投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
フォーライフとその他
株価
833円(人々は、最初注目されるも大きくしくじるもその後はこつこつ実績を出し続けている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 3477 | 8919 | 1925 | 7544 |
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企業名 | フォーライフ | カチタス | 大和ハウス工業 | スリーエフ |
市場 | 東証GR | 東証PR | 東証PR | 東証ST |
業種 | 不動産 | 不動産 | 建設 | 小売 |
時価総額(億) | 33.3 | 2469.6 | 19589.0 | 22.5 |
株価 | 833 | 3140 | 2940 | - |
決算期 | 2023/03予 | 2023/03予 | 2023/03予 | 2023/02予 |
予想売上(億) | 140.0 | 1,133.8 | 45,800.0 | 129.0 |
予想営業利益(億) | 8.6 | 140.2 | 3,500.0 | 1.6 |
営業利益率 | 6.14% | 12.36% | 7.64% | 1.24% |
予想純利益(億) | 5.4 | 93.6 | 2,180.0 | (1.4) |
売上成長率(年複利/期間) | 16.1%/8年 | 16.3%/7年 | 6.7%/16年 | -5.2%/15年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 21.2%/8年 | 24.7%/7年 | 10.2%/16年 | #NUM! |
BPS成長率(年複利/期間) | 13.8%/7年 | 22.9%/6年 | 7.7%/15年 | -3.6%/14年 |
PER | 6.17 | 25.94 | 8.84 | #VALUE! |
PBR | 1.03 | 7.23 | 0.95 | 0.6 |
ROE | 16.7% | 27.9% | 10.7% | #VALUE! |
ROA | 7.1% | 14.9% | 3.9% | -2.9% |
配当利回り | 3.24 | 1.54 | 4.42 | 3.42 |
配当性向 | 20.0% | 40.1% | 39.1% | -54.1% |
総資産(億) | 75.8 | 626.4 | 55216.6 | 48.9 |
自己資本(億) | 32.2 | 325.6 | 20201.6 | 37.4 |
自己資本比率(%) | 42.5 | 52 | 36.6 | 76.5 |
一言感想 | あげあげ | あげあげ | びあげ蓄財 | 停滞散財 |
今週は比較。2022/10/20に銘柄スカウター10年クスクリーニングで3年売上成長率15%以上のもの(212銘柄)をKABU+データにあててきになったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年10月24日取得。フォーライフ。分譲戸建ての不動産。比較に同業っぽいけどやたら評価高いカチタスと大和ハウス様。比較にフォーに先駆けるスリーのスリーエフ。
フォーライフ(3477)
業績
こういうの。
東急東横線沿線(横浜・川崎)を中心に「都市型コンパクト・ローコスト」ってことで、2000万〜4000万台の住宅を提供してる感じですね。
伸びてます。都会のローコストコンパクト住宅は需要もありそうで実際そうなのかいかにも順調。
分譲住宅区切りでROEROAもわりと上位。(対象38銘柄)
本質的にはシクリカルとなりそうだし毎年増益するほど安定的でもないけど、不動産市況を気にしながら増収が続くようならわりといいんじゃないかとは。
1Q増収減益。「建築コストの高騰が収益に与える影響は大きく、戸建住宅の収益は低調に推移しました。〜足許では木材の不足・価格の高騰などが生じている」と目先はコストが厳しそうな塩梅でこれをどこまで悲観的にみるかでしょうか。
きな臭いはきな臭いですね。
一応計画では増益の計画。
財務
前期末総資産75億に流動72億。仕掛販売用不動産で37億、販売用不動産10億、契約資産3億に現金20億とだいたい資産は商品と現金。あとはまとめてその他にしていいくらいで不動産販売ですねっていう資産構成。
負債43億。借り入れ32億で負債は大きめだし質も悪いけど現金引いて12億に対し商品が50億とかなのでよっぽど不動産価格下がらないと大丈夫くらいの財務体質には。
