大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(7716)ナカニシ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

カニシとその他

株価

2828円(人々は、躓いても立ち直り先に進み続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7716 7986 7979 6292
企業名 カニ 日本アイ・エス・ケイ 松風 カワタ
市場 東証ST 東証ST 東証PR 東証ST
業種 精密機器 その他製品 精密機器 機械
時価総額(億) 2665.7 23.1 431.8 61.9
株価 2828 1300 2413 858
決算期 2022/12予 2022/12予 2023/03予 2023/03予
予想売上(億) 485.9 55.0 312.9 196.0
予想営業利益(億) 149.2 4.0 37.5 7.9
営業利益率 30.70% 7.27% 11.98% 4.03%
予想純利益(億) 125.7 3.0 33.9 5.7
売上成長率(年複利/期間) 5.3%/15年 -0.8%/15年 4.6%/16年 2%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 6.5%/15年 13%/15年 8.9%/16年 1.9%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 7.3%/14年 4.3%/14年 3.3%/15年 4.1%/15年
PER 19.31 7.43 12.68 10.50
PBR 2.67 0.61 1.22 0.52
ROE 13.8% 8.2% 9.6% 5.0%
ROA 13.3% 5.4% 8.3% 2.6%
配当利回り 1.56 2.31 1.62 4.78
配当性向 30.0% 17.1% 20.5% 50.2%
総資産(億) 944.6 55.2 407.1 220.4
自己資本(億) 826.8 35.8 327.6 111.3
自己資本比率(%) 87.5 64.9 80.5 50.5
一言感想 びあげが加速 停滞蓄財 あげ 停滞蓄財

 今週は比較。市場統計推移記録表で2015/1/5と2022/11/15比較し、ROEを20%上げていてかつPBRを下げていて11/15でROE10%以上のもの(対象175銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。11/15を使用したのはKABU+トラブルで最新地方市場データがとれないため。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年12月01日取得。ナカニシ。歯科用機器。比較に歯科関連っぽい。ゲストに名字をカタカナにしてる仲間っぽいカワタ。

カニシ(7716)

業績

例えば以下のようなもの。歯医者でぎゅいーんとか削る色んな人に嫌われてそうなやつ。

製品情報みているとだいたいこのモータ系みたいです。

製品情報|NSK-Nakanishi Japan

歯科医療用回転機器ハンドピースは世界シェア1位、歯科製品では独KaVo社に次ぎ2位(海外売上比率は約75%)ってことでニッチなところで高シェアの世界企業でいかにも強みのある優良企業。

業績は成長傾向で特に利益率が高水準。

ただ毎年増収増益するようなかんじでもないのでそこらへんは留意。

高成長ではないですね。上記表で売上EPSBPS成長率は5~7%程度。

長期安定性成長の部類でしょうか。2019-2020は減収で鈍化感ありましたが目先はまた突き抜けてやっぱりそのまま伸びてるようには。

大幅増収の2021はここらへんでしょうか「歯科医院への政府の感染防止対策給付金の交付の影響による需要の増加等により大幅増収となった国内は落ち着きましたが、欧州、北米及びアジアにおいて増収となり、全体として大幅増収」国内が落ち着く中他国で伸びてるようなところは。

今期も上方して好調ですね。円安がプラスに出てそうです。とはいえ前期比では突き抜けた感じではないので、やはり安定成長の範囲内でしょうか。円安加味してどうみるか。

 

財務

財務はめちゃくちゃいい。自己資本比率90近く。付き合い用と思われる借り入れはあるくらいで普通に総負債<現金というか負債×3<現金っぽいく前期で

800億の総資産のうち現金359億で総負債115億とかなんでもうこれで問題などないというかお金溜め込みすぎが問題になるくらいではないか。

有形固定は2018年で159億でしばらく増やしてない。売上に比して投資がいるようなやつではないですね。

 

CF

ですよねーの常に営業CFだしてFCFも常に出てる感じ。

増配しながら現金積んでる。配当性向は低い方でもないけど、現金増えるのでもっと還元に回しても大丈夫とはいえますが。

 

日本アイ・エス・ケイ(7986)

