大河の一滴

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(9263)ビジョナリーホールディングス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

ビジョナリーホールディングスとその他

株価

149円(人々は、最後の力を振り絞り花火を上げたが力尽きて倒れてしまっている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 9263 7455 7782 3945
企業名 ビジョナリーホールディングス パリミキホールディングス シンシア スーパーバッグ
市場 東証ST 東証PR 東証ST 東証ST
業種 小売 小売 精密機器 パルプ・紙
時価総額(億) 55.8 144.6 27.9 14.6
株価 149 258 407 864
決算期 2021/04 2022/03予 2022/12予 2022/03予
予想売上(億) 260.6 441.1 48.8 257.0
予想営業利益(億) 3.5 (5.1) 1.7 (4.0)
営業利益率 1.35% -1.16% 3.57% -1.56%
予想純利益(億) 0.7 (11.4) 1.2 (4.2)
売上成長率(年複利/期間) 6.2%/3年 -2.7%/15年 3.4%/8年 -3.2%/15年
EPS成長率(年複利/期間) -55%/3年 #NUM! -7.4%/8年 #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) 104.3%/2年 -4.7%/14年 3.4%/7年 -1.6%/14年
PER 82.78 -12.66 21.80 -3.47
PBR 1.21 0.47 1.25 0.49
ROE 1.5% -3.7% 5.7% -14.1%
ROA 0.3% -2.9% 3.6% -2.9%
配当利回り 0 2.33 1.47 0
配当性向 #VALUE! -26.7% 32.1% 0.0%
総資産(億) 198.7 399.3 32.9 145.5
自己資本(億) 49.9 285.9 20.4 29.1
自己資本比率(%) 25.1 71.6 62 20
一言感想 いちお良化 衰退赤字 びあげ 業績崩壊

 今週は比較。配当優待利回りを見ながら気になったものをチョイスして比較します。低位株多め。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年05月11日取得。ビジョナリーホールディングスメガネスーパー。比較に同業パリミキとコンタクトのシンシア。ゲストにスーパー仲間のスーパーバッグ。

 

ビジョナリーホールディングス

業績

メガネスーパー

特別にメガネスーパー時代からデータ入力してみました。(端数は切り捨て)

だいたい2015年くらいまで減収に赤字続きでどうしようもなかったのですが、プロ経営者?の星崎さんが2013年に来て再建が進む感じです。

メガネスーパー社長(星崎尚彦)の経歴と年収は?ソムリエで出張訪問や結婚した嫁と子供は?【カンブリア宮殿】 | まりもんのおきあがり小法師

その星崎さんはまだ社長ですね。

結構注目されている方なのでインタビュー記事とか転がってます。

メガネスーパーを再建させた社長の「逆境への向き合い方」―星﨑尚彦(ビジョナリーホールディングス社長) | 経済界ウェブ

という感じに赤字垂れ流して債務超過の小売が立て直って来てる感じですが・・

2020年赤字「販売費の増加、閉鎖予定店舗の資産除去債務償却やアーンアウト方式により2018年8月に株式取得した株式会社VISIONIZEに関して、マイルストーンの達成に伴う条件付取得対価の確定、並びにのれんの追加的な認識に伴うのれん償却等により」でわりと理由ありとなりそう。

2021は減収「新型コロナウイルス感染症拡大の収束時期が見通せないなか、業務の効率化、管理コストの削減や収束後の事業展開を見据え、より機動的な意思決定を行うためのグループ再編を実施するなど、当社グループ構造の最適化~損益につきましては、家主交渉による店舗賃料の減免や不要不急の支出の見直しと削減、店舗の採算性を鑑みた営業時間短縮の継続による時間外勤務の減少など、経費管理の徹底に努めた結果」で微減収に利益で通過しておりこれはコロナ禍の中ではなかなか検討ではないでしょうか。

ただ今期も苦戦気味で3Qで売上横ばいに大幅減益ですね。ただ赤字は抑えており逆境の中でこらえてる印象。

 