まあ不動産価格さがると業績と株価はひどいことになりそうですが。
借り入れ増やしながら資産と業績を拡大してるやつで、そこそこ財務健全でもあり普通に順調な不動産販売という印象。
CF
営業CFマイナス。販売による営業CF収入<在庫調達で現状アクセルを踏んで伸びてるとなりそうで、財務はほどほどもやはりリスクをとって成長してるにはなりそうです。
配当方針はよくわからない。配当性向できめてそうというか配当性向20%目処と言ってますね。
カチタス(8919)
業績
伸びている。・・のはわかるし上記で分譲住宅で利益率やROA最上位なのもそうなのですが、それにしても非常な高評価。
これでしょうか「2017年ニトリホールディングス<9843>と資本・業務提携、再上場。」ニトリにバックアップ。
あとこのへん。
わかりやすくて需要ありそうなビジネスモデル。
小綺麗な入りやすそうな店舗。
高いシェア。
まあ要するに洗練されてない不動産業界の中で、ニトリをバックに洗練された形でシェアとか収益性とかを実際に見せてる。
まあ、あってるかどうかわかりませんが。
でもHPや資料などみるにとってもしっかりしてそう説明も丁寧で見やすくで、端的にはいい会社で評価されるのはそうかもしれないと思うところです。
・・ということで、懸念は示されている優秀性をずっと示せるか?とあとは現状のバリュエーションをどう考えるか?ではないかと。
そうですね。数字的にはROE20%(保守的、もっと上にしたほうがいいかもしれない)、営業利益率二桁、加えて増収くらいでしょうか。
このへんを基準にみるといい気はします。・・しかし優秀ですね。
1Qでこのへんはクリアとなりそうですね。計画も同様ではないでしょうか。
バリュエーションは後述。
財務
前期末総資産626億で流動600億。商品で450億現金134億。資産はほぼ商品不動産。
負債300億。有利子負債185億も有利子負債増えてないね。
となると借り入れ増やさず資産を増やしてる感じで、実際に自己資本比率向上で現金も大枠伸びててこれはかなり不動産販売としては良好です。
CF
営業CFはさすがに毎年プラスまでは。でも長期にプラスで投資は少なくFCFも同様。
配当は増える傾向。
大和ハウス工業(1925)
業績
国内最大手の住宅総合メーカー様。
順調だし長期に伸びてますね。
目先だいたい売上4.5兆円。10年で2.5倍位でしょうか。海外もあるようですが前期で4000億程度で主力は国内。国内経済停滞と言われてその中でもこんなに伸ばせるんだという一つの事例ですかね。
海外売上高が4000億円超に 大和ハウス工業 22年3月期見通し 米国、中国が8割 - 住宅新報web | 住まい・暮らし・文化
ROEも二桁維持で利益率も高くなる傾向は。ただEPSは足踏み感があるので停滞蓄財と見てたほうがストレスないかもね。
目先1Qで変わらずって印象。通期減益計画も計画は保守傾向ありそうですね。顕著以南じゃないですかね。
財務
前期末総資産5.2兆。有形固定2兆円ほどありセグメントも事業施設や賃貸もありいい物件は手元に確保して貸してる感もありますね。継続的に伸びてます。
流動2.7兆。販売用不動産で1.4兆が大きそうですが工事関連の手形とかもあり建設もしてそう・・というか業種建設ですね。まあ総合不動産ですね。
自己資本比率もだいたい一定ですかね。そのなかで資産増。BPS右肩に近い。 成長率7.7%/15年はなかなかだと思います。
CF
営業CF安定的。このあたりは賃貸パワー感あります。
それで余裕は物件取得して売ったり貸したりですね。順調に企業活動しているという感じ。
日足週足月足の値動き判断
日足であげ
週足であげ
月足でさげてあげ
確認。
評価・売買判断
フォーライフ(3477)
テクニカル的には、2016末に上場で一時1220までいくもその後落ちてコロナまでに260。以後は上昇できてますが848まででまだ上場高値の値までは来ておらず。わりとIPOで見る動き。このまま伸びていくとするかどうか。
まあ週足レベルでは順調でこれに乗るというのはありな発想に思えます。2021年以降安値586とか日足目先731とかを基準に割らなければ上昇トレンド継続だみたいな感じでいいのではないか。
ファンダ的には、順調な不動産販売。それ以上でもそれ以下でも。都会のローコストコンパクトな方向性を評価するかしないかくらいですかね。分譲住宅区切りで結構高い収益性を示してます。
ずっと順調に来てましたが目先は原価高で減益に来てます。この辺をどうみるか。下方の可能性自体は結構あるのではないかと思います。
