大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6307)サンセイ/東証ST/機械(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

サンセイとその他

株価

305円(人々は、高い山に登りおえてのんびり丘を下ってきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6307 6236 6409 7102
企業名 サンセイ NCホールディングス キトー 日本車輌製造
市場/業種 東証ST/機械 東証ST/機械 東証PR/機械 東証PR/輸送用機器
時価総額(億) 27.41 93.2 572.3 286.31
株価 305 1989 2719 1951
決算期 2023/03予 2023/03予 2023/03予 2023/03予
予想売上(億) 50 140 770 970
予想営業利益(億)/利益率 4.5/9% 6.5/4.64% 70/9.09% 39/4.02%
売上成長率(年複利/期間) -0.2%/16年 4.3%/6年 5.7%/16年 0.6%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 1%/16年 #NUM! 3.7%/16年 7.6%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 8.3%/15年 -0.2%/5年 5.9%/15年 -1.1%/15年
予想ROE 7.8% 5.6% 12.1% 6.4%
平均ROE/年 11.46%/16年 6.05%/6年 10.39%/16年 2.9%/16年
実績ROA 5.1% 2.7% 6.9% 2.3%
予想PER 7.9 21.44 11.19 9.08
PBR 0.62 1.2 1.35 0.58
配当利回り(%) 4.59 0.75 0 1.03
配当性向 36.3% 16.2% 0.0% 9.3%
総資産(億) 59.4 146.13 724.9 1328.68
自己資本比率(%) 67.2 49.6 49.5 36
長期営業CF(億)/年 54.61/16年 26.09/6年 570.56/16年 257.73/16年
長期投資CF(億)/年 -12.86/16年 7.85/6年 -399.7/16年 -148.42/16年
長期FCF(億)/年 41.75/16年 33.94/6年 170.86/16年 109.31/16年
一言感想 停滞蓄財 停滞蓄財 いちおあげ 停滞で蓄財くらいは

 今週は比較。野生の優良ツール「銘柄分析ツール」(https://fire-lifefullness.com/investment-assets/1526/)で10年減配なしの銘柄(該当1366銘柄)をKABU+に突っ込み予定配当性向40%以下かつPBR1以下かつ配当利回り3%以上かつ年初来高値から20%以上下落してるもの(対象43銘柄)からきになったものをチョイスして分析。減配実績のないもので余裕で配当を配り配当利回り高く絶対的に相対的に評価が高くなってないものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2023年01月17日取得。サンセイ。ゴンドラとかの機械。比較にコンベヤのNCと吊り具のキトー。ゲストに人を入れる運ぶ仲間の日本車輌製造

サンセイ(6307)

業績

こういうの。

ビルの清掃などに使うゴンドラとか舞台の幕を動かしたりする装置とかと下関でドックがあり点検とか。

セグメント。

(銘柄スカウターから)

業績は長期に横ばい。1999年以降営業赤字はなく、純損失は2006年以降なく安定してるけど延々足踏みしている感じ。

その中でBPS成長率が8.3%/15年とかで正しく停滞の中で蓄財をしている停滞蓄財企業です。でもその蓄財スピードは馬鹿にできなさそうで下手なグロースより高いですね。

平均ROEも11.46%/16年と二桁キープ。で、注目は営業CFと投資CFのバランスで16年で12.8億投資し54.6億回収してるという高効率。ネット系とか設備投資要らないやつ以外ではなかなかない水準かも知れません。

その中で前期は減収入り利益も低水準でしたね「前期において好調であった海洋関連の受注が例年並み」で海洋がボーナスステージで終わった感もすこし。

今期は2Qで増収の赤字ですね。計画では増収増益で長期レベルだと低い利益水準。上半期は赤字で下方ですが上半期低調は例年みたいであまり深刻に考えなくても。

とはいえ、あまり好調じゃない方はそうですね。「民間設備投資の増加が期待されるなか、原材料価格高騰による建設コストの上昇等により、厳しい事業環境」っていってるので厳しいはそうっぽいです。

でも長期でよくある方の低調な水準くらいでしょうか。通常運転といえば通常運転かもです。

 

