大河の一滴

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(6266)タツモ 日記(分)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

タツモ

(東証一部/機械)

株価

1630円(人々は、高い山に登ると反動が辛かったので程々の山を登ろうとしてる。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20220228132925p:plain今日は分析。投資系の集まりでたくさん銘柄を聞いたのですがその中で気になったものをチョイスして分析します。タツモ半導体製造装置。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年02月25日に取得。

業績

こういうの。

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半導体関連のプロセス機器と・・

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その他。

セグメント。だいたい上の半導体関連とかだってことですね。

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目先好調。ぐっと伸びてきてる感は。

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受注残もたまる傾向。

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という感じに好調です。も・・・会社としてはシクリカルで2008-2014は赤字混じりで、前のピーク2014年から売上186億の営業利益14億から売上58億の赤字とかまでだし、BPSも600くらいから180とかで数分の一なので。いいときと悪いときの格差がひどいというタイプの会社。その中で2016年以降は調子がいいし、目先は特に勢いありって感じ。というところでまたいつ悪くなるか?というところに怯えながら付き合うってのが根本的に離れられないってところはありそうです。だから目先は絶好調の部類だし、目先は過去のピークを越えて成長ちゃあ成長です。これを可逆とみるか不可逆とみるかですね。・・不可逆とするのはなかなか危険な気がしますが。

あとは利益傾向からわりと規模に忠実。売上120億でると利益が安定して伸びるとぐっと伸びだす印象。

いちおう伸びた2015をみても買収とか入ったわけでもなくただ単にそれまでより売れたという感じで、つまりは環境に左右される企業投資の水準次第ってことになりそう。

目先通期も順調に通過。表面処理用機器事業以外はみな順調って感じですが表面処理用機器事業は減収でそれ以上の減益となってます。基本的に増収でそれ以上減益でそれ以上利益が動く傾向がありそうです。

あとは「計画第1期である2021年12月期において売上高、経常利益ともに上回る結果を達成することができました。また、当社グループが属する半導体業界の目まぐるしい環境変化などにより2022年12月期以降の目標値に変更が生じる状況」とかいって中期経営計画の数字を上振れさせてます。

これを順調で勢いがあるとみるか、計画通りにすすめるのが難しいがゆえとみるか。

過去もあまり計画はあてにならない面が強そうですね。順調なのは間違いないとなりそうですが。

財務

2014年に自己資本比率20%切るところまでいくもその後は回復傾向。機械メーカーとかだと投資しながらで財務悪化しながらとかも多いのでひとまず偉め。

前期末で総資産293億で有形固定は58.7億。2017-19で増やしてますね。流動は220億。

現金32億、手形類66億ほど。仕掛品92億でこれが多めですね。全体的に伸びてます。

負債は158億。2019年以降は横ばい感。借り入れは50億ほどで財務は良くはないですが、資産が増える形でよくはなってますね。

あと2014年で利益剰余金がマイナス。環境悪化だとそこまでいきうるというのは留意点。

 

CF

営業CFは赤字も多い。とはいえわりと好調な2015年以降は2018年のみでくらいなのでまあ大丈夫か。不調な2010ー2013年も含むとなかなか怪しい。長期のFCFも赤字になりそうで、低迷も考慮するとCFは怪しいところはあります。

2015年以降ならわりと安定ですがそれでも投資やらなにやらでFCF自体は余裕のあるタイプでもないですね。目先は現金も積んでますが有利子負債も返せてるわけでもなくこのあたりはやはり競争優位性などを備えるものでもなさそうです。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足で目先はあげだけどもみあいですかね。
週足であげてもみあいじゃないかな。
月足であげてさげてあげて調整
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、ざっくり2015-2017に躍進。150くらいが2548まで。

それからはさげて血のクリスマスに578で以後はコロナなどにもまけず上昇感でて高値切り上げですが2548は破るまでではなく、調整の範囲内のなかで上向いてきてるくらいでしょうか。まあそれでも上下数倍とかでシクリカルの不安定さも出てると思いますが。コロナ以後の安値1214あたりを基準にするのが。レンジみたいにみてそれまでの安値1315割ったところで買うとかだったらひとまず成果でてますね。まあこれだとどこまで下がると損切りとかしないといけないと思いますが。あとは2018年以降は上なので2104を破れるか?も基準になりそうでこれらを見ながら。


ファンダ的には、とくに半導体機器が引っ張る感じで好調です。目先は特に勢いがあるようには。とはいえシクリカルで環境が悪いとどこまで悪化するかもわからないところもあり、以前は剰余金マイナスまで。ただ120億くらい売上でると利益は安定しそうで、近年はずっと安定感あり。・・総じてそんなに強い企業には見えないけど、目先はだから勢いがありますね。そして売上が伸びるほど利益はより伸びるみたいなところがあり勢いだけといってもバカに出来ないところは。

受注などを見ながら業績を注視しながら付き合うのはあっていいのではないかと。あとは財務やCF視点でも別に強い会社って感じもしないのであまり夢見ないほうがいいかもとは。

評価。

PBR1.6とか。もっと上もあるんだけどPBR1.6という数字自体はタツモでも上の方で、低いと0.3とかも普通にあるというのが一点。まあそれは過去の低迷期なので低迷に付き合わないってのは重要かもしれません。

2014年以降だと増益も以外に過去は財務レバレッジ効いててROE水準は以外にそんなに変わらなかったりするのでその意味でPER12ほどは上も下もって感じ。そう考えるとやはり現在の評価帯は好調は織り込んでそうですが、業績加速とかまではそんなに織り込んでなさそうで、EPS増でたらEPS増分くらいはいけそうな。タイミング次第ではそれ以上も・・とかは思います。あとだから業績後退に付き合っちゃいけないというかおそらく大惨事になる気はします。なのでそれに怯えながら付き合うタイプかなとは。だから目先は好調だって。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=6266

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6266

IRBANK:https://irbank.net/6266

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないのでございますよ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)