大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(7794)イーディーピー/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

イーディーピーとその他

株価

22280円(人々は、発射と同時に空高く吹っ飛んでいってる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7794 8139 7878 6140
企業名 イーディーピー ナガホリ 光・彩 旭ダイヤモンド工業
市場 東証GR 東証ST 東証ST 東証PR
業種 その他製品 卸売 その他製品 機械
時価総額(億) 581.4 174.4 18.3 372.4
株価 22280 1040 4625 691
決算期 2023/03予 2023/03予 2023/01予 2023/03予
予想売上(億) 31.0 170.0 33.5 406.0
予想営業利益(億) 13.7 4.0 (0.3) 29.0
営業利益率 44.06% 2.35% -0.75% 7.14%
予想純利益(億) 10.0 0.5 0.0 27.0
売上成長率(年複利/期間) 63.9%/3年 -0.6%/16年 0%/15年 0.5%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 119%/3年 -13.9%/16年 -100%/15年 -0.2%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 51.2%/2年 -1.5%/15年 -1.7%/14年 1.5%/15年
PER 53.69 319.02 #DIV/0! 14.10
PBR 13.03 1.34 1.31 0.61
ROE 24.3% 0.4% #DIV/0! 4.3%
ROA #VALUE! 0.2% 0.0% 3.7%
配当利回り 0 0.48 0.86 3.18
配当性向 0.0% 153.4% #DIV/0! 44.9%
総資産(億) #VALUE! 238.6 24.6 722.4
自己資本(億) #VALUE! 120.6 12.8 592.9
自己資本比率(%) 72.6 50.5 52.1 82.1
一言感想 あげあげあげ 微衰退 停滞蓄財できず 停滞蓄財できず

 今週は比較。投資系のイベントに参加してそこで聞いた銘柄でブログで取り上げてないかな?ってものを拾って比較します。自分が普段余り拾わないものを見てみようという意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年12月19日取得。イーディーピー。人工ダイヤモンド。比較に宝石卸と宝飾メーカー。ゲストにEDPの大株主で顧客でもあるっぽい旭ダイヤモンド。

イーディーピー(7794)

業績

人工ダイヤモンド原料である「種結晶」販売の「産総研ベンチャー」。

なんか人工宝石製法の研究してた人が創業した会社のようですね。

HPみるとわりと工業製品にお使いくださいみたいな感じであまり宝石キラキラ感はないのですが。

セグメントをみると宝石向けの種結晶が9割以上で事実上の宝石原材料屋。

海外比率大きめ。イスラエルとインド向けが主力。なので日本の宝石業界が冴えないとあってもそれをもってここが駄目とは言えないのは一つのポイント。

↓でみてますがとはいえ日本のダイヤモンド市場はとても冴える感じではないとは読み取れもするので同時に一つの壁ともみれます。

 

業績は以下。


爆発的に伸びている。損益分岐は超えて目下相当な高収益なところまで来ている。

工場をもち生産するやつで、増収するほど増益するものだろうとは推察できるし実際に現状そのような推移で、増収に従ってみるみる原価率が落ちてる局面。

わりと洒落にならない勢いですが目先の営業利益は40%超えはさすがにネット企業とかでもないし、さらに伸びるのはどうだろうね・・?とは思ったりするところ。

正直お手上げって感じもする極めて優秀で勢いがあることは認めざるを得ないところですが、その優秀さと勢いを担保するのはメーカーというのも鑑み端的には売上だろうとは思うところです。

目先売上はこんな感じ。



財務

目先2Qの数字を見ますと、総資産55億で前期末有形固定13億投資も進めて2Qで19億とか増やしているのでやはり固定資産をもって生産をする会社。ほぼ建設仮勘定で増えてるっぽいね。

流動は前期末14億から2Q35億。ほぼ現金増でだいたい株式発行収入っぽいですね。

負債5億。現金以下だし財務はきれい。

 

CF

 

営業CFはプラスで伸びてる。もうプラスだというところはありますし。設備投資をしながらFCFも出てますね。メーカー系は大幅増収時に営業CFより投資CFが大きくなりがちですがここは大幅増収しながら投資してFCFプラス維持でこのへんでも抜けた収益性は感じるところというか、営業CFマージンもおかしな水準。

まだ無配。

 

ナガホリ(8139)

業績

だいたい宝石。製造もするみたいだけど数字的にだいたい卸ではないか?という業績推移。利益率異低めで赤字もほぼ微赤でこれは卸の特徴。

総じて利益率低い卸の中でも低めに見えるし、長期に成長感もなくこういいうのは停滞となるというか、BPSで-1.5%/15年と長期に蓄財もできてないくらいの低収益となりそう。

