大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4421)ディ・アイ・システム/東証ST/情報通信/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ディ・アイ・システムとその他

株価

996円(人々は、スタートで盛大につまずきよろめきつつも立ち上がりつつある。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4421 6193 3798 4631
企業名 ディ・アイ・システム バーチャレクス・ホールディングス ULSグループ DIC
市場/業種 東証ST/情報通信 東証GR/サービス 東証ST/情報通信 東証PR/化学
時価総額(億) 30.46 50.92 210.89 2197.17
株価 996 1703 3390 2309
決算期 2023/09予 2023/03予 2023/03予 2023/12予
予想売上(億) 64.1 65.0 82.3 11500.0
予想営業利益(億)/利益率 3.38/5.28% 5.72/8.8% 17.5/21.26% 430/3.74%
長期平均営業利益率/年 4.67%/7年 3.49%/9年 16.65%/16年 5%/17年
売上成長率(年複利/期間) 14.1%/7年 4.1%/9年 9.5%/16年 0.7%/17年
EPS成長率(年複利/期間) 44.6%/7年 #NUM! 15.9%/16年 -0.7%/17年
BPS成長率(年複利/期間) 43.6%/6年 21.3%/8年 7.6%/15年 3.2%/16年
長期営業CF(億)/年 10.9/7年 16.76/9年 65.17/16年 16.76/17年
長期投資CF(億)/年 -3.1/7年 -12.7/9年 -13.3/16年 -5624.77/17年
長期平均FCF(億/年)/年 1.11/7年 0.45/9年 3.24/16年 92.44/17年
PER 12.81 9.94 15.53 10.93
PBR 2.66 3.35 2.5 0.56
ROE 20.8% 33.7% 16.1% 5.1%
平均ROE/年 35.25%/7年 27.52%/9年 10.42%/16年 10.4%/17年
ROA 9.2% 17.5% 13.7% 1.6%
配当利回り(%) 2.01 - 1.27 4.33
配当性向 25.7% #VALUE! 19.7% 47.3%
総資産(億) 24.58 28.53 87.75 12616.37
自己資本比率(%) 42.9 39.8 79.9 30.7
メモ あげあ いちおあげ あげあ 蓄財

 今週は比較。某所で見かけた銘柄リストの中からブログであまりやってなさそうなものの中から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年03月24日取得。ディ・アイ・システム。システム開発。比較に同業っぽい。ゲストにDI仲間のDICと言うか大日本インキ。

ディ・アイ・システム(4421)

業績

会社資料。

セグメント。

「システムインテグレーション事業(業務システム設計開発、ITインフラ設計構築、アプリ・インフラの運用保守)、教育サービス事業(中堅技術者・新入社員向けIT研修)を営む。」だどうです。

システムインテグレーションとかは利益率高めに思えますが、全体としては以下のような感じで、素直に見ると受注開発中心のシステム開発ですね。

(IRBankから)

従業員見てもそれっぽいですね。

(IRBankから)

 

というわけで伸びてるシステム開発会社。

上場前から含めて2013年から増収が続く、赤字も2016年からないですね。

BPSははねてますが上場して初決算が20119なのでこれでBPS成長とると6.8%/3年とかでで、悪くないけど実績としては傑出してる感じでもなく。ただROE自体は20%近く高いし伸びてるところもあるのでここはかなり優秀である可能性もあるかもとは。

 

ROEの高さは優秀さを見れなくもないけどその他はいろいろ順調なシステム開発会社という印象。

目先1Qで普通に順調ですね。

 

財務

資産増。

(IRBankから)

前期総資産24億のうち有形固定1.5億で伸びてる感じでなく。流動17億は伸びてる。現金9億手形7億。のれん2.3億。

ディ・アイ・システム<4421>、ソフト開発・販売のウイーズ・システムズを完全子会社化 | M&A Online - M&Aをもっと身近に。

ディ・アイ・システム<4421>、システム開発のステップコムを子会社化 | M&A Online - M&Aをもっと身近に。

複数買収してるね。現金も積んでるので今後も買収が飛んでくるかもね。のれん2.4億ほどなので規模としては現状重くもない。

あとその他諸々。

負債14億。主な負債は賞与引当とか退職金とかになるくらいで有利子負債も2億ないくらいでまあ質に問題があるようには。自己資本比率自体は低めなので業績悪化すれば問題になるかも。まあ財務よくても業績悪化だと株価には問題が起きそうですが。

 

CF

 

