投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
住友倉庫とその他
株価
1973円(人々は、故郷をすてて新天地を見つけそこに定住しつつある。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 9303 | 9304 | 9310 | 5191 |
---|---|---|---|---|
企業名 | 住友倉庫 | 澁澤倉庫 | 日本トランスシティ | 住友理工 |
市場 | 東証PR | 東証PR | 東証PR | 東証PR |
業種 | 倉庫・運輸 | 倉庫・運輸 | 倉庫・運輸 | ゴム製品 |
時価総額(億) | 1606.7 | 310.0 | 330.3 | 615.9 |
株価 | 1973 | 2037 | 492 | 592 |
決算期 | 2023/03予 | 2023/03予 | 2023/03予 | 2023/03予 I |
予想売上(億) | 2,250.0 | 770.0 | 1,250.0 | 5,400.0 |
予想営業利益(億) | 256.0 | 47.0 | 65.0 | 100.0 |
営業利益率 | 11.38% | 6.10% | 5.20% | 1.85% |
予想純利益(億) | 232.0 | 35.0 | 60.0 | 10.0 |
売上成長率(年複利/期間) | 3.9%/16年 | 2%/16年 | 2.6%/16年 | 4.2%/16年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 9.8%/16年 | 1.4%/16年 | 5.3%/16年 | -15.2%/16年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 2.1%/15年 | 2.6%/15年 | 4.5%/15年 | 0.7%/15年 |
PER | 6.83 | 8.84 | 5.27 | 61.47 |
PBR | 0.75 | 0.56 | 0.43 | 0.38 |
ROE | 11.0% | 6.3% | 8.2% | 0.6% |
ROA | 6.2% | 3.2% | 4.6% | 0.2% |
配当利回り | 5.07 | 3.93 | 2.34 | 2.36 |
配当性向 | 34.6% | 34.7% | 12.3% | 145.4% |
総資産(億) | 3737.2 | 1089.9 | 1298.9 | 4082.8 |
自己資本(億) | 2034.8 | 533.4 | 702.1 | 1578.8 |
自己資本比率(%) | 54.4 | 48.9 | 54.1 | 38.7 |
一言感想 | びあげが加速 | あげ | あげ | 薄利蓄財できず |
今週は比較。市場統計推移記録表で2015/1/5と2022/11/15比較し、ROEを20%上げていてかつPBRを下げていて11/15でROE10%以上のもの(対象175銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。11/15を使用したのはKABU+トラブルで最新地方市場データがとれないため。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年12月05日取得。住友倉庫。住友の倉庫というか物流。比較に倉庫っぽい。ゲストに住友兄弟の理工。
住友倉庫(9303)
業績
こういうのも見ましたが、これみたからではなくこれ見る前からチョイス自体はしてました。
良い銘柄群だと感じます。2銘柄を除いては。
— 名古屋の長期投資家(なごちょう) (@Nagoya_Tyouki) 2022年12月3日
武田薬品は長期的に見るとキヤノンのように大幅減配に追い込まれる局面が出てくるんじゃないかと感じます。
住友倉庫はコンテナ船の海運孫会社がここ2期大きく稼いだのですが、その会社を売却しています。
だから四季報は24年3月期は60円配予想です。 https://t.co/g9O0LjIo2l pic.twitter.com/2m5xB4Cjb2
倉庫というかかなり物流よりで最近はわりと倉庫と陸運の区別も意味ないのでは?感はある。
実際10年スクリーニングで10年営業利益率のスクリーニングかけてもどっちもどっち感ありますし。
それで業績は以下。長期には微妙に増収感ありますがよくある物流系利益率で推移の凡庸も堅調な物流会社という印象。
その中で、目先は売上利益率がはねてますね。
増収増益2022「国際輸送貨物の荷動きが好調で、港湾運送の取扱いも回復、また倉庫貨物の取扱いが引き続き堅調であったことに加え、海運市況が好転したことなどから、物流事業及び海運事業が増収〜作業諸費や人件費など営業原価は増加しましたが、増収効果により、277億48百万円と前期に比べ153.1%の増益」
海に近いことで海運活況の恩恵もここまでという印象。
