
投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
一蔵とその他
株価
447円(人々は、デビューはちょっと目立ったもあとは叩きのめされていたが、少し反撃の仕草も見せてきている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 6186 | 2499 | 8025 | 2418 |
---|---|---|---|---|
企業名 | 一蔵 |
日本和装 ホールディングス |
ツカモト コーポレーション |
ツカダ・グローバル ホールディング |
市場 | 東証ST | 東証ST | 東証ST | 東証PR |
業種 | サービス | サービス | 卸売 | サービス |
時価総額(億) | 24.7 | 26.0 | 43.8 | 152.3 |
株価 | 447 | 285 | 1076 | 311 |
決算期 | 2023/03予 | 2022/12予 | 2023/03予 | 2022/12予 |
予想売上(億) | 196.8 | 50.9 | 145.0 | 602.3 |
予想営業利益(億) | 7.0 | 4.6 | 2.5 | 53.3 |
営業利益率 | 3.53% | 9.03% | 1.72% | 8.84% |
予想純利益(億) | 6.4 | 2.7 | 3.0 | 33.6 |
売上成長率(年複利/期間) | 5.9%/9年 | -1.3%/16年 | -4.5%/16年 | 5.2%/15年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 17.5%/9年 | -4.1%/16年 | 2%/16年 | 3.2%/15年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 7.1%/8年 | 1.6%/15年 | -0.2%/15年 | 7.3%/14年 |
PER | 3.84 | 9.50 | 14.35 | 4.42 |
PBR | 0.72 | 0.81 | 0.37 | 0.77 |
ROE | 18.8% | 8.5% | 2.6% | 17.4% |
ROA | 3.5% | 3.0% | 1.1% | 3.7% |
配当利回り | 4.7 | 4.56 | 2.79 | 0 |
配当性向 | 18.1% | 43.3% | 40.0% | 0.0% |
総資産(億) | 182.0 | 89.6 | 265.2 | 909.0 |
自己資本(億) | 34.0 | 33.0 | 115.3 | 204.5 |
自己資本比率(%) | 18.7 | 36.8 | 43.5 | 22.5 |
一言感想 | いちおあげ | 停滞 | 衰退 | 回復? |
今週は比較。市場統計推移記録表で2022/7/15と2016/2/12を比較しROE10%以上かつ当時より上昇していてかつPBRを下げているもの(対象105銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。チャイナ・ショック?トピックス最安値時よりROEをあげているのにPBRを下げているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年07月19日取得。一蔵。和装とウェディングで和装より。比較に和服っぽい。ゲストにウェディング代表ツカダ。
一蔵(6186)
業績
和装事業(小売店舗「一蔵」「京都きもの学院」「オンディーヌ」での呉服・振袖の販売・レンタル、スタジオ、着方教室)
ウエディング事業(ゲストハウス、ドレスのレンタル)
をやっていて和服が主ですね。
さすがにコロナで2021は落ち込み赤字まで見せてますが
その後は復調。2022では和装もウェディングも黒字復帰というか和装はコロナ前より利益出ててこのあたりはうまく乗り切ってる感は。
利益。
そうなると全体業績では伸ばしており、コロナも大きな傷を受けずにやり過ごしたにはなりそうですね。
そうみるとなかなか優秀そうな気はしてきますし、ROEなどはかなり高いですが、ROEは2021でなどは純資産が赤字で吹っ飛んでレバレッジがかかったゆえだし、以前のROAや利益率などはそう高くもなく事業として優秀とか競争優位性の類があるかといえば微妙かなとは。
事業的な強さはないけど、船頭というか経営がうまいところはあるかもしれません。
で、資産飛んでのレバレッジとはいえ高ROEなところにきててしばらくはBPSなどが大きく伸びるかもみたいなところは。
計画は背伸び気味なところはありそうです。
財務
2019まで資産増も2020以降足踏み。純資産は2021でかなり減少。
目先通期で総資産181億で有形固定66億。これは2021年に減らしてます。減損なども入ってますね。
流動は99億でこれは伸びる傾向です。現金46億で伸びてます。あとは手形や商品レンタル品あたり。