業績

金庫と歯科医療機器とわけのわからない組み合わせ。元キング工業ですね。

セグメント。鋼製品がたぶん金庫。正直この組み合わせは意味不明ですがそれぞれバランスよく儲けてるので要らない子とかはないです。2017年位からみてもそれぞれ堅実に稼いでますね。

 

ただ成長感はないですね。停滞気味。その中で2010年以降は赤字もなく安定的でROE当たり見ても安定的で正しく停滞蓄財という印象。BPS成長とれば4.3%/14年とかで取り立てて低いこともないです。高いこともないですが。

その他原価率を地味に下げていて、このへんは真面目というか堅実さはあり案外割と未来も明るいかもしれません。

3Qで減収減益。通期では横ばいに近い。

 

財務

蓄財してる以上の感想がない。なにげに借り入れとかなさそうで自己資本比率は向上でBPS右肩。

前期末で総資産55億の有形固定14億で有形固定増やしてる感じでもないですね。流動とか現金とか増えてる感じ。

きまった設備で稼ぎ続けて貯金し続けてる感じでしょうか。

 

 

CF

CFマイナスのときもあるけどだいたいプラス。

近年は安定的で現金も積んでますね。

還元は渋めだったんですが近年は自社株買いもしだしてるところがあり今期も自社株買いしてます。

今期はなかなかで配当と足すと還元利回り7%とかいってそうです。まあちゃんと買えばですけど。

 

松風(7979)

業績

歯剤というか人工歯、歯を埋める材料とかいろいろ。

ネイルもやってるけどだいたい歯が中心。

ざっと長期に成長傾向あります。毎年伸びる感じでもないけど近年は特に増収しながら利益率ものばしてこれは成長ですね。上記表でも売上ものびてEPSがより伸びてますね。販管費原価率が地味に下がってる。スケールメリットもありそうですのでやはり売上伸びるかが重要ですかね。

そんな感じですが2022は加速してきてますね。「2021年4月から第四次中期経営計画をスタートさせ〜デジタル歯科分野の市場拡大に対応するCAD/CAM関連製品をはじめ多くの新製品を積極的に市場投入いたしました。また、中東・アフリカ市場の開拓を目的にアラブ首長国連邦・ドバイに駐在員事務所を開設するほか、海外市場向け研削材の生産工場としてベトナムの製造子会社を稼働させるなど、海外需要の取込みに向けた活動を展開してまいりました。さらに、創立100周年記念事業の一環として京都本社内において、福利厚生施設やショールームなどを備える新社屋の建設に着手したほか、サステナビリティの観点を踏まえた経営を推進するための体制を整備するなど、将来の成長を見据えた経営基盤の強化にも努め」と計画からいろいろ施策を打ったのが良い結果になった感は。

今期も上方通過で積極策が功を奏してるところはありそうです。

中期経営計画。

中長期経営戦略 -IR情報-

と、みると計画的に成長してきてる感はあります。よいのではないか。

財務

自己資本比率で財務良さそう。

前期末総資産407億で有形固定は84億で投資を続けて増やしてる感。

流動は地味に増やして204億。現金90億で増得る傾向商品53億でこれは右肩感あります。その有価証券96億とか。水物が資産の半分程度とかで負債は77億で現金以下なのでもう問題ないとしか。

 

CF

営業CFは安定的です。FCFは2015とか2021はマイナスですが預け金とか有価証券の購入とかのせい感あるので、これはコストとしないとFCFもかなり安定的には。

実際問題増配とかしながら現金積んでます。「連結配当性向30%以上を目標とするほか、純資産配当率(DOE)1.7%を目安」とは言ってますね。CF麺からは余裕もありそうですが。

 

日足週足月足の値動き判断

月足であげ
週足であげ
日足であげ
確認。

評価・売買判断

カニシ(7716)

テクニカル的には、2759から1301等のドローダウンもあるが月足週足日足で高値安値を破る上昇トレンドは認められ普通に長期から短期まで順調なようには。

どのくらいの期間はあるけど上昇に乗るという発想は普通にありかなとは。

長くは1902、短くは2573あたりを基準に2942からさらに伸びていくのを期待する感じでしょうか。ドローダウンはいるとわりと深いところもあるのでそのへんには注意がいるかもです。