財務

蓄財。もう中身見る必要なくね?とは思う推移。

(IRBankから)

一応みると有形固定は増やしてなくて流動も対して増やしてなくて、蓄財ですが蓄財の本体は負債の減少ですね。

 

CF

上記で言ったとおり投資のわりには営業CF稼げていてFCFは余裕。これはトータルでマイナスの年はありますね。

現金は積む方向ですが現金の蓄積はそうないので、CF面からは余裕があるけど、手持ちはそうでもないので減益は怖いですね。

一応長期に減配なし。有利子負債はだいたい返してるので還元踏んでくるやもしれません。

 

NCホールディングス(6236)

業績

コンベヤ。ベルトコンベアとかパーキングの自動車乗せるやつとか物流装置とか。何か載せて運ぶもの。

業績。銘柄スカウターでは以下くらいだけど2016年に持株会社化したもので、株探ではもっと前の業績もみれます。

株探からだと以下。長期に停滞感あり2005-2007年で営業赤字に純損失はちらちら。

BPS成長は銘柄スカウターと株探とかで違う数値が出てるので、決算短信から2015-2022で計算すると5.5%/7年とかなので上場以降は結構安定してますね。

でもまあROAの推移とか利益率などは抜けた感じでもないので、よくある停滞なシクリカルな製造業という印象以上にはなりませんが。

ですが目先2Qは増収で通期計画も売上はかなり出てるにはなりますね。利益はそうでもないのでやっぱり停滞とみておくべきには思えますが。

 

 

財務

前期末総資産146億で有形固定10.5億。かなり有形固定少なくファブレスかも。流動116億。あまり資産増って感じでもなく、いろいろパンチにかける。まあBPSぐらいは増えてますが。

 

CF

FCFくらいは出てる。まあ堅調。

めだつのは投資CFだして自社株買いしてますね。有価証券売ってます。結構大盤振る舞い。このへんどうみるか。

キトー(6409)

業績

こういうの。



 

長期に伸びてる。2010年あたりは減収に赤字ギリギリまで追い詰められてシクリカル味はあるけど赤字自体はなく、目先も増収でなかなか順調。平均ROEも二桁の10.39%/16年でなかなか優秀ですね。

 

・・・まあそうなんですが、無配で何だこりゃ?ってなり調べるとTOB入ってますね。上場廃止

キトー、米クロスビーと経営統合で合意 TOBに賛同: 日本経済新聞

2022年5月にはTOBされ上場廃止でクロスビーと経営統合の話がありそれに絡んで無配になって

それでTOBも成立したみたいなので上場廃止決定ですね。

キトー、米KKR系によるTOBが成立 上場廃止へ: 日本経済新聞

 

というわけでなかなか優秀な製造業って感じですが日本市場からはさよならって感じ。

 

財務

資産増。固定資産も時折増やしてしばらく維持でまた売上増えたらさらに投資みたいなムーブ。総資産724億のうち有形固定157億でわりと固定費率少なめでしたね。

 

CF

営業CFだして投資してFCF出す感じで普通に回ってる製造業。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげてさげ
週足でさげてさげ
日足でさげ
確認。

評価・売買判断

サンセイ(6307)

テクニカル的には、大きくは2018年までの上昇で664、2020年の上昇で854と高値取り。854以降は下落ですが、目先安値298は2018年以前、コロナ安値232あたりは超えて、大きくは高値安値切り上げの上昇でその中で854以降の安値を切ってるのを大トレンド転換とみるかいずれ反転するとみるか。

基準はコロナ安値232とか298とはにはできそうです。298は流石に週足下落にちょくに抗う感じですぐ割れそうな気もしますが。ここらとかコロナ安値PBR0.58とか。

 


ファンダ的には、ゴンドラとか舞台装置とか船ドックとかですが、正しく長期に停滞しててその中でBPSが伸び続けている停滞蓄財。

ただ蓄財ペースは遅くなくROEも低いわけでもなく目立たないけどわりと長期に実績を積んでいるというか進んでいると言えます。

財務は総資産は増えてる感じでもないけど負債を減らしてきてる形でBPS増、そろそろ返せる負債は完済が見えてます。CFは還元なども余裕っぽいですが現金てもちとかはそう多くなく減益などは不安はあります。目先は減益にきてますが過去にないこともないくらい。等々ありますが投資のわりに稼いでるのは投資CFに対して営業CF大きいなってのは引っかかる点です。もちろんいい意味で。

