大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4435)カオナビ/東証GR/情報通信(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

カオナビとその他

株価

2415円(人々は、一発当てたが消えて都落ちするも地方で頑張りつつある。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4435 4071 4849 3710
企業名 カオナビ プラスアルファ・コンサルティング エン・ジャパン ジョルダン
市場/業種 東証GR/情報通信 東証GR/情報通信 東証PR/サービス 東証ST/情報通信
時価総額(億) 279.6 1126.95 1223.01 34.37
株価 2415 2787 2460 654
決算期 2023/03予 2023/09予 2023/03予 2023/09予
予想売上(億) 57.4 106 661.91 28
予想営業利益(億)/利益率 1.2/2.09% 34/32.08% 43.69/6.6% 1.3/4.64%
売上成長率(年複利/期間) 52.6%/6年 32.5%/4年 7.4%/15年 -0.2%/16年
EPS成長率(年複利/期間) #VALUE! 42%/4年 -1.4%/15年 -8.7%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 46.8%/5年 34.2%/3年 8.3%/14年 5.9%/15年
予想ROE #VALUE! 40.3% 8.5% 1.6%
平均ROE/年 -41.92%/5年 38.84%/4年 15.34%/15年 6.93%/16年
実績ROA #VALUE! 32.7% 6.0% 1.4%
予想PER #VALUE! 43.08 32.85 41.71
PBR 21.17 17.36 2.8 0.68
配当利回り(%) 0 0.47 2.85 0.92
配当性向 #VALUE! 20.1% 93.6% 38.3%
総資産(億) 39.92 79.44 562.15 58.22
自己資本比率(%) 30.2 81.2 72.2 84.7
長期営業CF(億)/年 12.87/6年 51.12/4年 823.07/15年 66.69/16年
長期投資CF(億)/年 -9.22/6年 -7.42/4年 -304.03/15年 -39.33/16年
長期FCF(億)/年 3.65/6年 43.7/4年 519.04/15年 27.36/16年
一言感想 増収黒字化 あげあげあげ 崩れて持ち直し? 衰退?

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年増収率10%かつROIC15%のもの(該当149銘柄)をみてきになったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年01月31日取得。カオナビ。人材マネジメントSaaS。比較に同業っぽいタレントパレットのプラスアルファとエン・ジャパンが主力じゃないけどタレントビューアーってのをやってるのでエン・ジャパン。ゲストに乗り換えをナビするジョルダン

カオナビ(4435)

業績

人材管理システムのカオナビ。のみの専業みたいですね。

カオナビ|【シェアNo.1】社員の個性・才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステム

シェア一位で人事に深く関わるシステムでかなりストック性が高く一種の堀に類するものを持ってることも想像できるところですが・・

資料見ますと実際ストック比率高めで

そして軌道にのったSaaSっぽく利益率高め。

それでチャーンレート(解約率)は0.49%で極めて低く、利用企業数は右肩でARPU(いちユーザー売上)も上昇傾向ですね。

この辺の推移をみても軌道にのったSaaSという印象。

ただARPUは伸びが鈍化してきてそろそろ頭打ち?感もでています。

 

ただ、全体利益としては薄利。

 

まあこれは販管費ブーストのせいですね。

原価率とか低く販管費を押さえればいつでも利益は出せるスタイルではありそうです。

(IRBankから)

現状はシェア取りのための販管費をブーストして売上とシェアを取りに来ているという中で、目先は利益も出し始めてる・・くらいの局面でしょうか。

焦点は、販管費落としてどれだけ成長と両立できるか?・・と、バリュエーションではないかと。

その増収率ですが、2019あたりは+77%とかでしたがだんだん規模もでて増収率が落ちてきているのは一つの事実ですね。

ただ目先2Qで実績+35%は加速ですし+30%程度を維持するなら絶対的な成長性としては相当となる感じではありますね。

仮に+25%を維持できるとして3年で売上倍で6年で4倍で176億としてその時営業利益30%程度(タレントパレットと同等)で営業利益53億で純利益31億ほどとみてそこで現時価総額水準でPERで9ほどで、6年ほど25%成長続けば無成長PER10切り・・とかは皮算用をできなくもないですし、6年ほど成長を織り込んでるともみなせなくもないのですが参考までに。

 

 

財務

前期末総資産40億ほどで流動32億現金28億。有形固定2億ないくらい。あとは敷金とかが大きいくらい。

負債は27億ですが主な負債は前受収益15億未払い関連5億とかで有利子負債は5億ないくらいで、自己資本比率は低いけど財務の質は極めていいくらいで事実上問題ないですね。

 

CF

営業CFが出始め伸びてきてますね。

投資自体は低めでFCFも出始めて財務CFも放出に入ってますね。

まだ無還元。

 

プラスアルファ・コンサルティング(4071)

業績

タレントパレットとその他。いずれもSaaS系サービスで全部利益出てるね。

(銘柄スカウターから)