ファンダ的には、ニッチな分野で高い技術力をもって非常に高シェアで高利益率なやつでわりと絵に書いたような優良企業。長期にわりと安定的に成長してきてますが、毎年伸びるようなもんでもなくストック性が低いというか本質的にはシクリカルな部類になりそうです。優秀なメーカーと言うかシクリカル。長期で見れば安定成長。目先は鈍化感ある中から最伸。

財務やCF見るとより優良感でます。財務は資産半分近くが現金類だしCFも盤石で増配などをしながら現金積んでいます。会社としては無敵感あります。

評価。

PER19のPBR2.6。優良だってのはありますが高い評価。もちろん高く評価する理由がある高い評価だいえるし、なにげに業績好調の中でナカニシとしては低めのPERなんですが、減益とかもないわけでもなく減益がくると下もあるというか、過去ならドローダウンはあって、一定以上の成長期待は織り込んでいて減益など来るとドローダウンみたいな展開はありそうではあります。そんな感じに本質的な意味ではシクリカルになりそうなものを成長鈍化に怯えて持つ感じにはなりそうですが、会社としては優秀でその優秀さを信じて持つのはやっぱり正解になるのではないか?とは思ってしまうやつではありますね。

 

日本アイ・エス・ケイ(7986)

元キング工業。金庫と書庫と歯科機器で意味わからないけど、業績は安定的で最近はずっと堅調。ただ伸びる感じではなく正しく停滞蓄財。そうみると特に近年は安定的でCFに余裕もあり財務改善も進み目先は自社株買いなども入り、還元にも目が向いてきてるところは。原価率もさげるなどいろいろ地味で伸びないながらも回りだしてる感はあるやもしれません。

目先の四半期前年比なんて気にするな。

評価。

PBR0.6でPERだと7とか。評価も地味で地味な会社が地味な評価を受けてる案件で軽々しく安いとかみるとバリュートラップになりそうではあるけど、アイエスケイとしても結構低評価みたいで会社自体は堅調なところもあるし還元とかしてるし地味に持ってるとそんな悪いことならない気がします。

他にもっといいのあるだろう?はたぶんそのとおりですがまあたぶんそんなひどいことにはならないとは思ったりします。

 

松風(7979)

堅調なデンタル関連。中期計画からの積極的な施策も報われてる感もあり目先は好調で、長期にも成長感はあります。財務もCFも安定的で結構優秀という印象は受けます。

ただ、過去はそれほどROEも高くなくBPS成長率あたりもさほど高くないのをどう見るか。目先は調子をあげてこの調子なら・・感はあります。

評価。

PER12のPBR1.2。この手のメーカーにしては安いとするのもどうだろうね。フェアバリューくらいなところでしょうか。高くは見えません。・・というのは調子を上げてきた今だから言えることでより低ROEだった過去はもう少しPBRが低い水準で推移してるので、調子が落ちてくる(具体的には低ROE化)するとなかなか厳しいかも。まあだから目先は計画から積極的施策でROE上げてきてる感じですが。そのへんも踏まえて。

 

カワタ(6292)

凡庸なプラスチック製造機器?メーカー。

長期に売上とか伸びてないわけでもないが、2015年位からは足踏み感があります。同時に赤字はあまりないくらいの安定性はあり赤字の2010年あたちも含んでBPS4.1%/15年くらいで伸びてるのでこれは停滞蓄財と見てるのが正しそう。

2019年とか原価率が下がる形でROEとかもはねてますが、多くはROE5%ない程度でまあだから凡庸。

あとは売上次第なところはありそうです。売上伸びるとそれ以上に利益が増えるタイプ。そのへんも含めて(よくある)凡庸な停滞蓄財気味の機械メーカー。

今期下方。サプライチェーン混乱や部材供給不足など絡んでるとのことですが受注自体は堅調感ありあるいは今後も感は。

あと修正多くてあまり計画が信用できません。

まあでも財務は改善が進んでる感じでBPS増だしFCFもまあ出てる感じで、停滞蓄財で堅調は堅調と言えます。

配当も踏まえるとBPS成長も踏まえて結構リターンあるともみれるし、それがPBR0.5はわりとありかもしれません。

ただ下はPBR0.3台とかもあるのでまた低ROE化するとかなり渋い展開も考えられますが。一応増配傾向で赤字でもなければあまり減配してません。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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