大河の一滴

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(3880)大王製紙 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

大王製紙

(東証PR/パルプ・紙)

株価

1207円(人々は、地道に進んできたけどここに来て心が折れかけている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。2022/9/18に銘柄スカウター10年クスクリーニングで売上利益10年最高値更新の銘柄(対象197)を市場統計推移記録表にかけ2018/12/25比較してPBRが低くなっているもの(対象72銘柄)からきになったものをチョイスして分析します。大王製紙。製紙。エリエールとか。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年09月16日に取得。

業績

エリエールのイメージですが、エリエールのホーム&パーソナルは比率も利益率も今ひとつ。

というかホーム&パーソナルは下の方に追いやられてるので、会社としてはエリエールよりほかを売りたいのではないか。

 

で、製紙とか冴えなく低ROEなイメージですが、近年の大王製紙は比較的好調できたけど目先の計画の低営業利益率と順赤字をどうみるか。

8月に修正が出ています。「ロシア・ウクライナ情勢を起因とする石炭・重油
等の世界的な資源価格の高止まり、為替レートが急激に円安進行している影響等から、石炭・重油、木材チップ、パルプ等の主要な輸入原燃料の購入価格が大幅に上昇し、期初の想定からは製造コストが大きく悪化する見通しとなりました。紙・板紙事業、ホーム&パーソナルケア事業の主要製品について、販売価格への転嫁を進めているものの、原燃料のコストアップを受け営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益については、期初の予想を下回る見込み」~「主要製品での販売価格への転嫁に継続して取り組むものの、輸入原燃料の購入価格上昇によるコストアップを吸収するには至らず、売上高については微増、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも前回発表予想を大きく下回る見込みです。当面は、石炭等の資源価格の高止まり、円安による購入原材料価格の上昇等、厳しい経営環境が続くことを想定」

と、近年原価膣をさげて来てる所ありましたが、外部環境に消し飛ばされた感はあります。

大きくはこの悪環境を一時とみるかもっと続くとみるか。

だから目先は芳しくないし会社は厳しい経営環境が続くことを想定です。

 

財務

資産増。自己資本比率も改善傾向BPSも伸びてきてます。

前期末総資産8404億。有形固定で4211億で固定資産多めでメーカーっぽい。固定資産も伸びてますね。投資が必要なタイプ。

流動2913億は横ばい感も強いですね。

負債は5737億で有利子負債3786億は減ってる感もないです。自己資本比率自体は改善方向も負債の質もあまりいいとはいえません。流動も増えてないので、流動資産及び負債は一定で固定資産が増える形で自己資本比率改善な流れですね。

売上伸びてますので投資必要は仕方ないところはありますが、成長と蓄財財務改善があまり両立してないってのはそうですね。なので借入返済もあまり進まない。

 

CF

営業CFはさすがに出ます。も、伸びてるからか投資も入るとFCFマイナスになってますね。以前はFCFはプラスが多めも2018年以降はマイナスが続いてます。

なので、売上の伸びと財務とCFがあまり両立しない。これはあまり競争優位性がないメーカーにありがちな傾向とは。

とはいえ還元は強化してきてますね。さすがに業績良かったからね。

・・・なところに原材料費高騰が襲いかかると。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげるも続落でさげに転換
月足であげるも、目先は続落
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2021年まで大きくはあげてきてましたが、目先は落ちてきて2017年以降の安値1148も目先に迫ってます。これをきるとかなり下落感強くなりますのでひとまずはここを基準にするのがいいのではないでしょうか。

とはいえ週足レベルではいかにも弱い展開ですので、まあしばらくは様子見るのがいい気はいたしますが。1148切らずに反転とかなるとこらえた感は強くなるのでそうなるなら気にしてもいいかもね。


ファンダ的には、製紙メーカー。エリエールっぽいけど主力はいろいろな工業系の紙。

近年好調なところはあって業績伸びてる感はありましたが目先はウクライナなどもあり原材料費高騰をさばききれず一転大幅減益。まずはこれを一時とみるかみないか。

ではあるんですが近年の好調も投資先行感あり業績好調も投資がかさみ、財務CFであまり恩恵を受けてなさそうなところは。これはあまり強くもないメーカーではあるあるな傾向。

総じて近年好環境もあり好調だったけど、会社自体が強いという感じよりは、環境が良かったねという印象をより受けます。

評価。

PBR0.75とか赤字なのでPERなし。実はこのPBRはここ5年くらいでもっとも低PBRな水準だったりします。2014年以前だとPBR05近辺くらいはありますね。

ということで既に冴えない大王製紙を織り込んできてる株価形成とはみなせるところで冴えないなくなるなんてないなら狙うもいいんじゃないかとは。実際に原価高騰うけて冴えなくなってきてますが。

とういうことで、結局はこの冴えないが一時かもっとかをどうみるかではないかとは。

 

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3880

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3880

IRBANK:https://irbank.net/3880

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

平和です。とくにございません。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)