現金積んでる。営業CFでてFCFは毎年じゃないけどだいたい。設備投資自体は少なめ。

設備投資がいる感じではなく基本FCFは出る感じでしょうね。FCFマイナスはその他の投資、買収とかですね。ただFCFマイナスの2019は売上債権の影響って感じで投資のせいとは言い難いところはありますが。

で、だから現金右肩。現状配当は控えめだけど自社株買いが入りましたね。

 

 

バーチャレクス・ホールディングス(6193)

業績

以下みたいなことしてるって。

原価率水準とかみると基本的に案件受注して労働集約でやるスタイルっぽさは。

(IRBankから)

 

長期業績。いちおう伸びてないこともないけど2019年以後は足踏み感あるし、減収などもあるし、利益は不安定な印象。

ROEBPS推移。乱れがちで、業績のわりにROEも高い気がしますね。財務悪そう。

目先3Qで好調でコロナの影響が少なくなり正常化してる感は。

 

 

財務

前期末総資産28億。有形固定1億なく流動15億で流動より流動は手形多めですね。11億。有価証券多め8億。現金が薄くてこの手の企業としては財務弱めには思えるけどそのぶん有価証券はあるので問題でもないか。

負債17億で有利子負債6億ほどで財務の質はそんなに悪くはなさそうだけど、自己資本比率自体は低め。

それで2020年に純資産10億が5億ほど飛ばしてるけど、これは営業損失2億に子会社評価損で3億ってところで、資産の層が薄くて業績悪化がちょくに財務に影響している感は。これは悪いことでもなく薄いならば復活も早いという感じでBPSなども復活も早いですね。プラスは主に有価証券増に吸収された感ですね。

 

CF

 

営業CFなどに不安定な印象。赤字混じり。長期のFCFも0.45/9年と結構弱めですね。

まあこれは赤字などもありなので、安定してくればもっと良くなるだろうはそうですね。

現在無配。

 

ULSグループ(3798)

業績

ウルシステムズを中核とするITコンサルティング会社。

原価率下げてきてますね。

従業員。

(IRBankから)

・・・ソフト開発でスケールメリットあるやつかな?とも思ったけど、一人当たり売上は維持でもあるしこれは、文字通り労働集約感強いコンサル寄りですかね。

 

業績以下。長期に増収で原価率下げる形でさらに増益。

ROEもあげる方向でBPS右肩。BPSで7.6%/15年ROEあげてるのでEPSはそれ以上。

ただ。2008-2011とかは足踏み感あり赤字もあったりするので、ストック性とかはあまりないとなりそうだし過信は禁物ではないかと。

ですがですが、近年は順調な推移も続き目先3Qも増収増益で通過ですね。

「金
融、情報通信、製造及びサービス業等を中心とする既存顧客が推し進めるDX投資の拡大継続に加え、新規顧客からの需要も着実に加わり」とかで「採用活動については、当第3四半期連結会計期間末のコンサルタント数(注)は398名と例年以上に好調な進捗となり、前連結会計年度末比で38名(10.6%)の増員、また前年同期末比で50名(14.4%)の増員」で普通に順調って感じです。

 

財務

中身見なくてもいいのではないか。

(IRBankから)

まあでも現金だけ54億。はい半分以上現金で右肩。

 

CF

 

 

はい。ですよねーとしか。

還元控えめなので投資とか大盤振る舞いを考えてもいいのではないか?とは思うけどROE自体は下がってもないしどちらでも。

 

日足週足月足の値動き判断

月足でさげてあげそうでもみあい
週足でさげて反転
日足であげ
確認。

評価・売買判断

ディ・アイ・システム(4421)

テクニカル的には、2018年末上場で同時に血のクリスマスは不遇ですが、株安でコロナまでで1650から317まで、以降はコロナ後で急騰で1445いってまた調整で614で週足目先で下落から反転感出てる感じですね。

一応コロナ以後は安値切り上げで上昇で、上場から落ちて仕切り直し上昇の文脈でもあり、それが目先は順調なので見れる感じではありますね。

いろいろ2022年安値の614が基準でしょうか。それを見ながら1040越えの週足上昇続行に1445超えとか上場高値抜きを測る感じでしょうか。

 


ファンダ的には、順調なシステム開発会社。利益率や成長率で傑出ってほどではないけど、とかく順調。ROEや成長性は並以上とみれますね。あるいは相当優秀に片足入ってるかも。目先まで順調って感じには。

CFは安定的。普通にしてればFCFは当たり前に出そう。買収とかもしてます。財務は良くはないけど、問題があるってほどでも買収とかもしてのれんとかもあるので展開次第では大型買収してしくじるとかは考えられますが現状はそういう感じではないとは。