今期2Qで堅調とはいえるけど、進捗は甘いしできても停滞の中の低ROEの範囲という感じ。

ざっとみて宝石業界は冴えない方の業界には感じるところで、その通り宝石が流行ってるとか伸びてるという感じはしないという業績で来ていますね。

 

財務

資産増はみたれない。総資産で維持か微減って感じですが純資産、株主資本、利益剰余金がマイナス傾向。事業を維持すると溜め込んだ内部留保を放出している構造で内部留保溜め込むな派のお手本はこうなんですねって感想。

前期末総資産238億で有形固定51億で減る傾向ですがわりと固定資産はあって製造業色もわりと濃いかもしれません。

流動167億商品93億はずっと減ってますね。ほかは手形25億現金35億。売上170億レベルなので回転率低そうなのは商材的に仕方ないですが、ずっと在庫は減らしててこれを効率的になったとみるか、非売れ筋が売れずに残ってるとみるか。

いずれにせよ長期に利益剰余金も資産も減ってて普通に低迷入ってますね。

負債は118億です自己資本比率はそう低くもないですが有利子負債が93億で負債の質は悪く割ときついような。

 

CF

営業CFは赤字混じり。回転率低い高額商品なので仕方ないかってところはありますが、状態自体はよくはないですね。

設備投資はほぼしてないですが過去にはあり。過去にして投資で食いつないでいる・・いた資産目減りしてるので食いつなげてないんですけど。

それで、現金は増えてますね。在庫減らして現金増えてる感じです。現金増えると言っても借り入れの方が大きく売れる在庫なくなったら一段危機に近づきそうな。

 

光・彩(7878)

業績

山梨のジュエリーパーツメーカー。

目先増収感はないわけじゃないけど、薄利で赤字がちで利益でもROE5%も出せない感じでBPSで    -1.7%/14年で長期に蓄財できてない程度でこれもいかにも冴えない宝石業界をイメージしたような業績。(とはいえBPSは一度減らして地味に増やしてきてる)

目先決算も増収も薄利で通期も赤字みたいな感じですが7月以降に株高おきてます。

理由は上のナガホリの連想とかか?とも思いましたが起点は優待廃止の開示のようでどうやら優待廃止がMBOの前触れではないかと思惑が入って急騰のようですね。

それで2600円くらいから13680まで行くもおちて来てる感じでもうおおよそファンダメンタルズとかを基準とした値動きになってないですね。いやまあどこまでがファンダメンタルズかって話もあるけどさ。

 

財務

前期末総資産24億で有形固定4億で近年伸ばす傾向がありますね。流動は18億でこれも近年伸びてる感があり。投資も入り流動あたりも加速感はあるのですが負債も伸びてて有利子負債も有利子負債比率もあがり、自己資本比率も下がると。

前のめりになってるけど相応の財務悪化があるという状態です。業績は売上は出てて整合性あるといえばあるですが、利益がね・・・ってところをどうみなすか?でしょうか。

 

 

CF

営業CFしぶい。特に近年はしぶい。その中で近年は設備投資加速感。

ここでももうかってないのに投資加速はありで、これをどう考えるか。まあこれから儲かるはあるやもしれません。

配当は出してるね。頑張ってるね。状態としては無配になってもおかしくないと思います。優待は廃止されましたね。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげ
週足であげ
日足で噴火
確認。

評価・売買判断

イーディーピー(7794)

テクニカル的には、上場からあげ。月足では噴火レベルの早いあげとは。どこからどうみても上昇トレンドですがむちゃくちゃ上昇が早いとなるのでいずれくるだろう調整あるいは下落のときはかなり深くなるとは想定してあるべきでそうなるならどうするか?がポイントなのではないかと思うところです。

今だと日足窓開け後安値21510とか、窓開け前安値12380が基準にできそうなところですかね。まあ12380の時点で相当下なんですけど。でもこれでも週足レベルの上昇が途切れたともし難くさらに上も普通にありえる水準でこのあたりが上昇の早い銘柄の扱い難いところ。


ファンダ的には、人工ダイヤモンド材料メーカー。ぶち抜けた成長性と収益性。メーカーとしては市場でも最上位のそれであるようには。

増収時にそれ以上に利益が増え、減収時にすごい勢いで利益が減るメーカーの傾向には当てはまってるようには。よっていちばん大事なのは増収がどこまで続くか。減収入ってきたらわりと地獄かもしれません。四半期減収でも(株価的には)相当まずいかもしれません。

いまのような抜けた成長率をどこまで維持できるか?売上がさがることとかありえるどうか。自分にはわかりません。日本での宝石業界は停滞産業とか会社が推したそうな産業用途もいま一つとかにもなりそうで、懸念点ならあげることができますけどやっぱりわかんねってなります。

