大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9066)日新/東証PR/倉庫・運輸(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

日新とその他

株価

2090円(人々は、餌に釣られて幸せになったと思うも騙されて撃沈も立ち直り自分の足で幸せに近づこうとし始めてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9066 9078 9063 2897
企業名 日新 エスライン 岡山県貨物運送 日清食品ホールディングス
市場/業種 東証PR/倉庫・運輸 東証ST/陸運 東証ST/陸運 東証PR/食料品
時価総額(億) 423.7 90.98 59.75 11685.07
株価 2090 820 2665 11360
決算期 2023/03予 2023/03予 2023/03予 2023/03予 I
予想売上(億) 2100 500 395 6600
予想営業利益(億)/利益率 130/6.19% 17.2/3.44% 12.9/3.27% 520/7.88%
売上成長率(年複利/期間) -0.3%/16年 1.5%/16年 -0.5%/16年 3.9%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 5.9%/16年 7.1%/16年 #NUM! 4.4%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 3.8%/15年 3.5%/15年 4.8%/15年 2.3%/15年
予想ROE 12.3% 6.7% 5.0% 8.8%
平均ROE/年 6.46%/16年 5.06%/16年 6.06%/16年 7.42%/16年
実績ROA 6.8% 4.1% 2.3% 5.6%
予想PER 4.15 5.2 5.56 30.37
PBR 0.51 0.35 0.28 2.68
配当利回り(%) 3.83 2.68 2.58 1.23
配当性向 15.9% 14.0% 14.3% 37.4%
総資産(億) 1448.98 416.43 425.56 6834.23
自己資本比率(%) 49.4 61.6 44.8 59.6
長期営業CF(億)/年 963.67/16年 340.06/16年 415.17/16年 6162.59/16年
長期投資CF(億)/年 -641.22/16年 -276.32/16年 -253.93/16年 -3857.17/16年
長期FCF(億)/年 322.45/16年 63.74/16年 161.24/16年 2305.42/16年
一言感想 停滞蓄財 停滞蓄財 停滞蓄財 いちおあげ

 今週は比較。2023/2/9のKABU+データで配当性向40%以下、ROE10%以上配当利回り3.5%以上のもの(対象164銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。一定以上の収益性を保ちつつ、配当性向低めで配当利回り高めなのを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年02月10日取得。日新。物流。国際総合物流っぽい。比較に低PBRな物流っぽい。ゲストに間違えて買いそうな日清。

日新(9066)

業績

物流です。長期に停滞しているという印象だし、営業赤字なし純損失が2001年にあるだけですかね。はい。とBPS成長辺見ると    3.8%/15年とかで停滞しながら蓄財してる停滞蓄財という感想以外の感想などないです。

・・・てのは言い過ぎで目先珍しいくらいの増益ですね。ROEも平均    6.46%/16年ってのが目先予想値は二桁乗せてきてます。

停滞蓄財が調子いいという感じですね。

2022「自動車関連、化学品・危険品、食品物流の重点3分野へ注力し、海上、航空ともに旺盛な貨物需要に対応したほか、スペース不足や港湾混雑の中、専門性を活かしたサービスの提供等により好調な取扱いが継続しました。旅行事業においては、厳しい経営環境が続く中、経費削減施策を進めた結果、営業損失額は大幅に改善」

よするに、需要逼迫の中で恩恵受けたって話で厳しい旅行もコスト削減が進みましたねって感じでしょうか。

今期も上方をこなして「利益面では物流事業において、輸送需要の高まりによる好市況が想定を上回り継続したことから、当初計画を上回る見込み〜、上期の進捗を反映したことに加え、物流事業ではスポット案件の取り扱いや、好市況については徐々に収束に向かうことが予想される一方で、為替が円安傾向に進んでいることから、その影響に伴い売上、利益の増加が見込まれること、旅行事業においても主力の業務渡航の取り扱いは引続き回復基調が見込まれる」

と、引き続き活況で旅行も回復してきて3Qでなかなか弾けた増益になってますね。ただ好市況は徐々に収束とは言ってるのをどうみるかってところはありますが、字面通り捉えると、停滞蓄財がコロナ以降の物流活況を受けて調子乗ってたが落ち着く方向に向かっていきそうくらいでしょうか。

