大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(4251)恵和/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

恵和とその他

株価

3605円(人々は、猛烈なスタートダッシュを決めたが大きく息切れをしはじめている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4251 4234 4023 9872
企業名 恵和 サンエー化研 クレハ 北恵
市場 東証PR 東証ST 東証PR 東証ST
業種 化学 化学 化学 卸売
時価総額(億) 347.1 55.9 1999.4 86.6
株価 3605 494 9610 865
決算期 2022/12予 2023/03予 2023/03予 I 2022/11予
予想売上(億) 231.1 295.0 1,800.0 580.0
予想営業利益(億) 44.7 4.6 220.0 8.2
営業利益率 19.34% 1.54% 12.22% 1.41%
予想純利益(億) 37.3 4.2 160.0 5.6
売上成長率(年複利/期間) 9.7%/5年 -1%/16年 1.3%/16年 2.1%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 75.2%/5年 -3.2%/16年 6.5%/16年 6.4%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 50.5%/4年 1%/15年 4.2%/15年 2.9%/14年
PER 9.30 12.91 11.72 14.33
PBR 2.28 0.27 0.94 0.65
ROE 24.5% 2.1% 8.0% 4.5%
ROA 13.0% 1.2% 5.7% 2.0%
配当利回り 0.69 4.15 2.6 2.43
配当性向 6.4% 53.6% 30.5% 34.8%
総資産(億) 287.7 359.5 2826.4 273.8
自己資本(億) 141.5 199.7 1992.2 124.0
自己資本比率(%) 49.2 55.6 70.5 45.3
一言感想 あげあげ 停滞 あげ 停滞蓄財

 今週は比較。2022/6/17にKABU+決算データで営業利益率20%以上かつROE15%以上のもの(対象251銘柄)を市場統計推移記録表統計にかけ、2021/6/17と2022/6/17比較しROEをあげているもの(対象116銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。高利益率かつ高ROEでかつ一年前からROEをあげているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年06月20日取得。恵和。フィルム。比較にフィルムっぽい。ゲストに恵仲間の北恵。

恵和(4251)

業績

高機能フィルムでスマホモニタに使われる光学シートとか。

光学シートはかなりの利益率ですね。

その儲かる光学シートがかなり売れる感じで2021年に利益水準が上がった感じで目先1Qで「原燃料価格の高騰の影響を反映する一方、期初業績予想時の想定為替レートから大幅に円安が進んでいることを鑑み、想定為替レートの見直しを行った結果」で上方。価格転嫁できるなら円安で加速という感じですね。

で、2021は「光学シート事業は引き続きリモートワーク・リモートラーニング需要が堅調だったことや、直下型ミニLED液晶ディスプレイ向け新製品の量産出荷本格化などにより、売上が増加〜、高付加価値製品の販売構成比が前年同期比で増加し収益性が向上」という感じでかなり弾けた業績加速。同時に「機能製品事業における差別化製品の開発や生産を強力に推進するためにSATC K-Site(旧九州工場)及びSATC T-Site(旧東京工場)の機能を滋賀ATセンターに集約することを決定し、2022年12月期上期中に設備の移設を含めた生産集約に伴う工場の移転統合を完了する見込み」で生産の効率化も進めてきてる感じですね。

数字的には原価率が下がってきてます。このへんは規模もあるし高付加価値商品比率も上がってるが理由になりそうです。

という感じで絶好調感ありますね。

 

財務

前期末で総資産287億で流動180億で現金90億。上場も絡んでそうですが、2021で資産は大幅増で流動は現金手形商品あたり大幅増。

有形固定も増やしてますね。75億から101億上の投資の影響もありそうです。

負債も増えてて104億から146億。借り入れはさほど増えてなく51億から60億。その他は細々いろいろ増えてる感じですね。

で、足りないのはこれはCF項目ですが増資で賄ってる感じには。

と、株主にお金を出してもらい、投資とか事業拡張でここにきて一気にBSを膨らませて来てる感じですね。

増資と事業利益での拡大で自己資本比率も上がってきてます。

 

 

CF

営業CFは安定的で、一応2021は過去より水準が上。

その中で年々投資を加速させてきてる感じで目先は投資先行でFCFマイナス。

足りない分は主に増資に頼る形で来てますが、目先は現金も積んでるのでしばらくそれで賄えそうな雰囲気。

配当はだしてますが非常に控えめ。投資に使いたいってことでしょうね。

 

