投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。
比較銘柄
コタとその他
株価
1436円(人々は、休憩や後退も挟みながらも随分先に進んできている。)
各企業の数字と比較しての感想
コード | 4923 | 4919 | 4929 | 6248 |
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企業名 | コタ | ミルボン |
アジュバン ホールディングス |
横田製作所 |
市場 | 東証PR | 東証PR | 東証PR | 東証ST |
業種 | 化学 | 化学 | 化学 | 機械 |
時価総額(億) | 390.9 | 1458.8 | 77.0 | 19.8 |
株価 | 1436 | 4405 | 957 | 1054 |
決算期 | 2023/03予 | 2022/12予 | 2023/03予 | 2023/03予 |
予想売上(億) | 91.1 | 439.0 | 54.1 | 17.5 |
予想営業利益(億) | 21.6 | 75.5 | 2.5 | 2.5 |
営業利益率 | 23.66% | 17.20% | 4.59% | 14.11% |
予想純利益(億) | 15.7 | 52.3 | 3.3 | 1.7 |
売上成長率(年複利/期間) | 5.9%/16年 | 6.1%/15年 | 2.4%/11年 | -0.3%/11年 |
EPS成長率(年複利/期間) | 8.5%/16年 | 8.5%/15年 | 1.7%/11年 | 0.6%/11年 |
BPS成長率(年複利/期間) | 6.6%/15年 | 7.5%/14年 | 5.9%/10年 | 8.5%/10年 |
PER | 21.70 | 27.38 | 23.23 | 11.48 |
PBR | 3.57 | 3.51 | 1.78 | 0.81 |
ROE | 16.5% | 12.8% | 7.7% | 7.1% |
ROA | 12.0% | 10.8% | 5.8% | 6.0% |
配当利回り | 1.39 | 1.82 | 2.51 | 4.08 |
配当性向 | 30.2% | 49.7% | 58.3% | 46.8% |
総資産(億) | 130.8 | 482.4 | 56.6 | 28.7 |
自己資本(億) | 95.4 | 402.0 | 43.2 | 24.5 |
自己資本比率(%) | 72.9 | 83.3 | 76.3 | 85.4 |
一言感想 | あげ | あげ | 停滞 | 停滞蓄財 |
今週は比較。2022/6/17にKABU+決算データで営業利益率20%以上かつROE15%以上のもの(対象251銘柄)を市場統計推移記録表統計にかけ、2021/6/17と2022/6/17比較しROEをあげているもの(対象116銘柄)から気になったものをチョイスして比較します。高利益率かつ高ROEでかつ一年前からROEをあげているものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年06月17日取得。コタ。美容室向けヘアケア用品。比較に同じく美容室向けミルボンと業者向け化粧品のアジュバン。ゲストにコタを含む横田(よ”こた”)。
コタ(4923)
業績
美容室向けのヘアケア用品。
ビジネスモデルに工夫ありで旬報店という仕組みをもってます。
商品はヘアケア用品なんだけど、それを美容室においてもらい売ってもらうわけですが、同時に美容室に経営支援をするというかいわば本社機能みたいなものを提供している感じです。
コンサルみたいですがコンサル料の代わりにシャンプーを売ってねみたいなスタイル。
独自のビジネスモデルで美容業界の発展を支える/コタ×タナベ経営 SPコンサルティング本部 | FCCマネジメントレター | タナベ経営
そのあたり結構前ですがここで議論したりしてますね。
それでかなり固そうなビジネスモデルだみたいな話になったのですが、実際かなり堅い業績で成長が続いてますし、安定性及び高利益率で目を引く感じです。
増収も相当堅くて2000年以降で減収は2021年(コロナの年)だけですね。利益率も2008年以降で15%下回ったことはなさそうでどちらかといえば改善傾向、ROEも改善傾向で目先は低くもない水準にきてます。
