大河の一滴

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(4848)フルキャストホールディングス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

フルキャストホールディングスとその他

株価

2192円(人々は、順調に勝ち進んだところにパンチを浴びせられてふらついているがなんとかまだ食らいついている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4848 6089 2427 3944
企業名

フルキャスト

ホールディングス

ウィルグループ アウトソーシング 古林紙工
市場 東証PR 東証PR 東証PR 東証ST
業種 サービス サービス サービス パルプ・紙
時価総額(億) 821.7 260.3 1292.3 33.6
株価 2192 1139 1026 1888
決算期 2022/12予 2023/03予 I 2022/12予 I 2022/12予
予想売上(億) 547.3 1,400.0 6,950.0 165.0
予想営業利益(億) 80.0 56.0 320.0 3.5
営業利益率 14.62% 4.00% 4.60% 2.12%
予想純利益(億) 53.2 33.3 185.0 2.0
売上成長率(年複利/期間) -4.4%/15年 20.2%/10年 25%/15年 0.2%/16年
EPS成長率(年複利/期間) #NUM! 27.7%/10年 26%/15年 7.8%/16年
BPS成長率(年複利/期間) 2.6%/14年 28.3%/9年 27.5%/14年 1.4%/15年
PER 14.99 7.72 6.98 10.35
PBR 4.04 2.26 1.85 0.27
ROE 27.0% 29.3% 26.5% 2.6%
ROA 18.0% 6.4% 5.3% 1.2%
配当利回り 2.1 3.86 4.39 2.65
配当性向 31.5% 29.8% 30.6% 27.4%
総資産(億) 294.8 523.5 3509.3 170.1
自己資本(億) 195.3 114.0 659.6 77.7
自己資本比率(%) 66.2 21.8 18.8 45.7
一言感想 あげ あげあ あげあげ 停滞

 今週は比較。銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上成長率15%以上かつROIC20%以上のもの(対象45銘柄)を市場統計推移記録表統計にかけ2019/12/30と2022/7/1比較をして時価総額をさげているもの(対象14銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。順調にせいちょうしているのにコロナ前より時価総額をさげているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年07月01日取得。フルキャストホールディングス。人材派遣。比較に同業っぽい。ちなウィルグープも今回の条件を満たしてます。ゲストにフル仲間の古林(”ふる”ばやし)。

フルキャストホールディングス(4848)

業績

人材派遣に類するものとはなりそうですがここはとくに一日だけとか短期のところが得意なところはあります。

このての派遣などよりは利益率が高く原価率も低く出てますが、やはり一日だとより単価が高くできるということでしょうか。

ちなみに日雇い派遣は違法になってるようですね。

フルキャストはいかにしてピンチをチャンスに変えたのか? ビジネスモデルの転換術 フルキャストホールディングス 朝武 康臣氏インタビュー|ビジネス+IT

短期派遣禁止は、アルバイト紹介にそれにまつわる事務代行で乗り切った感は。その短期のノウハウをもつところはあまりないので値段があげられてる(との説明)

というわけで2012年まで業績後退があり、以後は伸びているという感じです。

法改正以後はうまく対応して成長しているということですね。減収はコロナの2020年くらいです。利益率も高くROEなどもめっぽうt書くかなり優秀な数字が続いているという印象です。

ただやはり2007年辺りからの大きな後退は気になるところでまた短期中心で業績は外部環境に大きく左右されそうな印象はうけます。・・まあコロナもこの程度で乗り切ってますが。

中継でもこのまま順調に行く感じのものが出てますね。加速というよりはこのまま順調にという感じ。

計画はコロナは下ぶれてますがそれ以外はどちらかといえば上振れがおおそです。というか厳しいと下振れで順調だと上振れ。

1Qで好調というか絶好調。1Qだが。「ワクチン接種支援に係る官公庁案件を獲得できたこと等」とかいってるので好調なんじゃないですかね。

 

財務

DEレシオ1倍目標とかあったので財務悪いとおもいきやそんなこともなく。

前期末で有利子負債10億に対して自己資本205とかなので1倍どころか20分の1くらいではないか。・・なにかの間違いかも。

ですが財務はよく自己資本比率あたりも高め。

総資産294億で流動248億で現金174億。有形固定6億で有形固定はほぼないですすね。固定資産46億も半分くらい有価証券。

負債89億で主な負債は消費税17億、法人税14億、未払い関連30億、借り入れ10億とかで軽いという他。

というわけで財務はきれい。なぜDEレシオ目標なんて設定した?って感想。

 