サンエー化研(4234)

業績

プラスチックフィルム加工。

セグメント。薄利感ある。

業績も伸びてる感じでもなく、やはり薄利で赤字はさほどないが高原価率の低ROEでめっぽう苦しそうな。

BPSくらいはなんとか伸ばしてる感はあったも2,020年で結構後退で、2018年から増えてる感じでもなく。

2020「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な経済縮小の影響等から、掛川工場WEST並びにグループ会社である株式会社ペンリード、長鼎電子材料(蘇州)有限公司において、それぞれ収益性評価の見直しによる減損損失を計上」

ですがその後はBPSくらいは伸ばしてるので、蓄財くらいはできてそうな。

目先通期は停滞感ある感じで増益とか計画減益だけどまあ現状維持じゃないですかね。低PBRだし減益くらいはあまり関係ない感もありますし。

 

財務

資産は2010年から2019までは増えてかんじではあるけど、早くもないし2020年の後退もありより増えてもない感じに。

とはいえ自己資本比率などは前進して有利子負債も減ってないこともないので一応長期には進んでいることは進んでるという感じではあります。

有形固定も増やしてる感じでもなく伸びてないこともないけどやはり停滞感は強く現状維持寄りとなりそう。

 

CF

営業CFは結構安定的で投資は要らないというか絞ってそうでFCFは結構出てます。ただ2017年など大型の設備投資もありそうで時々大型投資は必要かも。

それで配当などをしながら現金は積んできてますね。

借り入れも返してなくもう返す必要はないと判断してそう。

というわけでCF面ではわりと安定的増配余地も少しはありそう。

 

 

クレハ(4023)

業績

クレラップ。・・・が有名だけど主力は機能製品。クレラップは樹脂ですね。

とはいえ樹脂も儲けてるし同時に主力で、ラップは樹脂の中でも上位に紹介されてたのでクレラップの会社でもそう間違いはないかと。

なところですが、商品はIT機器や医薬品、家庭用品、工業用品等広範に使われてて総合化学感もあります。

業績は凸凹もあるけど1999年以降営業から純利まで赤字もなさそうでかなり堅実な企業となりそう。BPSはわりと右肩・・・でもなくて2011年前後は低ROEに出ててここらは還元負けしてる感じではありますね。

目先の7%程度出るならBPSも右肩。

それで2021までは停滞蓄財感があるのですが、目先2022は大きな増収。計画も伸びてますね。これを一時と見るかあるいは停滞を抜けて成長にでてきてるのか?みたいな視点で。

2022「機能製品事業のリチウムイオン二次電池用バインダー向けのフッ化ビニリデン樹脂を中心に売上げが伸張」

クレラップも堅調のようですが機能製品のカテゴリに好調な製品が多くここが引っ張ってますね。

計画もそれらの順調が継続する見込みとなりそうです。

計画は上振れも下振れも。

 

財務

2011年前後に低迷?足踏み?があるのですが以後は、順調に資産像に自己資本比率改善に有利子負債返済に財務改善の蓄財が進んでいる印象。

総資産では2015年以降あまり増えてないので資産増というよりは負債返済ですが。

目先通期で総資産2826億のうち非流動1700億はずっとあまり変わらず投資は抑えてる印象。

目先は現金を急に積み出してますね。

 

CF

営業CFは安定的ですが2011年前後は投資が多くFCFがマイナス気味ですね。それでその傾向は2015までで、ここまで財務CFプラス。

低迷を設備投資で乗り切った感がありそれで業績を立て直し2016以降は財務CFはマイナスで負債返済に回った感。

それで2021は財務CFのマイナスが少なくつまり優先度が高い負債返済は終わってきた感じで財務CFマイナスが減た分現金が積み上がりだしたみたいなところは。業績向上による営業CFもプラスですが。

配当は利益並み感。今の配当性向だと現金あまりそうですね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ

週足であげてさげ
月足であげて落ちてる感
確認。

評価・売買判断

恵和(4251)

テクニカル的には、2019年上場から2022年まで2016から6740までとなかなか力強い上昇も、以降は下落で目先3480までこれは月足24ヶ月移動平均にタッチ感もあるので上昇継続とするなら近辺で反転も一つのシナリオ。