堅いし安定業績そのものですね。ですが成長率はそんなに高くもなくEPSで8.5%/16年で売上で5.9%/16年。低くもないですが。
目先はかなり好調に決算通過。順調という感じですね。
計画は控えめも増収増益が出てますね。
財務
高自己資本に有利子負債なしで資産は順調に伸びている感。
目先通期で総資産130億で流動85億で現金58億で現金は右肩で伸びている感。有形固定は35億は最近投資が進んでいる感ですね。
過去は2012年に投資をして2020まで減らしてる感じで売上ごとに投資がいる感じでもないですね。
負債は35億で現金以下、主な負債は未払金8.5億に法人税4.8億とかで総じてまったく順調という印象。
CF
営業CF安定だし、右肩感がある。営業CF右肩は極めて強い事業性を示してるかもしれないとは。FCFもだいたいプラスで増配しながら現金積んでる感じで。
営業CFマージンあたりも堀持ちの疑いも。
配当はそれほど出してなく余裕があるタイプのようには。
ミルボン(4919)
業績
業務用ヘアケ用品のトップメーカー。
業務用高級品ってやつですね。
商材自体はコタと近く業績傾向もコタと近い感じです。2020年減収以外は相当に堅い業績ですが、利益率やROEやROAはコタに少々及ばないかなくらい。規模はミルボンの方がありでかいのはミルボンですね。
いずれにしても、くり返し使う消費財は業績がシェアを取れば固くなりがちでミルボンもコタもそのような傾向は見て取れます。
会計基準が変わってるので厳密には同基準で見るべきではなさそうですけど一応1Qで増収減益。計画は増収減益ですね。まあ1Qなので。規模で利益率があがるような感じには見えないですね。
財務
高自己資本で有利子負債もなく資産増。
前期末で総資産482億で有形固定178億で伸びてますね。
流動は249億これは右肩感。現金133億も順調に増加感あります。
負債まとめて80億で現金以下。主な負債は未払いの35億とかでまあ問題ないとしか。
CF
営業CFは伸びる傾向。コタほど右肩感ありませんが普通に優秀でFCFも安定的で絶対的には普通に強い会社には見えます。
還元はわりと大きめで配当性向はそこそこ高め。現金増えてますがROEは減ってませんしこれくらいが適性解かもしれませんね。
アジュバンホールディングス(4929)
業績
サロン専売の化粧品メーカー。理美容室・エステティックサロン・ネイルサロン・美容クリニック向けに特化。
長期にはなんとなく伸びてる感じですが、ちょこちょこ減収があったり、2020年は赤字だったりその後ふらついたりシクリカルというほどではないけど、ちょっと外部環境に弱そうな印象は見受けられます。
利益率やROEなどもより低い水準ですが、なにより2015-2020年辺りまで利益率をずっと減らして赤字に突っ込んでるのがなんとも印象が悪く。その後は回復するも過去よりは低調であり、もうちょっと回復してほしいところはありますね。
前期で結構大きめの減収で決着。で、計画で増収はどうなんでしょうか。「て新しくスキンケア3ライン、ヘアケア1ラインのリニューアルを行い、スキンケア、ヘアケアの伸長に努めてまいります。また、EC事業は、2023年3月期より実質の初年度として本格稼働」とかは言ってるのでこの辺がうまくいくならってことですかね。過去見ると計画は強気感あり下振れが多いですね。
財務
財務はいいですね。
高自己資本比率で有利子負債などもなし。
目先も現金>総負債くらいではあるようだしこの意味では自由ですが2014年以降はBPSを増やせておらずむしろ減ってる感じでその意味では厳しいというか還元で一杯感はあります。
CF
営業CFはでてますね。ただか細い年もあったりで。
投資は少ないのでFCFは出てますが還元すると前進しないって印象。
日足週足月足の値動き判断
日足でもみあい
週足であげてもんでる
月足であげ
確認。
評価・売買判断
コタ(4923)
テクニカル的には、月足レベルでは順調なあげ。
ずっと上昇トレンドが続きているようですね。その中で週足でもあげてきて日足レベルでは調整しているくらいにみえます。
調整をこなし上にいくのならついていくくらいなスタイルがいいのではないか。その視点でみると週足の目先安値1276を底に切らなかればいつかはあがるみたいな簡易でしょうか。そのへんをみながら1570を突破し上昇形勢を狙うみたいな。
