大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6101)ツガミ/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ツガミとその他

株価

1103円(人々は、大きく攻めるもあとが続かなく息切れしてる。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6101 6125 6925 9311
企業名 ツガミ 岡本工作機械製作所 ウシオ電機 アサガミ
市場 東証PR 東証ST 東証PR 東証ST
業種 機械 機械 電気機器 倉庫・運輸
時価総額(億) 551.5 171.0 2123.4 56.7
株価 1103 3625 1672 3995
決算期 2023/03予 I 2023/03予 2023/03予 2023/03予
予想売上(億) 980.0 430.0 1,700.0 402.4
予想営業利益(億) 190.0 48.0 170.0 13.3
営業利益率 19.39% 11.16% 10.00% 3.31%
予想純利益(億) 95.0 32.0 140.0 8.3
売上成長率(年複利/期間) 6.4%/16年 1%/16年 0.7%/16年 0%/16年
EPS成長率(年複利/期間) 6.5%/16年 0.1%/16年 -1%/16年 -1.5%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 4.5%/15年 4.2%/15年 2.2%/15年 3.9%/15年
PER 5.62 5.15 14.40 6.79
PBR 1.17 0.81 0.86 0.31
ROE 20.8% 15.7% 6.0% 4.6%
ROA 9.2% 6.7% 4.4% 1.8%
配当利回り 3.99 4.41 2.99 -
配当性向 22.4% 22.7% 43.1% #VALUE!
総資産(億) 1037.6 475.1 3211.0 466.6
自己資本(億) 455.8 203.2 2351.2 180.4
自己資本比率(%) 43.9 42.8 73.2 38.7
一言感想 業績加速 好調 停滞 衰退蓄財

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上成長率15%以上かつROIC20%以上のもの(対象45銘柄)を市場統計推移記録表統計にかけ2019/12/30と2022/7/1比較をして時価総額をさげているもの(対象14銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。順調にせいちょうしているのにコロナ前より時価総額をさげているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年07月01日取得。ツガミ。CNC自動旋盤などの工作機械。比較に四季報おすすめ比較銘柄(たしか)。ゲストにガミ仲間のアサガミ

ツガミ(6101)

業績

こういうの。

 

いかにもシクリカルっぽいなあと業績見るとシクリカル。

売上利益どちらもブレる感じ。利益とか兵器で前年比-70、-80出してくる感じ。

ですが営業赤字自体は2004年以降はなく一定の底堅さはないこともないし、長期には成長も認められるかんじではあります。

で、乱高下はあるのですが利益率が取れるときは20%近くにもなり、ROEも同様に高くでており目先のこれらの水準はかなり高く普通に優秀のレベル。かつスケールメリットだとおもいますが原価率を下げてきてますね。

 

その中で減収の2020「国内外ともに市況の調整局面が続く中、新型コロナウイルス感染症の影響も加わり」と、決算説明。

目先は2022は「海外市場の不確実性が増しておりますが、中国をはじめ各市場とも順調に推移。」と順調ですが多弁なほうではないですね。

ですが、受注などもだしていて目先は好調はそのとおりかと。

とはいえ過去計画見ると上振れしたり下振れしたりわりと信用できません。このへんはやはり環境に左右されるシクリカルとしか。

 

財務

資産増加の中で自己資本比率を減らしてきているムーブ。

有利子負債とか増えてますね。

流動資産をふやしながらきてますが、それ以上に流動が伸びてますね。

目先で総資産1030億で非流動資産217億で流動820億。流動は現金188億債権276億棚卸資産326億でそれぞれ増加。

負債は借り入れ増えてて重そうに思えるも負債459億に対し133億で222億の債務とかで、これらは借り入れ<現金だし、案外財務の質は悪くないですね。

とはいえ有利子負債比率あたり増える傾向なので、拡張期は財務が悪くなるはありそうには思えます。

 

