大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9260)西本Wismettacホールディングス/東証PR/卸売/(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

西本Wismettacホールディングスとその他

株価

3500円(人々は、最初調子に乗って叩きのめされたのちに地に足をつけて這い上がってきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9260 2708 7130 3561
企業名 西本Wismettacホールディングス 久世 ヤマエグループホールディングス 力の源ホールディングス
市場/業種 東証PR/卸売 東証ST/卸売 東証PR/卸売 東証PR/小売
時価総額(億) 502.36 47.74 391.54 452.27
株価 3500 1032 1653 1504
決算期 2023/12予 2023/03予 2023/03予 2023/03予
予想売上(億) 3040.0 560.0 5800.0 245.0
予想営業利益(億)/利益率 110/3.62% 7/1.25% 105/1.81% 17.1/6.98%
長期平均営業利益率/年 3.5%/8年 0.12%/16年 1.6%/1年 2.75%/8年
売上成長率(年複利/期間) 8.5%/8年 1.7%/16年 15.2%/1年 4%/8年
EPS成長率(年複利/期間) 6.2%/8年 6.3%/16年 2.6%/1年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 9.8%/7年 -1.7%/15年 #NUM! 5.6%/7年
長期営業CF(億)/年 268.14/8年 39.28/16年 83.17/1年 39.28/8年
長期投資CF(億)/年 -257.83/8年 -52.54/16年 8.33/1年 -112.11/8年
長期平均FCF(億/年)/年 1.29/8年 -0.83/16年 91.5/1年 -2.78/8年
PER 6.88 6.77 5.67 31.27
PBR 0.7 1.16 0.63 6.13
ROE 10.2% 17.1% 11.1% 19.6%
平均ROE/年 7.91%/8年 1.29%/16年 11.89%/1年 12.13%/8年
ROA 4.1% 4.0% 3.8% 8.8%
配当利回り(%) 4.29 1.16 3.02 -
配当性向 29.5% 7.9% 17.1% #VALUE!
総資産(億) 1792.15 176.74 1808.90 152.71
自己資本比率(%) 39.9 15.7 32.1 24.8
メモ あげ やれれて復活 あげ 落ちて復活

 今週は比較。某所で見かけた銘柄リストの中からブログであまりやってなさそうなものの中から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年03月24日取得。西本Wismettacホールディングス。海外とやりとりする食品卸。比較に食品卸。ゲストにラーメンを世界に売りつける一風堂

西本Wismettacホールディングス(9260)

業績

セグメント。下のふたつは赤字だけど、いつもではないみたいで2020年以前は黒字だったので容赦かな。

主力のアジア食はグローバルおし。

アジア食グローバル事業 | 事業案内 | 西本Wismettacホールディングス株式会社

海外に日本食を売るみたいなスタイルで、日本食レストランも増える感じでそのへんで。

 

そういう色はありますが、以下業績は普通に商社です。

伸びる傾向ですが、2020とかは売上後退で減益とかもないわけでないのでグロースというよりは停滞蓄財で停滞蓄財が好調だくらいにみてた方がいい気は致します。

利益率4%近くで、ROEも二桁乗るかならないかくらいでこれは傑出という感じじゃないけどそこそこ優れているか、好調だくらいではないかとは。

目先好調で決算。いかにも順調って感じです。

計画も堅調ですね。でも傑出とか高成長とかってほどでもなく。まあそんなかんじ。

 

 

 

財務

前期末総資産1792億うち流動1510億で現金757億手形棚卸資産で720億くらいか。

有形固定150億。前期で増やしたね。

「米国の連結子会社における新リース基準の適用に伴うリース資産・リース債務の増加」だそうです。このリース資産が111億。前期からおよそ100億増。その他のれんなど無形資産100億ほど。

リースとか無形はそこそこあるけど、資産のおおよそは現金と手形商品で説明できる範囲でいかにもこのへんは卸です。海外も多いので買収とかもあり上記の固定資産が増えてるところはありそうですね。

負債はまとめて1071億。主な負債は長期借り入れ600億に手形151億ってところで跡その他でしょうか。有利子675億は現金>であるし、自己資本比率は低めもそう財務の質は悪い方にも思えずいいってほどじゃないけど問題があるようには。

 

CF

 

現金増えてる。ですが、現金増えてる理由は財務によるところが大きいですね。財務はだいたい借り入れっぽく。商社あるあるですが、FCFは強くもないところは留意点。FCF1.29/8年とかです。ほぼでてない。まあこれは買収も込なので以下も踏まえるとそこまでではないですが。以下がないとすると単純に年+16億ほどのCFですかね。目先の配当のほうが大きそうです。・・と、現金は見た目とより余裕なく増配等の余地はやはり増益ないとみたいなところはあります。まあ現金自体はもってますけどね。

(IRBankから)

 

久世(2708)