ファンダ的には、美容室向けヘアケア用品だけどビジネスモデルに工夫があり、その影響か極めて安定的で高利益率な業績になっている。もっといえば、美容室のためという目的をうまく事業化しそして数字まで反映してるようにおもえ、この会社の強さはかなり根深いようには思えるところ。業績も強いがCFをみるともう一段上感もある。当然ながら財務も問題なし。目先は投資してて多少出費がきつくなるかもね。あと配当は余裕ある感じで配当性向などは低い方。
そうじて極めてうまくいってるし強い会社の一例になるかとは。
と、褒めますが、成長率自体は傑出してる感じではなく高成長というよりは安定成長より、まあでも平均より高成長ですが。
評価。
PER21ほど。2014年以降でよくあるPER水準の中でどちらかといえば低い方。くらい良くも悪くも安定的でEPS成長率も加速するとかもし難くあまりPER水準があがるってのはどうだろね。となると、やはり企業成長率程度のリターンとは見込めそうでそのへんをどうみるか?業績後退とかは全く織り込んでないとはなりそうで普通に高PBRでもあるからそういう展開になると非常にまずそうですね。そのへんも勘案して。
ミルボン(4919)
業務向けヘアケア用品。シェアをとった繰り返し使う消費財ということでワイドかは疑問ですがモート(堀)持ちの疑いはあります。実際リーマン含めて赤字とかないですし、美容室などで大きな逆風になったコロナですらたいして業績を落としていません。これはコタもですが。コタ比較では利益率やROE等に劣り一枚落ちる印象ですがEPS成長などは奇しくもコタと同程度の8.5%/15年複利成長ですし、堀持ちの疑いもあり、実際に長期に安定成長を見せている絶対的には相当優秀な企業には見えます。
業績がこうなのでCFも財務もど健全の部類。コタよりは下に置きたいが。
評価。
PER26のPBR3.4。PERでコタより上、もちろん非常に優秀な企業に見えるしPER26は安くは見えないが高くもないかなあって思うところで悪かないけど、コタとのPERの差とかコタよりいいとできる根拠はほしいところ。
また2014年-2017年くらいでもうちょっと下のPOERが多かったし、2018年以降はPER50くらいもないわけじゃないですが目先は落ちていてどうでしょうねと言う感じは致します。
アジュバンホールディングス(4929)
業務向け化粧品。
業績は伸びてる感はなきにしも利益は不安定で近年は低ROE化に甘んじてBPSも増えてる感じでもなく。
一方、CFは出てますが還元でいっぱい感はあり、資産も増えてる感じでもなく。ただ財務はキレイ。
総じて還元するだけで現状維持で一杯という印象。
いろんな施策がハマり増収とともにROEとか改善してBPSくらいは伸びるくらいになると景色も変わるかもしれませんが。
評価。
PER23のPBR1.8とか。現状維持で還元でいっぱいとすると過剰な評価と言わざるをえない。
まあこれは優待のせいでしょうね。優待を額面評価すると配当優待で利回り7.7%とかになり、優待が気に入るならアリかなという利回りにならなくもない。まあでもBPS増くらいはほしいところだと思いますけどね。
横田製作所(6248)
業務用ポンプ・バルブメーカー。
停滞ですねという業績。
まあ2012年以降赤字もなくなのでなかなか安定性は高いのでは。(リーマンのときは非上場でしらない)なんだかんだ利益率も二桁言う字でROEも低いってわけでもなく高自己資本で有利子負債もないようで、BPS成長率も8.5%/10年複利とかあったりするので(近年は低下してる感もあるが)、そんなに悪くもない感じではあります。
CFも堅調で現金積んでますね。ただ配当性向あげてきてるのでこのへんどう見るか。
まあそんな感じですが目先通期も減収減益ですが大枠では過去の延長線じょうじゃないですかねって感じには。
という感じですが、わりと安定的な業績で配当利回り4%あって目先BPS増の3%で7%リターンは平均的と見てそれをPBR1以下を平均以下と見る感じで拾うのはまあ戦略次第ではって感じはします。
参考データリンク
銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html
株プラス:https://kabu.plus
IRBANK:https://irbank.net/
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
異常とかないです。通常って感じ。
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