 

財務

前期末総資産198億。純資産はビジョナリー以後はかなり増えて自己資本比率も増えて債務超過から25%まで回復。

流動資産122億で現金62億商品38億の有形固定29億で有形固定は増加はみられないですね。敷金礼金24億、のれん11億とかが主な感じ。

負債は139億で目立つのは有利子負債53億は減ってて、手形18億未払い10億前受18億退職給付17億とかで、かなり正常化してる印象。そして現金>借り入れですね。

それで目先3Qでは有形固定が増えてて投資再開っぽいムーブと売掛増えつつ商品が減ってて不良在庫を減らしてるっぽいとかで負債も圧縮で、財務改善は進んでるようには。

借り入れ自体は返済は続けなければいけなさそうですが、状態良化が着々と進んでるようには。

 

CF

ビジョナリー以後営業CFは回復してそれでFCFも設備しながら出てて、2020に株式発行などはありますが、もうCF的には完全に立ち直ってる感はありますね。

ささやかですが配当も始めてますね。

 

パリミキホールディングス

業績

パリミキ」「メガネの三城」「金鳳堂」とか。

長期に減収傾向で薄利で赤字もちらちらで、BPSなら下がり続け、衰退散財企業という体。

目先も売上はこらえてるけど下方も出して薄利で計画純赤字とかで普通に厳しいし、そしてトンネルから抜け出る予兆もないという感じなのではないか。

 

 

財務

資産減。ただ自己資本比率は高めですね。それでもゆるく下がってますが。

有形固定あたり下がり続けてて、投資しないし、不採算店舗を閉め続けてるとかになりそう。2008年から2017年まで維持してた土地も2018年から減りだしてるので土地も手をつけてきて財産を売ってこらえてるといかBPS減ってますが。

ただ現金はわりともってて、有利子負債より大きくて返そうと思えば返せそう。

そういう意味で倒産とかそういう感じではないですね。

というのがある意味救えなくて現状は溜め込んだものを減らしながらずっと衰退してる感じです。利益剰余金も減り続けてます。

 

CF

営業CFは出てますね。FCFも出てますね。

配当でギリギリ手持ち現金は維持して現状維持で特別損失の赤字出て資産とBPSが減る感じっぽくは。

現金減るのは嫌みたいで目先は減配してきてますね。現金は維持。

シンシア

業績

コンタクトレンズメーカー。

2016年位まで伸びてる感もあったけど、以後はいかにも足踏みで停滞。

赤字はないですね。でもBPSも伸びてるか微妙な感じで停滞で蓄財もできてない企業。

まあそれでもうあまり見る妙味もないかなとは思いますが、原価率は減らしてきてこれが続くなら・・みたいなところはあるかもしれない。

記事が出る頃は1Qでてますね。計画通り増収が続くと面白いかもしれませんが、計画は強気傾向感もありますね。

 

財務

総資産29億で流動27億で有形固定は殆ど持ってなくてファブレスっぽいですね。

それ以外あんまり感想なく。

自己資本比率は高め。

だから現状はBPSも伸びてるか微妙。まあ減ってるのは2018年だけだから堅調ならBPSくらいは増えそうですが。

 

CF

営業CFは赤字混じり。まあ黒字ですが何かの支出で全体赤字になるくらいの黒字ってことで、特にコンタクトならCFは安定しそうなのでこの辺は収益性の悪さを感じるところです。

現金自体は積む方向。借りてもいますが。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足であげて崩れて
確認。

評価・売買判断

ビジョナリーホールディングス

テクニカル的には、2010年くらいから時々吹いたりしながらずっともみ合ってる感じでしたが、2013年に大きめに吹くもその後は崩れて長期安値も割って下落ですね。

目先145が上場最安値くらいにはなってます。これが反転するとするか。

週足レベルではいかにも楽であまり下げ止まる感がないですね。しばらく厳しそうには思えます。故にと言うか反転すると面白そうですね。谷は深そうなので山も高くなるみたいなところで。