 

財務

前期末総資産は1448億で有形固定資産が566億は2020年以降投資進めてきてますね。

流動地味あげで622億。丁度投資期に活況がぶつかった感はありますね。今期も有形固定増えてますね・・・

見ると中期計画出してますね。

中期経営計画|経営方針|株式会社日新

更新するかも知れないので、第七次のPDF(見たい人はコピペして貼って)

chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.nissin-tw.com/ir/policy/pdf/Seventh_Medium-Term_Business_Plan.pdf

 

明確に成長を意識した計画でそれに伴い今回は投資が進んでるとはなりそうで、これを信用するかですかね。ROE9%でれば過去からはえらいです。ただ過去の計画見ると売上未達なことが多いですね。・・ただ今回は投資を進めてるはありますね。どうみるか。・

 

 

CF

営業CF安定。それで2019年から設備投資増えてますね。同時に2021はFCFマイナスですが、その他だいたいFCFでてます。投資も無理ない範囲で進めてるはそうですね。

そして増配傾向に最近は自社株買い入ってます。ただ配当性向が高くなってる傾向あるんので増益ないと増配維持はしんどいかも。

 

エスライン(9078)

業績

物流。国内中心。

1998年辺りから見て地味に成長で営業赤字なしに薄利はわりと多くの運送業でみる業績傾向。純損失は2006年、2009年にありますね。

薄利だけど地味に稼ぎ続けるインフラ。EPS    7.1%/16年とかでてますが売上BPSはもっと下ですし減益などは結構挟むのでやはり停滞蓄財としてみるべきか。

蓄財だと    3.5%/15年で物足りないですが、まあROEとかみてもそんなもんだろうなという感想。

というわけで停滞蓄財ではないか。目先下方とか入ってるけど、停滞蓄財の範囲内に思える。まあ、わりと利益取れてないようには見えますし、不調なほうにはなるのかな。

 

財務

蓄財ですねという感想以外ないです。

(IRBankから)

財務はわりとよいですね。有形固定が280億くらいあって増えてる感じなので投資は要るし投資して持ってる資産で地味に稼ぐやつには土地建物多めには見えるので倉庫とか拠点よりのスタイルかも知れませんね。

 

CF

営業CF出て、投資もいるけど長期にはFCF出てる感じ。上の表で投資営業CF比率はそんなに良くないかな。堅実だけど収益性は高くはなさそうです。

増配傾向。自社株買いも時折。配当性向を高める方向で来てるのでこれ以上は増益ないと現金減りそう。

 

岡山県貨物運送(9063)

業績

エスラインも停滞よりだったけどこちらはまさに停滞。

2000年ぐらいからおおよそ売上規模が変わらない。よこばい。

ただ営業赤字は1999年からなく純損失も2010年以降はないくらいで、安定感はかなりというかタイプとしてはSラインと同じですね。停滞蓄財。

その中で実はBPS成長で4.8%/15年でSラインより上で平均ROEでも6%ほどで低ROEよりとも言えない水準だったりはします。増収感がこちらはまったくないのをどうみるかではありますが。


3Qまできて停滞って感じのものがきてます。

通常運転ではないか?

 

財務

蓄財。まあ総資産は増えてなく負債返してるかんじですね。

(IRBankから)

有形固定も維持とうか投資しないで減価償却で減ってそうな推移で前期末256億。

かなり財務良くなりましたがまだ道半ばですね。逆に言えば負債を返す余地がある。

 

CF

営業CFだして投資してFCFでて負債を返してるというムーブが続いているようには。

配当控えめ。負債を返したいって感じなのでしょう。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげてさげてまたあげ
週足であげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

日新(9066)

テクニカル的には、2013年くらいから2017年までの上昇があり1000円前後から3590まで。以降は下落に転じ結局おおよそ行って来いでコロナ安値で1163を刻み以後は出直してのびてるという感じ。3590には到達してないけど、目先高嶺2249は、2017年までの高値は破ってるので、3590はあるけど長期上昇は長期上昇。このまま3590まで破れば長期上昇感はより固まりますね。倍なら破るし倍でもPER8.4のPBR1だね。ここらの実現可能性を測りながらみていくかんじでしょうか。目先順調なので底は測り難い。1471ですかね?

