大河の一滴

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(4442)バルテス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

バルテスとその他

株価

1228円(人々は、伸びようとして伸びられず背伸びしても押し込まれている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 4442 3657 3676 2186
企業名 バルテス

ポールトゥウィン・

ピットクルーホールディングス

デジタルハーツ

ホールディングス

ソーバル
市場 東証マザ 東証一部 東証一部 JQS
業種 情報通信 情報通信 情報通信 サービス
時価総額(億) 87.8 389.2 362.7 87.8
株価 1228 1020 1518 1075
決算期 2022/03予 2022/01予 2022/03予 2022/02予
予想売上(億) 64.5 332.2 290.0 81.0
予想営業利益(億) 4.6 35.4 27.0 5.8
営業利益率 7.19% 10.64% 9.31% 7.16%
予想純利益(億) 3.1 21.6 18.0 3.8
売上成長率(年複利/期間) 23%/5年 15.4%/11年 14%/8年 1.7%/14年
EPS成長率(年複利/期間) 51.7%/5年 17%/11年 6.5%/8年 0.4%/14年
BPS成長率(年複利/期間) 53.7%/4年 20.3%/10年 6.3%/7年 6.9%/13年
PER 27.81 17.92 18.23 22.49
PBR 5.47 2.26 4.81 2.57
ROE 19.7% 12.6% 26.4% 11.4%
ROA 12.0% 10.6% 12.6% 8.8%
配当利回り 0 1.37 0.99 3.07
配当性向 0.0% 24.6% 18.0% 69.1%
総資産(億) 25.4 203.9 143.4 42.8
自己資本(億) 14.9 156.7 56.9 32.2
自己資本比率(%) 58.8 76.9 39.7 75.3
一言感想 あげあ あげあ あげあ 停滞蓄財

 今週は比較。2022/2/18に銘柄スカウター10年スクリーニングで3年売上営業利益成長率20%以上のもの(対象120銘柄)を市場統計推移記録表にかけ2020/3/17比較でPERがより低いもの(該当48銘柄)からきになったものをチョイスして比較します。高成長に関わらずコロナショックトピックス最安値日より低PERなものを拾う意図。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年02月18日取得。バルテス。ソフトのテスト。比較に近いっぽい。ゲストにバル仲間のソーバル

バルテス

業績

主にソフトウェアサービス。独自のテストメソッド「QUINTEE」を基軸にソフトウェア開発の第三者テスト・検証サービス(ソフトウェアテスト、セキュリティ診断、品質コンサル、ソリューション)を提供。以下セグメント。

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人をとって成長するタイプで、目先好調ですねって感じ。

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自動化ソフトなどもあるようですが、原価率的には基本的には労働集約な感じとなりそうでやはり人を雇えるか?がポイントになりそうで故に決算資料でも人員がKPIなどになってるとなりそうです。

原価率は落とすのが難しいですが、販管費は規模だとおもいますが減ってきて利益率も向上してきてます。今期3Qでも販管費は低減(原価率あがってますが)

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という感じで基本人を取りつつ案件を確保して行く感じでだから目先順調としか言えない感じですね。

 

財務

今期3Qで総資産25.8億。うち流動20億の現金10億手形億とかの有形固定1億ない程度で流動よりの資産構成。

負債はまとめて10億とかで≒現金程度。うちわけ有利子が2億の未払い買掛で5億くらいでまあ健全ですね感は。

好調なソフト屋というか労働集約感あるのでシステム開発か派遣企業に類する資産構成ですね。

だから健全。

 

CF

FCF出てる。投資も要らなさそうでFCFでますね。2020年に財務でプラス。上場株式発行かと思ったら自己株式の処分のようです。

「己株式は、株式市場で売却することを禁じられています(その場合、新株発行と同様の手続きが必要です)。

そのため、第三者(メインバンクや取引先)や従業員に譲渡することがあります。これを「自己株式の処分」といいます。よって収入が発生」だそうです

そのぶんもだいたい現金で積んだままですね。

 

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス

業績

デバッグ・検証のポールトゥウィンとネット看視のピットクルー

セグメント。

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バルテスの先輩でデバックとかもより高利益率ですね。

原価率あたりもバルテスより低い水準で利益率も高い水準。

基本的にはバルテスより優秀に見えます。とはいえここですね。成長性。

売上成長でバルテス23%/5年に対し15.4%/11年という感じ。ポール・トゥ・ウィンも相当高成長となりそうだけど近年は成長鈍化感も出てますので、この数字の差以上の成長性の差は見れるかもしれません。

