大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(3221)ヨシックスホールディングス 日記(分)

スポンサーリンク

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

ヨシックスホールディングス

(東証PR/小売)

株価

2024円(人々は、電撃戦はしくじり隊列を乱したが、再度陣形を整えつつある。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。2022/9/30に市場統計推移記録表で2016/2/12比較でROEが伸びてるのにより低PBRになってるもの(対象303銘柄)からきになったものをチョイスして分析。っ当時よりROEが高いの暴落した当時より低PBRになったものを拾う意図。ヨシックスホールディングス。主にや台ずし。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年10月04日に取得。

業績

や台ずし。それ以外にもニパチとかもありますが大衆居酒屋チェーンですって。

このへんは目の付け所感はあります。

田舎戦略。

 

老舗理論

 

合わせて。

わりと戦略的に出店してるところはありそうでそれで実際に利益率2桁のROA二桁とかROE20%前後で結構な成長率を見せるなど、居酒屋では稀有な収益性や利益率を見せてましたが、コロナにぶち当たりこのコロナは特に居酒屋に直撃下感じで、コロナで業績が壊滅した感じで目先は復活しつつあるがどこまで復活するか?という感じですね。

そんな感じで2021、2022は営業利益で壊滅レベル。ただ純利益では補助金もあり2021は赤字幅も2020年の黒字分くらいだし2022はむしろ補助金でコロナ前より利益出てて、財務でいうと後述もしますが純資産でコロナ前後で後退が起きていません。これは競合他社では例えばチムニーなどは財務大幅悪化というかコロナで一発利益剰余金マイナスに突っ込むとか磯丸水産のSFPとか財務大幅後退の中で、ここは財務は後退せず足踏み程度で済んでいて、このへんは明らかに競合他社より高い優位性を示してるとは感じます。

ま、それで結局コロナでダメージというほどの財務ダメージは受けなかったとなりそうで、離れた顧客がもどり以前の収益性を戻せるか?及びまた成長に戻せるか?がポイントになるのではないかとは。

その中で今期1Qは回復が顕著になってきて。大きく増収で黒字化。

ですが1Qの39億ほどの売上はコロナ前の水準には届いていなく、これを回復途上とみるか、コロナ後の定位置とみるかで見方はかわりそうです。店舗数自体はコロナ前2020年の11月時点で328に対し目先8月で327とかでほぼ同じです。

 

財務

総資産増。これはコロナ通じて資産増なので、このあたりは危機に陥ってる他の居酒屋とは景色が違う。

そんな感じですが前期末総資産117億で有形固定資産23.7億ほど。これは2020年まで有形固定資産を増やしてきて28億からは後退でここではコロナで店舗を処分したり借り入れに変えたりはしてそうです。店舗数自体は減ってはないので借り入れに変えたのかな。

流動は2019まで増えていて73億も以降はブレーキがかかり2020で71億。もへったのはそこだけで目先は84億。たださすがにコロナで伸び率は落ちてます。

そして現金が74億ですね。

と、いうことでコロナ通過してなお総資産117億のうち現金74億とかと何だこの会社って感想です。

自己資本比率70%。普通店舗に投資が必要な外食はもっと低い。負債まとめて35億。なんだこの会社。

 

CF

営業CFはコロナにぶち当たる”2021も含めて”プラスで推移。2022はわりとかなり回復している。他の競合全部じゃないけどちらっとみるとだいたい大きめの営業CF赤を作ってそうでほかがお金吐き出してる中、ここは食い止めてる感じ。

さすがに2020、2021はFCFマイナス。(もっとも2020は投資が多いためのマイナス)

2022にも投資低調なのでここが方針変更があったかもしれないし、これから加速させてくるかもしれない。

還元は2021は赤字で無配にしてるね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でまあもみあいですかね
週足でもみあい
月足であげてさげてもみあい
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2018年までに上昇があり4295まで、以降の調整中にコロナが来て1403まで下落で以降はだいたい1800−2500くらいでレンジを形成しもみ合ってる印象。そのなかで目先はレンジ下方に来てる印象ですが。

レンジ形成は続くとして下の方で拾うとか、調整終えて上昇トレンド形成をお祈りするかってところでしょうか。基準はレンジ安値1799とかコロナ安値1403。上はやはり2634でしょうか。ここらを節目として。


ファンダ的には、だいたいや台ずし。目の付け所がいいのかオペレーションも強いのか、居酒屋としては屈指の収益性と成長性そして財務も健全で実際問題かなりのスーパー企業という印象・・・なところにコロナ襲来で居酒屋はぶち当たる業態でここも大きく業績後退。も、補助金もあるけど目先までバランスシートに傷はいってなく、CFもプラス維持で正直化け物か・・って印象。化け物とは知ってたけど改めてみるとやはり化け物。その中で財務は温存で業績が回復してきてます。

焦点はやはりコロナ前の収益性を回復するか?そして成長を取り戻せるか?のはなりそうだとは。これはわりと楽観もできないかもしれません。コロナを過ぎて居酒屋自体は終わったという見方もできなくもないですし、過去の勢いは取り戻せないシナリオもあり得るかもしれません。

評価。

PER15のPBR2.7。補助金か固定資産売却益かはわかりませんが今期も営業利益<純利益でありPER、ROE自体もブーストがかかってそうでここは注意点です。

というかPER15という水準は普通に成長してた2017年とか2015年以前だとこれくらいの水準はあり、成長は織り込んでいると見てるのが妥当となりそうで、EPS嵩増しのPER15でも結構な高評価でまだまだ業績回復を織り込んでいるとなりそう。

コロナ前ROE20%を回復するとすると目先は13.5ですね。これだと過去にないくらいになりそうで、つまりは過去よりは成長鈍化してROEも落ちるんじゃない?くらいの評価となりそう。なのでやっぱり強気になるためにはこれまで通りここが化け物で居続けるか?って話になりそうです。会社は野望を捨ててなさそうですがさてどうでしょう?

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3221

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3221

IRBANK:https://irbank.net/3221

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転。世間はいろいろ荒れるところはありますけどね。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)