大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9213)セイファート/東証ST/サービス(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

セイファートとその他

株価

1033円(人々は、逸ったり落ち込んだりしたけど冷静になってきている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9213 3660 3974 2872
企業名 セイファート アイスタイル ティビィシィ・スキヤツト セイヒョー
市場/業種 東証ST/サービス 東証PR/情報通信 東証ST/情報通信 東証ST/食料品
時価総額(億) 13.64 375 26.25 58.81
株価 1033 481 501 10890
決算期 2022/12予 2023/06予 2023/10予 2023/02予
予想売上(億) 23.64 400 26.56 39
予想営業利益(億)/利益率 2.68/11.34% 5/1.25% 2.38/8.96% 0.1/0.26%
売上成長率(年複利/期間) -3.3%/3年 21.6%/12年 -2.3%/9年 -1.5%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 32.5%/3年 -16.7%/12年 -0.9%/9年 -6.6%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 18.5%/2年 16.9%/11年 5.5%/8年 -3.6%/14年
予想ROE 17.2% 0.3% 7.8% 0.4%
平均ROE/年 28.34%/3年 5.42%/12年 6.41%/9年 -1.66%/15年
実績ROA 8.8% 0.1% 4.9% 0.2%
予想PER 7.95 1173.17 11.55 1071.85
PBR 1.37 3.86 0.9 3.77
配当利回り(%) 4.36 0 1.7 0.46
配当性向 34.6% 0.0% 19.6% 492.1%
総資産(億) 18.79 221.68 34.7 20.91
自己資本比率(%) 26.6 38.1 62.7 52.5
長期営業CF(億)/年 4.93/3年 89.11/12年 22.33/9年 17.52/15年
長期投資CF(億)/年 -1.01/3年 -191.58/12年 -6.89/9年 -16.35/15年
長期FCF(億)/年 3.92/3年 -102.47/12年 15.44/9年 1.17/15年
一言感想 よくわかんないけど蓄財 仕切り直し中? 停滞蓄財 停滞散財

 今週は比較。2023/2/9のKABU+データで配当性向40%以下、ROE10%以上配当利回り3.5%以上のもの(対象164銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。一定以上の収益性を保ちつつ、配当性向低めで配当利回り高めなのを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年02月13日取得。セイファート。美容室の広告とか人材紹介とかの支援サービス。比較に美容っぽい。ゲストに”セイ”仲間のセイヒョー。

セイファート(9213)

業績

美容室サポート。記事作成時に丁度通期決算がでてますね。説明資料も。



以下の業績も更新したけど、前年比売上-1.8%に営業利益-11.3%で成長という決着ではないですね。機種予想も下回ってるのもマイナス点。会社としては売上総利益は増加したので底を見てほしそうな資料作りしてますがー

 

それで計画は以下。営業利益は増益としてますが増収はなく、うん成長って感じじゃないですね。いちおうIPOです。

 

・・・となかなか渋いようには見えるわけですが、一応通期計画の予想EPS135.41がでると目先BPSではROE17%とかでてこれはわりと高収益と言える水準でバリュエーションも踏まえれば。

 

 

財務

目先決算で総資産18億。流動14億で現金12億。有形固定0.5億で流動より。というかかなり現金よりの構成ですね。

負債は

7.7億。前期13.8億からかなり負債は圧縮。有利子負債がへってそうですね。有利子負債1.3億くらいかな。7億程度返してそうです。たぶん上場資金でですね。

事業もあまり資産要るタイプにもみえないしわりとCFBSは余裕になりそうなところは。もちろん業績は悪化しない前提で。

 

CF

めさき営業CF普通に出て投資してFCFも出てそうで、それで株式発行で4億程度出てそのままだいたい負債返して財務で-1.7億なので大体6億負債返しましたですね。

上場して財務きれいにしてもらって仕切り直しって感じですね。

 

アイスタイル(3660)

業績

化粧品・美容ポータルサイトアットコスメ

セグメント。

(銘柄スカウターから)

アットコスメ中心かと思ったら、売上は小売で利益はプラットフォーム。

小売も@cosme関連なので、アットコスメで口コミ集めて集客してそこから自社ECサイトで化粧品を買ってもらうスタイルで実際両輪感ありますね。

それで業績は以下で売上伸びてますが赤字になっててどうなの?感。

大幅減益2019「来期の業績を勘案しシステム投資資産を一部特別損失に計上したことや、計画に対して進捗が遅れている一部店舗に関する減損損失の計上」

赤字2020「大型旗艦店の家賃をはじめとする先行費用等により当初から赤字計画であったものの、Global事業の不振やシステム再開発に伴うソフトウェア等の償却費増加もあり当初計画を上回る赤字額となり」

2021「新型コロナウイルスの影響を大きく受けている大型旗艦店「@cosme TOKYO(アットコスメトーキョー)」(2020年1月オープン。以下、「大型旗艦店」という。)及び香港店舗の業績不振により連結全体で赤字となりましたが、Beauty Service事業のECの業績貢献や、Global事業をはじめ各事業における徹底した収益性改善により、前年同期比で赤字額を約17億円縮小」