今期は「物流事業においては国際輸送貨物の取扱拡大は鈍化することが想定されるものの、業績は倉庫業務を中心に引き続き堅調に推移することが見込まれ」ではあるものの「当社子会社であるJ-WeSco株式会社はその子会社である米国海運会社のウエストウッドシッピングラインズ社(以下、ウエストウッド)の全株式を譲渡することを、また、当社子会社であるSWマリタイム1ほか全4社は、それぞれが所有しウエストウッドに貸船している船舶計4隻を譲渡することを決議いたしました。このため、ウエストウッドは2023年3月期において連結の範囲から除外されることとなります。この結果、当社グループの次期の営業収益は当期を8.8%下回る2,110億円、営業利益は当期を9.2%下回る252億円、経常利益は当期を9.6%下回る275億円を予想」
みたいな感じで純利益ブースト入ってというのが期初で2Q増収増益ですね。いちおう上方も。中身的には海運が利益を引っ張ってそうで好調は好調ですが海運が好調じゃなくなると怖いところがあるかもしれません。
あと純利益は売却益でブースト中。(海運ブーストが入ってるが)営業利益250億×0.6=150億でPER10.6くらいが目先の実力?とみるのがいいんじゃないでしょうかね。
配当性向40%とか言ってるので。海運ブーストの150億から60億が配当とすると配当利回り3.7%。ブースト無しで例年くらいの純利益を80億とみると32億配当でまあ2%前後の配当利回りで上記ツイートの元ネタの5%は維持できないとはみれたりするので留意点。これまで減配がなかったのは偶然そういう業績だったという話ですね。
財務
まあでも財務は蓄財というかBPSは上昇です。とはいえ2.1%/15年とかなので高い方ではありません。
前期総資産3700億で有形固定1700億ほど。地味に増えてますね。
流動800億で現金430億に手形270億で地味に増えてる。投資有価証券が多くて1100億。増える傾向かな。
負債は1600億で有利子860億。
まあ現金と有価証券≒総負債程度ではあるし財務はそんな悪くはないけど、本質的には稼いだ利益で倉庫とか固定資産を増やしていく、大家タイプのBS推移をしてるようには。このへんは物流でもやはり倉庫ってのが伺えます。
自己資本比率も一定で純資産BPSも増えてるので問題ないというか回ってます。
CF
安定的な営業CF。投資は以外に余裕あるというか、FCFもっと少なくして投資してるのでは?と思いましたが、FCF結構出てます。現金も積む方向ですね。
配当は増やしてます。配当性向40%といって実際それ前後で来てるので、減配なしは業績がそうであったからになりそうだし、目先海運ブーストなのでさすがに業績後退の減配くるのでは?感はありますね。あとは2018年からは毎年自社株買い入ってます。
自己資本比率維持で現金積みながら増配自社株買いをこなしてるのは評価点にはなりましょう。自社株買いの余裕もあるではあるので案外減配しないかもです。まあ会社は配当性向40%目処と言ってますけどね。
澁澤倉庫(9304)
業績
澁澤と聞いて一万円札関係あるのかな?って思ったら渋沢栄一が創業で関係あります。一万円関連銘柄です。
業績としては以下。
長期に地味上げで、1999年から営業赤字なしの純赤字が2003、2006ある程度で地味に稼ぎ続けてる感じでまあ成長はあるけど停滞蓄財と見てたほうが。BPSでみると 2.6%/15年とか。地味。
まあROEで5%前後以下であることが多いので仕方ない感はある。
2022は持分法による投資利益とかあってブースト気味。
でもそれを除いても近年は増収もしてて好調ですね。2Qで上方「倉庫、港湾運送、陸上運送および国際輸送の各業務において貨物取扱量が想定を上回って堅調に推移していること、当期末に向けて徐々に収束していくことを想定しておりました海上・航空運賃単価が高値で推移していること、平和みらい株式会社を連結の範囲に含めたこと、為替レートが円安方向に推移していること等」好環境って面はありそうですが引き続き好調で増収増益。
財務
蓄財。長期に資産増自己資本比率改善、有利子負債比率低下。BPSも右肩に近いです。
前期末総資産1089億で有形固定496億。有形固定増やしてないですね。流動370億で現金積んできてますね。
負債がずっと一定感あります。
という感じに負債一定投資はしないで貯金を続けてるようには。
CF
営業CFは安定的で、近年はFCFプラスで推移してますね。営業CFの水準が上がったようには。
増配しながら現金積んでる感じ。
まだ還元は余裕ですね。配当性向30%とは言ってるので減益は減配しそうですが。
日本トランスシティ(9310)
業績
長期に地味成長な倉庫系物流。
リーマンあたりに後退はあるも長期に成長ですね。赤字も見る限りないです。
一方毎年増収ってわけでもないしROEあたりは5-8くらいに収まる感じですね。 BPS成長とると4.5%/15年
地味成長あるいは停滞蓄財が近年調子いいくらいでしょうか。
今期は2Qで増収増益で上方修正もしてますね。海運系が好調です。も、落ち着く方向みたいなので今後はどうか。
財務
蓄財としか言いようがない。総資産純資産増、自己資本比率改善、BPS右肩。
前期末総資産1298億で有形固定704億。伸ばしてる感じではないです。維持くらいでしょうか。たまに大型投資が入るかもって感じ。
CF
営業CF安定的。2017、2018に借りて投資のムーブ入ってますね。