荒削りだけど勢いのあるバルテスと高収益だけど成長性では劣るポール・トゥ・ウィン。バルテスが伸びて洗練されると考えるとバルテスのほうが高評価に見れるところはあるというか実際そうなってますね。

そんな中で今期の伸びは20%ちょいでだいたい同等というか今期はポール・トゥ・ウィンが優勢ですね。やはりコロナ以後のネットやソフト企業への恩恵とかはありそうで。現状これからの会社は業績ブーストがかかってるとは見てたほうがいいかもとは。

というわけでこれも目先は特に好調。

あとは2011年以降でリーマンはくぐってないですが基本的には増収増益が続く成長企業です。ROEなどはバルテスよりは低めで推移。

 

財務

3Qで総資産224億。流動167億で現金97億手形52億。有形固定は8.7億とかでこれも流動よりの資産構成。

のれんが24億ありますね。前期から増えてる。

ポールトゥウィン、オンラインゲーム向けセキュリティサービスを提供するNinjastarsを買収 デバッグとセキュリティ診断をワンストップで提供 | gamebiz

ポールトゥウィン・ピットクルーHD(3657)傘下のポールトゥウィン、MSDホールディングスを買収|M&Aキャピタルパートナーズ

買収入ってますね。今期はわりと買ってそうです。

それで今期は増収加速みたいなところはありそうですね。というわけでバルテスのほうがやはり勢い上位ですね。

で、負債は合わせて53億で現金以下ですね。ほぼ借り入れもなく自己資本比率も高めです。問題ないですね。

で、総じて現金増えてBPSも右肩。問題ないですね。ちなBPS成長複利でとると 20.3%/10年とか。ROE的に今後はこれほど高くはでなさそうだけど。

 

CF

悪いはずがない。

営業CF安定でFCFもでますね。それで増配しながら現金積んでる感じ。M&Aなどはちょくちょくしてるとなりそう。だいたいの期でやってます。ただ規模は小さめのが多くFCFが出る範囲でやってることがほとんど。

 

デジタルハーツホールディングス

業績

エンターテイメントとエンタープライズ

だいたいゲーム業界向けのデバックとビジネス?むけのシステムテストです。

ゲーム関連は強め。4Gamer.netとかここが運営で業界内の地位もあるのかも。

エンタープライズが薄利ですがこれはエンターテイメントに続く第2の柱として育成中で増収率はなにげにエグくそして2021で黒字化した段階です。

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ただ利益率とかは上とかとあまり変わらない感じです。

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増収も続いておりROEも高めで総じて優秀な印象。という感じでソフトデバッグ業異界自体なかなかみな優秀で環境がいい気はするところ。

今期は増収加速ですが好調もありますが買収もしてますね。

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3Qでエンタープライズがより収益化してきてる感じはあります。エンターテイメントも順調ですね。というか3Q絶好調ですね。

 

財務

3Qで総資産170億で流動106億。固定資産は63億で有形固定6億ののれんが39億と固定資産だいたいのれん。今期でのれんはめっぽう増えてます。

負債は94億でわりと大きめですね。借り入れも54億で借り入れも自体も伸ばしててここはリスクをとる経営してますね。

という感じですが総じてソフトというか人材集約的な派遣っぽい資産構成には。

順調というかリスクとってる感じですね。

 

CF

営業CFでてますね。2020年まではFCFもだいたい。

ですが2020、2021と今期も投資は吹かせてきてますね。

デジタルハーツHD、Metaps Entertainmentを21億6500万円で買収…中国のゲームメーカーの海外展開をマーケティング支援 | gamebiz

デジタルハーツ、「4gamer.net」を運営するAetasを8億円で買収…メディア事業に参入 | gamebiz

デジタルハーツホールディングスがアイデンティティーを買収/IT人材事業のM&Aニュース| M&A・事業承継の仲介会社ならM&A総合研究所

デジタルハーツHD、DEVELOPING WORLD SYSTEMS LIMITEDの全株式取得、子会社化|M&Aニュース|日本M&Aセンター

古いのもあったりだしこれでも一部。わりとほいほい買ってますが、だから2020年からは借りて買うのムーブに入ってますね。

目先絶好調で悪いことないですがこれをどう考えるか。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足で・・さげですかね。
確認。

評価・売買判断

バルテス

テクニカル的には、2019年上場で1755から上場ゴール的にコロナで安値751。

その後は突き抜けて2020年中に3390までいくもその後はずっと下落続いてきて今年1月で963まで。コロナ安値は割ってないですが上場値は割っており大枠ではしぶい株価推移とはなりそう。今後反転し上昇転換していくか?みたいな視点。

コロナ安値751か、直近安値963が基準にできそうで底となりそう。目先は963から反転が見れます。直近高値1521を基準にしてるのがいいのではないか。

 


