大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(3678)メディアドゥ 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

メディアドゥ

(東証PR/情報通信)

株価

2248円(人々の長年こつこつ築いた山はものの見事に崩れてしまってる。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。銘柄スカウター10年スクリーニング売上営業利益5年10%以上かつKABU+データ2022/8/5取得で業種平均PBRを下回り実績ROAを上回るもの(対象30銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。メディアドゥ。電子書籍流通。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年08月10日に取得。

業績

電子書籍の卸ですかね。

 

情報通信ではあるし、電子書籍ですがビジネスモデルとしては卸に近いとみてるのが。

このあたりの薄利ぶりと高原価率も卸っぽい数字。その中で卸としては営業利益2%台はまあ普通くらいでしょうか。

 

そういう感じですが、増収増益が続いて来ましたが、2021年利益率低下にROE低下に計画で減収減益で成長が途切れた形をどうみるか。

これは下方とかではなく期初からの計画ですね。「COVID-19の世界的な感染拡大の余波による経済活動正常化への影響や緊迫するウクライナ情勢等、日本経済全体への下押し圧力が継続することを見込んで」ってのもありますが、LINEマンガへの取引がLINE子会社のイーブックに移管される影響が大きいとなりそうです。

結構比率大きめで逃げられるのはそこそこ以上のダメージではありますが、とすると計画は逃げられる割には伸びてますねにはなりますね。

逃げられるのもメディアドゥのサービスがというより資本の論理ですし、どう考えるか。

といいつつ、低ROE化はあるので厳しいは厳しいところは。

1Qで減収減益。一応大型キャンペーン除いた実力値?ではプラスだ言ってます。

 

財務

資産増。

前期末で総資産525億で流動363億で手形232億現金113億で伸びる傾向。

有形固定はほとんどなく3.4億。無形はのれん等で89億。あとは有価証券など66億。

負債は355億で主なものは手形265億に借り入れ55億。

有利子負債は2018年に大きくなっててこれっぽい。以後は返してきてます。

電子書籍取次のメディアドゥ、同業を買収 80億円で: 日本経済新聞

その他もちょくちょく買収はしてる模様。

メディアドゥ、小説投稿サイト運営のエブリスタを買収…DeNAより2万2400株(持ち分の70%)を20.6億円で取得 | gamebiz

メディアドゥ、RIZAPから日本文芸社を約15億円で買収 3月30日付で子会社に | AMP[アンプ] - ビジネスインスピレーションメディア

メディアドゥ、ECソリューションのSupadü Limitedを買収 | RTB SQUARE

「複数の出版社がそれぞれのブランドを維持しつつ、管理機能やノウハウ、在庫・生産管理のシステムなどを共有し効率的な出版プロセスの構築を目指す」みたいな方針の模様です。

とまあ、そんな感じですが、近年は有利子負債は返してるし、自己資本比率は伸びてますので、わりと堅調とは。

とはいえこのような調子なので余裕できたら大型買収飛んでくるかもしれません。というか2022はわりと買収連打してそうでかなりの規模。

 

CF

営業CF自体は伸びる方向。このあたりでいろんなブランドを抱え売上拡大が素直にCFにつながってる感は。設備投資自体は低水準で買収とかしなければCFはと余裕ありそうですがわりと買収して長期のFCF自体は赤字っぽいところは。

あと増資も入ってるようで普通の発行とか新株予約権とかで近年割と毎年でこのへんは嫌な人もいるかもしれない。

それで買収しながら資金維持してるかんじです。嫌がる人もいるかもしれない。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげてあげ
週足であげてさげ
月足であげてさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2014年上場で2016までさげるもその後は伸びてコロナ超えて2020年まで伸びるも、以降は続落でおおよそ2016年以降のあげをリセットした形で、長期上昇をリセットされて週足でも下落でどう考えるかですかね。

目先は1581で反転ですので、下げ止まり反転をみるか最安値850を見ながら再上昇を狙うかですが・・長期的にはかなり冷えてそうな。


ファンダ的には、電子書籍取次。というか事実上の卸売。伸びる電子書籍のど真ん中といえばど真ん中で長期に成長してる。LINEはイーブックにとられたけど総じて伸びてるのはそうではないかと。

ただ卸は卸で、利益率や原価率など卸ですねって感じで低ROAです。わりと高いROEも下がる傾向。これは財務良化によるレバレッジがかからなくなってるところもあり痛し痒しなところはある。ですが低利益率化もありそうなのでそこはどうみるか。

まあ総じて成長する卸ですが、低収益化が進んでそうなところがあって成長と高収益を維持できるか否かみたいなところは。

財務悪め。も、これは買収連打のせいで黙ってればCFは余裕がありそうなところはあります。このへんも成長と収益性をどうバランスするか?なところがある。

評価。

PER40のPBR2.2。まあ卸のPERではない。やってることからすれば極めて高評価とはなりそうですが・・・ROEが2020年以前の水準に戻るなら利益は3倍ほどになりそうで、PER13ほどででROE三倍は利益率2%が1%改善で利益1.5倍の自己資本比率半分で倍の財務レバレッジで届くくらいなので、そんなに絵空でもないかなとは。それで買収連打するような成長意欲の高さとなんだかんだ言いながらCFに結びつけてるところとかあるし、そのような展開になるとまた評価が上向くは考えられるは考えられる。

・・・ですが、現状は高評価というしか。低ROE化がもっと進めばより高評価となりそうで、なのでだから成長と収益性を両立できるかで目先は両立できなくなってるはそうだし、このままだとまだ高評価ですかねえって感じ。

ちなメディアドゥとしては目先は低PBR。上場来最底辺かも。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=3678

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=3678

IRBANK:https://irbank.net/3678

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転でもなくて久しぶりに大きく動きつつあるのですが、現状言うことでもない。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)