大河の一滴

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まったり一滴を注ぎ続け大河になる大河をつくることを目指す投資ブログ

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(6778)アルチザネットワークス/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

アルチザネットワークスとその他

株価

1087円(人々は、過去の栄光を求めて積み上げてきたがあと一歩で跳ね返されている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 6778 6771 4068 1992
企業名

アルチザ

ネットワークス

池上通信機 ベイシス 神田通信機
市場 東証二部 東証一部 東証マザ JQS
業種 電気機器 電気機器 情報通信 建設
時価総額(億) 103.9 46.3 64.6 30.5
株価 1087 636 3540 1161
決算期 2022/07予 2022/03予 2022/06予 2022/03予
予想売上(億) 45.0 210.0 59.4 60.0
予想営業利益(億) 9.0 4.0 4.5 2.0
営業利益率 20.00% 1.90% 7.49% 3.33%
予想純利益(億) 8.0 3.5 2.8 1.3
売上成長率(年複利/期間) 4%/15年 -3.3%/15年 24.3%/3年 -0.2%/15年
EPS成長率(年複利/期間) 6.6%/15年 #NUM! 65.5%/3年 -4.9%/15年
BPS成長率(年複利/期間) 2.6%/14年 2.3%/14年 48.5%/2年 2.4%/14年
PER 12.53 11.61 22.96 21.62
PBR 1.53 0.33 4.5 0.63
ROE 12.2% 2.8% 19.6% 2.9%
ROA 9.0% 1.4% 10.4% 1.6%
配当利回り 1.84 2.36 0 1.72
配当性向 23.1% 27.4% 0.0% 37.2%
総資産(億) 89.8 250.2 26.7 81.3
自己資本(億) 66.2 134.9 12.4 44.7
自己資本比率(%) 73.8 53.9 46.3 55
一言感想 低迷脱出? 衰退 あげあ 停滞蓄財

 今週は比較。2022/1/22に銘柄スカウター10年スクリーニングで5年売上営業利益成長率10%及びROIC10%のもの(該当158)を1/21時点KABU+なものと突き合わせ比較低PBRなものから気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2022年01月25日取得。アルチザネットワークス。通信計測器。比較に通信機器っぽくて低PBRな池上通信機と通信系で高PBRなベイシス。ゲストにこれら機械をつかって工事する神田通信機。

アルチザネットワークス

業績

通信計測器メーカー。銘柄スカウターで検査機器って分類だけど、「移動体通信分野(携帯電話基地局)・固定通信分野における通信計測機「プロトコル・シュミレータ」、通信インフラのテスト・運用管理システム、ネットワーク監視・セキュリティ装置の供給。」ってかなり通信よりということで。

長期業績はなかなか微妙。2009〜2018年は赤字も多くまた売上も伸びたり縮んだりでBPSも伸びてなかったかな?くらいの推移でしたが、2019年以降、増収が続き2021年で過去最高の売上となりそうで利益も安定しだしているという感じで印象としては低迷を脱し成長に入ってきてるようには。

2020はモバイルネットワークソリューション(通信計測機・保守管理機器の販売、テストサービス)が好調。「移動体通信市場におきましては、国内大手通信事業者が2020年3月に一部エリアで5Gの商用サービスを開始し、5G向けの研究開発が積極的に行われております。当社も前第3四半期より「5G」初のフラッグシップ製品となる「DuoSIM-5G」の販売を開始し、当連結会計年度におきましても、引き続き国内の通信事業者及び基地局メーカーに5G関連製品の販売をしたことに加え、テストサービスの受託、海外向けに5G関連製品の販売を開始した結果、前期比で大幅な増収」

まあ5Gが動き出して関連機器をだしてそれがヒットな感じですね。

2021もその流れで好調継続ですね。

というわけで5G関連ですね。

あとは営業利益率などみるに2015、2020、2021は高くいずれも売上が出た期で売り上げ取れれば利益が出るというようにはみえて典型的な機器メーカーという感じではありそうです。売上30億がひとつの目安のようには。

今期1Qでは好調継続でまた大型案件もあったようで数字がはねてますね。

と、好調ですがあまち業績に連続性もなく、四半期も乱高下(Qで数倍売上の差がでてり)する等見通しも測りにくいところはありますね。

まあそれにしても好調だと思うし5Gの普及自体もまだ東京すら全域というわけでもなさそうなので好調自体はまだ続きそうですがさてはて。

 

