大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(7985)ネポン/東証ST/金属製品(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ネポンとその他

株価

1433円(人々は、飛び跳ねてたボールの動きは止まっていたが久しぶりに動きだしている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7985 6310 1376 3891
企業名 ネポン 井関農機 カネコ種苗 ニッポン高度紙工業
市場/業種 東証ST/金属製品 東証PR/機械 東証ST/水産・農林 東証ST/パルプ・紙
時価総額(億) 14.73 271.45 172 207.57
株価 1433 1181 1461 1895
決算期 2023/03予 2022/12予 2023/05予 2023/03予
予想売上(億) 80 1665 615 190
予想営業利益(億)/利益率 3.14/3.93% 37/2.22% 18.5/3.01% 38/20%
売上成長率(年複利/期間) -0.2%/16年 0.5%/16年 2.2%/16年 0.8%/16年
EPS成長率(年複利/期間) #NUM! 39%/16年 5.2%/16年 6.7%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 5%/15年 1%/15年 6%/15年 2.8%/15年
予想ROE 9.3% 5.1% 5.5% 12.4%
平均ROE/年 8.85%/16年 1.95%/16年 7.65%/16年 5.23%/16年
実績ROA 3.2% 1.9% 2.6% 9.9%
予想PER 6.98 7.63 13.53 7.85
PBR 0.65 0.39 0.74 0.97
配当利回り(%) 3.92 2.54 1.98 1.58
配当性向 27.4% 19.4% 26.9% 12.4%
総資産(億) 65.84 1876.84 489.32 261.63
自己資本比率(%) 35.8 34.5 46.3 73.9
長期営業CF(億)/年 23.8/16年 1124.53/16年 167.15/16年 326.12/16年
長期投資CF(億)/年 2.48/16年 -950.62/16年 -53.56/16年 -249.32/16年
長期FCF(億)/年 26.28/16年 173.91/16年 113.59/16年 76.8/16年
一言感想 停滞蓄財 停滞蓄財できず 停滞蓄財 びあげ

 今週は比較。野生の優良ツール「銘柄分析ツール」(https://fire-lifefullness.com/investment-assets/1526/)で10年減配なしの銘柄(該当1366銘柄)をKABU+に突っ込み予定配当性向40%以下かつPBR1以下かつ配当利回り3%以上かつ年初来高値から20%以上下落してるもの(対象43銘柄)からきになったものをチョイスして分析。減配実績のないもので余裕で配当を配り配当利回り高く絶対的に相対的に評価が高くなってないものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年01月19日取得。ネポン。農業用機械。比較に農機の井関農機と農業やってるカネコ種苗。ゲストにネ”ポン”仲間のニッ”ポン”高度紙工業。

ネポン(7985)

業績

農機でも温風とかヒートポンプとかの温度と環境制御よりのものですね。水回りが得意となりそうで絡んで簡易水洗トイレとかの衛生機器もやってます。

 

長期に成長感はなく。というより1998年から2007年くらいまで減収して以後は停滞してる感じです。赤字自体は2011年以降なくこういうのは停滞蓄財となりそうです。2010年とかそれ以前には赤字はあるのでシクリカルとなりそうでよくある製造業でシクリカルな停滞蓄財とみてればそう間違いはないのでは?

近年は売上もよこよこでその中でROEも比較的安定で利益率も高くはないけど安定で、結果としてBPS成長5%/15年とかで実際に数字も停滞蓄財。

目先2Qも前年より増収で赤字ですが前年もそうだし通期は増収増益も過去から増収増益してるわけでもなくこれまでの延長線上の停滞って感じ。

計画も大きくブレる感じでもないのでこのへんからも停滞ですね。

 

財務

資産は横ばいながら財務改善でBPS増って感じ。

(IRBankから)

特に中身を見ていく必要性もあまり感じないけど、有形固定は増やしてる感じではなく、負債もいうほど減ってないとなりますが自己資本比率増えてBPSは伸びてるので質的改善はありそうだし堅調には。

 

CF

以下投資CFプラスだったりして微妙ですが、これは2007-2011年の営業CFマイナスの投資CFプラスが混じってて、この頃要するに業績低迷で資産を売り飛ばすリストラをしてたのも含んでるという感じですね。