CF

営業CFは業績より安定的ですね。2019のように低水準はあります。それで意外なことに2015年以降FCF出続けてますね。これ財務悪くなる理由がある・・?とみると

財務の赤連発。FCFプラスで借り入れも増やしているのに・・って話ですが

正体は自社株買い。

元来は、営業CFもでて投資もさほど必要もなくCFは余裕があるのに借り入れ増えて自己資本比率が後退の財務が悪化している理由は自社株買いの連打です。

このへんどうみるか。

 

岡本工作機械製作所(6125)

業績

こういうの。

ツガミほど凸凹感はないけど、シクリカルで凹凹してる。

利益はより安定的ですね。

ですがリーマンから2010年まではぐわんと減収で赤字突入だし、そのごも2014まで赤字もありと利益面では不安定というかシクリカル。総じて売上安定性を除けばツガミより一枚二枚落ちる印象。シクリカルな範囲内での話でね。

ここも長期に原価率落としててやはり規模だね。売上だね感はあります。

そんな中で目先は堅調。

受注も堅調そう。

計画は上振れも下振れも。

 

財務

資産増で、ここは自己資本比率改善に有利子負債を返してきてる現金も目先好調の中でどかんと積んだ形。

BPS右肩。

まあ順調を背景に蓄財を進めているという感じ。

 

CF

2020などでてないけど基本安定的な営業CFで多くは投資してFCFもでてる。

とくに目先2022はお金積んだねーってなってます。

ここも財務CF赤字だけど還元というよりは負債を返すため。

還元自体は余りやる気なさそう。2019とか自社株買いしてますが。

 

ウシオ電機(6925)

業績

なんか並べたけど、上の2つとは結構毛色が違う会社。

光源機器。

用途は広めで多業界向け。てかなんで並べた

 

な、感じですけど長期業績は伸びてるのか伸びてないのか。

ですが2021年とかリーマン前後は落としているのでシクリカルですね。シクリカル停滞。

ただ利益は底堅く見る限り1999年から営業赤字なしで純赤字も2021だけとなりそう。

BPSも右肩感がありEPSもなんだかんだいいながら目先が高い水準。

こういう成長してない?会社でも長期に利益を稼いでいるのなら株式価値が上がっているという一つの事例かなと。

それで目先大幅増益で計画もリーマン以来の高い営業利益水準ですが、計画自体は強気感がありあまり信頼するの。

好調だと思いますが今の所過去の延長線上とは。

 

財務

長期に地味に資産増。自己資本比率あたりは70%前後で一定。BPSが長期に地味にあがってる。(2.2%/15年)

いかにも停滞蓄財ですが蓄財力もそう大きな物を見せてないのでどうですかね。

 

CF

CF安定。投資してFCFもだいたい黒字で現金積んでBPSがあがる営み。

長期にじみーに配当上がってます。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足でいちおうあげ
確認。

評価・売買判断

ツガミ(6101)

テクニカル的には、一応長期には2,018年までの上昇で1834。そこからおちるもコロナ後に上昇で2023と高値破りであり上昇トレンドですが、週足日足レベルではいかにもな下落なので反転をみるにしてもタイミング。

完全に長期に安値切り下げになる2019年562は遠いので現実的には1058を底に見る感じでしょうか。切れると底なしというか値動き的には基準なしですね。

 


ファンダ的には、重工作機械問感じでシクリカルっぽいし、実際シクリカルなんだけど、業績ぶれながらも長期には伸びて目先はかなり高利益率、高収益。目先まで受注も好調でとりあえず調子もいいですねとしか。ただブレるのでいつ減収や減益が来るかというならわりと来そうです。

財務はあまり良くないというか悪化中。シクリカルの拡張期で投資先行かな?と思えばいうほど投資はしておらず、近年はずっとFCFがでてる状況。その中で財務CFを赤字にしてる感じで、なにかといえば自社株買い。余裕をかなり自社株買いに突っ込むスタイル。