負債147億。借り入れ54億でほかは前受金60億などが目立ちますね。
意外に資産は減ってなく、負債が増えた形で財務悪化ですが、借り入れ自体は2021年で増やしたものも返してきてますし、借り入れ自体は大きなものでもなく自己資本比率は低いけど意外に財務は劣悪とかじゃないですね。いや、よくはないですけど。
とはいえ有利子負債比率などは高いし、これらは業績がぐらつくとわりとすぐに危なくなりそうではあります。
そのへんをどうみるか。目先は回復入ってきてますけど。
CF
営業CFは2021は赤字もほかは安定的ですね。
ですが投資が多めでFCFはマイナスが多め。と、投資先行なところがあったのですが、コロナでそれどころじゃなくなったということでしょうか。2021は営業CF赤字で、2022は負債返済に周り投資は控えめになってます。
この傾向が続くならしばらくは投資を抑えめにしつつ財務改善が進みそうですね。
それで増収と財務改善を両立できるか?がしばらくのポイントでしょうか。
配当はかなり抑えめになってますが、それどころじゃないのでしょう・・と思ったら計画で増配ですね。計画ですが。
日本和装ホールディングス(2499)
業績
社長がよく話題になるイメージですが。
日本和装 社長 - Twitter Search / Twitter
社長が話題になるのはなんとなく業績が良いイメージでしたがそんなこともなく。
業績は低下傾向よくて停滞。2012、2014は赤字。
ただROEは低くもなく2016年以降は普通に稼げてるくらでしょうか。
しかし、原価率がひくいですね。
え?ボッタクリ?とも思ったけど「「無料きもの着付教室」を消費者にとっての入口とする加盟店と購買者との販売仲介業システムにより販売手数料を得るビジネスモデル。」ってことである意味プラットフォームですね。
固定費が低くなりそうで、其の意味では赤字は2002年以降で上の2012,2014のみですね。底堅さはあります。
とはいえ成長感はなくこういうのは低低蓄財に類するものになりそうですがBPS成長率とると 1.6%/15年でめっぽう冴えないですね。
上の赤字のときのBPS減が影響してそうですが。
1Qで既存の延長線上ってのが出てきてますね。
財務
長期に純資産が伸びてるのか伸びてないのか。
前期末で総資産89億で流動85億で流動より。流動で目立つのは割賦販売売掛金49億で着物高いので割賦販売してるんですね。と現金28億ほど。
現金は伸びる傾向で堅調といえば堅調。事業的に割賦販売が伸びれば良さそうですが2019年以降減るか横ばい似近く。堅調というか増えてないというか。
負債は56億。借り入れ44億であとは細々。
大枠は着物を借りて買ってそれを割賦販売で売ってるみたいなバランスシート。なので自己資本比率の低さはさほど問題にならなさそうですし貸し倒れなければ自己資本比率は低いほうがいいですね。
まあでも割賦販売増えてないのでいいところ停滞ですね。BPSも増えてないので蓄財も怪しい。
CF
営業CFが赤字混じり。割賦売掛金の増減とかがマイナスになるとマイナスっぽいので、このへんはリース業あたりと近そうな雰囲気にはなりそう。伸びるときは割賦金が伸びて営業CF赤。縮むときは割賦金が減り営業CF黒。
最近黒字なので拡大というよりは縮小方向はそうですね。
投資はいらないのでFCFはだいたい営業CF。
配当は利益並感。
ツカモトコーポレーション(8025)
業績
和装って紹介されてるけど。
洋装の方が大きめだし何なら和装赤字。
売上和装はぐりぐり下げてますね。オワコン感あります。
全体業績も右肩下がり感ありいろいろ芳しくない。
とはいえ赤字は避けていて長期に営業赤字ならないみたいですね。
なのでこの衰退に歯止めをかけ反転できるか?ですかね。とりあえず。
BPSだと2015年以降くらいで横ばいくらい。業績低迷するなかで資産減は食い止めてると評価するべきか。
とりあえず増収くらいはみたい。でも計画で減収ですね。トンネルを抜けるのはまだ先の雰囲気は。
財務
純資産維持の中総資産減が続く。これはリストラのムーブですね。
総資産265億で有形固定131億。有形はずっと規模を維持してるようには。
其の意味で需要が回復すれば過去の生産は出せるとは見れますがさて。
で、資産源は主に手形類っぽく。ただ単に取引減った感もあり。
一方負債は減ってて借り入れも減ってはいますね。
有利子負債比率あたりは高めで絶対的には財務は良くないですね。
あとBPSは2015年以降増えてる感じではないです。
CF
営業CFは出てましたが2020で赤字。投資も絞ってる感はありだいたいFCF出るのですが2015年に大型投資をしており、それで一気に長期のFCFが弱くなってますね。
業績先細る中以降もCF改善した感じでもなく負債返して配当出して終わりというか、CFからは残りの負債が重そうで道はまだまだ感は。
日足週足月足の値動き判断
日足であげ
週足でさげていちおあげ
月足でさげ
確認。
評価・売買判断
一蔵(6186)