2022「賞与引当金繰入の増加や、On Platform事業におけるソフトウエア償却費の増加等、販売費及び一般管理費が増加したものの、増収に伴う売上総利益の増加により前年同期比で改善しての着地」

いろいろコストかかる中でコロナ来襲で特に小売が厳しかった印象ですが目先小売は利益復帰ですね。

とはいえプラットフォームは伸びてなく減益傾向ありそうで、小売は薄利でグローバルは赤字と傷も多い印象。

そのなかで今期2Qは黒字通過で結構な増収ですね。一息ついた感はあるけど、主に薄利な小売が増収するも全体の利益は芳しくないとどうみるか。

 

財務

利益剰余金マイナス。

で、2019年で純資産大幅減ですね。2020に大きな減損入ってます。、特別損失として海外子会社※1ののれん・資産の減損等で2,355百万円、海外の一部店舗※2における資産の減損等で630百万円、ソフトウェア等の減損で142百万円を計上」その後は回復だけどここで結構やられた感じです。

前期末総資産221億で有形固定13億に流動130億なので流動よりですね。近年足踏み。無形固定42億のれんとか減って増えてたり。

買収とかちょこちょこしてそうで目先も入ってますね。

アイスタイル、化粧品専門店「東京小町」を買収 | ネットショップ担当者フォーラム

のれん減損とかもしてるしあまり買収うまくないかも。

いちおう目先純資産伸びるなど回復感はあるけど、財務自体はそんなに良くないほうかな。

 

CF

営業CF自体はでてそうですが、買収とか投資とかでFCFはマイナス。

近年無配におちてる。このへんどうみるか。

投資はして事業はあまりうまくいってないとはみれますね。利益剰余金マイナスだし。

 

ティビィシィ・スキヤツト(3974)

業績

セグメント。

(銘柄スカウターから)

美容室向けのシステムと言うか、POSレジとか勤怠システムとか予約管理とかするやつですね。軽めのシステムみたいな印象・・が主。

 

業績は横ばいかあるいは衰退気味。ただ利益はでてるね。BPS成長は5.5%/8年ととれてるので停滞蓄財じゃないでしょうか。

ROEも下がってる感じでもないので、なんだかんだ堅調に稼いでいるくらいじゃないでしょうか。

通期決算でて、いちおう増収増益。堅調ですね。

「美容サロン向けICT事業では、提供する製品やコンテンツサービスが、IT導入補助金の対象になりユーザーサロンのDX化の需要に応えております。さらに、令和5年10月より導入されるインボイス制度(適格請求書)に対応する販売管理システムの需要見込み増など、追い風と言える市場環境が継続」みたいな背景がありそうで美容室向けで「美容サロン向けICT事業では、収益の柱をシステム販売(物販)から保守、コンテンツ、新たな課金型サービスへ着々と移行しております。業績は、好調な受注に支えられ大口納品も順調に推移し前期実績を大きく上回る結果となりました。システム販売(物販)においてはIT導入補助金を活用したシステムの入れ替え需要も多く、2月よりDX認定事業者として取り組んできたことも業績貢献の一因として大きく作用しました。ストック型コンテンツである「Googleで予約(Reserve with Google)」、「楽天スーパーポイント連携」、「スマホアプリ(Salon Appli)」、また今期リリースしたSaaS型システムである「BEAUTY WORKS」等々のコンテンツ獲得も順調に推移しております。今後も新たなコンテンツサービスを開発し、課金型ストックビジネスをさらに成長」

ながいけど、補助金も利用して受注増えてるながれでわりとDX化のながれも組む感じになってそうな印象も。

これから1Qとかくるのでどうでるかですね。

 

財務

蓄財。

(IRBankから)

目先総資産34億で流動20億で現金17億。有形固定8億で流動よりで有形固定は増えてないと言うか、前期で半減ですね。「当社グループが所有しておりました本社屋の土地売却」と土地売ってます。あとはソフトとか多めですね。

負債は13億で普通に<現金で有利子負債5億に未払い1億退職金3億とかで自己資本比率以上には財務健全ですね。と、普通に堅調なソフトハウスのBSですね。

ちなみに本社売ったのは売ってと打診があったからみたいです。名前からみるに身内ですね。

 

CF

営業CF安定で、投資も少なくFCFだいたい出てますね。

配当は利益並感あって減配もありますね。

2022年は自社株買いしてますがこれは上のTBC学院が株売りたいと言ってきたのを自社株買いしたとなりそうで、還元姿勢の変化かというとどうでしょう。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげか三角持ち合いか
週足でわりと三角持ち合いっぽい
日足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

セイファート(9213)

テクニカル的には、上場わりと最近で週足でみるといいと思う。上場からあげるもすぐ落ちてあげるもまた落ちてで、高値で1650、1513、1274の安値で673、999、1020と上場から三角持ち合いを形成してるような感じでそろそろ最終局面で、上放れ下離れでも動意づいたうに向かうなんて視点は。

上だと、1274とか1110超えるとそれっぽくなるので日足安値の999とかみながら抜ける展開になるならとか。例えば。

 


