大河の一滴

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(8350)みちのく銀行/日記(比)

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投資関連で日々比較や分析したり、思ったこと感じたことを書いていく日記です。 あくまでもあとから見なおして俺って馬鹿じゃんと問題認知確認するためにやりましょうという課題ですので、ここに書いてあることを真に受けて損しても知りません。 今日は比較。業績データはだいたい銘柄スカウターさん。株価・指標データは株プラスさんで財務は最新通期実績。またIRBankさんも見ながら記事を作ってます。

比較銘柄

みちのく銀行とその他

株価

791円(人々は、いいところなしに敗走を”ずっと”続けている。)

各企業の数字と比較しての感想

コード 8350 8560 8559 9376
企業名 みちのく銀行 宮崎太陽銀行 豊和銀行 ユーラシア旅行社
市場 東証一部 福証 福証 JQS
業種 銀行 銀行 銀行 サービス
時価総額(億) 143.5 50.7 38.3 16.1
株価 791 948 645 435
決算期 2021/03 2022/03予 2021/03 2021/09
予想売上(億) 418.8 130.0 99.8 2.2
予想営業利益(億) 22.2 11.0 8.0 (5.1)
営業利益率 5.29% 8.46% 8.05% -225.45%
予想純利益(億) 19.4 7.0 10.0 (1.2)
売上成長率(年複利/期間) -1.5%/14年 -1.8%/15年 -2.3%/14年 -23.4%/14年
EPS成長率(年複利/期間) -4.5%/14年 -2.8%/15年 #NUM! #NUM!
BPS成長率(年複利/期間) -0.1%/13年 3.4%/14年 5.5%/13年 -0.3%/13年
PER 5.59 7.16 5.21 -12.94
PBR 0.16 0.1 0.68 0.87
ROE 2.9% 1.4% 13.1% -6.7%
ROA 0.1% 0.1% 0.2% -5.9%
配当利回り 3.16 5.27 1.55 0
配当性向 17.7% 37.8% 8.1% #VALUE!
総資産(億) 23604.9 8312.2 6336.5 21.0
自己資本(億) 881.2 482.3 319.0 18.5
自己資本比率(%) 3.7 5.8 5 88.2
一言感想 停滞 停滞 微蓄財 業績壊滅

 今週は比較。配当優待利回りが高そうなリスト(非公開)を眺めて上位から気になったものをチョイスして比較します。比較の会社と数字は上記の通り。各データは2021年12月22日取得。みちのく銀行。地銀。比較に地銀の低PBRと高PBR。ゲストにみちのくといえば一人旅なので旅代表ユーラシア旅行社。

ちなみに銀行は営業利益ないので変わりに便宜的に経常収益を入れてます。

みちのく銀行

業績

地銀。銘柄スカウターに企業概要に書いてる量がすくないのが地銀って感じ。

ここまで少ないのはめずらしい。

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業績に関しても言うこともあまりない。

長期にのびるというよりは後退している経常収益。経常利益でだいたい黒字もたまに大きめの赤。純利益も同様。低ROEで張り付きで極めて低いROA

BPSもちょっと増えたり減ったりで一進一退でたまの赤字で結構後退などで長期にBPSも純資産も増えてる感じでもなく総じて現状維持でいっぱいかな感。

現状維持でいっぱいいっぱいで長期に価値向上をなせてない地方銀行

って感じです。

なところで優待がカタログギフトで額面評価で配当優待利回り6.95%あるのでこれをどう考えるかくらいじゃないでしょうか。いやほんとに。

と、おもったら目先青森銀行との経営統合するようですね。ざっとみて青森銀行もそんな差はなさそうですが、長期に純資産BPSくらいは増えてそうでいくらかマシに見えるところでちょっと朗報かも。とはいえ統合の詳細はなんかこれからっぽいですし現状わかることは少なさそうですが、良い展開もあるかもだし1単元位持つのもいいかもしれない。

2Q?はそこそこ好調のようです。とはいえ大きなこれまでの傾向が変わったとは読み取りづらいですが。

統合がどうなるかですかね?

