大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(9364)上組/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

上組とその他

株価

2698円(人々は、一進一退を繰り返したのちにわずかに押しが強くなってきてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9364 9367 9359 4524
企業名 上組 大東港運 伊勢湾海運 森下仁丹
市場 東証PR 東証ST 名証MA 東証ST
業種 倉庫・運輸 倉庫・運輸 倉庫・運輸 医薬品
時価総額(億) 3257.2 62.4 183.1 78.4
株価 2698 665 666 1889
決算期 2023/03予 2023/03予 2023/03予 2023/03予
予想売上(億) 2,700.0 168.0 560.0 100.0
予想営業利益(億) 295.0 10.0 38.0 2.8
営業利益率 10.93% 5.95% 6.79% 2.80%
予想純利益(億) 220.0 7.0 27.0 2.4
売上成長率(年複利/期間) 1.7%/16年 0.4%/16年 1.9%/16年 1.4%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 3.3%/16年 2.8%/16年 3%/16年 -13.8%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 3.3%/15年 6.9%/15年 2.5%/15年 2.8%/15年
PER 13.98 8.15 6.12 32.65
PBR 0.84 0.74 0.45 0.74
ROE 6.0% 9.1% 7.4% 2.3%
ROA 5.1% 5.3% 5.5% 1.6%
配当利回り 2.89 2.56 3.3 1.99
配当性向 40.4% 20.8% 20.2% 64.8%
総資産(億) 4347.3 132.8 491.4 144.8
自己資本(億) 3661.4 76.2 359.2 104.6
自己資本比率(%) 84.2 57.4 73.1 72.2
一言感想 びあげ いちおあげ 停滞蓄財が好調 停滞蓄財

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで、気になった業種で5年営業利益率でスクリーニングし気になった上位のものをチョイスして分析します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年09月26日取得。上組。国内港湾物流の最大手。比較に同業っぽい。ゲストに上に対抗して森”下”仁丹。

上組(9364)

業績

総合物流サービス(港湾運送、国際複合一貫輸送、輸出入・通関、倉庫業、工場構内流通加工、アウトソーシング貨物自動車運送の委託・取次)を提供。神戸港を中心に全国の主要港湾(東京・横浜・名古屋・大阪・神戸・福岡の国内6大港での港湾運送シェアはトップ)で業務を展開。

というのが紹介ですが港湾を中心として物流ですね。

業績。

1999年以降で赤字なし。売上はブレもあり目先は高水準ちゃあ高水準ですが大枠では停滞蓄財という感じでしょうか。

赤字もないわけですがでも、利益率が高いからってEPSにしろBPSにしろ成長率は今日並べた他のものより凌駕してるわけではなく、その優位性?があるかはわかりませんがあっても、それが長期の企業価値向上に貢献してるかは微妙なところ。

そんなかんじで停滞蓄財の部類だと思いますが一応長期にROEも低めながらも安定しEPSも右肩感はあったります。

その中で1Qは増収増益。なかなか好調ですが通期計画は成長加速というかんじでもなく現状やっぱり既存の延長線上ではないか。

やっぱり停滞蓄財あるいは微成長。

 

 

財務

自己資本比率。地味にずっと資産増。

前期末総資産4347億で有形固定2320億で近年はほぼ横ばいですね。設備投資は進んでないと。流動1119億。じみーに増えてます。現金は増傾向はあるかもしれないくらい458億。投資有価証券増えてる。751億。

総じて設備維持しながら流動資産と有価証券増えてて蓄財してるとしか。

負債668億まとめて有価証券以下。

有利子負債なし。

 

 

CF

営業CFド安定。

設備投資してFCF出そうな水準。FCFマイナスはあるけど有価証券とか関係会社株式買うとか。

増配傾向。また近年は自社株買いも毎年入ってますね。

 

大東港運(9367)

業績

同業。

業績は以下。2000年に微赤がある以降は営業赤字はなく純利益も2004年以降赤字なし。

気になるのは2022年の大幅減収増益。「当連結会計年度における営業収益は、前年同期間比25.4%減の16,604,158千円(旧基準に置換えた値では前年同期間比8.9%増の24,230,270千円)となり」で会計基準変更で事実上の増収です。

それで上組より低利益率も高ROEでこのへんはBPS成長6.9%/15年ってところに現れてますね。安定感は一枚落ちるも長期に企業価値をあげてるのはこっちとはなりそうです。

1Qで増収増益。も、計画は減益ですね。このへんの弱気感と安定感に劣るところが現在の評価に繋がってる感はありますね。

 

 

財務

上組より劣る財務。とはいえ自己資本比率で改善し続け資産も増えてますね。

財務が悪かったのでより財務改善が進みその結果よりBPSが上がったとなるかもしれません。伸びしろがあったのでより伸びた。

固定資産は増えてる感じではなく流動資産を地味にあげ負債を地味に減らしてる感じですね。

 

CF

営業CF出て投資はあまりせずFCF出てる感じ。

それでFCFでて還元して残った分は蓄財ムーブ。

増配傾向。配当性向は低めで増配余地はありそうですね。

伊勢湾海運(9359)