主要サービス概要。

重要指標はこれらかな。

売上。

 

解約率。

 

タレントパレットの優秀性が一枚二枚上。ですが、他の2つも普通に収益貢献に成長もみられるかなくらい。

 

結果全体としては以下。高成長に高収益。サービスも複数ありカオナビ一本のカオナビより上位に置きたくはなりますね。

 

あと利益面でこちらは販管費を抑えながら成長と収益性を両立しておりより成功したSaaS企業感あります。

まだ1Qも出てないですが、普通に順調でタレントパレットが引っ張る形で30%程度の成長を見込んでるくらい。

あとは難点になるかは微妙だがすでに高利益率高収益なので増収で増収以上の増益はカオナビに比べると見込みにくいってのはあるかもしれません。

 

財務

総資産79億で流動66億現金54億で現金右肩。有形固定1.7億。負債まとめて15億で法人税5億ほどが主な負債で固定負債無し有利子負債無しで自己資本比率80%前後。

市場でもピンのピンの方の優良財務にはみえます。

 

 

CF

当たり前のように営業CF出してそれが右肩で投資少なくFCF当たり前のように出て現金積んでる。配当すでにしてるね。まあ控えめですが。

エン・ジャパン(4849)

業績

Talent Viewerという人事マネジメントソフトから拾ったけど、会社自体は求人サイト運営となりそうで付帯でやってる人事サービスの中で下の方のサービスくらいなので、会社見るのにTalent Viewerはほぼ影響ないですね。決算説明資料ではTalent Viewerとかまるで触れられてないです。

サービスの端っこの方にある。

サービス | エン・ジャパン(en Japan)

 

というわけで求人サイト。コロナで落ちるも売上はコロナ前を上回る(予定)も利益は減ってる傾向をどうみるか。

最新2Qでの中期経営計画数値。2027年で営業利益率20%と言っててこれはコロナ前からのよくある水準で利益率は戻すつもりでいるとは置いといて。中期計画の前半は先行投資するので利益落ちるぞとはいってますね。このとおりなら今後・・というか2025からぐりぐり利益がのびるというか、それまで利益は伸びないと言ってますね。

そういう感じで目先2Qはコロナ前から原価率+14%の販管費+1%くらいの水準できてます。

大枠はやはり会社の言うことを信じるかでしょうか。

ちなみに中期計画の数字を達成すると2019からだと売上9.8%/8年で営業利益9.51%/8年の複利成長率です。

目先2Qで売上+29%ですがこれはおちて回復分もあるので参考になるか微妙ですが参考に。

 

財務

前期末総資産562億で流動423億の現金338億。有形固定6億で極めて流動より。

負債は150億で普通に現金以下。有利子負債もなく自己資本比率高めの72%。

普通に成功したHPで財務ド健全。この点は上の2つと近いですが、事業のストック性が劣りそうなのをどうみるか。

 

 

CF

この財務でCF悪いわけない。で普通にコロナ超えてFCFでて現金積んでる。コロナでも先行投資でもCFや財務は進むって話だね。

配当性向は高め。減配もしてる。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげてさげて調整
週足でさげて調整
日足で調整っぽいけど下落感も。
確認。

評価・売買判断

カオナビ(4435)

テクニカル的には、2019年上場で1985から2020までに7730までいくも続落で上場値を割る1511まで。以降は1511を割らずに反転し高値切り上げの3710をこえて一応下げ止まった感はあります。も日足レベルでは2202までおちて日足レベルでは下落感も。目先2202とか1511を見て反転で3150とか3710を超える展開を期待するかでしょうか。


ファンダ的には、成功しつつある人材システムSaaS。事業的にストック性高く規模が出るほど利益を出しやすくなり堀持ちの疑いも持てるけど、実際に数字は原価率低く販管費積んでるやつで、販管費ブーストしてもなお利益が出始めててCFが大きく出始めて解約率も低く、各種数値も順調なところあり実際に順調なSaaSですねって感じ。ユーザーあたりの売上が伸びなくなってきてるところはあるのでそこは注意点。

成功したソフト会社よろしく、CF財務の質がいい。CFは財務調達から放出に回った感。

あとは販管費さげて利益出したときの成長ペースがどのへんになるのか?とかですかね。・・と、

評価。

PBR21。EPS計画出してないし販管費でブーストかけてるのでPERなし。

非常に高評価といえるし、利益を出しだした姿で評価されてると見るべきかと。

上記の通り、成長率25%が6年続き4倍ほどの規模をとった上でタレントパレット程度の利益をだしてPER10切るくらい。原価率みるにタレントパレットと同等でそんなに無茶苦茶な想定ではないけど絵に描いた餅の範囲ではあるとは思うけど例えばの基準として。6年25%成長続いて、それ以上成長が続くと見れるならまあ手を出せるのではないかとは思ったります。あとは好みではないか。決算プレイで他の投資家さん殴りたいならもっと別の視点がいると思うけど。

