大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(7447)ナガイレーベン/日記(比)

スポンサーリンク
f:id:kamomenotoushi:20181019215545j:plain

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ナガイレーベンとその他

株価

1902円(人々は、ずっと歩んできた道に不安を感じだしている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 7447 7980 3566 8897
企業名 ナガイレーベン 重松製作所 ユニフォームネクス タカラレーベン
市場 東証PR 東証ST 東証GR 東証PR
業種 卸売 その他製品 小売 不動産
時価総額(億) 679.7 60.2 27.6 467.1
株価 1902 836 1104 386
決算期 2022/08予 2023/03予 2022/12予 2023/03予
予想売上(億) 177.0 121.0 61.8 1,735.0
予想営業利益(億) 50.1 6.7 3.8 119.0
営業利益率 28.32% 5.54% 6.09% 6.86%
予想純利益(億) 37.0 4.5 2.5 70.0
売上成長率(年複利/期間) 1.5%/15年 1.6%/16年 13.5%/7年 7.1%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 3.2%/15年 3.3%/16年 3.8%/7年 5.1%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 2.8%/14年 6.6%/15年 26.3%/6年 8.8%/15年
PER 16.84 13.21 11.06 6.01
PBR 1.48 0.95 1.09 0.73
ROE 8.8% 7.2% 9.9% 12.1%
ROA 8.0% 3.1% 7.3% 3.1%
配当利回り 3.15 1.2 0.91 5.18
配当性向 53.1% 15.8% 10.0% 31.2%
総資産(億) 464.3 143.2 34.1 2234.7
自己資本(億) 420.3 65.0 24.7 591.1
自己資本比率(%) 90.5 45.4 72.2 26.5
一言感想 高利益率びあげ 蓄財 増収蓄財 増収蓄財

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで、気になった業種で5年営業利益率でスクリーニングし気になった上位のものをチョイスして分析します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年09月27日取得。ナガイレーベン。医療ウェア。比較に衛生保護具の重松とユニフォームのネクスト。ゲストにレーベン仲間のタカラ。

ナガイレーベン(7447)

業績

医療介護や研究職などのユニフォーム。一応卸売になってますが企画・製造・販売と輸出入と卸売のみでもなくもうちょっと付加価値高いものも。

国内シェア60%超の最大手、年間650万着以上を供給ってことでもう圧倒的強者・・ですが業績は頭打ち感あり、シェアももう取れるものは取った感もでてますね。

それで営業利益率は20%後半でこれは卸売や小売とすると圧倒的なところはありもちろん競争優位性はあろうとおもいますが、だから成長は頭打ち感がありROEにしても二桁に届かない感じで、BPS成長をみても2.8%/14年と低成長でEPSも似たようなもんで、その利益率や優位性が投資妙味にあまり貢献してないように見えます。

まあ優秀だと思うんですけど、これはもう停滞蓄財でそして蓄財力もしぶいとなりそうで、利益率高い赤字がない安定してる優良企業だなんて持ってもずっと株価は芳しくは推移してくれないみたいなトラップになりがちになるのでは感。

3Qで減収減益。計画で増収減益。まあ大枠では停滞なんじゃないでしょうか。状況は変わらないです。

 

 

財務

財務いいですねー。いかにも優良企業ですー。

前期末総資産464億でうち現金278億で現金増える傾向ですね。

有形固定資産は74億でそこそこもっててこれは卸のBSではないですね。生産設備っぽいのもあり結構メーカー機能もありそうです。固定資産自体は増えてません。

ある意味進歩のない商品をずっと作っていればいいやつでわりと堀っぽいし、売上伸びれば面白そうですが増収止まってますね。

負債まとめて44億。現金≒負債ならかなり財務いいって印象ですがここは負債×6<現金でこれは非常に無茶苦茶財務いいですね!

 

CF

営業CFだして常に・・ってほどじゃないけどFCFだいたい出してますね。とはいえマイナスのときは定期預金いじってることが多そうですが。

還元は配当性向高めで還元はわりとしてる。業績が伸びる感じでもなくなってるので増配自体は近年ないですね。

 

重松製作所(7980)

業績

こういうの。

 

 

いちおう長期に業績伸びてる感じがなくもない。あとはコロナでテーマ化した感があり株価は一度吹いてますね。それで業績も少し伸びてる感もありますが・・

それでROEもはねて9%前後の利益率も並の5%前後とかになった感。

はい、それ以前はROE3%もなく利益率も1%ないときもありいかにも薄利低収益なやつで、それがコロナで加速でこの加速がコロナで一時か元の木阿弥かという感じでしょうか。

とりあえず2021のピークから減益低ROE化が進んでますね。そのなかで1Qで増収で増益ですね。前期よりは増益って話ですが。まあでも目先まではひとまず好調です。

 

 

財務

2020まで自己資本比率も改善できないほどの低収益だったって感じですが2022に改善してますね。儲かってよかったですね。

2021とかで固定資産その他いろいろ資産増えてます。借り入れは減ってる感じではなく好調で負債維持で資産が膨らんでの自己資本比率改善っぽいですね。

目先1Qも改善してますね。

 

CF

営業CFはでるけど投資とかするとFCFが厳しいという感じ。

配当は配当少なめでずっと維持という感じですね。

 

ユニフォームネクスト(3566)

業績

ユニフォームネット通販。小売になってるけど製造もしてるそうです。

成長してるけど、利益率が下がる感じで営業利益は足踏みでROE下がる感もあります。

 

 

ですが、原価率が数ポイントあがってますね。販管費もすこしか。

という感じですが増収に利益がついてくるのを見込むか待てるかみたいなわりとグロースあるあるな感じになってます。現状待ってると投資的には結果はでてないになりそうですね。

