投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもいろんな企業の数字を見てみようという習慣でやってますので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。
記事は書き溜めておくためアップ時に最新データとずれてる可能性があります。厳密にやるわけでもなくアバウト判断の練習なのです。
注目銘柄(市場/業種)
大成温調
(JQS/建設)
株価
1903円(人々は、高いところを攻略し支配を固めてきてる。)
業績財務と指標とそれに対する分析
今日は分析。優待銘柄リスト見て利回り5%以上あるなかできになったものをチョイスして分析します。大成温調。空調系工事屋。数字は上記の通り。 業績データは主に四季報CD。最新株価・指標は2022年01月28日に取得。
業績
・一般施設工事(空気調和設備、給排水衛生設備、電気、恒温恒湿、除湿、熱交換、冷凍冷蔵、設計・施工)
・産業施設工事(クリーンルーム設計・施工、衛生管理システム・環境システム)
・営繕・保守工事(リニューアル、空調・空気設備のトータルチューニング)
工事系でも空調系はわりと業績が安定してるイメージで、ここも長期に営業赤字などはほぼない感じか。純赤字は2005年以前はわりとあったが、それ以降は2015年にあるくらいでリーマンなどを通じて一応利益。BPSも緩やかに伸びてるくらいですが、過信はどうかと思うというかやはり低ROE低の低収益で黒字でも還元するとBPSが減るみたいな期もありでなかなか厳し目。2016年以降は利益も出てROEも高まるもまただんだん低ROEに向いてきてる感じです。
いちおう赤字の2015「当期純損失につきましては、特別損失に訴訟損失引当金繰入額や米国の連結子会社において減損損失を計上した事等により4億33百万円」
そして利益がはねた2016「利益面につきましては、営業利益は受注環境の好転により好採算工事が増加したことや、原価低減が図られたこと等により」という感じにはいってますね。
実際問題それくらいから原価率が低減してます。
この傾向を続けられるか?でしょうか。
今期2Qで減収で赤字ですね。例年上半期は弱めですが今期は例年以上に不調なところは。「通常の営業形態として、連結会計年度末に完成する工事について多額になる傾向があり、一方、販売費及び一般管理費等の固定費は各四半期にほぼ均等に発生します。時期に偏りのない安定した売上と利益の確保に努めておりますが、利益が連結会計年度末に偏る季節的変動」とはあるのでやはり上半期は弱そうな雰囲気。
ただ同時に「受注高は前年同四半期比18.2%増」とはあるのでとりわけ不調とみるのも。計画自体はどちらかといえば保守傾向ですね。
・・まあどうきても停滞で蓄財というか蓄財も微妙な低ROE銘柄ってのはそうなると思いますが。
財務
長期に純資産増。自己資本比率あたりものびてるかな・・?
前期末で有利子負債はなくなったようです。というわけで蓄財で財務改善。
前期で総資産400億ほど、有形固定58億は前期33億から増やしてますね。土地とか取得してます。ちょっとしらべらけど使いみちわからず。土地を取得したとは書いてるけどね。で、以前はあまり有形固定は増やす感じではなく元来設備投資はそれほどいらないタイプかと。
流動は273億は前期339億から減ってますね。土地買って現金減ったのかと思ったら、総じて手形とか減ってますね。今期2Qでも回復してないとはなりそうでどうみるか。
負債は160億ほど。手形類と未成工事受入金で130億くらいありそうで、建設業として健全というかあるあるなBS構成。
だいたい負債は受けてる仕事関連。で、借り入れなどもなく健全ですね。
で、2Qは負債も減る方向で仕事が減ってるではあるのでどう考えるかって受注は増えてるからそう重い話にはならないとは思いますが。財務もいいし低PBRでもあるし。
CF
営業CFは赤字も多く、入るときはどかっとみたいな傾向が強め。設備投資は元来弱め。普段はあまりなく。そのなかで前期は大きめの設備投資でだから土地ですね。
それも含めて長期のFCFはプラスな推移ですね。財務も悪くないので還元にわりと向いてる感じではあります。大幅な増配はできないかも。1.5倍位出すと長期的に足がでるようには。ただ配当政策はDOE2%としてますねすね。ここ数年はきっちりDOE2%できてます。配当が安定しそうでいいですがこれくらいだとBPSがあまり伸びないくらいかもしれない。
日足週足月足の値動き判断
日足でもみあい
週足でよこよこ感
月足であげて調整
確認。
評価・売買判断
テクニカル的には、よくある2018年まであげて、以後調整しているというやつ。
2018年2599以後は1421、2337,1500、2254とわりと三角持ち合いっぽくなってるので上での下でも放たれの想定はしててもいいかも。1753とか2254が基準に見る感じでしょうかね。
ファンダ的には、空調よりの建設屋。空調よりはわりと業績が安定する傾向はありそうな気がする中で実際に長期に売上も安定的で営業赤字などもほとんどなく。ただ、低ROEで薄利傾向は否めず長期にBPSくらいは伸ばせてるけど、特に最近はDOEも採用して還元は安定するもBPSも伸びてるのか伸びてないのかで、停滞還元企業という印象。
財務は安定的で、CFは乱れるも長期にはプラスで還元は当面維持できそうなところは。BPS減りだすと減配になりそうですが。わりと還元ギリなようには。
あと土地買ってる。使いみち不明。使いみち次第では業績に変化が来て面白くなるはあるかも。
評価。
PBR0.5ほど。状態踏まえていかにもですがこれでも安くはないくらいにはなりそうな。
過去だとPBR0.3切も結構ありそうです。さすがにBPSの伸びも物足りないかという印象。インカムだと100株でクオカードで5.36%とかわりと高めだけど、だからBPS増の見込みとか踏まえるとさてどうでしょうかとは。
だから土地が面白いといろいろ前提が変わるかもしれない。ここでは詳細は不明だけど。
リンク
ヤフー:http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=1904
株探:http://kabutan.jp/stock/?code=1904
IRBANK:https://irbank.net/1904
その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)
決算期ですが、上方とか増配は多そうなというか、わりと上場企業総体で予想利益も予想配当も目先あたりが史上最高の水準だったりします。
企業はいまが一番儲けて還元している。
あたらしいは知らないけどわりとただしい資本主義だとそういうときが多くなるとはお思うんですよね。
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記事補足してます。