CF

営業CFは余裕。投資もさしていらんのでFCFも常に出てますね。

そんなわけで現金積んでる。配当は増配傾向。配当性向50%には足らないペースだね。一方DOEは割と高めでかつ高めROE維持なのでこっちでは結構偉いという印象。配当性向ではなくてROE目標だけでいいのではもう少し上で。

・・・なところですが、2008年とかは営業CFマイナスなのでやはり環境によわいというかシクリカルはそうだと思います。

 

ウィルグループ(6089)

業績

フルキャストに比べかなり普通の派遣業寄りになってきそう。

ウィルグループの事業 | willgroup.co.jp

とはいえここも普通に順調な長期業績。そして売上EPSBPSの長期成長率もROEあたりも弾けた水準を出しており、いかにも順調な派遣業という印象です。

ただコロナで売上足踏みもシクリカルなところを見せてるとはなり、このへんはフルキャストも同様だけどやはり人材関連はシクリカルだとはなりそうです。

そんな中で目先通期は前期コロナで足踏みもあるが、かなり好調に通過となりそうです。ですが、売上に関しては成長鈍化感が出てきてますね。成長率が落ちてきてますし計画も二桁増収に至らず。計画自体は保守傾向がありそうです。

 

財務

資産増。ここは自己資本比率など低めで財務はわるめ。

ですが流れとしては、買収がありここでかなり財務悪化してきて、その後は財務改善が続いてる流れ。

ウィルグループがC4を約34億円で買収|M&Aキャピタルパートナーズ

2018年まで財務悪化させつつ急拡大してきて最後は買収決めたけど以後は財務改善に向かってるという流れですね。

となると財務改善と高成長率は両立しない感がありますのでこのへんをどうみるか。

 

 

CF

2019年まで財務は借りて、投資も2020年までわりとガンガンやってます。

たぶん上の買収も結構ありそうですが2018年以降営業CFが安定して、2020年以降は財務は返す方。

このように2018〜2020年くらいまで攻めてたけどそこから守りとか態勢立て直しに入ってきてるところはありますね。

その中で増配続いて、まだ余裕ありそうですね。

 

アウトソーシング(2427)

業績

製造業派遣。海外比率も大きめ。

業績は右肩。

コロナで欧州の工場操業停止とかきな臭いことにもなってたけど結局ぶち抜いてしまってますね。

なんで右肩かというと古い記事ですが買収連打。

【アウトソーシング】創業3年でM&Aを仕掛けたダイナミズム - M&A Online - M&Aをもっと身近に。

この記事以後も連打で大型もこなして上記のような感じに。

目先の1Qでも買収してますね。それで増収増益。

という感じですが、これをいつまで続けられるか?ってところでしょうか。

コロナのせいもあるでしょうけど、2020年以降はROE水準が落ちています。計画では復帰してますが目先1Qは減益でさてどうか。

ということで結構きな臭いところもあるかもしれないとは。ROEを立て直せるか否かでみるといいかなあとは。

 

 

財務

IFRSきらい。

前期末総資産3500億で流動1670億。現金480億手形880億とか。流動自体は増えてますね。

有非流動は、1837億で形固定116億で比率自体は少なめ。のれん860億無形資産が350億使用権210億と多くは買収関連で資産がふくらんでそうです。

負債は2780億で有利子負債類は1000億前後手形類620億とその他ですが、有利子負債と買収関連は近そうでまあこの辺をどうみるかでしょうか。

財務は良くはないけど買収連打の割には劣悪ではないとはなりそう。

 

CF

営業CFでてる。そして増えてる。これは2020年もそうで、2019、2020はFCFプラスで乗り切ってるところもあり、意外にCFは安定的で黙ってればCFが大きく入ってきそうなところは。

長期のFCFはさすがにマイナス。買収連打だし。借りてるし。

2021は返しましたね。しばらくおとなしく・・1Qで買収入ってるしおとなしくなってないですね。

配当は増配傾向だけど、低ROE化してるのでここ二年配当性向100%越えてますね。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげですかね
週足でさげてあげっぽい
月足であげにはなる

確認。

評価・売買判断

フルキャストホールディングス(4848)

テクニカル的には、2009年から2018年まで長期に大きく上昇で32円から2948まで。その後は調整気味に推移したがコロナで下に突き抜けて969。そこから上昇に転じ2021末の3225は高値切り上げで長期上昇継続。その後は日足では下落感強めに調整してる感じでしょうか。

長期上昇は切れてないとは見れるので、調整をこなし上に向かうは視野に入れてても。その意味だと目先1976は底に見れますが、これを切るとコロナ安値969になるのでなかなか遠そうですね。そのあたりを勘案しながら。