 

財務

ゆるく総資産増。前期末資産2.3兆で貸し出しが1.7兆でだいたい貸出金が本体ですね。貸し出し金は増える傾向のようです。

負債は2.1兆が預り金でこれも増える傾向ですがほぼ負債も預金ですね。

というわけで雀の涙の利子で預金を集め雀の涙で貸し出しをするようなかんじでしょうか。

一応預金と貸し出し増えてそうでその点は堅調にはなるけど、かなり薄利だしレバレッジも効いてるのでちょっとバランス崩れるとそこそこ赤字になるみたいなところは。

ちな青森は総資産3.7兆で貸し出し小さめ1.8兆現金多め8800億。

預り金も2.7兆とかで資産に占める貸し出し預金比率は低めだね。自己資本比率なら似たりよったり。いずれもゆるく伸びる傾向。

 

CF

銀行のCFはよくわからない。ただ長期に現金伸びてるのでいうほど資金繰りは悪くないようには。配当は利益並。青森も近い感じでしょうか。

 

宮崎太陽銀行

業績

これも銘柄スカウターの説明が短い。企業開示姿勢の表れでもあると思うんだよね。

多くの業績傾向はみちのく銀行と近いものが。長期にBPSも伸ばせてない現状維持でいっぱいの地方銀行

2Qは上方とか来てるけど株式売却益とかみたいだし、長期の傾向をかえるような感じでもなく業績後退傾向に変わらないということでやっぱり現状維持にいっぱいというか維持もできてないにはなりそう。

 

財務

通期で資産8300億とかで、貸出金5200億とかどちらも伸びる傾向。

負債7800億で預金7000億とか。

上のものと傾向一緒ですね。

 

CF

上と傾向一緒。

豊和銀行

業績

ざっとみて地銀で一番PBR高そうなものを選んだのですが。

ここも経常収益が後退傾向なのは変わらずですね。しかし2006〜2007年に大きな赤字をだして大きく資産減に2011年までBPSマイナスなどまで行ったようですが(株探プレミアム参照)以後は順調に伸びている感がありますね。

よくある破綻近くまでいったのが軌道に乗ると伸びしろが大きかったりうまく膿出しできて結構伸びると。

という感じで、ここは業績後退傾向とはいえ現状維持でいっぱいいっぱいでBPSも伸ばせないより上のBPSくらいは伸ばせてるにはなりそう。ROEなども上の水準みたいな。

で、IRBankと銘柄スカウターでは株探とかなり数値が変わってますがこれ優先株ですかね?

こういうのが。

豊和銀行 - Wikipedia

再生への道のりとかある。優先株とかもあるようでこれをサイトによっては計算に入れたりしなかったりするのでそこらの齟齬にはなりそうな。

豊和銀行優先株式の引受け及び処分完了について : 預金保険機構

ここらが気になる人はちょっと突っ込んで調べたほうがいいやも。ここではしません。

2Qで普通に堅調だけど長期の傾向の中って感じ。蓄財じゃないですかね。

 

財務

資産増で自己資本比率改善してますね。

資産6336億で貸し出し4140億とか。

負債6017億の預金5522億とかかくゆるく増えているという感じでしょうか。

BPSも増えてますね。も、近年の増ペースはIRBankの数字で7年2.2%とかなので別にはやくないというかむしろ蓄財にしても駄目な方にはなりそうな。

ただ株探の数字では11.8%でるのでかなり違ってあるいはこのへんは投資妙味になるかもしれない予感はする。だからここでは突っ込みません。ちなみに10年月足で株安傾向。コロナで反転感あるね。

 

CF

銀行のCFは精査しない。現金増えてるね。くらい。

 

 

日足週足月足の値動き判断

日足でさげ
週足でさげ
月足でさげ
確認。

評価・売買判断

みちのく銀行

テクニカル的には、これはひどい。2013というか年足でみて1990年からずっと下落トレンド。年単位でもリバというか陽線があまりなくなかなか長期にここまでやられっぱなしというのも珍しそう。目先というか2013年からもずっと下落ですね。とはいえ2011年の1240の安値からはそれまでよりは下落がゆるやかにはなってるので、極めて低PBRであることも含めて長期の下げも下げ止まり反転の日もいずれ・・みたいな視点はとれるかもしれない。まあ月足以下くらいでもどこからどうみても下落トレンドで逆張りですが。反転の日を夢見るのもいいかもだけど資金管理しながらでしょうね。


ファンダ的には、青森の地銀。総じて現状維持でいっぱいいっぱいという印象。地味に稼いでBPSを積んでも後退したり赤字で長期で賽の河原。

青森銀行と統合予定。詳細はこれから感ありどう転ぶか。青森銀行とのほうが状態いいように見えるけど青森銀行も大きくは現状維持で一杯は近いようには。いくらかよさそうだけどドッコイ感。しっかり青森銀行の方が高PBRで評価されてる。

評価。

PBR0.16と底辺。配当利回り3.16%と優待合わせてそこそこ以上利回りあるも利益連動感あり減配はちらつくはそうだろうと思いこれを信じるのもどうかというところは。