評価。

PER13のPBR2.6ほど。順調なシステム会社がほどほどのバリュエーションに置かれているという印象。実際問題ROE20%クラスがPER13ほどはかなり安いと見るべきなのかなあとは思いますが、現市場環境はこういうのは多そうで、好調なシステム開発会社は多く、その中で目立つほど抜けた数字とかをもってるとするのも微妙であまりするする評価が進むとみるのも。実際下はPER10近くつけててしたもあるくらい。

ただ順調なシステム開発会社がPER13程度に置かれてるってのは妙味あることには思えるので順調さを見ながらつきあうのは全然ありじゃないかとは思ったりします。

順調であり続けるとか、順調さがなくなっても大丈夫だなんて全然言ってません。

 

バーチャレクス・ホールディングス(6193)

システム開発といかIT寄りコンサルとアウトソーシング。案件受注して労働集約で仕事をする・・・もののようには。目先好調で赤字から復活してきているターンとはなりそうです。

CF財務が弱めというか、赤字だから仕方ないのですが、赤字で純資産が半分ほどにとんだところから復活中。ちょっとの赤字で純資産が飛んだり長期のFCFもマイナスに落ちそうになる財務の薄さ、業績の不安定さはあるようには。ただこれは悪いばかりでなく薄いがゆえにプラスだと恩恵が強く実際に相当高ROEで純資産も大きく回復。このへんをどう考えるか。財務は自己資本比率は低い・・つまり薄いけど質自体はとりあえず問題なさそうには思えます。つまり業績が良いならかなり高いROEでみるみる資産増えそうではあります。

評価。

PER10のPBR3.4。目先の業績維持というかROE20%超クラスをしばらく維持できるとい見るなら過小評価感は。ということで順調さが続くなら見れる評価には。

まあ資産増える中で利益PER維持でPBRが下がっていくみたいな展開もありそうですが。でも目先はとりあえず好調を維持して増益方向ですね。どう考えるか。

 

ULSグループ(3798)

ITコンサル。過去に足踏みとか赤字などもないけど、ずっととかく順調。業績もそうで採用もそうですね。ROE安定的で伸ばす方向でROAも二桁安定になってきてますね。CFド安定で財務は現金がすっ飛んでいってます。ストック性とかはないと思うし環境が変わっても好調を維持できるか?は微妙には思えるけど目先までとかく順調。還元は強化してもいいかもね。以前より自社株買いはしてくるようになってるようにも。

評価。

PER15のPBR2.5。出てる安定性と実績を踏まえると高くは見えない。ULSとしても平均以下で比較的低PERですね。下はPER12くらいはあるようです。まあでも順調さが続くと見るなら拾って大人しく待ってれば見込み通り順調が続けば悪い結果にはならないのでは?とは。下手になんか狙うよりいい結果になるかもしれない。まさかに還元大盤振る舞いとか来るかもしれないし。

順調さがとぎれたら知らない。今はそんなかんじじゃないです。

 

DIC(4631)

大手化学メーカー、印刷インキの世界最大手で大日本インキですね。

業績は目先好調で成長?って感じでもあるけど、絶対水準としては2005-2008に準じる程度で成長と言うよりは循環というのが目先までで、過去に足踏みも多め。まあこれからは成長だって見方もできるかもしれない。あとはほとんど赤字がないくらいは堅調。まあ自分としては成長医というよりは停滞蓄財でそれが近年は好調だくらいにいに見てたほうが正解ではないか?とは。

実際株価水準も2014年辺りより下で業績好調が株価に反映されてなく市場の評価は成長ではないというかPBR0.6切りくらいは歴史的低PBRでむしろ近年珍しいくらい低評価。ちなみにBPS成長とると3.2%/16年とか。配当も含めれば悪くもないのでは。

ということで長期に堅調というかむしろ好調なものが低評価なのではありますが。

まあでもこれには触れないと。

2021、2022で大型投資。借りて投資するのムーブで連結の範囲の変更を伴う子会社株式及び出資金の取得による支出で1500億ほど。

独BASF社のグローバル顔料事業(BASF Colors and Effects)の買収完了について | ニュース | DIC株式会社

会社は売上高1兆円、営業利益1000億円を掲げててそれに向かう施策とはいえます。これが実現すると純利益600億とすると今はPER4切りますね。売上はもう届いたとなりそうですが利益はまだまだですね。評価を素直に見ると計画はうまくいかないむしろ失敗を警戒されてるにはなりそうですが。さて。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

決算期が近づいているけど現状なんかあるわけじゃないですね。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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