今期2Qで大きめの増収・・に減益。「ITサービスへの投資強化によるIT関連費用増や、WEB広告の単価上昇、新規カタログD増刷等の積極的な広告投資により販売費及び一般管理費が増加し」という感じで利益よりは売上取りに来てる印象も受けます。

 

財務

資産増で財務改善。借り入れも減らしてきてますね。

前期末総資産34億で有形固定10億ほど内容はあまり工場とかなさそうですね。

流動23億で現金17億。資産半分現金という感じなので財務いいやつですね。

 

CF

営業CFでてますね。投資は少なめでFCFも出てますね。

それ負債返済して現金積んできてます。還元はやる気なし。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげかもみあい
週足でさげ
月足であげてさげかもみあい
確認。

評価・売買判断

ナガイレーベン(7447)

テクニカル的には、大きくは2018年まで上昇してきましたが、2021年で3115は高値を破れず長期上昇トレンドが途切れた感は。それで週足レベルでは絶賛株安ですが、目先1796反転だと2015年以降安値1740は割ってないので、2015年以降のレンジの低い方とも見れるので、下落に向かうかレンジとするかでしょうか。まあいずれせよ1740を基準にレンジならもう少しみて考える感じでしょうか。


ファンダ的には、医療衛生系のユニフォーム。卸売で仕入れもしてそうですが生産設備もありメーカー機能もありそうです。

非常に高利益率、シェアも圧倒的で敵なし感はあるけどシェア取りきった感があり成長はもうない感じがありますし目先もそんなもん。

CFは非常に潤沢。配当性向高めも現金をずっと積めるくらいは問題なし。故に財務はど健全です。あるいは堀持ちっぽい数字は散見されます。

まあ利益率高くて財務もよくいかにも優良企業然としてますね。

ただ問題ないいといばありそうで、成長鈍化と財務良すぎで利益率のわりにはかなりの低ROE低収益に甘んじてるところはあり、成長ないところも相まって実際問題停滞蓄財の蓄財力弱いほうです。

まあ還元しろというか自社株買いしたら?という感想を持ちました。

評価。

PER16のPBR1.5。優良企業・・といっていいと思うんですが、出てきそうなリターンというかプラスサムは、配当3%にBPS成長3%ないですが強気に6%見てこれをPBR1.5とするともっといいのがあるのではないか?とは思ったりします。PERでも同様です。

一方ナガイレーベンとしては低PERPBRではあるので、市場環境によっては見直されるかもね?感はあるのでそういう狙いなら。まあド安定な優良企業はそうだと思いますし。

・・・なところですが、仮に自社株買いで現預金270億のうち200億ほど飛んできたりすると、純資産半分でROE20%近くで、かつ時価総額700億ほどの中で自社株買い200億で28%ほど買える(まあ自社株買いするなら株高でこれだけは買えなさそうですが)、総配当も維持なら配当利回りも4%ほどになるんですかね。と、なかなか利益率に見合った感じになりそうで財務CFもそれをやって問題ないようにみえますのでまさかの大型還元延々と待つのも一つの手・・にはならないと思うけど来たら美味しそうですね。というのもあり自社株買いしたら?って感想です。

 

 

重松製作所(7980)

いろいろごっついマスク。

コロナで業績は改善してるけど、以前は薄利低収益で蓄財も進まなく現状維持でいっぱいという印象。それがコロナで現状維持からは脱しそうで現状に準じるレベルが続けば財務改善はすすむというかBPSくらいは伸びるんじゃないかなあという印象。成長はどうですかね。とりあえず業績は足踏み感。

評価。

PER13のPBR1とか。素直にみてBPSを伸ばせる程度のROE一桁後半とするとPBR1はそんなもんかもう一声とは言いたくなる水準。一方で重松としてはPBR1は実は2014年以降としては低い方。まあボロ株の部類だった感ですかね。数字的にはPBRの上がありそうにも思えるけど、コロナで吹いて落ちてきてるところで、業績再加速ない中で好き好んで買われますかね?感はありますが。

地味にBPS伸びるかもしれないけどそれだとその視点だとROE10%ない程度でのBPS増くらいってなりますのでこれもどうですかね感。

 

ユニフォームネクスト(3566)

売上伸びてるけどいまいち利益がついてきてないやつ。

財務は順調に資産増でCFも問題なく基本的に小売としては順調なように見えます。

目先も増収減益で大きくは利益より売上って感じな印象です。

評価。

PER11のPBR1.1とか。上場以降売上は伸びてるけど株価は渋いという感じでつまりは利益が伸びると見込まれてたけど待ってられないとなってきた流れではないかとは。

それであまり増益しなくてもまあこんなもんかな感のあるバリュエーションになってきてるようには。その意味で利益が売上に追いつく展開とか還元強化とかくるならなかなか面白そうな気もしますが、会社は利益より売上追ってそうで還元も熱心じゃなさそうなのでつまりは増益するいつかを待てるか?という話かなあって思ったりします。

その時を待てるというのなら。

 

タカラレーベン(8897)

マンション開発でまあ不動産販売。伸びてる。

みてると借り入れ≒販売不動産でそれらを伸ばしてる。基本はこの借りて商品を仕入れて売るの回転を大きくして成長するやつで不動産販売。

ただここはわりと固定資産もってそうで賃貸業もしてそうで、そのへんもあるのか、一定上の規律をもってるのか営業CFが黒字基調で推移してますね。プラスにしながら成長も両立しててもしかしたらなんかすごいかもしれません。

不動産市況に大きく左右されそうなところではありますがそこを容赦できるなら選ぶのもいいのではないかと思うPER6のPBR0.7(低PBR)の配当利回り5%とか。

まあ利益は足踏みですね。そうですね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにございません。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータとエクセルの黒グラフは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表