冴えない地銀の文脈はなぞってます。青森だってそうですが、現状維持で一杯は前提としてそれにしても底辺評価なので配当優待もらいながら統合で状態良化を期待しつつ少単元はわりとありかもしれません。あんまりたくさんはどうかと思うけど。PBR0.1とかあるかもしれないしね。

 

宮崎太陽銀行

状態は良くないんですし、現状維持で一杯で長期にBPSなど価値を上げられているか怪しいは上のみちのく青森と一緒ですね。

これがいい点かは意見分かれそうですが総資産は伸びて預金も貸し出しも増えてはいますね。いい点かはさておき。

評価。

PBR0.1とか。配当利回り5%超えですね。優待はないようです。

さすがに低評価とは思うんです。PBR0.1はなかなか見れない。歴史的にも低い水準。

ただ現状維持で一杯で他の投資家がPBRを上げないのならリターンは配当利回り5%前後のリターンとはなりますね。理論的には。

他の投資家があげてくれるならいい選択にはなりますが、そうでないともっといいのもあるよね?とはなりそう。なので考え方というか手法次第じゃないですかね。

さすがに低評価だと思うので選択肢にはなると思いますが。倍のPBR0.2とかになっても十分低評価ですしね。

 

豊和銀行

大分県の地銀。かつて経営危機で再生した経緯。それもあるのか伸びしろがあるのか膿出しに成功したのか一応業績は冴えないながらBPSくらいは伸ばせてます。

サイトによってBPSなどの算出がちがくこれは再生した企業などにもあるやつで、優先株みたいなものがありそうでそのへんで算出が違ってきそうで気になる人はちゃんと調べたほうがいいかもなところは。

総じて今回の地銀の中では状態がいいというか、BPSくらいは伸ばせてますねにはなるので状態はいいとなりそう。でも業績は後退だしBPSの伸びもいいとなるか微妙(計算の仕方ではなかなか良いにもなる)なのでやっぱり微妙か。

評価。

PBR0.7ほどで地銀としては傑出。ただ絶対的には凡庸ですね。しかしBPSくらい伸ばせるのならここくらいまではつけるかもしれないという一つのサンプルで、BPSでも伸ばせるか伸ばせないかでPBR0.1かPBR0.7かを分けるみたいな事例として記憶しておくのがいいのではないか?とは思ったりします。

投資するならだから各種サイトの計算違いの部分を解決した方がいい気はします。まあ少量ならいいかなってところもありますが。

あとはそうじてやっぱり地銀冴えないですねって感想。

 

ユーラシア旅行社

業績低下傾向で2014年以降は純赤字もちらちらで資産減ってきて2021年9月期で売上が消し飛んでますね。コロナですね。

新型コロナウイルスの世界での感染拡大の影響から一年を通じて海外旅行の催行困難な環境下にありました。国内旅行では、第1四半期連結会計期間(10月から12月)において政府のGoToトラベルキャンペーンにより一時的に活況を呈しましたが、その後は再度の緊急事態宣言の発令等により連結会計年度末まで厳しい状況に終始しました。その結果、当連結会計年度の営業収益は224百万円(前期比9.6%)」

前年比9.6%はつまり売上10分の1以下です。2019年比でいうと3.9%とかになってますね。リーマンとかでもここまでひどいの見たことないかも。

ただ資産は意外に耐えていて目先通期で資産20.9億は現金16億の有価証券2億とかでほぼ資産水物で負債は2.4億とかの自己資本比率88%とかで有利子負債とかもなくで財務的にはほぼリスクとってないですというか、過去から近い調子で過去の財務健全で主な負債は旅行前受金とかなので、これは復活の目もあるいは。まあでもコロナ前から資産源の低迷なんですけどね。

という感じでありえないほど業績は逆風ですがそのわりにはダメージになってないしぶとさはあるけどそもそも低迷みたいなところ。

PBR0.9くらいはなにげにずっとこれくらい。どう考えるかですけど。アフコロとして業績が吹くなら選択肢になるかもとは。吹くならば。だから売上利益がいい意味で爆発するってことならば。

 

参考データリンク

 銘柄スカウター:https://info.monex.co.jp/news/2017/20171026_01.html

 株プラス:https://kabu.plus

 IRBANK:https://irbank.net/

その時の感情気持ち(個人的な独断で考えたことも加えてみる)

出先なんだな。これが。

それくらい。

 

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記事補足してます。

用語解説(日記比較編)

この記事の表とデータは以下のツールで作成しました。

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