投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。
注目銘柄(市場/業種)
日本システム技術
(東証一部/情報通信)
株価
2248円(人々は、足場は悪いが足取りは強く高く登り続けている。)
業績財務と指標とそれに対する分析
今日は分析。投資系の集まりでたくさん銘柄を聞いたのですがその中で気になったものをチョイスして分析します。日本システム技術。独立系のシステム開発会社、。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年02月28日に取得。
業績
セグメント。
以下みたいな説明。GAKUENがパッケージソフトで利益取れてますね。主力のソフトは受注開発となりそう。
GAKUENに頑張って欲しいところですが、導入数もふえてサブスクも始めたようですが中小大学向けみたいでまだ業績影響軽微のようですね。
長期に成長している感じで特に2012年以降は減収もなしで利益もだいたい増益で来てて営業利益率も改善傾向です。
とはいえ、過去は薄利(営業利益率4%程度以下)で、ROEも5%程度以下なときも多くこの手のシステム会社としては低収益よりだったところは留意。
その中で近年は利益率が上がってきてそしてROEも上がってきてる感じです。
その中で原価率が落ちてきてます。みるとパッケージソフトで高利益率のGAKUENの売上比率が大きくなってきてますのでそのへんでの原価率低下っぽいですね。
という感じであまり高収益でもなかったのがGAKUENの躍進で収益性が上がってきてそうな感じです。
で、目先3Qでは大幅増益。ソフトが「型案件を含む受注状況が前年同期で増加傾向に推移したほか、金融機関向け情報系統合システム「BankNeo」の販売好調、更にはASEANビジネスの業績回復等」で赤字から黒字復帰にGAKUENが「利益率の高い大学向けPP(プログラム・プロダクト)の新シリーズ「GAKUEN RX」「GAKUEN UNIVERSAL PASSPORT RX」の既存顧客への旧シリーズとの入れ替え需要及び同シリーズに係る新規顧客開拓が当初想定時期より前倒しとなったことに加え、これらの導入に係るEUC(関連システムの個別受託開発)の受注量が増加したことにより、同事業全体の収益性が向上」大幅増収増益ですね。ほかは医療ビックデータも順調ですね。
GAKUENは前期も含めて特需感がありけど現在の利益率は維持できないかもしれないところはありますが、それにしても各部門順調で全体として好調な印象です。
そんな感じで今期は上方も入ってますね。過去計画としては強気傾向があります。
財務
長期に資産増。前期末総資産128億。有形固定5.4億で比率少なめで増えてもなく、有形で稼ぐタイプではありません。流動は96.9億で2017-2018年に増やしてますね。現金は増える傾向で48.5億。2018年に手形が増えてますね。50億までそれが2021年39億まで、2018年に手形増やして換金した感はあります。
無形も2019年に増やし以後減ってる感じ。2018年に買収してますね。
日本システム技術(4323)、マレーシアの独立系システムコンサル会社Virtual Calibreグループを買収|M&Aニュース|日本M&Aセンター
負債まとめて60億。総合してそんなに財務は良くないのですが目立つ負債はないですね。2019年辺りに借りた有利子負債も返してますし。
総じて普通のソフト会社という印象。きれいじゃないけど問題があるというほどでも。
CF
2011-2017あたりでCFが弱い。やはり低収益なところは。ただ2018年以降は改善で、やはりCF面でも収益性が高まってきてる感はあります。
設備投資はさほどいらないですね。目先の好調さが続くと現金が積まれていきそうです。
配当はこれまでやる気なかった感はありますけど、今期は大幅増配としてますね。
収益性増加に自信があるのかもしれません。
日足週足月足の値動き判断
日足でさげ
週足でよこよこからあげかな
月足であげになるかな。
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、長期に一応833、1172、1763,2600,3255と高値をとってきて長期上昇という推移。とはいえ2600から696とか含むとかなかなか乱高下してますのでそのあたりをどうみるか。目先はコロナから横ばいみたいなのを続けた末に噴いてきて高値をとって下落な感じですね。
直近は高値から落ちてきてる中反発が。これからまた上昇を形成できるか?みたいなところ。基準は2014とか吹く前の安値の1732とかがいいのではないか。ここらを基準に上昇形成しそうなら付き合うみたいな視点で。
ファンダ的には、長期に成長ではあるけど長らく、低利益率低収益のシステム屋という感じが、高利益率のGAKUENに引っ張られる感じで、収益性が高まってきてる局面の様には。目先は特需感もあり注意は要しそうですが、ここ数年は他のセグメントも好調で明らかに収益性が変わってきており、あるいはかつてないステージに入りつつあるのかもしれないとは。
CFも伸びてる感じです。財務はまだそんなに状態良くないですがCFがこんなかんじだといずれ整理されていきそうなところもあり。
ただ数年前は伸びているとはいえ凡庸感はあるので特需で終わりまた戻るとかだと厳しめはそうかもですね。
評価。
PER13のPBR1.6とか。PERだとよくあるというか低い方っちゃあ低い方だったりするけど、低ROEもある企業なので特に過去のPERは当てにならないというところは。PBRだと1.6で高いほうです。過去は0.6-1くらいが定位置。その意味ではもう過去の日本システム技術ではないというところは織り込みつつあると見てたほうが。ですがやはり好調かつそんなに高PERでもないので、つまり低ROE化はまずいけど、好調が続くなら普通に見せ場もあるとはなりそう。
そしてだから直近は好調で良いシナリオには向かってますね。GAKUENは特需感ありますが。でも他にセグメントも好調だし。って感じで考え方次第なのではないかと。
リンク
ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4323
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=4323
IRBANK:https://irbank.net/4323
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
今年は底練りを想定してる。
というかまあわかんないけど株高する雰囲気でないしバリュエーションはかなり低いと思うし企業も好調なので下がるも限定だと思うのよね。となると底練りかなあって感じ。
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記事補足してます。