大河の一滴

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(5482)愛知製鋼 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

愛知製鋼

(東証PR/鉄鋼)

株価

2297円(人々は、長く撤退戦を続けいよいよ泣きが入ってきている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20220411204825p:plain今日は分析。2022/4/9に投資勉強会に出てそこで聞いた気になった銘柄を分析。愛知製鋼。特殊鋼メーカー。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年04月11日に取得。

業績

こういうの。一部。

f:id:kamomenotoushi:20220412094349p:plain

トヨタ系列ってことで筆頭株主トヨタで主要取引先は豊田通商トヨタ自動車という感じで系列というか下請けというか。

業績としては長期に伸びる感じでもなく利益も薄利感ありでROEも5%付けることも少なくBPSくらいなら伸びてるかなあ?って感じでつまりは停滞蓄財の会社のようには。

も、BPSにしても2010年で減らしており特損もあるけど営業外費用が大きく、このへんは外部環境に左右されるシクリカル感があり、。2009年くらいからBPS複利をとると3%ないくらいであまり蓄財もできてない感じにはなりいかにも低ROE低PBRの下請け部品メーカー感。

まあ長期に赤字はあんまりないしBPSは伸ばせてるのでそのへんをどう考えるかでしょうか。

決算資料は見やすくわかりやすいです。

決算説明会 資料|愛知製鋼株式会社

 

目先は好調、売上だと過去最高となりそう。ただこれを成長と見るのはどうでしょうね・・?

以下みたいなことは言ってます。

f:id:kamomenotoushi:20220412100110p:plain

原価率高騰がわりと厳しそうで利益的に見通し厳しそうですが、資料としてはしっかりしてて方向性も見えてて好印象なんですが、故に過去業績をみてこんなしっかりしてるのに低ROE低PBRなのですかということで事業環境が厳しいのですねという感想です。

個人的感触だと資料的にはROE20%のPBR4のPER20くらいの会社の資料くらいでも違和感ないですが実際には決算説明資料などつくりもしないところが多いPBR0.3切りという。

たぶん事業環境が悪いんだと思います。たぶんね。BPSくらい伸ばせてるは優秀性の証明やもしれません。

 

財務

長期に微妙に改善が続く感じです。とはいえ有利子負債は増加傾向で自己資本比率も2015年以降横ばいのなかで資産が地味に増える感じくらいですね。

前期末で総資産3140億は流動1450億で現金550億手形520億その他という感じで横ばい感。有形固定が1052億でこれが微増という感じで利益が伸びなくても投資はしないといけない感でてます。

負債はまとめて1343億で借り入れ758億で半分以上有利子負債であまり状態はよくないとはなりそう。

いかにも下請けの部品メーカーという印象。

 

CF

営業CFはでてます。ここらはなかなか安定。

投資は常にかかりそうで、FCFだと赤字も多めだが長期にプラスにはなりそうでこの面は言うほど苦しくはなさそうです。

還元するとあまり残らないくらいにはなりそうですが。

2018、2020年になんとか増配するも2021は減益もあり大幅減配となかなか安定還元も厳しそうで。

ただ、大幅減配したので、状態がよくなれば戻す可能性は、そうなると大幅増配になるので一つの可能性として。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足でさげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、日足から月足まで下落となりそうでなかなかここまで冴えないのも珍しく。

日足は特に目先崩れた感じもあり目先は弱いなあとは。もあり短期ではいかにも触りたくないのだけれども年足まで広げるといかにも底値圏という感じではあるので、わりとボラティリティに耐えられるなら選択には。ちなみに目先2285より下は、1999年の1630までさかのぼりますし、なにげに目先2008のリーマン安値より低い位置をつけてたりします。安く買って高く売る的な視点でありやもしれないとは。


ファンダ的には、決算説明資料とかしっかりしてるという印象ですが、結局は長期に成長感も乏しく低利益率低ROEでなんとかBPSくらいは伸ばしている下請け部品メーカーという印象で、いかにも事業環境が悪そう。BPSだけ増やせてるのをエライと見るべきかもしれない。

CFは安定感はありますが余裕が大きいわけでなく、還元するとさほど余裕なく投資もするとあまり流動も増えず固定資産と借り入れが増える形でBPSが増えますねって感じで財務も借り入れが大きく状態もあまりいいとも見れないかな。

総じてやはり停滞蓄財以上には現状みにくい。ただ目先は売上とってきてますね。原価率高騰もあり厳しそうでもあるけどあるいはこの辺がなんとかなれば今までなかった成長とか躍進になるのかもとは。

評価。

PBR0.27とか。PER150とかですがこれは低ROEが故でPBR0.3きりで底辺評価な部類とみて間違いなさそう。極めて期待されてないやつで、仮に大きな増益とか大幅復配があれば・・みたいなのを狙いつつ、駄目でもすでに底辺評価なので下は限られるなんて視点は取れなくもないですが。

実際問題年足くらいでは1982、1999、2008年くらいに準じる底値圏とは見れたりするので、意外にだし実際に愛知製鋼としてもかなり低PBRには置かれてるようですね。

まあ目先が原価率上がって厳しそうだねって思われてそうだからこそなんだとお思うけど。考え方というか戦い方次第かなあと。うん、戦い方次第では選択になるようには見えます。

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=5482

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=5482

IRBANK:https://irbank.net/5482

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

通常運転です。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)