。2023/4/21にKABU+データを眺めて、配当利回り4%以上配当性向40%以下ROE8%以上のもの(対象122銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。一定の収益性と内部留保を確保した上で高利回りなものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年04月21日取得。長栄。マンション管理とか賃貸。比較に管理とか賃貸よりっぽい不動産。ゲストに長い仲間の長府製作所

長栄(2993)

業績

上場最近。

セグメント。賃貸と管理でかなりストック性のたかいやつ。

(銘柄スカウターから)

このへんも。入居率あがるとオーナーも会社も儲かる構造はいいですね。

これは管理で自社で物件確保して賃貸も。

 

 

以下足踏み感のある業績だけど上場前2017からみると一応もっと伸びてる感じも。

わりと高EOEを維持で上場したてもあって信用出来ない所あるけどBPS成長は25.2%/2年でROEも高め。一方で低ROAでつまりレバレッジかかってますね。

そんな感じでストック性高めっぽい事業ですが3Qで順調。

 

で目先上方も入りましたね。「新型コロナウイルス感染拡大防止に対する入国制限が緩和されたことにより、留学生受け入れに関する営業活動が拡大したことに加え、大型不動産売買の成約による手数料収入を計上」

 

 

財務

前期末総資産535億で有形固定442億で有形固定より。だいたい土地建物で自社物件かな?

流動89億。現金84億。でだいたい資産は物件と現金。

負債446億。うち387億有利子負債で自己資本比率は16%ほどで財務は悪め。

まあ端的には大家で資産はだいたい賃貸用不動産で不動産管理スキルを生かして副業?してるとなりそう。不動産管理が本業で副業に不動産買って大家してるでもいいです。

 

CF

 

 

営業CFは出ますね。大家業と管理業なので。あとは不動産どれだけ買うかって話かと。2022は不動産売却で投資CFプラスですね。財務返してるね。

配当は現状利益並みっぽい。減配もしてますね。利益並。

 

アールエイジ(3248)

業績

管理と販売。セグメント。

販売もしてるけど管理中心。

(銘柄スカウターから)

業績。伸びてる感じはないけど、2002からみて赤字なしで利益率も安定的。

BPS右肩。BPS成長とると    9.8%/15年でこういうのは停滞蓄財と言うんだろうと。

代わり映えはしないけど稼ぎ続け蓄財し続ける企業。ROEが落ち気味なところありますね。

1Qで判断していいのかは微妙だけど1Q減収減益で計画も減収減益。

運営管理では管理物件増えてるのになぜかは不明。まあ販売が自信ないということになりそうですが大きな意味では停滞の範囲内なのであまり気にするのも。今期1Qも後退はだいたい販売のせいですし。

 

財務

蓄財という推移。前期末総資産131億で有形固定86億で有形固定よりだし伸びてもいます。流動40億。棚卸資産29億現金9億で2019年以降棚卸資産は後退傾向ですね。

不動産販売から大家と管理業に軸足が移ってきてるはそうでこのへん動見るか。

負債92億で有利子負債83億。で資産的には不動産と借金抱える大家スタイルで加えて縮小してる売り物不動産の構成。

販売加速させてくる可能性はあるけど、計画減収はあまり加速させる気がないのでしょう。

 

CF

 

だいたい営業CFプラス。マイナスの2017、2019は棚卸資産の影響が強いですね。

それで投資先行。設備投資大きめで長期平均FCFは-3.17/16年でマイナス。つまり不動産買わせろでやってきてるタイプ。

還元は利益並み。

 

 

エリアリンク(8914)

業績

ストレージというか貸倉庫。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

 

一時期(2017-2018あたり)とても個人投資家に愛された印象ですが、以後は赤字出たり大きな売上後退などで夢破れた株価推移してましたが、なにげに利益は伸びてきてる推移。

 

 

比較だし流し気味で。売上後退はこの辺となりそうですね。フロー後退。でストック率が高くなるかたちで目先増収も。

なんだかんだストレージは年々稼働率あがってます。

そんな感じで増益、前記は増収にも転じましたと。

1Q出てないですが月次のストレージ稼働率は90%も載せて好調なようです。

 

 

財務

総資産456億で有形固定218億。2019まで有形固定増やしてなさそうでしたが以降は増えてますね。結局自分で増やして管理したほうがいいやってことになったのでしょうか。流動200億現金143億現金増える傾向。転売用不動産49億。これは増えてるともしがたい推移。

負債225億。無借金体質とか決算資料に書いてましたが有利子負債121億とかありますね。ですが、固定資産もって運用するスタイルの会社にしては財務いいのはそうですね。自己資本比率も50%はこの手の会社としてはかなり高め。

 

CF

 

 

営業CFは2016-2018は赤字。このへんは棚卸資産の影響が大きそうで、不動産の回転をやろうとしてたところは。でも以降は不動産在庫減らして不動産販売色は後退。も、あり営業CF黒字維持になってますね。それと同時となりそうですが、2019以降は設備投資を強めてますね。販売から自分で持って運営するに軸足を移してきてにはなりそうです。これはわりとFCF出しながらで借り入れもさしてふやさず現金も積んでますね。なので会社の無借金はどうかと思うけど、財務はかなり安定志向は見られます。

還元は利益並感減配もありですね。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげ
週足であげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