CFは赤字切って伸びてるやつです。逆流は怖いところですが、財務自体はほどほどで一定の規律は保ってそうで、逆流即大惨事まではどうか。
評価。
PER6、PBR1。これまでの実績からなら低評価といえますが、常に原則警戒もはいってそうな不動産販売としてはよくあるPERではありますね。あまり安いとか見ないほうが。とはいえフォーライフとしてはPER低い方であまり減益とかにならず順調が続けば報われそうな評価水準にはありそうです。
PBRでは上も下も。このての不動産販売は不調になると特損とかでBPS半分になった上でPBR0.5とかつきかねないのでそうなると株価およそ4分の1ですね。ありえないとはいえないシナリオです。
というかんじでちょっときなくさくもある不動産市場動向次第なところはありそうなんですよね。そんな悪いことにはならないとして入るのも選択だと思いますが。
カチタス(8919)
不動産販売。状態は正直かなりいいです。不動産販売としてはなかなか見ない高収益性で成長も両立。CFもあまりマイナスにならず財務も借り入れを増やさず自己資本比率を改善。だからこれは不動産販売としては珍しいくらい優秀。
HPや決算資料などもみてもかなりしっかりしてて地力に優れる優良企業のようには見えます。上記の通り数字的にはROE20%(保守的、もっと上にしたほうがいいかもしれない)、営業利益率二桁、加えて増収をみながら優秀さが衰えずにいられるかに中止しながらみていくのがいいんじゃないでしょうか。
評価。
・・・まあでも評価ですね。PER26のPBR7超え。これは不動産販売会社の評価ではありません。フォーライフもそこそこ優秀な不動産販売といえますが、それがPER6のPBR1ほどに押し込まれるわけで、ROEに差があるとしてもPBR7倍の差は不動産販売のビジネスモデルの会社に対する評価としては過剰評価とみなすほかないだろうとは。
ただカチタスとしてはよくある評価です。いままで常に過剰評価され高い株価はフェアバリューとなる時は来なかった。これからも来ないとできるかもしれません。そのなかでは平均的なカチタスの評価よりは低い方となりそうですね。
評価高いことを承知した上でこの評価水準が変わらないままEPSBPS成長が取りにいくってのは考え方としてはありかもしれません。現状それら複利20%以上でてます。カチタスの優秀性とそれを評価する投資家を信じるとできるならまあいいんじゃないでしょうか。カチタスが優秀じゃなくなると死ぬと思いますが。
大和ハウス工業(1925)
住宅というか住宅に限らず販売も建設も賃貸もやる総合不動産な感じ。長期に成長で営業赤字もなく、EPS毎年増えるってかんじではないけどBPSならだいたい増えてROEも二桁維持で安定感かなりあるという印象。
CFも問題なく財務も一定の規律の中で資産増という感じ。
目先も堅調感あります。
評価。
PER9のPBR1。普通にみれる評価。高いという印象は受けない。大和ハウスとしても低い方のPERみたいだね。BPS成長7.7%/15年に配当4.3%は単純年12%ほどでまあこれが今後出つずけるかは確証を得ないんですけどこれをPBR1ほどで拾うのは長期持ってひどい目にある気は正直しないところありますね。実際かなり安牌な選択かもしれません。
スリーエフ(7544)
コンビニ。
スリーエフというコンビニはもうなくて全部ローソン・スリーエフに転換したようですね。正しくローソンの軍門に下った感はあります。
2018年にはスリーエフは滅んでるみたいですね。
このへんで減収は落ち着き、営業赤字も2020年に歯止めがかかってますが、、純利益ではまだ赤字が続いておりまだ落ち着かない感じですね。
財務は自己資本比率などはリフレッシュしてる感じもありますが、BPSで微妙に後退でギリFCFがでるかでないかくらいで、ざっと赤字がでて仕方ない状態は脱するも現状維持でいっぱいいっぱいくらいな感じでしょうか。利益剰余金はマイナス。でも配当出してるね。全部出せるかはわからないけど現金はあるので配当は維持するかもしれない。
評価もPBRで0.6は、低めな評価ともみれて地味に現状をこらえながら業績が上向くならあるいは・・・と思ったりもするけど目先まで増収とかはあるけど下方でもあり上向く感じではまだないですね。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
とくに言うことなんてないかな。
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