大河の一滴

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(5423)東京製鐵 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

東京製鐵

(東証PR/鉄鋼)

株価

1390円(人々は、しばらく基地で定住準備をしていたがいよいよもっと先を目指して進みだしている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。チャートリスト(http://elefolo.com/NewChartList/)スクリーニングでROA10%以上かつ売上営業利益各10%増のもの(対象164銘柄)東京製鐵。国内最大手の電炉メーカー。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年07月25日に取得。

業績

電炉製鉄。

鋼材が中心。例えば以下みたいなの。市場はプレミアムだけどHPは二部っぽい素朴さ(ほめてない

2009-2010年に2784億から1056億に減収したあと、2021まで売上が凸凹してるシクリカル。それで、2022年は1414億から2708億に売上が突き抜けましたね。

「鉄鋼業界では、各国の景気刺激策などにより、鋼材需要が世界的に回復し、供給が抑えられたことで、鋼材市況は、総じて歴史的な高値水準で推移~当社におきましては、製品出荷数量が前期比で27%増加したことに加え、製品出荷単価は、下半期には13年ぶりに10万円を超えるなど、前期比で3万3千円弱上昇しました。一方、主原料である鉄スクラップ単価の上昇は、2万3千円強に止まったことから、利幅が拡大し、前期を大きく上回る利益を計上」

非常に環境がよくトリプル役満くらいある感じで大きくはこの高環境が継続するかですかね。

計画はするというもので1Qで減収も増益の修正入ってます。「製品出荷単価が引き続き上昇した一方、主原料である鉄スクラップ価格は、海外市況の下落を受け、当初想定を下回りました。加えて全社を挙げたコストダウンの取り組みを進めたことから」

好環境継続ですが、やはれい以前は2784億の営業利益534億(2009)から、1056億の営業損失34億(2010)年をやらかした戦犯というか非常に外部環境感応度が高いシクリカルなので、業績は注視し続けはやめに異変は察知するくらいのスタンスが必要なのではないかとは。

あとは、補足的ですが原価率が高めでかつ結構動きます。原材料費が結構動きます。

ときには100%越えで目先は比較的低め。

 

財務

高炉メーカーは財務悪い印象がありますがここはめっぽう財務よさげで、目先自己資本比率は65.9%ほど。

前期末総資産2403億。有形固定は717億で2013年で大型減損で2000億から681億まで飛ばしてますね。

東鉄、減損処理1280億円 田原操業6割に低迷 | 鉄鋼・非鉄金属業界の専門紙「日刊産業新聞」

その後2017年あたりまで有形固定は抑えめが以降は伸びてきてるので、ここらが転換点でしょうか。

流動は2013年以降だいたいのびて目先通期で1485億。目立つのは有価証券500億、売掛299億商品310億現金186億とか。目先はとくに伸びてて売上規模が上がったねという感じ。

負債まとめて820億で目立つのは買掛436億とか未払費用95億とか。借入7.5億とか借入もしだしてますが根本としては財務健全になりますね。

あとは、利益剰余金とかBPSは2013年でかなり吹っ飛びましたが以後右肩。

 

CF

2010-2014は営業CF赤字もあるが以後は安定。投資も2012年以降はあまりしてなく、投資しての2013年の大型減損がまじで痛かったんだろうなとは。

それで大きく処分して持たざる経営にシフトしたのが2013年で2015年以降は安定し2021以外はFCF出せるように。

このFCFの安定性はシクリカルな製鉄のイメージにそぐわないくらいは安定的。

それで増配傾向。配当性向は低めも自社株買いも多めでそこそこの還元入ってます。

現金等は有価証券500億ほども含むかたちになりそうだけど長期には伸びてますね。

日足週足月足の値動き判断

日足であげから目先さげ
週足であげ
月足であげになるかな
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、大きくは2015年まであげ。そこから2020年コロナまでもみ合い、コロナ後は伸びてるという流れ。このコロナ以後の伸びがどこまでいくか?どこでとまるか?みたいな視点で。

その中で1523から1669まで高値更新するも目先は落ちてきてる感じでこれをトレンドの終了とみるか調整と見るか。目先の上昇前の安値1261とか2021年以降安値1018を底に見てですかね。この辺をみながら1669超えをしてトレンド継続するか見る感じで。

 

ファンダ的には、業績は凸凹し目先は絶好調も過去には絶好調からいきなり赤字もある重シクリカルというほかなく。環境次第でどうにもなりそうですが目先は好環境で絶好調。

財務は鉄鋼のイメージを覆すほど健全。2013年までは固定資産大きめで設備産業感あったけど大型減損で多くがふっとびそこで嫌になったのか以降は投資を抑えあまり財務にリスクをとってなく財務は健全と言える部類まで。

CFも近年は安定化しており財務を良好に保ちながら増配もし毎年自社株買いもできるほど。これで環境悪化で業績後退もかつてほど状態が劣化するかはわりと疑問かもしれないところは。

評価。

PER5のPBR1。絶好調も低PERで常に業績後退の懸念を織り込んでそうな。いちおう2013年以降では低PERなほうで、業績維持なら妙味あるのではないか?とは思える水準。

PBRだと0.5台くらいはありそうで業績後退となれば相応の評価訂正は考えられてやはり大きくはこの好調が続くのかい?ってところかと。あと固定資産減って過去ほどダメージが出るとは考えにくいけど資産を飛ばすような赤字なら下はいくらでも。実際2006-2013で逆10バガーくらいしてます。

あと、2013-2022で複利BPS成長率をとると12.5%(2022を弾くと11%)くらい出ててPBR1くらいは減損などのBPSがないとするなら手を出すのもまあいいのではないかとはなるかもしれませんね。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=5423

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5423

IRBANK:https://irbank.net/5423

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになにかあるというほどでもありません。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)