そうみると財務も悪くなったとはいえ、十分健全性を保っておりバランスを見ながら実施してるとは思えるところで。このへんのシクリカルが借りて自社株買いみたいなスタイルをどうみるか。

評価。

PER5.7のPBR1.2。まあ、目先利益率20%ROE20%で好調な企業につく評価ではないとは見れるところで、業績悪化を織り込んできているとは見れます。

その織り込みつつあると思われる業績悪化がくると見るか否かだとは思います。

というかPER5.7ほどは過去にもっとひくいものがないわけでもないがかなり低い方ですね。

あとはリーマン以降くらいから減配もない中で配当利回り4%とかですね。このへんも重篤な業績後退がないならこの傾向が続けられそうな財務CF周りはしてそうですがー

まあくるかもしれないしね。重篤な業績後退。

 

 

岡本工作機械製作所(6125)

シクリカルなのはツガミと一緒。軌道に乗れば売上凹凹しにくい感じですが、立ち直すのにはツガミより手間取ってるようだし、利益率やROE自体はツガミより下とはなりそう。

とはいえ近年は普通に堅調でそれが素直に負債返済の財務改善に向かっていて、状態自体はかなり良くなってます。

業績はあまりにいいので後退を心配する向きもでてくるかもしれませんが。

評価。

PER5.2のPBR0.8。低PERでいかにも評価低いですがシクリカル警戒が常に入ってそうで基本低PER張り付きな感じではありますがPER5ほどはそれにしても低評価で近年だとコロナ前くらいです。PBR0.8ならよくある水準ですしもっとしたがあります。つまり業績後退低ROE化するなら評価低いわけでもないはそうなので、だから安いとしてもシクリカルですねって感じ。

また配当利回り4.4%ほどCF財務配当性向からは余裕としか言いようがなく増配余力はたっぷりなのですが残念ながら利益連動感で業績後退で減配もあり得るとしか思えなく。シクリカルですねって感じになります。

 

ウシオ電機(6925)

光源いろいろで長期に赤字もない安定感でBPSなら右肩感。

まあでも目先は好調でも過去のピークを超えるものでもなく、計画も強気感あり総じて停滞蓄財の範囲内ではないか。

それで財務CFなども問題ない感じ。

いろいろ成熟してる感はあります。

評価。

PER14のPBR0.8。わりと低ROEなのでPBRのわりに高PER。

なんだかんだいいながら安定感は優れる中でPBR0.8はいかにもな水準には見れる。BPS成長は物足りないも配当足して年5%ほどのリターンは市場平均並みとも見れてそれをPBR0.8とPBR1以下では案外悪くもない無難な選択肢やもしれないとは思いますが今ならもっといいのもあるよね?とかは思います。まさかの業績加速をエスパーしてるならこれもいいかもしれないけど。

 

アサガミ(9311)

物流&印刷の珍しい組み合わせ。

物流事業(倉庫、港湾フォワーディング、通関、3PL、運輸/海上・陸上運送、3PL)、印刷事業(新聞等の受託印刷、一般印刷)、不動産事業(大型物流施設・商業施設の賃貸・管理)を営む。

業績総合としていかにも停滞で若干後退感もある。印刷が足を引っ張っているようだ。

な感じの中で長期に総資産減少(主に有形固定資産)の純資産増で自己資本比率工場の有利子負債減の傾向でこれはリーマン以後続いている感じで、つまりは停滞もしくは後退する業績の中延々リストラ(資産整理)しながら蓄財しているという種の会社でBPSは右肩です。(3.9%/15年)

とはいえこういうのはとても市場の評価低いよね?とみるとPBR0.3でいろいろと残当

まあ会社自体は堅調だしBPSは右肩だし配当もあるし、まさかの評価改善とか会社がやる気になってなにか大型投資でも始めるとかあるかもなのでそのへん狙って我慢強くもってみる?とかは思います。(わたしはたぶんもたない。いや、配当利回り6%あったら考えるかも。)

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくになにかあるわけでもない。

 

 

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用語解説(日記比較編)

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