業績

名古屋港を中心に物流事業。

停滞蓄財としかいいようがない。

1999年以降赤字なし。

も、ずっと低ROEBPS成長率は微妙。

その中で目先は好調で売上も伸びて成長感もでてROEも高く出てます。これが定着するなら妙味かもしれない。

くらい。

1Qで絶好調。計画も好調ですね。

「自動車をはじめとした旺盛な需要を背景に活発化している製造業の生産活動に牽引され、金属加工機や自動車関係貨物を主軸に取扱貨物量全般が増加傾向に推移しまし
た。また、加えて運賃が高騰している海上運送の取扱貨物量が増えたこと等により」

つま理この辺の理由で好調だし、そしてこれが続くとするか一時とするかが分かれ目ではないかと。

 

 

財務

財務いい感じで長期に地味に資産増。

有形固定は増えてる感じはない。つまり投資して需要に応えるぞって感じではないですね。

 

 

CF

安定的なCFでだいたいFCFもでてる。現金積む方向。

増配はしてなさそうですが、目先の好調が続けば増配余裕になりそうな。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげ
週足でさげてあげ
月足でもみあってあげ
確認。

評価・売買判断

上組(9364)

テクニカル的には、2014-2022でレンジっぽい形成でしたが目先上昇で2804は2014年以降の高値を破る形でこれは一応上昇トレンド。とはいえ長期にもみ合ってる感じなのでどういくか。上昇トレンドとして入るか、レンジと見て低いところで拾うか。前者なら目先日足安値2510をみるか巧者なら2000以下くらいで考える感じでしょうか。

 


ファンダ的には、港湾で物流で安定的で過去に赤字もなく。成長感は微妙もROEは安定しEPSもBPSも長期に地味に伸びている。

固定資産は維持くらいで流動は伸びてる感じ。意図したものかは不明だけどROEが下がる範囲は還元で放出してる感は。

総じて成長感はないなかで安定した業績から蓄財と還元をし続ける会社。

評価。

PER13.6にPBR0.8。安定感あり還元も含めながら還元をしてROEを下げずにEPSBPS成長である意味まっとうに事業で儲けて株主に還元のスタイル。

安定性があるのでBPS成長3%配当2.5%として5.5%リターンでPBR0.8はほどほどって気もしますがほどほどなので妙味としてどうでしょうか感はありますが。

といいつつもこれくらいはよくあるくらいの評価。PBR0.6台とかは低め感あるのでそういうタイミングがあるなら考えてもいいかもしれませんね。

 

大東港運(9367)

停滞蓄財以上の感想はない。

過去は赤字もあるけどリーマンくらいは安定してたくらいの安定性。

上組より利益率低めもROE高め。財務が悪くて改善余地があった違いでしょうか。目先もまだ上組より財務悪目。改善自体はまだ進んでます。

目先は業績い良いけど、計画は後退だしこのようないかにもしぶい展開が評価を抑えてそうです。

評価。

PER8のPBR0.7。上組比較でよりROE高くBPS増えてるなかでより低PBR。妙味といえば妙味かもですがこのくらいの評価は大東港運としてはよくある水準でそして、あまり買われる気もしないところでやすいといえばやすいも買われますかね・・という感じ。

だまって大人しくまってBPSと配当で年8-9%とかを狙うとか、あるかもしれないもっと低評価のときに拾うとかはありかもしれません。極めて地味ですね。

 

伊勢湾海運(9359)

名古屋の港湾運送。

赤字はないけど低ROEで長期に地味にBPSをあげるいかにも停滞蓄財。

その中で近年は好調感ありROEも上がってきててこのままだとBPS成長加速すんじゃないかな?という印象。目先まで好調。

財務もCFも安定的で長期に地味蓄財。

評価。

PBR0.45。伊勢湾海運としては定位置な評価。いかにも低評価で期待されてないという感じになりますかね。素直に読み取ると目先の絶好調もあがったROEもいずれ戻すに違いないといういつもの評価となりそうで、だから好調がずっと続くなら報われるとき来るんじゃないかと思ったりはします。会社は投資など進めてなくてあまり定着するとは思ってなさそうな気もしますが。

とはいえ、BPSと配当で上組と同等のプラスサムはあるきもしてその意味でより低いPBRは地味ですがあまり損しないでちょっと儲かるかもしれません。極めて地味で保守的ですが。

 

森下仁丹(4524)

仁丹というかそれに派生するおくすり健康食品って感じだけどサプリのOEM製造も。

でもそんなのはだからどうしたって感じで業績としては停滞感あり低ROEBPS伸びるも地味伸びって感じの停滞蓄財。

あとは近年はずっと安定してますが過去は赤字がそこそこ。まあ目先きにするところではないか。

 

そんなかんじですが、財務もCFも低ROEの停滞蓄財って感じですね。目先1Qは好調も計画は過去の延長線上ってことで会社も成長するとは思ってなさそうですが、目先好調が通期に発展しこれからは成長するんだって根拠がなければ過去の延長線だとみるしかないのではないか。

そのなかでPBR0.7ほどはいかにもほどほど。仁丹としてはPBR低いほうでもあるみたいなのでPBR上がる展開を地味まちできるというのなら拾うのも。

まあもっといい選択肢いくらでもありそうとは思うところですが。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転でもう秋ですね。先月から秋ですけど。

 

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用語解説(日記比較編)

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