長栄(2993)

テクニカル的には、2021年末に上場からわりと一貫して素直なあげ。月足とか高騰感あるけど、高値安値で1.5倍ない程度で言うほど急騰じゃない。

この順調さに乗るというのもありではないか。目先日足で跳ねてからの安値1971とか2022年末1750あたりを見ながらがよいのではないか。

 


ファンダ的には、基本的に大家さん。特にBS上は大家。不動産をもって客つけて貸す仕事。他人の物件も預かり同様に管理し管理料をとる仕事も。

見れる範囲で伸びてますが、元来大家業はお金がかかり物件取得スピードもそうはやくないので高成長にはなり難いとは。現状はなかなかに高ROE。これは上場でブーストかけるようなことしてる気はするので今後はもっと控えめに見ておくべきではないか。

財務は悪い。これは高い不動産物件取得を繰り返すスタイルなので当然といえば当然。一般的に大家は財務悪くてもしぶといので劣悪な財務はあまり問題視しなくても。負債多いし物件買いたいだろうし還元はあまり期待しないほうがいいかも。

評価。

PER7のPBR1。不動産販売みたいなバリュエーションが付いてるとは。販売に比べればあまりシクリカルなところもなく安定的な傾向はありそうですが(オフィス寄りですが例えば京阪神ビルディングは長期に赤字なし)、近いバリュエーションをつけられてるなとは。このへんは不動産まとめてそうなってそうなところがありここだけが特別低評価ってことはないとはなりそうですが、地味にもってれば以外に不動産全体見直されて報われるかもとかは。

配当利回り高めですがあまり大きく下がる可能性は低そうに思えますが減配はありそうなので過信は禁物。

 

 

アールエイジ(3248)

不動産販売と不動産管理の両刀だけど、目先は不動産在庫は引いてる一方で物件取得はススメていてより大家に軸足が移ってきてるところはありそうです。不動産販売の加速はあるかもですが、目先そんな感じでもなくもともと大家とか管理の方がよりしたいのかもしれません。

あとは不動産大家の特徴に準ずる。CF出るけど投資先行でFCFマイナスで借り入れも多く財務は悪く、資産も固定資産より。

目先は業績後退。これは販売が引いいてるため。賃貸は横ばいに近い。入居率とか空室率は開示なさそう。

評価。

PER9のPBR0.6。評価低いなという印象。ただつねにこんなもんというか常に低評価味はあるのでどう考えるか。販売から手を引きつつあるとなると賃貸専門になるともっと業績安定しそうですがさて。あとは出してるROEとかBPS成長率からはPBR0.6は過小評価感もあります。まあ近年は低ROEになってるんですけど。

まあいずれにせよ化けるタイプからは遠そうには思えるので好みですね。

 

エリアリンク(8914)

貸倉庫。一時販売で売上伸ばしてたところあったけど、それは後退してて自前で倉庫を持って貸す方向に軸足が移ってきてる感は。まだ販売は残ってますが貸倉庫で利益の9割ほどは出すようになり、稼働率とかも伸ばしながら数も増やしてて急成長感はないけどなかなか順調な推移をしてきてるようには。

不動産を取得し運用するという意味では大家業になりそうだけど、そのわりにはFCFだしてるし、財務もわりと借金が軽く安定志向感あります。目先のROEとかは二桁維持でROAなども今回並べたもので一段高い物となっており総合的に貸倉庫は優秀な事業である可能性を読み取れなくもなく。それがいちおう目先まで堅調。販売はしらない。

評価。

PER11のPBR1.2ほど。というところですが評価も上の二社よりされててある意味フェアバリュー。PBR1.2ほどは過去のエリアリンクとしても2018年前後を除けば高い方でわりと見直されてるとは見てたほうが。やすいとかは思わないほうがいいとは思うけど、実際結構優秀で順調もその通りになりそうでこれが続くならするすると行くのも普通に考えられるところなのでそのへんは好みで。

・・な、ところですが回転の早い販売は後退で財務の余裕も保ちつつ伸びてるのであまり高成長にはならない気がするところで過信は禁物な気はいたします。まあでも結構悪くないようには思えますが。

 

 

長府製作所(5946)

給湯器とかエアコンとか。家庭向けっぽさは。

製品情報|【長府製作所】-石油・ガス給湯機器をはじめ、住宅関連機器を扱う総合メーカーです。

 

赤字は1998からみてもないけど伸びてる感じもなくて停滞蓄財ではないか。

BPS成長見ると1.4%/15年でROEみても5%も出せてなさそうで、いろいろと蓄財でいっぱいな低ROEという印象。

財務はとてもよいです。借り入れなども無きに等しくFCFも出てますね。でもそれは還元してほぼ残らないということで、安定して稼ぐけど還元してほぼ会社に何も残らない低ROEですね。

PBR0.6ほど。メーカーとしてはめっぽう低評価という印象。目先は長期下落から反転してるタイミングみたいでもうちょっと見直し続くかもね。その辺を狙いたいなら。自分はもっとディスカウントしていいんじゃないかと思うけど。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

決算中。減収とか減益も保有にあるけど、ルックスルーで言えば伸びてそうなので出だし堅調っちゃあ堅調・・・くらい。

 

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用語解説(日記比較編)

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