「「中期経営計画」に基づき、様々な施策を実施いたしました。具体的には、国内ロジスティクス事業の強化策といたしまして、枚方営業所(大阪府枚方市)の倉庫増設(本年1月竣工)、霞北埠頭流通センター(三重県四日市市)および幸手物流センター(埼玉県幸手市)の建設を進めてまいりました。加えて、昨年7月には、営業本部内に自動車関連事業の営業窓口となる組織を新設」このあたりへの投資っぽいですね。
その後利益水準CF水準上がってるのでひとまず正解としか。
還元渋めですが減配は過去にはなさそうですね。
日足週足月足の値動き判断
月足であげ
週足であげて調整っぽい
日足であげから三角持ち合いっぽい推移。
確認。
評価・売買判断
住友倉庫(9303)
テクニカル的には、長期にはあげ。調整多めも一応高値をとってくるかたち。
それで週足日足レベルでは上昇から反転感あるも日足では下向きの三角持ち合い感あり安値切り下げではないのでまだ下落というよりは調整でしょうか。ここで1940切ってくると週足日足では下落転換感強くなるのでやはり基準はいろいろ1940でしょうか。1940切らず2279、2412を破れるならまだまだ上昇って感じになってるのでこのあたりを分水嶺と考えるのが現状良さそうです。
ファンダ的には、長期成長感もある倉庫というか物流。長期に売上BPSを伸ばしてROEも維持してる感じで長期に堅調というか堅いですね。その中で海運活況で目先は業績がブーストかかってるような印象。今はボーナス期間でEPSとかそして配当もブーストかかってると見てたほうが。保守的に見るとROE5%前後のBPS2%配当2%程度の地味堅実成長の物流関連くらいと見ておくとそんなはずなかったとかにはなりにくいかも。あとは儲けてるのは事実で自社株買いとか投資も進むかもしれないし上記に今後は上乗せもあるかもしれないぐらいではないか。
評価。
減益も視野に入れておくべきというかPERなら一時的な売却益で現状のPER7は一時的な値というのもありPBRでみるべきではないか。そうするとPBR0.75とか。これは住友倉庫でよくある程度のの評価水準で評価としてはニュートラルに近いと見れます。ですが少々評価されてるとも言えるし下のPBR0.5台以下もないわけでもなく、好調でいつもの住友倉庫がちょっと加点されてるくらいでまあこんなもんって感じは。海運ブーストが思ったより長続きすると案外悪くならないかもです。実際配当ROE加速でBPSの増加加速に増配ブーストも入ってフェアっぽい中で配当利回り5%超えましたしね。
澁澤倉庫(9304)
渋沢栄一絡みの倉庫。成長感もあるけど本質的には投資も抑えてずっと小銭を稼ぐスタイル。決まった設備で稼いだのをひたすら貯金してるような。それで還元のばしながらBPSも伸びて結構ですが、環境悪化すると順当に業績が落ちそうなところは。まあ財務余力はあるので手は打てますね。目先は活況。この会社の頑張りというよりは環境がゆえのようには。
評価。
PBR0.5台。まあ停滞蓄財というか、成長はしてるけど成長を自ら手繰り寄せるみたいな意思はあまり感じないところで、なるようになって今の状態感はあり、いろいろこんなもん感は。
まあでも成長は結果としてしてるし目先は好調で目先はBPSももっと伸びそうで配当4%ほどと踏まえるとPBR0.5 は割安っちゃあ割安です。選択肢にならないことはないですね。まあでもこれは外部要因でありそうな好調が続く範囲でですが。
日本トランスシティ(9310)
四日市の倉庫系物流。例によって目先海運で活況ですが、長期に地味も成長で赤字もなくで相当堅実。CFもかなり安定的で財務も長期改善に蓄財。配当は渋いですが長期減配無しで後退リスクを避けるがゆえの渋さでしょうとは。このあたりも堅さが出てます。
評価。
PBR0.43とか。低評価ですね。非常に地味で低評価はわかるではあるけど日本トランスシティとしても低評価で赤字をだしたこともない事も踏まえ、手出しするのもありではないか。
突出して低ROEってこともないし、BPS成長4.5%/15年は今回の中で別に下位でもないというか倉庫系では一番伸ばしてて一番低評価です。地味にはなりますが、握ってればそんな悪いことにもならないのでは?1000株で優待もありますね。
住友理工(5191)
住友系ゴム。
自動車部品中心もタイヤはなさそうで防振ゴム、ホース、製遮音品/放熱防音材、内装品、シール、燃料電池自動車向け製品/セル用ガスケット等々。
増収はしてるんだけどもともと薄利なところあったけど近年は営業利益率でいよいよギリギリで純利益は赤字連発になってきて忙しいけど儲からない感じになってます。BPSも減ってきてる感じで現状維持すらできず散財してるという状況。
厳しいのではないか。
目先2Qでも増収で赤字。通期は黒字としてますが、下方も多くと厳しいのではないか。
まあでもBPSも減ってるも堪えてる感はあるし営業CFはでてないこともなくFCFも2018年以降プラスが多いし反撃がくるならなんとかなんとかと思えもするPBR0.4切の低評価。これはもちろん住友理工で歴史的低水準。反撃来るなら報われる余地ある。
まだ反撃感は全然ないです。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
ふつうです。
記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
記事補足してます。
この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。