大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(7187)ジェイリース 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

ジェイリース

(東証PR/その他金融)

株価

1736円(人々は、冴えない暮らしから大変身したが、バランスを崩して落とし所を模索し始めている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。トリガーを満たしている(専門用語)ものからROE15%以上のものを抽出し気になったものをチョイスして分析します。ジェイリース。保証サービス。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年06月13日に取得。

業績

「九州から全国展開する賃料債務保証業界の専業大手。 住居用賃料保証を中心に、事業用賃料保証、医療費保証も手掛ける」

「「保証関連事業」は、賃貸住宅の入居予定者の連帯保証人の代わりに保証を引き受け、不動産オーナーに対して滞納時の代位弁済などにより安定的な賃料収入を保証する賃料債務保証サービス」

フィスコのレポートより。

https://contents.xj-storage.jp/xcontents/AS02623/0a209e5c/5a01/4210/a01a/abf3c8b826b5/20220606141907189s.pdf

2022年06月03日株式会社フィスコ 企業調査レポート [2MB]

ここでみると契約も増えてそうで、代位弁済発生率はそこそこ(少ない方のようだ)も回収はつつがなく済んでそうで現状問題少なく成長してそうというか実際に成長。売上は右肩だし複利で10年20%に届くレベル。

ただ利益はずっと足踏み感のあるなかで2021年にきて大きく出てきた感じでこれをどう見るか。

販管費がぐっと下がった感じ。

2021「経費面では、業務効率化を進めたほか、独自のデータベースを活用した与信審査の強化、債権管理業務の強化策を実施し、貸倒コストの抑制、債権管理業務コストの削減に寄与」上の資料などでもDX化をすすめてそうでこのあたりが効率化に寄与してそうな雰囲気。もうひとつのセグメントの不動産関連は赤字。まあ規模が全然違います。

2022も「経費面では、独自データベースを活用した与信審査の強化、入居者の状況を適切に把握しそれぞれの状況に応じた債権管理業務を引き続き実施した結果、与信コストの適切なコントロール、債権管理業務コストの削減が継続しており」と順調ですね。

それで目先通期は大幅増収増益なのですが、計画も増収増益ですが増益は控えめになってきて伸びしろは少なくなってる感。

計画は売上はわりと正確で若干保守で利益は上も下も。という感じですが利益面において軌道に乗ってきた感はありますね。

財務

目先通期総資産88億。流動65億に有形固定4億で極めて流動より。

流動の多くは代位弁済立替金47億で2020まで増えてたけど以降減ってるのをどう見るか。一方未収保証料が11億でこれはまだ伸びてますね。

ちなみに代位弁済は以下。

代位弁済とは?信用保証協会による代位弁済の求償権と第三者弁済 | カードローン・キャッシングならダイレクトワン

ついでに立替金

立替金とは?仕訳方法をわかりやすく解説 | クラウド会計ソフト マネーフォワード

つまり保証をして有効になった際に債務者からとりたてる残高っぽいですね。これが減るは保証しないといけないことが減ったか、取り立てが進んでるでいいことにはなりそう。事業規模の縮小の可能性もあるが

まあでも資産自体は右肩傾向。

負債は64億。有利子負債などは少なめで19億とかでさほど大きくなく未払金21億(右肩)収納代行未払金8億(横ばい)くらいが目だってあとは細々。自己資本比率は低めも負債の質はあまり悪くない気はします。2021、2022で負債自体も減ってます。よって急激に財務改善が進みだしてますね。

PLの販管費低下が効いてそうな感じではありこれで利益剰余金もプラスに。はい、2020年までマイナス。

BPSも2021年以降はねてきてますね。

CF

金融系なんであまりCFが信用ならない。実際営業CFはプラスになったりマイナスになったり。リースとかみたいに事業拡大期にマイナスになりがちとかもなさそうであまりCFから状態は測りにくい感。

まあでも自己資本比率あげながら現金積んでる感じで状態自体はいい方向なんじゃないかなあとは。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげかな
週足であげてさげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、大枠では2016年に上場し2020年まであげるももっと下げで下落感あったのが2020年以降躍進で底値196から2021年2575まで。以後は下落に来てますが、底値を探るようでこのまま下落が続くか、どこかで調整を終えまた上昇に入るか?みたいな局面。

目先はひとまず1332で反発感あるのでここを調整底値にみて入るのも選択でしょうか。よって底は1332。で1929、2034などを超えて上昇を形成する展開になるかを測る感じで。

 


ファンダ的には、保証会社だけどずっと伸びてましたが利益的にはずっと厳しい感じもあったのがDX化したからかは断言できないけど、ここ二年ほどで販管費を大きく下げる形で一気に高利益率高収益化してきた感が。

財務も好影響がありそうで負債を減らしながら資産増な傾向に変わってきてます。利益剰余金もプラスに。

このようにずっと収益性に疑問だったのが一気に高収益になってきた感じですがこれを一時とみるのか構造的な変化も伴う変身と見るのか。

評価。

PER10ほど。これは出てるROEとかからすると相当な低評価には思えます。ですが保証会社はあまり高PERにならない印象で常に保証して債務回収できないとかの破綻リスクを織り込んでいるとはなりそうです。まあそれにしてもこれだけ高ROEで低PERだと、ROE落ちなければ気づいたらかなりEPS伸びてたなんてことにはなりそうには思えます。

そんなことならなくROEは維持できず、EPSも減るかもしれないくらいの評価帯には思えるところですが実際に低ROE化すると悲惨そうです。高PBRなので。

なのでやっぱり今後の業績次第というか破綻シナリオが実現しないことな気はするところです。

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=7187

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=7187

IRBANK:https://irbank.net/7187

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないっすね。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)