ファンダ的には、短期中心の人材業。日雇いはだめになったけどアルバイト紹介に給与事務受託の一工夫?で乗り切ってて、成長してます。

わりと高利益率の高収益で順調に成長で普通に目を引く業績はそうです。CFも投資などいらなくCFの筋はよく、よって財務も非常に健全。傷はDEレシオ目標がよくわかんないくらい。

ただ短期中心もありニーズの減退で業績後退は容易にありそうで、その意味ではかなりシクリカルとはなりそう。・・・コロナはかなり耐えてるのでリーマン再来みたいな心配をするのが妥当かどうかは不明。ただなるなら業績は死にそう。目先は順調です。むしろ絶好調。

評価。

PER15のPBR4。人材関連に類するものとみるとPER15は高評価となりそう。競合は高度技術を抱える派遣とかでもないとだいたいはこれ以下のPER水準となりそうなので、ここはかなり高評価が定着してるはそうだろうと思います。

それは過去からでPER15でも2013年以降では低い方となりそうです。コロナとかはPER10切りも。それを業績低下懸念がなければもっと上でもいいとは見れなくもないですが。あるいは業績低下懸念がありいずれ業績が低下するでも。

いずれにせよ業績低下がなければチャンスというか見せ場もあるような気はしますがさてどうでしょうか。

 

ウィルグループ(6089)

総じて順調な派遣業。利益率はフルキャストに劣るも、成長率やROEなどは遜色なし。十分優秀だと思える数字が続いてきたが、目先は成長鈍化感が出てきてます。とはいえ、目先まで順調で成長が止まったわけではないですが。

財務やCFも2018年までの攻めの姿勢から、守りの姿勢に傾いてきてる感はありそのあたりをどう見るか。同じ流れだと思いますが配当なども増やしてきてますね。と、攻めから守りや還元のタームになってきてるはそうだと思います。また攻めに転じるかもしれませんけど。

評価。

PER8のPBR2.2とか。絶対の収益性とかみると低評価、安いとはなりそうですが。事業的に常に成長鈍化と言うかシクリカルな警戒が含まれあまり高PERに飛んでいかない印象はあります。とはいえPER8程度はコロナ安値近辺とか2015年以前以外にはほぼなさそうでそれにしては低評価ってところはありそうです。還元にも向かってる中で配当性向など余力も有りで配当利回りも高く出てるようなところもありで見せ場もあるのも不思議はなく可能性は感じたりします。業績悪化なければ。シクリカルなので可能性ないとは言えない。いや、目先まで順調ですけど。

 

アウトソーシング(2427)

買収連打で急成長。わりと世界企業に。コロナで欧州などもきな臭かったけど結局無難に乗り切ってます。かなり配下企業のコントロールが上手い可能性があります。さすがにシクリカルだとは思いますが。

ただROEなどは低くなってて、ここは無難に乗り切れてないかもしれなくて、色んな意味で計画してるROEの回復が為せるか?みたいなところは。できないと配当とかいろいろ足がでそうで、コストを吸収しきれず破綻まで視野に入りかねないみたいな。まあまだそこまではいってません。

評価。

PER7のPBR1.8。これはアウトソーシングとしては低評価。PER10切はコロナ近辺を除けば2013年後半以降はほぼなさそう。

なので計画ROEはできないと見られてると見るべきかなとは。ROE回復させまだまだ買収連打作戦が続けれれるならわりと妙味もあるかもしれないとは。

 

古林紙工(3944)

印刷パッケージメーカー。お菓子とかの箱とか包装印刷物とか。

HPがいかにも二部って感じがして好き。(もう二部はなくてスタンダードだが)

古林紙工株式会社:パッケージの古林紙工です

業績はいかにも停滞で、BPSの長期成長率も1.4%/15年とかで、いかにも現状維持でいっぱいでわずかに蓄財できてますくらい。

目先1Q好調にはなりそうだけど既存の延長線上から上振れたかというとそうではないんじゃないですかね・・・という感じ。

まあ財務は長期には借り入れ返すなどよくなってる感はあるし、FCFも普通に出てるのですごくやすれければいいんじゃないですすかね。

PBR0.3切り。これは古林としてもわりと低評価で安い方とはなりそう。すごく安いかはどうでしょうね。。PBR0.2とかもあるみたいだし。

ただ最近の株安で落ちてきてなので反転はいずれあるのかなとは。意外にいい塩梅かもしれません。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転で御座います。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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