テクニカル的には、2016年上場1236から一度1472をつけるも以後はずっと落ちる感じで、2020年310まで。
いかにも上場ゴールですが、310からは反転感あり、週足レベルでは安値高値切り上げの上昇。2021高値610は破れてないので、ここを上昇を切れたと見るかどうか。
573突破とか331を基準にして610を破って上昇継続できるか?みたいな視点で。
ファンダ的には、和装&ウィディング。コロナでやられて感あったも復調傾向で目先は黒字復帰。
これまで投資先行できたけどコロナで財務もやられ投資は抑え負債を返す方向に来ているところはありそうです。
CF創出能力自体はあり、負債返済は進みそうですがそれと増収を両立できるかどうかですかね。
レバレッジがかかってるとはいえROEは高く出ており、財務改善と爽臭が両立すると面白そうなところはありますがさて。
評価。
PER4のPBR0.7。PERでは最底辺。つまり業績は信じられてないってことですかね。
PBRでは一蔵としては上も下も。BPS積んでくるならそう悪い展開にもならない気はしますが。
とはいえ総合状態は悪いとはなりますし、こけると不味そうな財務はしてるのでハイリスクはそうかも知れません。
日本和装ホールディングス(2499)
着物教室を開いて、そこで着物を売る感じで教室がいわばプラットフォーム的な。底堅さはあるけど長期に成長感もなく。蓄財は進んでいるとおもいきや長期にそうでもなく、総合あまち長期に企業価値を伸ばせてねえな感はあります。
着物を売ると有利子負債と割賦金が増える感じで、割賦回収が進むと現金増える感じで、コロナ以後は割賦金減りとかで縮小傾向ですね。
そうじてなかなかなインパクトある部分に乏しいような気は。
配当利回り高いくらい。利益連動だけど。
評価。
PER9のPBR0.8とか。BPS増えてないこともないし、配当利回りも高めにでてるので現状水準の利益が出続けるならそんなもんかあとはおもうところだけど、いうほど業績も安定してないしよって配当の継続性も怪しいし、もうちょっとBPSがスマートに伸びるとか、もっと評価低いなら選べなくもないけど・・みたいな感想になります。かもめの感想ですが。
ツカモトコーポレーション(8025)
衰退局面にある和服というか和服が落ちてもう洋装屋。
赤字こそ少ないけど減収が続き財務的も現状維持でいっぱい感ありで、トータル衰退蓄財できないくらいの状態。
CFも弱く残りの負債も大きく。業績反転も見れないですぐ死ぬというかんじでないけどいろいろ閉塞感はある感じで、とりあえず売上飯店くらいしてくれないととは思うところ。反転しても長い道のりですが。
評価。
PBR0.37とか。PBR0.4ほどもつけるんだという感想。近年でもPBR0.5以上がないわけでもないけど、素直に状態見るとPBR0.3でもやすいとは感じないというか普通に価値を落ちていく石であまり握っていたくないなとはおもうところです。売上反転BPS再上昇くらいはほしいかなと。だからというかそこをエスパーできてるなら手を出してもいいかもね。
ツカダ・グローバルホールディング(2418)
ウェディング中心。ホテル経営も。
業績はコロナでタコタコにやられた口。
今期は黒字復帰としてますが、前期ではこんなかんじでどこまで回復できるのやら?
婚礼はあと少しですがホテルがまだとても厳し目。
1Qで売上は回復してますが、コロナ前のピークにはまだまだ及ばず、そしてまだ赤字ですね。ただ前期4Qは黒字復帰もあるので回復はしてきてます。現状まだひどいだけで。あと前期は期初黒字計画が赤字決着なので計画を信用してもいいのだろうかと。
財務もコロナまでは増えてたのがコロナで赤字でためたものを散らし中。
前後BPSは半分くらいに。ただ総資産は維持に近く流動も現金以外は目立つ資産はあまりなく固定資産で事業をするタイプで有形固定などはあまり減ってなくで、事業の骨格は維持となりそうで客足が戻れば以前と同様の売上利益はたたけそうとは。
で現金が減る形で流動が減ってますね。一方で借り入れは増えて528億。ですが2021は借り入れ減らしており、これをどうみるか。自己資本比率は後退してますね。
営業CFはコロナ前まで黒字がコロナできっちり赤字。
前期はまだ赤字ですが赤字規模は十分の一ほどで黒字復帰もあとすこしはそうですね。投資は前期は抑えてます。投資どころじゃないですね。守りに入ったのもありもうちょっと業績回復すれば均衡反転しそうはしそうですね。
投資するとまだ赤字になりそうですが。
そんな感じですがPBRで2019以前あたりでよくある水準の低い方くらう。その意味で通常運転くらいにもどりつつあるはそれっぽく。
でも同時に低PERでもあるので利益回復すると妙味はありそうですね。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
決算期に入ってきてます。だいたい1Q。
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