ファンダ的には、順調なソフトテスト屋。人を雇って案件受けてテストするみたいな労働集約よりには思えます。原価率下がる感じでもなくポール・トゥ・ウィンと同じくらいだし。ただスケールメリットと思われますが販管費低下は効いてきてます。

基本的にだから順調に人材とって案件取れるなら成長となりそう。目先はうまくいってるとしか。そして現状高ROEも維持で高収益な部類です。

固定資産で稼ぐタイプでもなくCFは投資も必要とせずFCFでてるしよって資産も問題なし。

評価。

PER27とかPBR5.4とか。順調な高収益成長企業だとは思うんです。ただ数字などみるに傑出した収益性とかがあるという感じではなさそうで(例えばポール・トゥ・ウィンに営業利益率で劣後しています)、同業と価格競争優位性があるとも見難く、環境悪化では順当に成長鈍化あるいは後退などは見せそうではあります。

ただ目先まで順調で成長率20%前後は普通に勢いあるとなるし、この成長速度が続くならPER30弱も普通に見れるようになるぞみたいな視点は取れるとはなりますね。バルテスとしては上場最低PER水準はそうです。いままで好調で高収益高成長なものが。

環境悪化に怯えながら、人員や案件などを見ながら(幸い会社が開示している)持つというのはありな気がします。まあもっとPER下げられる可能性は普通にありそうではあるけど。

 

ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス

デバックとネット監視。人をとってやらせるという意味では事業性は近いとなりそう。

買収なども絡めて長期に成長してきてます。営業CFもでて設備投資も要らないスタイルとなりそうでちょくちょくM&Aなどもやってて今期はなかなか大型となりそうで業績加速。も、だいたいFCFの範囲内となりそうで基本的には堅実な感じて来てます。

総じてROEも低くなく利益率も高く結構優秀です。とりあえずバルテスよりは。まあ勢いはバルテス優位ですね。

評価。

PER18とか、ポール・トゥ・ウィンとしてはいかにも平均的なPERとなりそう。2014年以降なら上はPER30の下はPER10ってところです。健全で好調な成長企業ではあるので成長狙いなら選べると思うし、もう一声を狙うのもありとなりそう。ちなみに2013年以前だとPER5程度などもあったようです。考え方次第ですが一つの情報として。もちろんバルテスにもかかる情報だと思います。

 

デジタルハーツホールディングス

ゲーム系のデバック屋だったのが、近年はビジネス系のテスト事業領域を育成。買収も絡め攻勢をかけているという印象。これまでFCF内ってところはあったけどそのリミッターも外して攻勢。というわけで勢いは今すごくありそうですが、財務も悪くしてこのへんをどう考えるか。

ではあるけど利益率やROEなどは今回のはいずれも大きな差はなく、あまり競争優位性をもって高い収益性とかはなりにくく勢いあるかないかくらいな気はしております。

ここは勢い優勢ですが財務は悪いのでこけるとダメージは大きそうなところはありそうですね。

評価。

PER18。2013年以降としてはよくある水準に来てる感は。上はPER40以上とかもみせてるのであるいは狙い目というか、目先の勢いが続くなら報われそうな水準には見えます。もっと低い水準もあるので市況踏まえるともう一声とかは思ったりもしますが。

 

ソーバル

独立系の組込みソフト開発会社。というとイメージ難しいかもですが、デジカメとかプリンタとかみたいなものに積んでるソフト開発ですね・・ですが事業自体はいろいろありますね。セグメントとかは開示してないのでどれがどれだけとかはちょっと不明。

ソリューション | 事業案内 | ソーバル株式会社

業績自体はわりと安定的で赤字などはほぼなくBPSくらいは右肩ですが、成長自体はあるかないかってところで2018年以降は足踏みしてますね。ROE自体は低水準でもないですね。BPS成長率くらいは6.9%/13年と別に低くもないくらいですが総じて停滞蓄財の部類となりそう。今期3Qで好調っぽいですがもっと長めにみるとだから停滞の範囲内かなとは。

財務はかなり良さそうで流動よりの資産構成で自己資本比率も75%前後で借り入れもなく現金積んでますねって感じ。

CFもFCF出てますねって感じ。総じてだから停滞蓄財。そして蓄財は順調だくらい。

・・なところですが、評価がPER22とかPBR2.5程度で高めですね。堅調な会社ですがPBR2.5超えは停滞しながら蓄財してるようなところではちょっと過剰かな感は。過去みるても今はわりと高め。何かの理由で業績加速見えてるならいいかもだけど現状狙い所を見出すのもなかなか渋いかなあみたいな印象です。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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