業績

業務用食材の大手専門商社。

2015年までゆるく成長で以降横ばい感あったのが、コロナで大きく後退ででここで結構大きめの赤字。以後は回復してきてる局面な印象。卸では大きな赤字は珍しいですがそれはここが業務用食材の専門商社でコロナが外食を直撃した災厄だったのでこれは仕方ないっすね。

リーマンでも蓄財できたのが、コロナはみるみるBPS減で散財の外食関連のコロナの災厄ぶり。こうみると西本の思った以上にえらいのかもしれません。

なところですが目先は突き抜けてきてますね。

目先3Qで四半期最高益っぽく、ROEBPS減で財務レバレッジもあるでしょうがすっ飛んでいってます。

2Q時に修正あり回復感でてましたが3Q越えて目先も修正「外食・中食市場において、外食市場では11月上旬から顕著となった新型コロナウイルス感染症拡大の第8波に見舞われたものの、政府からの緊急事態宣言等の行動制限は発出されず、年末にかけて客足は伸び、その結果当社の業績も大きく回復いたしました。一方で、1月以降の外食市場の人手不足や食材・エネルギー価格の高騰等の影響が不透明であったため、2023年3月期通期の連結業績予想を据え置いておりました。     しかしながら1月以降も業績は安定して推移しており、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が予想を上回る見通し」ということで復活どころか通り過ぎてむしろ目先好調な感じに。ただ例年4Qは低調なので過信は禁物でしょうか。

目先は非常に好調ですが、コロナ以前は低ROEもある利益率も1%も届かない薄利で凡庸な卸感はあります。コロナで資産がかなり飛んだのはその凡庸というか逆流すればすぐ財産に危険が及ぶバッファのなさが故とも見れます。

 

財務

2019年までは資産増だったのが2020以後で後退。2019年純資産61億が2022年で27億で3年で資産半減は一つの事実。

その上で目先3Qみると総資産236億は前期から大幅資産増。というかコロナ前より大きな総資産ですね。

中身は流動177億で流動よりで現金57億手形商品110億でこのへんは普通に卸ですね。

負債は195億借り入れで現金と同じぐらいで手形類116億でその他で、もうわりと普通の卸っぽくなってますね。

自己資本比率低く健全だとはいいにくいですが、ひとまず資産はまた伸びだしており危機という局面は過ぎたのかなとは。

ただコロナ前から有利子負債増えましたね。現金同等なんで単純に赤字出た分は借金増やして補填した感は。

 

CF

 

FCFで-0.83/16年で長期のFCFマイナスです。投資してる感じでもないので、コロナのマイナスは長期の儲けを現金面でもふっとばすものだったとはなりそうで、16年の努力で成果を残せませんでしたになりわりとかなしみだし、それでマイナスになる程度の収益性はひとまず事実となりましょう。

復活と今後の繁栄に期待しましょうね。くらい。配当は復活しました。

 

 

ヤマエグループホールディングス(7130)

業績

ヤマエ久野の株式移転により成立した持株会社。厳密にはヤマエ久野からの業績連続性はないってことで銘柄スカウターは実績が少ないためグラフ省略。

セグメントくらいははりますか。

(銘柄スカウターから)

 

でも株探は連続性あるよって数字がのってたのでこちらで。

長期に伸びてる。営業赤字もないよーだ。純損失は2002年にあるね。

(株探から)ちなみにグラフはエレフォロさんの株探ツールによるグラフ。

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古いヤマエ久野(8108)はIRBankでも確認できます。

(IRBankから)

薄利もROEはそんなに低くもなく長期には成長、でも毎年伸びる感じでもなくやはり体低蓄財ではないか。

数字上では、BPSも一応・・持株会社化も含めて・・右肩になるのかな?

 

財務

前期末総資産1808億。

推移も見にくいので細々省略しますが、よくある普通っぽい商社だなみたいな感想。

 

CF

実績が少ないためグラフ省略

営業CF、FCF出てるし堅調でないか。

 

日足週足月足の値動き判断

月足でさげてあげ
週足であげ
日足でさげてもみあい
確認。

評価・売買判断

西本Wismettacホールディングス(9260)

テクニカル的には、2017年上場で当初は上がる素振りもあり2018年で5760までいくもコロナまで奈落でコロナで1615まで。そこからは週足で上昇トレンドを形成している感。週足で普通に高値切り上げてるね。日足ではもみ合い感。

その中で日足安値3325をみながら週足上昇続行を期待する感じでしょうか。3850、4390越えてくると月足でも上昇続行感。一方4390で落ちるのはダブルトップで上昇から反転感もなきにしもあらずでその意味だと2348も基準にしたほうがいいかも。

・・そこまでいくとPERで上場最低値更新思想ですけどね。そのへんをみながら。

 