評価。

PER57のPBR12.7。たっぷり大きな期待を負っているバリュエーションといえて安いだなんてとても。でも同時に今の50%クラスの売上成長率が続くなら・・仮に50%クラスの成長が3年続くと売上は3倍でその時は利益率はおそらく同等以上になりそうで、そうなったとき今の株価でPERは20以下にさがるはずでそれくらいなら十分妙味というかそのときPER100以上ならそれくらいで株価10倍届いてるやもしれません。

それくらいの可能性はありそうですが、同時に減収とかくると下がいくらでもあるようにも見えて、増収が止まらなくてもPER半分くらいはどこからでもありそうにも思えるし、減収など来たら地獄まであるハイリスクハイリターンのようには見えるところです。あとは投資方針と資金管理面などからご相談くださいませって感じ。

 

ナガホリ(8139)

普通に状態の悪い宝石関連。卸とメーカー。わりとBS的にはわりとメーカー部分もありそうだけどPL的には卸より。比率はだしてなさそう。

長期に成長感なく低ROEで薄利か赤字で大赤とかはないけど資産は減りBPSも減る程度の収益性で停滞しながら蓄財も進められない程度。

財務も質がわるくCFにも強さはなく、わりと衰退産業の宝石業界のイメージに代表しそうな状態だなあという感想。

評価。

PER320のPBR1.3。低ROEなのでPERが飛んでいる。PBRにしてもこのような状態の良くない低ROE張り付きBPSも増やせないような企業にPBR1超えは過剰な様に思える。

ボロ株的な評価感には感じます。過去見ればPBR0.2台とかもあって本来そこぐらいが・・って株価が今年で急騰してますね。

これっぽいですね。

大手宝飾メーカー「ナガホリ」 仕手筋に狙われ暴かれた「スイートテン・ダイヤモンド」の“傷”(デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

リジェネレーションがナガホリの株を大量取得してそのへんでの思惑も絡んで高い水準になってるようで、まあそういう状態で目先は割と正常にファンダメンタルズから株価形成している感じじゃないとなりそうですね。

この辺得意な人は調べるとなにか妙味もあるかもしれませんが自分は得意分野でもないのでここではパス。

 

光・彩(7878)

宝飾品メーカー。普通に状態悪く冴えない宝石業界を体現。その中で勝算あるのかやけになってるのか、財務悪化させて投資加速。目先は増収もあり整合性はあるけど、目先あ投資して儲かってる感じでもなく。

総合してやっぱり状態悪め。投資が成功するといいですねくらい。

評価。

PBR1.2。優待廃止でMBO思惑かはしらないけど、株価がすっとび正常な株価形成が崩れた感はあり、目先は思惑も入り株価乱れ気味になってる印象。まだ急騰して落ちきっておらずというか、もっといい状態でこれ以下のPBRの銘柄などいくらでもありそうで、状態がいいからとかそのわりに安いからとかで選択するような感じではないだろうとは。

投資成功して利益が跳ねるとかエスパーできてるとか、思惑乱れる鉄火場がお好きとかなら選んでもいいかもね。

エスパーでもゼロサムゲームでもがんばってくださいという感じです。

 

 

旭ダイヤモンド工業(6140)

ダイヤモンド工具。

ダイヤモンドは宝石用途だけでもなく、硬いとかあるので産業用途も使い道がありそれで工具でダイヤをつかってるのがここですね。ダイヤモンドを安く?安定的に?調達できるといいなって感じでEDPの株主なんでしょうか。記事時点でEDPの5位くらいの大株主。

で、世界トップクラスのダイヤモンド工具メーカーだそうですが、長期に成長感なく300億-400億くらいが世界トップメーカーというのがダイヤモンド工具の規模感ですので参考にする機会があるならなにかの参考に。

 

と、成長感とかはないですがそんなに赤字とかもなく利益率も10%乗ってることも多くROEもそんなに低いわけでもないなって感じでBPSで長期にふえてなくもないくらい。    1.5%/15年と低いな・・ってなりますが、2009とかから取ると3.03%/13年くらいにはなるけど、やっぱりそんなに高くもないからやっぱり時々でも赤字とか低ROEになるとなかなか実績が低くなりがちになるところは。
総資産横ばい感。借り入れは殆どなくて財務は健全です。FCFもだいたい出てて、財務やCFの安定性健全性はかなり高いですね。シクリカルもこのへんで安定性を担保でしょうか。

という感じでその中で近年は薄利で目先も利益率低く出ており、PBRでもみてもちょい低めかな感あります。配当とBPS成長合わせて5%程度に復調でもうちょっと評価見直しを狙うとかは意外に機能するかも感はあります。上のナガホリ、光・彩とかよりはずっとマシ感はありますね。まあ一発の可能性はかなり低そうですけど。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

もう今年もラストスパートですね。

いや、スパートじゃなくて減速してそうですが。つらみ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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