それがおおよそかたがついた2012年以降でみると、営業CF+30億の投資CF-17億で健全な状態になります。というわけで過去はゴタゴタしてたけど以降ずっと落ち着いて地味に稼いでいるくらい。前期に方針変更あったのか大型自社株買いに今期は大幅増配を切ってますね。この増配レベルだと配当性向高めで減益にきたときしんどそうなのとBPS成長減りそうですね。ちなみにここ10年は減配もないですが過去には減配無配があります。

・・ですが自社株買いが入った理由は、流通時価総額東証スタンダードの基準を満たしてないことの対策だったということで自社株買いは今後はどうか?といいつつ増配もあり基準のためとはいえ還元に目が向いたはそうですね。

井関農機(6310)

業績

こういうやつでいかにもな農機。

業績は長期に横ばい。

いかにも停滞。営業赤字は2015年のみで純損失は時折あるくらいですね。

安定な方とりえますが、利益率は低めで平均ROE1.95%/16年でBPS成長    1%/15年でこういうのは薄利停滞の低ROEで蓄財もまともにできず現状維持でいっぱいいっぱいです。

目先3Qでもその範囲内という感じのものですね。

ちなみに最近chatgptをはじめまして以下のように聞いてみた。

自分が同じこと聞かれたらあまり競争優位性ないんじゃない?といいそうなので井関農機に関してはこいつはまだまだではないか。

 

財務

長期に現状維持してるという感想。

(IRBankから)

固定資産965億で固定資産よりと言えて、薄利低ROEってこともあり減損とかはわりと飛んでくる可能性あるのではないか?

 

CF

長期営業CFは1174億に対して投資950億でFCF174は、投資効率わるっであり、これが成長段階でないことからよりそうといえて、投資は必要も低収益であまり儲からないでありこのへんで低ROEBPSもたいして増やせないにつながってくると。

配当は減配無配もはさみながらなんとか配ってるって感じ。

 

カネコ種苗(1376)

業績

種苗(野菜種子・牧草種子・ウイルスフリー苗・種イモ)の委託生産・販売、花き(家庭園芸用品、花苗・野菜種苗)の販売、農材(農薬・被覆肥料)、施設材(養液栽培・温室)の供給。

長期に地味に成長してなくもないけど2015年以降は横ばい感が強いですね。

利益率は低いですが、赤字自体はなく安定性はかなりありそうです。

こういうのは停滞蓄財とみてるのが正しい気はしますが?平均ROEをみても低くはなくBPS成長も6%/15年とこれもわるい水準じゃないですかね。

このへんは同じもの繰り返し買われる消耗品であることが有利に働いてそうです。

CFでも後述しますが。

目先2Qで増収増益。計画でも増収増益ですが過去にはもっと売上も利益も取れてるときもありやっぱり停滞じゃないですかね。

 

財務

長期に資産増で、自己資本比率改善。有利子負債は返しましたね。

前期末総資産489億で有形固定9億で極めて少ないですね。ファブレスになりそうです。流動は385億でうち手形219億商品91億で多くは商品手形。負債は262億のうち手形類226億で負債大半手形で極めて財務いいになりそう。

 

CF

営業CFだいたいでてFCFも同様。長期営業CFで167億に投資53億とかで投資効率かなりいいですし、それが長期ROE維持にBPS増につながってる感あります。

長期に地味増配。近年は自社株買いも入りだしてますね。利回りは高くないのでどうみるか。

 

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげたりさげたりだけどもみあい
週足でよこよこがあげてさげ
日足でよこよこふぁあげてさげ
確認。

評価・売買判断

ネポン(7985)

テクニカル的には、月足ではときどきあげるもまた落ちるを繰り返してましたが2018年後半以降はなんか元気がなくなり横ばいに近い推移でこのへんはボロ株っぽい動き。そのなかで2022後半で動いて高騰からもとに戻った感じ。これをヨコヨコのなかの単発と見るか、長期上昇トレンドの初動とみるか。

