大河の一滴

大河の一滴

まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

MENU

(6363)酉島製作所 日記(分)

スポンサーリンク

投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。

注目銘柄(市場/業種)

酉島製作所

(東証一部/機械)

株価

954円(人々は、大きめな波にゆられているが方向性自体はあまりみえてない。)

業績財務と指標とそれに対する分析

f:id:kamomenotoushi:20220226235518p:plain今日は分析。投資系の集まりでたくさん銘柄を聞いたのですがその中で気になったものをチョイスして分析します。酉島製作所。ポンプメーカー。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年02月25日に取得。

業績

ポンプメーカー。

いろいろな用途の

f:id:kamomenotoushi:20220228102404p:plain

いろいろな種類のポンプ。

f:id:kamomenotoushi:20220228102423p:plain

 

シクリカルとなりそう。

2008年以降大きくは売上レベルは変わらないのですが利益は循環している感じ。

ざっくり2008-2012年の利益がでるとき、2013-2020の薄利赤字のとき。そして目先はまた利益がでるときに入ってきてる感はあります。

基本的に多くを語るタイプでもなさそうで、理由などは書いてなさそうですが、2020は主に官公需が伸びる形で売上自体が500億オーバー。これは過去にもなかった水準で、計画もまた500億越えですね。

加えて薄利は薄利だけど、原価率は地味に下げてきて、この期間は増収があったわけでもなくスケールメリットとも言えなく、薄利といえど真面目にコストダウンしてる・・まあ原材料費などの兼ね合いかもしれませんが。

f:id:kamomenotoushi:20220228103416p:plain

・・・・まあ、原価率は下がってるのはそうですしそれで過去にない利益が出てるのはそうであるし、そこで過去にない程度の売上が出てきてるなど、競争優位性の類を読み取るのは難しいですが、事業環境がかなり良さそうというのはそうかも知れない。

そんな中で3Qで目先受注が跳ねてきてます。

f:id:kamomenotoushi:20220228103955p:plain

また、オーストラリアのAHF(Australia Fluid Handling Pty Ltd.)の子会社化をしてますね。「オセアニア地区のサービスネットワークを活用し、かねてより注力しているサービス事業の拡大を促進。 またオーストラリアは、水素やアンモニア等の製造・輸送基地として確立されつつあることから、 同国において高いプレゼンスを持つAFHを水素・アンモニアを含む新分野参入の足掛かりとすると 同時に、当社の技術、幅広い製品ラインアップとのシナジーを活かし、新たな付加価値を創出。 」とか言ってます。

と、受注残高がかなり高い水準で事業環境がそれにしてもよさそうな中でオーストラリア強化など攻めに来てるというのはそうやもしれぬところは。

とはいえ2018年とかは受注高518億とかあるので過信は禁物かもです。

 

財務

横ばい感が強い財務。自己資本比率あたりは40-50%くらいで一進一退のレンジ。

BPSもあまり伸びてないですね・・って感じ。低ROEな期間長めですしね。でも、目先は利益が跳ねてきてるので、これが続くと景色一変とはなるかもしれません。

なところですが前期末で総資産791億で有形固定145億は近年伸ばしてきてますね。流動は固定ほどではないですがジワのびで535億。現金増えてます。手形が一定感ありますね。

負債は415億。うち有利子負債165億とかで現金と近い水準。財務は良くはないけど、劣悪まではどうか。

な、ところですが、やっぱり長期に財務も改善できないはそうで、だから目先の好調が続くないとそういう景色が続くということです。

 

CF

営業CFは案外出てます。赤字もないわけでもなく。

それでFCFも出る方ですね。特に近年は出てる感じで現金高水準に積んでますが・・ちょっとお金たりなさそう・・って見ると2015年以降自社株書いしてますね。

わりと余裕以上は自社株買いに突っ込んでる感はあります。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でもみあい
週足でさげてあげ
月足でもみあいじゃないですかね。
確認。

評価・売買判断

テクニカル的には、長期にレンジっぽい推移。2012年に500つけてから2014年1408とかはあるも、以降は長期にあまり方向性はないかな?とうい推移で来てます。2018年1220とかコロナ575とかはあるけどおおよそ指数連動というか。

その中でコロナ以後は地味に伸びてきてる感じで安値はずっと伸びてますね。このままコロナ前の1100円とか、1220とかやぶると長期上昇感も出てきますが。

857とか820あたり切ると警戒したほうがいいかも。

 

ファンダ的には、ポンプ屋。基本的にはあまり成長したりせず、長期に利益出たり薄利だったりをくりかえすというか循環するシクリカル感。その中で目先はかなり上向いてきてる感で、過去にない売上水準に入り、目先の受注も多い水準には。原価率もさがってきて環境良化か企業努力かは不明も、環境良化もあり大きく増益してきかねない雰囲気はありそうな。また勢いか買収なども決めてあるいは過去の酉島製作所ではなくなって来てる可能性も。

総じて言うほど競争優位性とかはなさそうだけど、好環境だし順調で過去の状態を突き抜けて来かねないところはありそうです。

財務は弱め。状態はよくない。ただ結構CFは強め。特に近年は堅調。ただ固定資産などを増やしつまり生産力を高めながらでこの辺をどう考えるか。

それで好調な割に現金少なさそうで自社株買いしてます。財務改善より自社株買い優先のスタイル。

そう優秀でもないシクリカルだとは思うのですが結構美点が多いといかあるいは過去から突き抜けてきかねないところは。

評価。

PBR0.6台。いかにもなシクリカルでで停滞な機械メーカーという評価に見える。

酉島製作所としては、よくされてきた評価でその中でも低めな方とはなりそう。まあPBR0.4台とかもありますけどね。総じて過去の延長線上の中の評価とはなりそうで、化けるとか過去からの突き抜けは見られてないかな?とはかんじるところで、そういうシナリオになってくるとあるいは・・?なんてところは。ならないならといろいろこんなもんだと思いますが。

 

リンク

ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=6363

株探:http://kabutan.jp/stock/?code=6363

IRBANK:https://irbank.net/6363

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにございませんがいよいよ市場もきな臭く。。

 

記事を気に入ってくださった方は↓をクリックしてくれると嬉しいです。
 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ

 

記事補足してます。

用語解説(日記分析四季報CD導入後)