 

 

プラスアルファ・コンサルティング(4071)

成功したSaaS企業。主力サービスが複数でどれも利益率が高い。その中でタレントパレットが成長を引っ張る。その他は伸びてないこともないくらいで高成長ではないとなりそう。でも会社全体としては高成長、高収益の部類で、利益率ROEROAはどれも市場で最上位のもので成長率も非常に高く現状市場でもピンのピンの優秀と言える企業。

CFもすでに十分軌道に乗ったSaaSでキャッシュリッチで財務もド健全な部類。

評価。

PER43のPBR17。高評価で非常に優秀な企業が非常に優秀ですと評価されてる案件。

長期成長率がどこに落ち着くかであると思う。一応上場時がPER100近くまでいきそれが落ちてPER40ほどは低く見えるし30%成長は二年ちょいでPER半分になるはなるでリスクを取る意味もあるようには思えますが、同時に非常に高PBRはなめないほうがよさそうで、成長鈍化入り販管費積んで成長を追いあまり効果ない上に減益で低ROE化とかなると下はいくらでもあるみたいなシナリオもあり得ると思うところで。

まあでも現在の30%クラスを3年続けるなら今の株価は報われそうだなとは思います。

あとはカオナビより低PBRですね。カオナビのほうが伸びしろあるという評価には思えますが、現状はプラスアルファの方が遥かに優秀ですね。このへんはあまり伸びてない他の2つが全体の成長率を下げるという危惧を織り込んでるのでしょうかね。

そうだと思わないならカオナビよりはいい選択肢なんじゃないですかね。

 

 

エン・ジャパン(4849)

人材マネジメントソフトはやってるけどだいたい就職サイトで成功したHP運営。

コロナで業績悪化も回復してきてる。その中で中期計画はあるけどコストかけて成長を取りに来てるところがあり利益率が低く出てる。いずれ元に戻すとしてるがこれをどう考えるか。財務やCFは成功したHPよろしく市場でも上位の健全性。業績後退も投資加速もしてなお財務とCFが後退するところはない。このあたりが成長と投資に大きな固定資産投資が必要で成長と財務CFが両立しない事業からするとアドバンテージとはみれるのではないか。

評価。

PER33のPBR2.8。高PERだが一定以上の利益回復は織り込まれてるのではないかと思う。PBR2.8ではあり上の2つからは随分下の評価とは言えます。

エン・ジャパンとしてはPBR2.8ほどはもっと下もないわけじゃないけど低い方にはなりますかね。仮に中期計画できて営業利益240億は0.6かけで純利益144億ほどでそれは現時価総額からはPER8.5ほどでその時点で2013年以降の平均PERくらいのPER25つけるなら3倍ほどでこのシナリオだと4年半ほどの期間とみて複利27.65%/4.5年とかですね。計画できて平均的PERで評価されるならね。

 

ジョルダン(3710)

ほんとはナビタイムしたいと思ったけどナビタイム非上場なので乗換案内にしました。

ジョルダン株式会社:企業・IR情報:IR情報:決算説明会

決算説明資料みましたが、最初の感想は佐藤の関心ってなんだよです。

まあ社長さんみたいですが、この社長が前にでてきてる感じがさてどうなんですかね。

 

まあこういう業績推移をみたあとの感想ですのであまりいい感想ではないですね。

2020からの減収が顕著。

新型コロナウイルス感染症の影響により令和2年3月以降はこれらの検索回数は減少」ということでコロナで出かけなくなってそれで乗換案内使わなくなってそれが回復してないという感じでしょうか。

通期出て赤字で計画黒字化もまだ1Qも出てない状況ですが最新4Qで売上はまだ回復しているか微妙なラインですかね。

というわけでこれまで利益は堅実にだしてたのが薄利におちてちょっと目先怪しいところですね。

ただちゃんと稼いできたHP運営で財務は非常によくBPS伸びも実績は5.9%/15年と悪くもないかんじで蓄財はできてましただし営業CFは出てますのでどうか。

目先はコロナなどで業績後退で剥離に落ちて、FCFで赤字にもなり、BPS成長もおちて蓄財も怪しくなってきてるくらいですが元に戻るならPBR0.7ほどは、キャッシュリッチで蓄財はできる投資も身軽なHP運営としては見直されるのではないか?とは。

まあ現状元に戻ってないし、決算説明でもそんな危機感とはなさそうで、社長がこんなことに関心ありますと事業に直接関係ないことを一番に挙げてくるくらいですけど。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

つうじょー運転。

あとたまに銘柄やってとくるけど、質問箱で答えるのがいいかなあと思って眠りがちな質問箱を起こして少々いじった。こちらでやると反応あるかも。

ブログでどんな銘柄なら取り上げるのよ? | Peing -質問箱-

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表