とはいえ週足以下レベルでは下落感強いので短期ほど逆張り感が出てきますのでこの辺をどう考えるか。

まあ3480切ると奈落にはみえるので切ると判断難しそうですね。切らないなら・・って感じでしょうか。


ファンダ的には、2019年末に上場のフィルムメーカー。

光学フィルムがヒットし目先業績加速。利益率ROEも跳ね上がり同時に増資もしてそれで投資も推し進めているようでいかにも目先絶好調。

自己資本比率など高くもないですが、投資などは増資に頼っていて財務自体は改善。手持ち現金もあり好業績が続くなら投資も自分でまかなえることも考えられ財務改善はまだ続くそう。

CFは投資先行で目先までFCFマイナス。このへんがいつ逆転するか?逆転しても業績落ちないか?が視点はなりそう。配当はやる気ない。投資をしたいだと思う。やる気出すと増配余地が大いにあるでもありますね。

評価。

PER10切り。目先は業績好調に応じてPER30くらいまでいったあと株安したのと業績好調でEPSがあがってPER10を切ったくらいですね。この水準なは上場来(まあ数年くらいですが)では最底辺ではあります。

素直に見れば業績後退低ROE化を織り込んでいるという評価にはみれますが、これを実際に低ROE化が進むとする理由があるのか市場の間違いであるとするか見分ける感じでしょうか。

まあ、自分はどちらかはわからんですし、他にも市場全体が2013年以前の低バリュエーションに向かうとするならもっと下は考えられるので結局どう考えるかだと思いますが。

 

 

サンエー化研(4234)

薄利、低ROEで業績は後退気味で現状維持で一杯感はあります。とはいえBPSを増やし現金を積むくらいはできてます。ただやっぱり低ROEで特損とかあると結構戻されると言うかいかにも低成長って印象はそうです。長期に地味に蓄財が進んでるくらい。

その中でCFはわりと安定的だし、現金は積んでるしでわりと増配余地とかもありそうです。業績的に増配するかどうかは不明ですが。

評価。

PBR0.3切り。いかにも低PBRって感じですが特損で後退もだいたいBPSも伸ばしてますし現金積みながら低配当性向で配当利回り4%越えとかでもあるし、意外に下を押さえながら配当をもらいつつ増配やBPS増も期待するとかで選べるかもとは。かなり保守的だしつまんない種の投資になりそうですけどこれはこれで悪いばっかりでもないかなとは。

 

クレハ(4023)

堅調な総合化学感。赤字などはないけどシクリカル味はあり、売上は凸凹感もありまたROEも落ちるときは落ちる。

目先クレラップも強いけど機能製品が特に好調。これが成長か一時かの区分けは。

過去の低迷期を投資で克服した印象もありそして当時増やした負債を返済方向に転換して久しかったがいよいよ返すものがなくなったかもしれなく財務CFマイナスが減る形で現金増え始めてます。そのお金の行き先はどうするんでしょうか?みたいなところは。還元に向かうと面白いかもしれません。

評価。

PER12にPBR1くらい。いかにもクレハではよくある評価水準。2014年以降で平均的なPERで過去には上も下も。

平均的な評価の中で順調さをみてってのは普通に考えられる選択にはなりそう。ただPERがほいほいあがるかというと過去ならないようなのであまりそういう期待すのはどうかと思いますが。

 

北恵(9872)

住宅資材商社。

いかにも商社らしく高原価率で営業利益率2%以下の薄利でROEも高くはないが1999年以降に営業赤字もなく純赤字も2005年位で、停滞感ありながらも長期に地味に売上を伸ばしBPSなら右肩感ありますね。

微妙な成長感もある停滞蓄財って感じでしょうか。

蓄財としては借り入れもなく、負債の多くは手形類でCF見てもFCFは弱くもだいたいプラスだし、長期に増配もこなしながら蓄財とかなり順調とは。配当に関しても前期末で配当40年分以上の現金もってる感じなので減配の可能性はも低そうな。配当性向も高くもなく。配当利回り自体は高くもないですが。ちなクオカード優待。

というわけで堅調な蓄財企業。PBR0.65ほどはいかにもよくある水準。配当優待3%にBPS成長 2.9%/14年とみるとPBR0.6は低評価のわりにプラスサム大きいとはみれてわるいことはないけど過去はPBR0.3以下とかもあるのでもう一声とかはいいたくなります。

市場が荒れたらあるかもしれません。ちなみにコロナ最安でPBR0.4割らないくらい。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

つうじょううんてん。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

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