大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(3236)プロパスト 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

プロパスト

(東証ST/不動産)

株価

145円(人々は、のたうち回って進めても居ないけど以前よりは落ち着いてきている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニング売上営業利益5年10%以上かつKABU+データ2022/8/5取得で業種平均PBRを下回り実績ROAを上回るもの(対象30銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。プロパスト。不動産デベ。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年09月07日に取得。

業績

要するに不動産販売かなと。

企画開発で建設までして住む人に分譲販売、賃貸として投資家向けに販売。中古買ってリニューアルして販売。等々で要するに不動産販売。

HP見てて、2009年以降決算資料作ってなかったり(2009年〜で赤字とか大幅業績後退で、売上規模がおよそ33分の1)歴史を感じたり。(いやもうライブラリから消せばいいのにと思いました)

 

とか、作ったマンションを作品と称してポエム全開でそういう感じの不動産販売です。

で、上で出したとおりリーマン前後でだいたい業績吹っ飛んでます。不動産販売は伸びててもこうなりうるとは記憶しておきたいところです。

それでリーマン以後はずっと回復してきて大凡そ増収増益で、過去の行き過ぎを反省しながらかはわからないけど過去の規模には戻せてないけど地道に歩んできて今があります。

今回スクリーニングでROAも業界平均以上・・とはいえ4%程度と絶対水準は低いのですが・・でROEはかなりの高水準を続けており、このROE水準でPBRは如何に環境によっては業績が消し飛ぶ不動産販売だとしても破格であり、故にPER4切りの超低PERになってるのはそうですね。

そんな感じですが2021、2022は減収でくるも崩れるほどではなく、計画も増収で来ており何より通して増益な感じです。

2022「当社が属する不動産業界においては、底堅い動きとなっております。先行指標をなる新設住宅着工戸数は〜4月は前月比4.6%減となりましたが、3月までは2ヶ月連続で前月を上回る水準〜首都圏マンションの初月契約率については、5月が70.2%となり、好不況の分かれ目とされる70%を4カ月連続で上回っており」と比較順調な中で主力の賃貸開発が「前事業年度に複数の大型物件を販売した反動に加えて、物件売却が順調に進んだことにより保有する竣工済物件数も限られたことを受けて売却物件数が減少した結果、売上高は11,533百万円(同16.2%減)」

とまあ崩壊を懸念する局面ではなさそうです。

会社も「不動産業界に関しては、地価及び建築費が共に上昇しており、新築マンションの販売価格は一段と上昇する可能性があります。物価の上昇や海外の金融当局による利上げの動き等から金利上昇に伴う需要低下懸念はあるものの、供給が抑制されていることや販売価格の先高感等から、需要は底堅く推移することが見込まれ」とか言ってるので、やはり現状は大丈夫とはなりそうです。

 

財務

目先通期で総資産287億で有形固定1100万の流動282億で清々しいほど流動より。

流動販売用不動産91億、仕掛販売用不動産で117億の現金47億、前渡金21億とかで資産はほぼ、商品である不動産か現金で、不動産類は2020年まで伸びて以降横ばい感で、現金は通して増えてますね。

コロナ下で拡大はやめ不動産をセーブしてるところはあります。セーブしてるのか買い負けしてるのかは不明ですが。

負債は214億で有利子負債200億。

これも清々しいほど不動産販売で、借り入れして商品をもってるとなり、おおよそ借り入れ≒商品で別に現金を貯金してる感じですね。

 

CF

2009-2011で猛烈に営業CFをプラス。ここで不動産みんな処分したんでしょうね。

以降はプラスになったりマイナスになったりだいたいマイナスかな。

額としては大きくもなく不動産販売にしては規模を追う感じのCFではないですね。

やっぱりリーマンの反省があるかもしれません。

現状還元はとてもやる気がないレベル。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でいかにももみあい
週足であげたりさげたりでレンジ
月足でときどきあげるもいかにもヨコヨコ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、方向性がないというか、長期にヨコヨコ感というか、2015年前後で200円前後の目先は150前後で若干下がる傾向も認められるも時折吹き上げてる感じ。

トレンドとかにのるという感じはできなさそうも、下がったら地味に買って時折くるだろう吹き上げに売るとかできるかもしれない。ただヨコヨコの水準も一定になる保証もないしいろいろそれでもしんどそうですが。

まあいかにも冴えない感じの株価推移ではありますね。普通の人の主戦場にはなりにくいとは思います。普通の人じゃない自覚があるのならチャレンジするのも。


ファンダ的には、要するに不動産販売。過去に大やらかししてだいたい事業を吹き飛ばし、以降は地味に回復してきてる歴史。

成長はしてるけど、わりと抑制的なように見えるところで、だいたい借り入れで不動産を持ち、儲けは地味に貯金を続けているような印象。

不動産などは2020年までは伸ばしていたけど以降は抑制してるのか、買えてないのかは知らないけど増えてはいません。そのせいもあるのかROEが下がるところはありましたが、目先通期では堅調の範囲内で在庫を増やす一方増収増益の計画を出してる感じでアクセルを踏んできているようではあります。

還元はやる気なし。仮に配当5倍の10円(配当性向26%ほど)にしたら株価145円で配当利回り6.9%ほど。

評価。

PER3.8のPBR0.7ほど。見せている業績からは破格の低水準とは言えます。ガチ不動産販売であり来るときが来るなら業績は吹き飛ぶかもしれませんし、それに対する警戒を織り込んでいるのだろうとは思うところですが、目先の業界の順調さもありそれにしても感はあります。

来るかもしれない破綻の気配に怯えつつ、誰か株価にアクセルを吹かせるかのチキンレース感はありますが、誰かがアクセルを踏むのを待つのも悪くないとは思える評価帯にはあるかもしれません。まさかの大幅増配が来るかもしれないし。とりあえず普通にできる状態です。

も、破綻が実際来ると全部崩壊。株価もまだ崩壊すると思います。不動産販売だからね。仕方ないね。現状崩壊の気配はないけど来たら2年もあれば崩壊も不思議じゃないというか過去にはありました。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3236

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3236

IRBANK:https://irbank.net/3236

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

あと今週でとうとう土曜日記事のストックが尽きました。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)