まあさげてさがって2018年以降のヨコヨコ水準に戻ってる感もあるので、またまさかの吹上を期待してもつののも。

よこよこの2021年以降安値1199とかコロナ安値999とかあるいは目先反転感もあるので1400とかをみながら。


ファンダ的には、温度とか環境調節系農業機器。過去には低迷でリストラもしたけどここ10年くらいは安定しててでも成長もなくてその中で財務改善を進めるただしく停滞蓄財なメーカー。上場基準もあるが大型自社株買いに増配も入り還元にめが向かってる感はあります。

評価。

PER7のPBR0.65。評価自体は低めには見えます。なんだかんだ言いながら堅調に利益は出ており平均ROEBPS成長率からもPBR0.7くらいはあって不自然じゃないというのもあり還元強化がカタリストで評価改善が進むとはできなくもなく一定以上の選択理由はあるのかなとは。

いっぽう還元に切ったのでBPS成長は落ちそうだしもっと下の評価PBR0.5程度もあったりしてなにせ地味なのでそのまま埋もれて低流動性の中で評価は進まず放置なんてのも普通に考えれるところであとはどう考えるかですね。

 

 

井関農機(6310)

薄利停滞の低ROEで蓄財もまともにできず現状維持でいっぱいいっぱいの農機メーカー以上の感想はなく。

投資が必要もたいして稼げなく配当くばっていっぱいいっぱいですね。

評価。

PBR0.4。メーカーとしては最低位グループの評価と言えて残当って感想。過去はもっと評価出てたこともあり、低評価だけど井関農機としても低評価なのでもってれば報われることもあるかもね?って感じ。現状維持は変わらないでもあり、その意味では評価のみかわればいいではあるし。

まあでも待ってる間にBPS等価値も上がったほうがいいのではないかとは思いますけどね。

 

カネコ種苗(1376)

種とか苗とか農材とか。成長してないこともないけど近年微妙で薄利でもあるけど、安定性も高くROE自体も低くはない感じ。まあ停滞蓄財と見てればいいのではないか。蓄財力自体はなかなか高め。このへんは同じものを繰り返し売る消費財ってのが有利に働いてそうには。CFには安定性があり財務も有利子負債などは返してきており健全。近年は自社株買いも入りより還元にも意識がいってる感もあり。

評価。

PER13.5のPBR0.74。高いという気はしないけど、  BPSで6%/15年に配当2%で年8%ほどは安定性も踏まえて悪くはないけど、現市場環境はこの程度はいくらでもありそうで格別安いと見るのも。

実際カネコとしてももっと低いPBRもありよくある評価範囲で何方かといえば低めの評価くらいかなとは。その意味でフェアバリューの範囲内ではないか。

とはいえ安定感はあり目先も堅調なのでフェアの中でBPS増とか配当程度のリターンでいいってならまあのんびり持つとそんなに悪いことにはならんのでは?とは思ったりします。のんびり待ってればまさかの株高とかもあるかもしれないし。

 

ニッポン高度紙工業(3891)

こういうの。

まあ目先は伸びてる感ありますが、より長期ではリーマンまで伸びて2009-2014年で後退でまた伸びてきて前期でリーマン前ピークを超えた感じでこれを成長とみるのかみないか。まあシクリカルだと思います。

利益率も上は20%超えから下は赤字まで。おおよそ増収時により増益の減収時により減益でいかにもシクリカルなメーカーとなりそうでやっぱり売上次第かなとは。

最近2Qで減収減益ですね。通期では増収減益。とはいえ計画通りに決着なら売上は過去最高で好調の範囲内ではないでしょうか。ものによって一進一退で全部まとめると好調かなくらい。

資産は目先の好調で増えてきてるね。目先の好調は一線超えててぐいぐい資産が伸びるレベルだとはみれますね。負債返して資産増。有形固定の投資は進んでなく増収に投資がいるタイプではなさそう。

CFは大型設備投資でもなければだいたい営業CFだしてFCFもでてそう。2017年以降はずっとFCFプラス。さすがに増配とかしてるけど配当性向とかみるにあんまり還元熱心じゃなさそう。

総じて目先好調な製造業。評価はPBRでよくあるくらいで好調な割にあまり評価されてない印象で、この業績水準が続けば面白いかも。続かないとそんなに面白くないけど。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転ですって。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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