ファンダ的には、順調な国際食品商社。日本食の流行りとかもあり順調。順調ではありますが色々卸の文脈に準ずるようには。成長でも毎年ってほどでもなくグロースと言うよりは停滞蓄財味だし抜けて利益率や収益性や成長性に優れるわけでもなく。おおよそ順調な専門商社。

であり環境にも押され順調なだけとは感じますが、それでBPSで9.8%/7年はまずまず以上の実績でこれに配当と優待もあるようで、5%ほどありそうで15%前後は順調なだけでも十分な成果にもなり得る一つの事例かなとは。

評価。

PER7のPBR0.7。出している実績からは低評価感はある。普通に上場から最底辺のPER帯のようですね。なので好調なわりに評価されてないは一つの事実かと。PBRでいくと0.4台はありそうで好調が落ちてくると下もないともいえないですがどう考えるかですかね。まあちょっと単元大きめですが好調をみながらインカム狙いとかはめっぽういいかもしれませんね。

 

久世(2708)

元来薄利で凡庸な専門商社。BPSくらいは伸ばせてるかなくらい。が、コロナでぶち当たるところでなかなか大きな傷を負った形。卸は多少売れなくても財務まで深い傷が行くことは少ない印象ですが、ここは特にぶち当たる業界だったからか、薄利が故にバッファがなかったからか傷が深めで、コロナで長期の蓄財実績をふっとばし有利子負債を増やした形。ただ目先は復活で財務レバレッジも効いてるのか財務の回復もはやくなんだかんだ四半期では最高益レベルで立ち直りつつあるような。あるいは雨降って地固まるみたいなことになっていくのかも。

評価。

PER6.7のPBR1.2。復活をうけ株価としてはコロナ前に準じる水準まで戻った感は。

コロナでダメージを受けたのに株価は下がってないとはなるのでどうもなあ感はありますがどうみるか。目先は勢いあるしやっぱり雨降って地固まるになるかもしれないのでそうなればもっと上の株価もつける根拠にもなりますがーさて。

PBRではすでに久世としては過去からあまりないレベル。過去見ればPBR0.2台もあるようですね。

 

ヤマエグループホールディングス(7130)

食品商社、最近持株会社化して以前との連続性はひとまず途切れて、いろいろ長期推移が確認しにくい。ということでいろいろ端折りますが、コロナ通じて底堅い感あるしBPS位伸びて目先CFでてるし、ROEも二桁いかなくても安定感あるので総合、停滞蓄財の堅調な専門卸という印象です。

久世との違いを指摘するのは久世が可哀相だけどこれは久世が主に外食業を相手にしてるのが大きな理由そう。よって業績の差ほど企業としての優秀さには直結しないかなとは。ここはスーパーとかコンビニとかが主ですね。あと食品以外もやってるね。

目先3Qも順調感。まあ好調な停滞蓄財の商社ですね。

評価。

PER6のPBR0.65。順調な商社としてほどほどの評価くらいか。ヤマエ久野時代からPBRで0.45〜0.8くらいみたいなだし、大きな意味でROEも変わってなさそうなのでいかにも上もあるよくるバリュエーションくらいでしょうか。順調さをみながら企業価値上昇分くらいを狙う感じなら手打ちとしてもいいかなぐらい。順調さが続く前提ですけど、トピ程度のリターンをトピより低リスク(低PBR)でって趣旨には合う気もしますし。

 

力の源ホールディングス(3561)

博多豚骨一風堂

国内のほうが規模が大きいけど海外もなかなかで利益は目先海外の方が上。

国内も海外もコロナで後退して復活中。

目先利益でコロナ前を凌駕してきてますね。コロナも越えてROEも伸びる傾向でいろいろ。雨降って地固まるという感じでしょうか。

 

コロナで自己資本比率も追い詰められた感あるけど、前期末でもうコロナ前と遜色ない自己資本比率に復帰で前期でおおよそコロナからの危機をやりすごしむしろパワーアップというかだから雨降って地固まる感出てます。

目先3Qでも復帰が進んで営業利益前年比だとは前年比+159%と弾けた水準でそしてこれは四半期でも過去最高となりそうですね。

というわけで目先完全復活で希望の未来へレディ・ゴーッ!!感でてて目先の株高も理由ありとは思うところですが、バリュエーションをどう考えるかですかね。

PER33で30超えでPBR6で、もう非常な高バリュエーション帯に突っ込んできてます。まあギフトもこれくらいなのでイケイケラーメン屋はこんなもんとは見れますが、とりあえず安いとかは見れないですね。希望の未来あるかもしれませんしギフトなら高PER維持しながら希望の未来に向かってますのでナシと言えません。好調さを確認しながらボラに耐えると言うなら優待のラーメン食べながら待ち続けるのもまあありやもしれません。

ちなみにゴッドガンダムはみたことないです。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないけど、今週はわりと仕事が忙しいというかあまり余裕なさげであまりブログとか書いてられないです。来週もそうかも。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表