 

ファンダ的には、停滞蓄財の物流。長期に堅実に稼ぐが低ROEつっこんでいて蓄財スピードは早くもないくらいの停滞でしたが、近年は中期計画で明確に成長を目指して投資を進めてるところがあり、その中でコロナの需要増で報われてるところはありそうです。このへんのムーブがコロナ沈静化してどうみるか?目先好調が成長なのか一時だけでもどるのか?みたいな視点でしょうか。

投資と言っても無理してる感じなくだいたいFCF出てる範囲内。減配とかなさそうですが配当性向はあがってるところあり、増益が一時だと減配もくるやも。

過去の中期計画はあんまり売上未達が多くあまり信用できない。ただ今回は投資を強めてるのはそうですね。どうみるか。

評価。

PER4のPBR0.5。あまり評価されてないという印象。というか日新としても低いよりのPBRとかになりそう。まあ物流関連自体ドライバー不足懸念などもあるのか低評価におかれているのが多めですね。そんなかんじで目先好調もわりと評価としては定位置感。

そういう人不足が業績に顕在化するとかでないなら拾うのもいいかもしれませんね。これは物流全体に言えそうですが。

 

 

エスライン(9078)

物流会社。長期に地味に成長ですしなんとなく利益も伸びてますけど、低ROE寄りであるし高成長でもなく低収益な方になりそうで、ざっくり低ROEの停滞蓄財。

その中で財務は地味に良くなってて増配もしてて偉いですがそろそろ増配は増益ないと現金減りそうな雰囲気は。

目先下方とかきてるけど、長期の停滞の範囲内じゃない?って思える。

評価。

PBR0.34。PBR0.3台で評価としては底辺の部類。冴える感じじゃないし変化が期待できなさそうのは低評価になるのはやむなしか。

まあですが、ちょっと還元性向高まっててBPS成長3.5%/15年が今後も続くかは定かじゃないではあるけど、もし出るなら配当に優待クオカード長期額面評価で利回り5%とみて、合わせて8.5%割り引いて7%と見てそれがPBR0.3台はかなり見れるとかは見れるので、優待分散枠に突っ込むとかは向いてるかも知れません。

 

岡山県貨物運送(9063)

堅調な地域運送会社。永遠に停滞する業績で延々負債を返してるような感じで停滞蓄財。

とはいえ、ROEは低いってほど低くないしBPS成長とって4.8%/15年とそんなに低くもない。配当わせて年7.5%くらいか。

評価

PBR0.27でPBR0.2台。極めて低評価。変化も知れてるし地味極まりない中で残当としか。

まあでも配当BPSで7.5を割り引いて7%くらいをPBR0.2台はわりと見れると思うし、PBR0.2台自体が地味な岡山県貨物運送としてもここ5年間コロナ最安値に準じる低PBRだったりはしそうで拾って我慢してたら案外むくわれるかもです。そういう戦い方が好みなら。

 

 

日清食品ホールディングス(2897)

日清様。

長期に赤字もなくゆるやかに成長感もあり食品でも上位の利益率とかなりそうで新手めてみると安定的でそして結構優秀な印象。

ただ高成長じゃないですね。売上EPSBPSでみても年5%伸びてないし、PER30程度で配当利回りも1%台で評価高いので投資としての美味しさはどうでしょうか・・とは。

目先3Qで上方。目先は好調ですね。好調な割にPERでよくある水準なのでPER維持で成長を期待ってセンで入ってもいいかも知れません。

長期に自己資本比率が落ちてて有利子負債なども増えてます。FCFはでてるので、これはROE意識してのレバレッジをかけてきてるのかも。実際問題過去よりROE上がる傾向。現金>有利子負債みたいなので返そうと思えば返せそうです。

総合堅実で長期成長な大手食品。堀に類するものもあるかもしれない。ただ成長性はそんなに高くないと繰り返す感じバリュエーションが並ですが大手信仰ならまあこういうのも。できれば安いときに手を出したいものだと思うけど。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

 

平和ですって。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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