財務

目先資産急増感ありますね。

2021で総資産89億で有形固定が5億から9億・・ファブレスかも。

調べるとファブレスのようです。

いわてユーアイトーク ~アナタとイワテがリンクする2DAYS~

「今話題の5G(第5世代移動通信システム)やLTE向けの通信計測機(基地局の試験・評価装置)を開発しているファブレスメーカー」

増えてる固定は「テストサービスの事業拡大に向けて岩手県滝沢市にテレコムテストセンターを建設し」となりそう。

で、増えてる本体は流動。現金29億から62億ですね。「新株予約権の行使による自己株式処分による収入」の影響が大きそうです。負債増えてないこともないけどまとめて23億で現金がダブルスコアですね。

ということで問題など。

 

CF

2019年までは営業CFが怪しいところあったんですが2020、2021と出てますね。2015とかもでてるので、だいたい売上利益に素直に反応感は。

投資はさほどいりません。営業CFでるとFCF出る感は。

あと近年は借り入れたり新株予約権とかで財務CFがバンバン入って現金がかなり積まれてますね。

それで目先はこのお金どうするんだろうね?感はあるんだけど、配当は利益連動感あるというか総じて株主に利益を還元しようという意思はあまりなさそうな配当性向とかしてますね。自社株買いは過去はあったようですけど近年はほぼないです。

 

池上通信機

業績

通信だけど放送機器って種のものですが、長期に業績は後退傾向でだいたい売上前年割れしてそうな。それで営業利益は薄利ですがだいたいでてるけど時々赤字な感じで、低ROEBPSも増えてない感じで衰退蓄財もできてないくらいでPBR0.3ですねって感じ。

あまり本気で精査する気も起きないけど目先2Qで減収の赤字。もともと4Q偏重はいいとして2Q単体での赤字は近年ないみたいで劣化が進んでるともみれて印象悪い。

まあ過去見ると4Qで取り戻してますが。

総じて厳しいという印象です。

 

財務

純資産横ばいの中総資産減。前期末で総資産250億で有形固定40億で横ばいでしたが前期少し積んでますね。建設仮勘定ですね。なにか作る気とはなりそう。

流動200億はずっと減ってます。手形と商品あたり。単純に取引規模が落ちてるとはなりそうでここも明るい要素がみえないですね。

ただ負債は115億でこれはずっと減らしてます。自己資本比率も向上傾向で有利子負債も2017年からは減る傾向。負債は有利子負債が大きめで質はよくないけど有利負債<現金くらいにはなってるのであまり文句を言うのもPBR0.3だし。

 

CF

営業CFは赤字も多く。投資もしないといけなさそうですが2008ー2021でFCF平均すると、年1300万プラスみたいです。

配当で足出てますね。まあ蓄積はあるのでとりあえずすぐどうにかなるみたいな感じではないとは思いますが。

 

ベイシス

業績

最近上場の通信インフラ系のなにか。インフラテックとか言ってますね。

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電話局工事やWi-Fi機器設置だけじゃないと言ってますが、その種のものに近いとしてミライトあたりと比較すると、ミライトが営業利益率6%程度のベイシス7%でベイシス有利だけどいい勝負。ただベイシスは販管費が高いので低原価率でやはりより高付加価値なことはしてそうでかつ販管費率が低下してるのであるいは利益率が改善するかも感は。あとROAあたりもベイシスが上でROEは倍近くあるのでやっぱりベイシスの方が高収益となりそうで、実際高付加価値なことをしてそうです。

それで目先の増収率もかなりで勢いがありますね。

といいうことで高収益かつ高成長なインフラテック?とはなりそうで、この高収益及び高成長を維持できるか?がポイントになりそうとは。

目先1Qは計画進捗からは堅調な感じですね。とりあえず順調と見るしかなさそうな。

 

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で、いちおう5G関連というかもろ5GでIOT関連ですね。

ざっと決算資料見てやってることのわりには高ROEな気はすることで、これを優秀性とみるかやがて落ちるとみるか。わかれそうなところですが。

 

財務

前期末で総資産26.7億。流動24.9億で極めて流動より売掛12.9億の現金9億で特に売掛がぐっと伸びてるので極めて好調にはなりそう。

負債は14億。借り入れとかもあるけどそんな目立つものもなく、自己資本比率も伸びてる感じで有利子負債<現金くらいでもあり状態はいいように見えます。

 

CF

目先営業CFはマイナスだけど売上債権の影響。固定資産ないので投資はあまりいらないですね。となるとだいたいFCFでることになりそうですね。いや目先は売上債権でマイナスですが。

で、株式発行もあり現状現金積んでますね。目先1Qは手形とかソフトウェア仮勘定などに変わったようですね。

まだ還元する気はなさそう。上場したてですしね。

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足であげてさげ
月足であげのようなレンジのような
確認。

評価・売買判断

アルチザネットワークス

テクニカル的には、まず2014年に急騰があり233とかから2177まで。以降は2016年初で483とかまでいったのちにおおよそ上昇トレンド。2021年2160まで。そこからは下落に来てますね。目先はコロナ安値1036に迫ってます。

