大河の一滴

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(2176)イナリサーチ 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

イナリサーチ

(東証ST/サービス)

株価

611円(人々は、やる気を出すふりをたまにしてもすぐ投げ出し、ずっとウダウダしてる。)

業績財務と指標とそれに対する分析

今日は分析。市場統計推移記録表で2021/12/30から2022/5/12でROEの向上が認められるもの(対象1648銘柄)の中で直近ROEが10%より高くかつ2018/12/25と2022/5/12比較をしここでもROEを上昇かつ、PBRで下回るもの(対象69銘柄)から気になったものをチョイスして分析します。血のクリスマスのときより収益性向上、今期も向上、かつ一定以上の収益性を見せつつ当時より低PBRになっているものを拾う意図。イナリサーチ。新薬開発支援会社。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年05月17日に取得。

業績

リサーチというのでなにかのマーケティング関連と思いきやおくすり関係。

新薬作るときに必要な試験などを受託する感じですね。

サービス範囲は医薬品から化学品とか農薬とか食品とかかなり広め。翻訳とかもやってますね。

大きくは2011年まで伸びてて、2012年に大きな減収、2016年に大きな減収ときて、2016年以降は増収が続いている感じです。

2012「市場の低迷による受 注の減少とそれに伴う稼働率の低下及び価格競争激化等が重なり売上及び利益ともに低迷しました。 また、新規事業として期待する臨床試験では日本国内の医療機関で実施される医薬品臨床試験について念願の受 注を複数獲得し、その一部が売上となりましたが、当連結会計年度の業績への貢献は軽微」と市場が悪かったになりそう。でも新規領域に進出できたみたいな。

2016「後発薬の普及や薬価改定などの影響を受けた大手製薬企業が世界規模でのパイプラインの調達と臨床試験段階の研究への優先投資及び委託費用削減の動きを定着~継続した受注回復の遅れにより、当連結会計年度に終了する試験の減少と稼働率低下による原価率の上昇が生じ~フィリピン連結子会社Ina Research Philippines,Inc.(以下「INARP」と言います。)の動物品質管理施設であるPrimate Quality Control Center(以下「PQCC」と言います。)で感染症が発生し、現地政府より移動禁止措置とたな卸資産の処分命令を受けたため、特別損失にたな卸資産処分損」

と、環境が良くない上に感染症もでてわりと踏んだり蹴ったりで、ここでかなり危機感もでたっぽく「固定費削減等の抜本的な改革が不可欠と判断」でかなりリストラが進んだ感あります。

それで以後は安定してますね。

2017年以降原価率がぐっと下がったのはわりと雨降って地固まるみたいなところはありそうです。

まあでも、医薬品関連の検査受託は安定してそうなイメージは持ちますが、実のところ結構シクリカルで環境に左右されるところはありそうです。

そのなかで雨降って地固まるが本物か?今後も続くか?が大きな焦点でしょうか。

目先通期は好調ですね。主力の受託で「常に安定して高い稼働率を維持できたことによる原価の低減、コロナ禍による営業・学会活動が制限されたことによる経費削減もあり、収益が改善」

で、計画も大幅増収ですね。計画は売上でちょっと強気傾向はありそうです。利益はあんまりアテになってない印象。

 

財務

2016年はかなり資産減。純資産で18.2億から5.5億とかなので実はかなり危機だったみたい。

それで2017以降は順調に状態改善してる推移ですね。

目先通期で総資産48億で流動31億。現金9億仕掛け品9億売掛4.6億とかが主ですね。

有形固定は14億。特に2016年以後は横ばいという感じで投資が必要な感じではないですね。

負債は35億、主な負債は契約負債15億。借り入れ7億とかでしょうか。あとは細々。

自己資本比率は低めですが、有利子負債は自体はそう大きくもなく返す方向でまた自己資本比率は上がってますので、状態は良化に向かってるとは。

あと利益剰余金は2021までマイナス。2022に無事復帰ですね。

CF

営業CFはだいた黒字か。問題の2016年とか2019が売上債権の影響でマイナスくらいかな。

2020年以降は安定的で投資も比較少ないこともあり余裕がでて負債返しながら現金積んできてますね。

2022年からは還元も復活。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげてあげ?
週足でもみあいからさげですかね。
月足で吹いたりもしながら基本もんでる。
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、2013年以降はずっともみ合ってる中でたまに急騰して落ちてるとかいかにもボロ株っぽい推移。目先は下落っぽい感じになってますが、大枠ではもみ合いの範囲内でしょうか。よってまだ長期もみ合いの中とみるべきか。

そのなかでもみ合い安値はコロナ安値420でこれをみながらもみ合い脱出上昇トレンド形成になったときに乗れるようにとか、吹いたら売るみたいなスタンスでしょうか。

目先は566から反転してるのでゆっくり945とか1000台入ったら上昇転換の疑いも持つとして、急騰なら撤収、下は566か420をみて切るならにげるとかでしょうか。

 


ファンダ的には、主に医薬品とかの試験受託だけど、安定そうに見えてわりと環境に振り回されている感あります。特に2016年は大幅資産減もありなかなかやばめ。

これに危機感を覚えたのかリストラが進み以降はちゃんと利益がでてて増収傾向もあり財務も改善が進んでいろいろ雨降って地固まる感はあります。

これが一時か体質改善まで入り会社は強くなったとするか?でしょうか。

とりあえずCFは安定し、財務も改善してて目先の業績も増収が加速しそうな計画は出てきてますね。あまり利益はアテにならないところはありますが。

評価。

PER6のPBR1.3。目先状態からするとPER6はねえよとは思ったりはします。

実際にイナリサーチとしては2013年以降では底辺PERになりそうでだいたい常に今以上のPERですね。まあ過去は低ROEも入ってたし、計画もあまり信用できないところもあるので利益がちゃんと出てPER6となるかは定かじゃないところはありますが、ひとまず市場の意見としては計画通りには行かないよね?とはなりそうで、計画通りにいってPER6程度以上出せるとするなら(まあ一度じゃだめで出し続ける力があるとするならだとは思いますが)、今の評価帯はいつかはわからないけど報われてそうな気はします。

ちなみにPBRでも1.3くらいは2016年以降ならほとんどなさそう。

これもROE20%くらい出てる会社に対しては失礼で、だから市場はお前はROE20%なんかだせるわけねーだろくらいの評価にはなりそう。

そんなの過小評価だイナリサーチはもっとやれるとか思うなら拾うののも。

まあ自分はシクリカルな疑念は捨てきれないんですけどね。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=2176

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=2176

IRBANK:https://irbank.net/2176

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

太閤立志伝がおもしろいくらい。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)