大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(1852)淺沼組 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

淺沼組

(東証PR/建設)

株価

5090円(人々は、凸凹な階段でもめげずに登り続けてきている。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20220411205030p:plain今日は分析。2022/4/9に投資勉強会に出てそこで聞いた気になった銘柄を分析。淺沼組。中堅ゼネコン。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年04月11日に取得。

業績

建築中心だけど土木とかもやる中堅ゼネコン。

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まずは、2005ねんくらいまで売上取れてましたが、以降減収傾向で2013年までに売上2300億とかから1200億までおよそ半減で2012-2013は赤字。BPSも4500とかから1100とかまで下がりとわりとピンチまでいってそうです。

2012「公共建設投資については、震災復興関連の補正 予算等の効果もあり、底堅く推移〜民間建設投資については、震災直後は住宅関連及び非住宅関 連ともに大きく落ち込んだ〜海外経済情勢や国内政治・経済の先行き不透明感も相まって〜非住宅関連についても震災直後の急激な落ち込みは下げ止まったものの、明確な回復には至って おらず、当業界における価格競争はますます激化し、総じて大変厳しい状況で推移〜東日本大震災の影響による労務単価等の上昇により、前連結会計年度後半に受注した 工事の採算悪化が当連結会計年度半ばより顕著となり、加えて未成工事損失や完成工事補修費の引当て を行った結果」

と厳しい中で労務単価なども上がった感じですかね。2013もその延長線上みたいな感じですね。

しかしながら以後は立ち直ってきて、黒字が定着し、売上は過去の水準に至らないけど、利益は2005年より高い水準でBPSも過去より増えた感もあります。

原価率もさげてきてますね。おおよそ増収時に原価率低下でやはり売上を維持しのばすことが大事そうには見えます。

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ただ過去よりマシとはいえ利益率も高い方ではないし、ROEなども抜けてる感じでもないので、あくまで調子がいいくらいに見ておくといいかもだし、ここ数年は成長感もある感じでもなく、やはり停滞蓄財の類とみてるのが良さそうです。

その中で目先3Qは減収減益も、通期では増収増益でというか横ばいですね。停滞蓄財。受注も低調感あるんですけど。過去計画はどちらかといえば保守で現状まだやはり停滞くらいではないかとは。

あとは中期経営計画とかで還元高める目標。実際問題しぶいところが多い建設業界ではかなり高めもあり目先はかなり高い配当利回り

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も、ありわりと配当を維持できるか?はポイントになる気はするところ。

配当性向からは増配はもう増益しないと難しそうには思えますが・・

 

財務

なんですが財務は余裕を増しています。

総資産は横ばい、あるいは低下傾向で目先総資産842億で流動687億の手形類529億で有形固定は57億で有価証券54億がめだつくらいで資産は主に手形類。

負債は434億で目立つのは未払金135億契約負債42億借り入れ90億とあといろいろで、借り入れはずっと減らす傾向で自己資本比率も随分上がってます。

資産は減る傾向なんだけどそれ以上に負債が減る感じでずっと来てますね。

ずっと事業規模や資産規模を維持しながら財務改善してきたってことですね。

 

CF

営業CFは赤字もあるけど長期にはプラスかな。投資レベルは低そうでFCFはだいたい営業CFに準じるくらいでしょうか。長期のFCFは普通にプラスですが言うほど余裕があるわけでもなく、目先配当は長期平均FCFより多そうでこのへんどう考えるか。

まあ流れとしては長期に余裕分を負債返済に当ててきて負債は随分片付いて来たので還元強化に来てるという感じになりそうです。

今期はEPSに対し配当出しすぎてると言うか目標配当性向50%より随分上でおそらく増益ないと今の水準維持できない気も。

どう考えるかですかね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足であげてもみあい
週足であげ
月足であげ
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期にあげ。2013年位から深めのドローダウンはあるけど、ずっと上昇傾向ですね。日足レベルでもはねてもみ合ってる感じ。

これに乗るという視点は取れそう。2021年の安値4350あたりを見ながらがいいのではないかと。目先4865でもいいかもしれないけどいかにも切れそうだね、もっと来れないのをみるのならコロナ安値3010とか。ここらを基準に。


ファンダ的には、建設と土木というか中堅ゼネコンですね。多くの建設と近い感じで2014年くらいから業績が安定で、ここも伸びるという感じでもなく安定して稼いで、負債を返す形で随分財務が良くなってきてます。

総じて停滞蓄財の部類かと。それでその視点なら堅調となりそうで、負債があらかた片付いたとみなしたのか還元強化に来る方向です。

この停滞蓄財の中、負債を片付けてきて還元を強めている方向性をどうみるか。あとは目先配当性向50%以上目標だけど、オーバーペースでおそらく現在の還元水準は増益がないと維持できないようには。減配は近年ないですが警戒は必要かもしれません。

あとは建設でやはりシクリカルな部類と見ておくべきで主に受注と売上は注意してたほうが、大丈夫だとは思うけど目先は受注減ですね。

評価。

PER10のPBR1。正直建設としては高評価気味と言うか、2017年とかにはPER5切りとかもあったりするしPER10以上もあまりないとなりそう。

これは配当利回りに引っ張られた評価だとは見てたほうが無難かも。で、オーバーペースな疑いもありそうなのでやっぱりちょっと高いと見ておいて、そして減配は不味いと警戒しておくのが良いようにはみえるというか、わりと今の配当利回りに釣られるのは危ないかもとは見えたりします。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=1852

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=1852

IRBANK:https://irbank.net/1852

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

毎年恒例の?

アンケートがきてるようです。

気が向いたらやってみるといいかもしれない。

と、結構ヘビーなアンケートですけど。

xsurvey.nikkeibp.co.jp

 

ちなみに自分はこれを真面目にかいたら取材依頼が来た感じでメディアデビューしてたりします。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)