 

ファンダ的には、ボロボロの小売だったのが有能社長が入り見事に復活みたいな。

赤字体質を抜けて財務も改善、売上も反転となってるところにコロナ襲来で目先は業績足踏み。赤字や特損もでてますがコロナ以後の体制も見据えて準備も進めてるみたいなことも言ってますね。

CFは完全に回復。財務も借り入れ<現金にもなって(目先3Qは後退)、自己資本比率も回復し、普通に財務が良くないくらいで危機から脱出した感は。まあ借り入れは多いしまだまだ財務も悪いですが。

目先の苦戦・・まあかなりコロナのせいに見えますが・・これをどう考えるか。

評価。

PERは計画ないのでPBR1.2ほど。もう普通の小売として見れる評価水準には。

まあ目先の苦戦が続くと見ると少々過剰評価には思えますが、立ち直ってさらに回復していく伸びていくとするなら十分見れる評価帯にはなってきてるという印象。

2018年あたりで吹いたときはもともとボロ株評価で極めてPBR高い水準でしたし、会社がかなり良くなっても評価には追いつかない感じでしたが株安も進みもうわりと状態と評価が見合ってる水準になりもう企業が良化すればそれに伴った株高も期待できそうな水準にきてるようには思えますというかめでたくメガネスーパーはボロ株脱出とみていいのではないか?とは。

その意味ではだから今後はメガネスーパーが評価に見合った価値向上をなせるか否かってところではないでしょうか。

で、優待は優待券ですが額面で5年未満で利回り136%で、5年以上ではその倍です。顧客ならもっとけ感はありますね。メ○○○すると年間1000円くらいのようですのでそれだと6.8%とかですね。5年持つとこれも倍ですね。

 

 

パリミキホールディングス

長期衰退な感じのメガネ店。CFとかは出るけど、配当配って終わりで現金維持くらい。で、不採算店舗は切ってるのか特損でてBS縮小にBPS減で減収も続くみたいな感じには。財務は良好というか減ってるを良好としていいかは疑問ですが。

評価。

PBR0.5あたり。資産減資続け利益剰余金が減り続けているものとしては個人的にはこれでも過剰。配当はでてるのでその分はリターンになって、BPS減は株価に反映しないといいですねとは。優待で割引。単元小さいので顧客ならペイするかもね。

 

シンシア

コンタクトメーカー。現状停滞感の強い印象でBPSも伸びてないかなあという印象。

たぶんファブレス。CFは出ますがやっぱり総じてあまり収益性の強さを感じなく総じて凡庸な印象。

評価。

PER22とかPBR1.3とか。現状維持のつよいメーカーとしては少々高い評価という印象は感じる。まあでも少々くらい。

なにか業績加速の根拠があるならひっくり返るくらいであまり強い期待も織り込んでもいなかなとは。

 

スーパーバッグ

買い物袋メーカー。ポリ袋含む。

長期に停滞感ある業績で薄利で赤字もちらちらで2018年くらいまではなんとかBPSくらいは増やせてるかな?くらいでしたが、2019年以降減収加速し赤字が多く、BPSも減ってきてますね。

この方のせいなのでは?とはいいたいけど、レジ袋有料化自体は2020年からですね。

特に2021年からはより減収が激しく2021年以降はこの人の影響ありそうですが。

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コロナの影響もありそうですが、普通に厳しいですね。

財務は悪いですが現状維持くらいCFは出てますが近年は赤字もでてきて厳しく。

もともと衰退気味で現状維持でいっぱいいっぱいなのが政治と(たぶん)コロナに犠牲になって悪化が加速した感じですね。

株価はより下がって、かなり低PBRなので状態良化がみられれば、景色も変わるかもですが、さて・・?って感じ。目先PBR0.48で低PBRにもなってますが、PBR0.2台でもありそうな気もするのでもう下はないとかするのも軽率かなとは。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転だよ。

 

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用語解説(日記比較編)

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