評価。

PER8のPBR0.6。延々足踏みで成長してないともあり評価される感じではないという印象のそのとおりですがPBR0.6ほどはコロナ安値のPBRに迫っており地味ながらサンセイとしてもかなり低評価。BPS成長8.3%/15年の実績に配当4.5%と年12%以上のリターンも見ることができこれをPBR0.6も破格とは見れなくて少なくとも高くは見えません。加えてFCF    41.75/16年は今の時価総額以上でこれは今日並べたもののなかでえ唯一ですね。CF創造能力にしては安いとは言えます。このへんも踏まえて。

ただ、このへんは成長しないにせよ変わらずに足踏みできるという前提はあるので、過去にないこともない赤字とか来ると全部怪しくなるはありますが。

 

NCホールディングス(6236)

コンベア等。最近統合もあり長期実績が測り難いけど、株探など見るに長期停滞なシクリカルな印象。固定資産少なくファレスかも。統合以後はBPSくらいは伸ばせてるっぽい。成長感は微妙。よって現状いいとこ停滞蓄財。有価証券売っての形だけど、大型自社株買いは入っておりあるいは還元に注力はあるかもしれなくてこれをどうみるか。

評価。

PER20のPBR1.2とか。現状成長感もない機械メーカーとしてはちょっと高評価かなという印象。統合とか提携とか多そうなのでそのへんの期待を織り込んでるかも。ですが現状の数字はやはり停滞蓄財でここまで評価してもいいけど他にもっといい選択あるよね?とは思うくらいというかサンセイのほうが良くね?とか思うので、業績加速の根拠とかないなら他のにしたら?っておもいます。

 

キトー(6409)

シクリカルだけど、標準以上の優秀さを持つとも思われる製造業。無事に海外にお買い上げになられることになりました。

ぶち抜けたというほどではないけど、結構安定で優秀な製造業って印象です。稼いで投資して資産と事業が大きくなるで回ってるという感じ。

評価。

目先PER11のPBR1.3はTOBラインなので、もうどうのこうの言うラインではないですがじTOB発表前はだいたいPBR前後で結構優秀なシクリカル製造業がPBR1前後だったということは少し参考になるやもです。成長路線にあ理想な伸びててちゃんと利益がでている製造業をPBR0.7〜1くらいで拾えば報われるオプションもあるやもしれないという一つの事例ですね。参考までに。ちなみにサンセイはかなりいい線言ってると思いますが成長がないのがねってところです。

 

日本車輌製造(7102)

鉄道車両製造のトップメーカーですが長期に成長感はなく業績足踏みで赤字も時折あり平均ROE    2.9%/16年でBPS成長-1.1%/15年ってのは、現状維持でいっぱいいっぱいというか15年やって蓄財もできなかった低ROEの製造業となる。

まあこれは2015,2016の赤字とかで散財したのが大きいですね。・・けど減損あたりかとおもいましたが、赤字の大きな理由はこれっぽい。

日本車両、採算悪化で米国の鉄道生産断念。解決金に375億円|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社

とみると米国関連のゴタゴタで2015-2018の低迷がありそうですね。

それは決着ということで以降は利益安定ですが、この件でぐっと自己資本比率が低くなり、回復はいいけど回復に従ってROEが落ちてきてるのはなんとも。EPSも落ちてるのでほかも理由がありそうですが。

まあでも結局は停滞の製造業ってことで落ちてきているROEがどのへんで落ち着くかみたいなところは。2014年以前は7%-10%とかあったのでこのへんで落ち着くと今の評価PBR0.6は上もあるかもしれんなあとは思ったりします。

上の米国ゴタゴタの傷も財務面CF面で癒えてきてるようにはありえないシナリオでもないというか、米国案件以降は堅調ではある中で株安が続いてるので反転の可能性は考えてもいい気はします。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転でございます。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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