ファンダ的には、美容室関連の求人広告とか紹介とかの主に人材系の支援サービス。上場したてではあるけど、すでに成長感なしで停滞蓄財感の趣き。とはいえ利益は出ててなにげにROEなども高く、投資とか要らなさそうで要するにいろいろ身軽な事業スタイルであるようには見えるし、上場資金で財務きれいにして投資も要らなく儲かりそうなところはあり、地味ながらわりと還元と蓄財でわりとそんな悪くない選択肢になるかもとは。

字面でEPS135出て配当42円で90円ほどBPS増えるだとBPS増11%ほど出そうで配当利回り4%ほどで年15%ほどとか皮算用できなくもないです。まあ皮算用過ぎるところはありそうですが。それにこういうふうになってもROE下がりそうでもある。

評価。

PER8のPBR1.3ほど。決算で動くかもだけど、ちょっとネット寄りで資産軽めの停滞蓄財の企業としてはみるとROEも低くもないと言うか高い方になるし、成長がないとしても見れる評価だというところはあり意外にありかもしれない。

まあでも上場したてで未知数なところおおいしROEとかさがっていって株価水準変わらずPBRさがってバランス取れるとかすごくありそうな気もしますが。

まあでも分散配当枠の一つとかでちょっと色をつけるみたいな感じだとわりといいかもしれません。

 

アイスタイル(3660)

コスメ口コミサイトに小売をつなげるスタイル。成長感はしてるけど、コストかかる中コロナきて目先収益性がどうなの?感。ポータルサイトは利益出てますがこれは成長なく小売が伸びてるけど赤字におち目先薄利。海外は赤字。目先は小売が一服で全体黒字化は見えてきてはいますし、そうなると一応伸びて黒字で利益率が伸びれば一変もありうるとは思いますがさて。

一方で純資産が伸びてなくFCFがマイナス。投資が多いですね。買収とかも。一方で行った買収がうまくいかずに減損とかもちらちらで、儲からないところに投資してしくじって資産を伸ばせないみたいな印象。この辺をどうみるか。

評価。

PER1000超えのPBR3.6ほど。まあ低ROEなのでPERはいいとしてPBR3.6は普通に高評価帯でまともに利益出てる成長株みたいな評価水準。率直な感想言うなら御冗談を!?ですけど、のびてる小売がもっと回復して利益出ると辻褄合っちゃうかもしれないからこれは自分の好みに合わないからですが。

 

ティビィシィ・スキヤツト(3974)

主に美容室向けシステムで、成長感なく停滞蓄財という印象。地味ですけど、地道に稼いでそしてやっぱりソフト寄りでCFの筋がよくFCFは余裕だし故に財務も余裕で堅調なソフト会社という印象のCFBSしてますね。

目先、インボイスとかDXも絡んで美容室が好調に来てる印象があります会社もSaaS向けに切り替えていくという方針をだしており。これらがこれまでの傾向を変えるとするかしないかでしょうか。

評価。

PER11.5のPBR0.9。評価としてはフェアーというか地味めなソフトハウスって評価に見えて現状そのとおりに見えるからこんなもんかも。PBRくらいで上も下もという感じですね。今後ストック化が進む形で増益とかくると見方変わるかも知れませんけど。さて。

 

 

セイヒョー(2872)

創業100年のアイスクリーム・氷菓メーカー。

氷菓とかアイス中心ですね。

業績以下。薄利で赤字ちらちら。売上も過去から落ちて2011年くらいからは横ばい。

結局の所15年前ほどから売上、EPS、BPSすべて減らしてて、現状維持でいっぱいいっぱい蓄財もままならない低ROE企業としか。ていうか平均ROE-1.66%/15年でマイナスです。目先売上上方も利益は赤字ギリギリで傾向が変わったようにもみえません。

 

CFで営業で17億稼ぎ投資で16億使いFCF で1.17/15年という感じで涙ぐましく小銭を稼いできてる感。これだと財務は改善しませんね。なんとか維持で耐えてるみたいです。

そんなかんですが去年からやたら株高してますね。4月通期決算からみたいですが、同時に「資本提携契約の締結、第三者割当による新株式の発行及び 主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ」とかでてて

これっぽいですね。

株式会社セイヒョー(新潟市北区)が株式会社Wealth Brothers(東京都港区)と資本提携、第三者割当による新株式の発行により3億2,323万5,000円の資金調達 | 新潟県内のニュース

これで思惑とか絡んで吹っ飛んでるという感想。

というかそうとでも考えないと、長期ROEがマイナスのBPSも増やせてない企業に現在のPER1000超えにPBR3.7とか説明できんわってなります。

端的に現在の会社の状態からすると現在の株価水準は異常だと断じざるをえません。そういう思惑の中で戦いたい人はいいかもね。優待でアイスももらえるようだよ?

内容自体はわりと魅力的に思える。今だとと分割するようですのでそれを踏まえて利回りだすと0.5%ほどみたい。配当足して1%かな。

【超豪華】セイヒョー(2872)から株主優待が到着しての感想│ペンギンの株主優待ブログ

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないっす。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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