長期上昇ですが2014年の高値は破れず跳ね返されてるのと目下はとてもきれいな下落をみてるのでそのあたりをどう見るかですね。コロナ安値1036を底にみて逆張りはありかもしれませんね。


ファンダ的には、通信機器のテスト機器とかテスト関連施設の運営とかようするに通信テスト。5Gの普及で盛り上がってる感は。ここ数年はそれで好調感あり目先も好調。

ただそういうことなければ赤字連発なところはありそうというか過去はありました。なのでどこかで後退があるとはみておくべきか。

ファブレスもあり投資などはあまり必要もなく、目先は好調で営業CFも入り新株予約権行使もありでやたら現金を積んできてます。また借り入れあるけど現状負債全部のダブルスコア以上の現金持ち。なとろでお金どうするんだろうね?感は。あまり還元とかはする感じではなさそうです。

評価。

PBR13のPBR1.6とか。もろ5G関連もあり実際に業績加速してるところもありでこの辺は考慮すべきか。PER13程度は2013年以降はほぼない低水準のようですね。その意味ではこの好調はもう終わりで減益を織り込んでるとも見れる水準はそうですね。

PBRでは2018年以降なら最低辺くらいとはなりそう。もっともそれ以前ならPBR0.5台とかもありそうで、このへんもだから減益して低ROE化するかもしれない・・くらいの警戒は織り込みつつあるとはみなせますね。

まあそうなるかもしれないので、結局はどう考えるかだとは思いますが。

 

池上通信機

放送機器とか。長期に売上衰退で薄利でBPSも伸びてないかな?というところ。またFCFは細く毎年の配当もペイできなさそうな水準。ただ財務はいうほど悪くなく借り入れあれどすぐ返せるだけの現金もあるし、負債は減らしてて自己資本比率あたりは向上で。進んでないか進んでるかというと進んでる気も。でもBPS伸ばせてないのでBPS伸ばせるほうが進んでると言える中での進んでるかもしれない程度。

評価。

PBR0.3。絶対的に極めて低評価だし池上通信機としても底辺の方みたいではあるよーですね。市場の見方が変わることを信じていくのも手かもしれないとは思いますけどね。自分はもってても見込めそうなリターンは正直配当くらいだけかな?って思うところでそうなるとやっぱり7%程度以上はみたいよねって思うのわたしかもめとしてはまだディスカウントが足りないとはいいたくなるやつ。あくまでかもめがって話ですけど。

 

ベイシス

通信工事とかIOT機器の設置とかそれらの保守。ミライトとかと似た感じに見えるも収益性など一枚二枚上で目先は高成長もみせていて、現状高収益&高成長企業とみるしかないという感じではあります。ほぼ固定資産など持たず流動よりの資産あるいはソフトであまり投資の必要もなさそうで、好調ならFCFに余裕がでそうなタイプには。というか現状お金を積んで財務改善に向かってきてます。

評価。

PER25とかPBR5とか。上場して高値11510つけてそこからおよそ三分の一で上場株価わって上場ゴール感でてますが、現状の収益性を維持しながら成長性維持なら高くは見えないってのはありますが、このての工事保守系の会社はのきなみもっと低収益で低成長だしミライトとかそのあたりの同業っぽいところはPER10近辺なので、だから現在の高収益性を維持できるか?になるのかなあと思います。

現状は順調ではありますね。PER15とかならとは思ったりますが。まあわかりません。

 

神田通信機

通信工事感あるけど、おおよそ停滞蓄財って感じですが、2016年に大幅増収「当連結会計年度より日神電子株式会社を連結子会社とし、連結財務諸表を作成」ってことで連結効果。

2016年以降は普通に停滞蓄財で黒字安定でBPSくらいはのばしてます。2016ねん以前は赤字も多くBPSも増えてる感じでもないので子会社化は正解となりそう。

で原価率販管費もじわじわ下がり利益率も向上傾向ですね。

ただ過去最高の利益率を叩いた2021年もROE7%台なので基本的には低ROEで別に高収益ってわけでもないとは。

資産も長期に地味な資産増でCFは赤字もまじるけどまあFCFでてて現金も積んでる感じなのでいろいろ見ててもやっぱり停滞蓄財ですね。2Qで減収減益ですが4Q偏重感もあるのでいまからどうというかんじでも。

評価はいかにもって感じるPBR0.6ほど。というか2017年以降ではPBR0.4-PBR0.8って感じなのでいかにもニュートラルか、これでもわりと高めかもくらい。

あまりあえて選ぶ理由もなかなかない気はしますがクオカード優待とかあるので余裕がある優待族さんとかなら単元とかはいいかもですね。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

とくにないぞ。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

銘柄スカウターで銘柄比較表